最後にはやはりこの人を語らずして終われないでしょう。島袋寛子。とにかく忙殺的なSPEEDの活動に終止符を打ったのは彼女だったはずです。今井絵理子とは対称的に、「監督!私はもうこれ以上走れません!」みたいな状態だったんでしょうね。

そこそこ休養してからhiroとしてソロ活動を再開させたわけですが、ソロ第一弾「AS TIME GOES BY」はものすごいヒットとなりました。同曲を含むソロ第一弾アルバム「BRILLIANT」も好評で、確かに内容的にもとても良いのです。

それは伊秩オンリープロデュースでなかったことが成功の秘密だったと言えます。(こういう所にAVEXのしたたかさを感じるのですが。)こうしてアーティストとしてhiroは順風満帆に出発したわけですが、音楽業界の航海にはやはり困難な時がどうしても訪れます。ただ、確かなことは、hiroはソロになってから格段に歌がうまくなっています。彼女の努力はもちろんですが、天性の才能があることも事実です。

現在、アーティストとしての行き詰まり感を払拭すべく20歳を記念にジャズのスタンダードに挑戦するということで、話題を集めようとしています。残念ですが、これはhiroの本心ではなく、AVEXの戦略の一つと考えるのが妥当です。裏返すとhiroは今、ここがAVEXのアーティストとしての踏ん張りどころというわけです。で、ここで最後のギター侍に。「アンタ、ジャズに挑戦とか言ってますけど、本当はジャズにそんなに興味がないのバレバレですから!残念!」でも努力は認めます。全部英詩ですしね。佐藤竹善氏がカバーした難易度の高い曲「SPAIN」もちゃんと歌えてますし。(こんな難しいのもちゃんと歌えますよ、的な気もしますが。)

でもね、本当のジャズシンガーっていうのはそういうことじゃないんだよねー。綾戸智絵姉さんや阿川泰子さんのスタンダード聞けばわかります。歌の練習はすごくしたけど、いろんなジャズ歌手の歌っているのをあまり聞いてないような気がするんだけどなぁ・・・

というわけで、スピード関連は終わりです。私の感想は、「人生いろいろ。」(小泉純ちゃん?)ただ、あんたたちはまだ若いんだから。人生まだまだこれからです。

最後に、音楽で成功をするということはSPEEDみたく売れるということと決してイコールでないことを知って欲しいですね。

(昨夜のエンタの神様、レギュラーが最高に面白かった。ってここまでギター侍使ってた自分に、切腹!

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