10月最初のアーティストはこの人に決めてました。で、今日ばっちり試聴(っていうか全部聞いた)しました。実は、この文章はしばらく経ってから過去日記で再編集しています。それは、正直いうと、このCDはちょっと残念だったからです。というか結構、失望したかも。というわけで、CDレビューにはならず、ただの感想文として書きます。

試聴コーナーで最初にタイトルを見て、わかったのは「木蘭の涙」だけでした。「そっかぁ、まだまだ自分も知らない曲があるんだなー、さすが竹善さんだな。」と思いながら、「木蘭の涙」聴きました。問題は次です。「トーキョー・シティー・セレナーデ」あれ?洋楽?いやいや、聴いたことあるなー、(歌いだしてから)っていうか、これって、クリストファークロス「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」やん!これはかなりショックだった。歌詞でもちゃんと「Tokyo」と変えてあるし。おかげで、あとの2曲はあんまり覚えてない・・・

で、私のいいたいことを書きます。公式HPでのご本人のメッセージ(9/21)、自分のカバー曲への考え方なんかも読んだ上で、言わせてもらうと、「今回のCDについては、こんな風に曲名(タイトル)だけは絶対に変えたらあかんと思います。」たとえば、ライブのパフォーマンス中とかなら問題ないです。むしろ大歓迎なくらい。でもシングルCDとしてこういう形で出すのは問題があると思います。

また、メッセージの中のクラブシーンでのくだりを読んだ時、以前日本でも議論になったアンダーグランド系のミュージックシーンにおける、いわゆる「クラブDJのサンプリング問題」を思い出しました。このことも踏まえて、その点では竹善さんと全く同じ意見です。ガンガンと違う感性で新しいもの作ればいいと思っていました。

ただ、幸か不幸か「アンダー」だったのでCD化にいたる例は少なく、なってもインディーズ。メジャーで発売になったもので、私の記憶にあるのは、key of life「ASAYAKEの中で」というCDがありますが、ちゃんと別の曲名になっています。

それは、サウンド面でだいぶ違うから、曲名が違うんだというのなら、サウンド面でほぼ忠実に同じもの(カバー)なのに曲名が違う方がよっぽどおかしいとは思いませんか?ちょっと東京に変えただけやん、硬いこというな!っていう意見もあると思いますが、誤解のないように。タイトル変えるのはぜんぜん結構ですが、曲が同じでタイトルを変えたものをCDとして発売することは私は反対です。遊び心は大いに歓迎ですが、遊び方を間違えられては困ります。「ニューヨーク・シティー・セレナーデ (New Tokyo version)」とかいうタイトルにすべきだったんじゃないのかな。「ドラマのタイアップ的には困ります」なんていわれたらもう最低だ。

それにクリストファークロスのファンの人達なんかどう思うのかな?っていうのもありますけど、私はこの曲くらいしかしらないヤツなのでこれには意見することができません。

最後に、近日発売の「CORNERSTONES 3」には、同じような曲が含まれていないことを願います。

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