竹善さん関係でもう1つ。?素直になれなくて / 原曲:シカゴがありますので、シカゴについていきましょうか。まず、この曲の洋題はHard To Say I’m Sorryです。よくあるオムニバスの洋楽バラードCDとかでは、かなりの確率で登場するスタンダードナンバーですね。それと、シカゴというバンドのアルバムは実にわかりやすい。「Chicago ○」の○に数字が入るのですが、それで○枚目のアルバムということになります。RPGのファイナルファンタジーと同じ方式ですね。(笑)CDという形態で存在するのは何時からかわかりません。再販の場合もあるし。

私がリアルタイムでよく聴いていたのは17〜19くらいです。で、この間にシカゴというバンドに大きな転機があったのです。看板ボーカリストのピーター・セテラが17を最後に脱退します。新ボーカリストを迎えての18、19では賛否両論ですが、中には酷評する人も。でも、私は、これまで長く続いた、ピーター・セテラデビッド・フォスターというお決まりのパターンから、サウンド面から根本的に生まれ変わるいい転機であったと思っています。19に至っては、Look Awayが堂堂の全米No.1ソングになっています。他もヒット曲多数で19はセールス的には大成功でした。

じゃあ19の方がいいのかっていうと、そうでもない。私は迷わず18の方をオススメします。確かに19ほど売れませんでしたが、「素直になれなくて」クラスの名曲があるからです。それはWill You Still Love Me?です。全員ボーカルともいえるコーラスに圧倒され、鳥肌ものです。シングルではないもののIf She Would Have Been Faithfulもかなりきてます。それと彼らの70年代の名曲「25 OR 6 TO 4」(邦題:長い夜)がリメイクで聴けるのもポイント。

それで、話は戻りますが、Hard To Say I’m Sorry(素直になれなくて)については、上記の理由で2パターン存在しているんです。ピーター・セテラがオリジナルですが、脱退後のメンバーによるバージョンもあり、ラブソングを集めたオムニバスで入っている場合だと、聴かないとどっちかわかりません。シカゴのベストアルバムでも見分けるのは、わりと困難。曲は同じですから、あとはお好み次第ですね。

ちなみにシカゴというバンドは昨年で30周年を迎えています。アメリカではこんな息の長いアーティストも別にめずらしくありません。日本だとサザンぐらいでしょうか?まぁ、長ければいいってものでもありませんが・・・

プチ・トリビアを1つ。ピーター・セテラのシカゴ脱退後のソロアルバムからヒットしたGlory Of Loveという曲もわりと有名ですが、映画「ベスト・キッド2」のエンディングテーマであることは知ってる人少ないかも?(何へぇ〜くらい?)若い子は映画「ベスト・キッド」を知らないか。2以降はつまらないけど、最初のヤツだけオススメです。


試聴サイト情報(追加)
?Chicago 18
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1100114&;;;
?Chicago 19
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1100208&;;;
?Greatest Hits Vol. 3: 1982-89 激!オススメ!
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1100351&;;;

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