いやぁ〜毎日暑いですね。都会の街中を歩くと、アスファルトの照り返しもあって蒸しかえるような熱気です。都会の中心部だと、どうしてもクーラーのある場所に留まりがちですが、緑のある木陰とか、川辺の歩道なんかはもちろん、大きなビルの間の路地なんかだと意外と心地のよい風が吹いたりすることがあります。冷房ではない自然のそよ風って、案外気持ちのいいものなんです。私は街中で休む時は、店などに入らずにできるだけそういう場所を探すようにしています。そんな時によく聴くのが、このCDです。私の所蔵CDの中でもベスト10に入るお気に入りです。

White Russian / Viktoria Tolstoy
01.Solitary
02.Venus & Mars
03.My Garden
04.I Do Care
05.Holy Water
06.Wonderful Life
07.Invisible Changes
08.High-Heels
09.For Your Love
10.Casablanca
11.Spring
12.My Funny Valentine
13.Solitary

北欧スウェーデンの歌手、ビクトリア・トルストイ。彼女が本格的なジャズシンガーとして活動し始めるきっかけとなった、このホワイト・ラシアンは名門ブルーノートからのリリースですが、生粋のジャズではなく、北欧ポップスの心地いい部分とをうまくブレンドしたクールなサウンドになっています。03.My Garden05.Holy Waterなどがそれにあたる曲で、透明感があっても細くない彼女の歌声とで良質な音楽になってます。一方で、アップテンポなスィングジャズの07.Invisible Changes、セクシーな表情をみせる、09.For Your Loveなど、どれをとっても魅力的なナンバーが揃っています。

スタンダードは、シークレットトラックとなっているライブ音源の12.My Funny Valentineのみ。ほとんどの曲は彼女自身が曲作りから手がけているので、ボーカリストだけでなく、多彩な才能の持ち主のようです。97年の作品で日本盤は廃盤だと思います。昨年末にCDショップのワゴンセールに埋もれていたのを発見しました。(980円だった!)ジャズのコーナーで店頭に置いてあることもありますので、探してみてください。これ以降のアルバムは、また雰囲気がだいぶ異なりますので、彼女のCDを選ぶ時は注意が必要です。(これが傑作です。)

※試聴サイト(amazon.com)
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B00002546G/

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20040929.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050206.html

※プチトリビア
彼女はなんと、あの文豪トルストイの末裔だそうです。

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