さて、音楽旅人の2年目の最初にレビューするのは、私の人生の中で欠かせない作品である、カシオペアの2ndアルバムでスーパーフライトです。カシオペアというバンドに出会ったのが中学生の時で、カシオペアで初めて買ったレコード(LP盤)が、JIVE JIVEでした。もちろんお年玉貯金で。(笑)レコードは針を落とすと消耗するので、カセットに録音して100回以上聴きます。もしかしたら、レコードは10回も針を落としていないような気がする。今の若い子には想像できないと思いますが。(苦笑)

SUPER FLIGHT / CASIOPEA
1. Take Me
2. Flying
3. Dune
4. Asayake
5. I Love New York
6. Sailing Alone
7. Olion
8. Magic Ray
9. Mighty Mouse

大学生の時に、1. Take Me4. Asayakeにオリジナルバージョンがあることを知って、このアルバムを聴いたんですが、2回目の衝撃(セカンドインパクト)を受けましたね。(そして79年の作品!)この作品は、全曲を通じてジャケット写真のイメージのような、夜間飛行を連想させる内容になっています。オープニングの1. Take Meは、まさに今からナイトフライトが始まるかのような美しい旋律が印象的。広大な砂丘のイメージをギターで表現した3. Duneは隠れた名曲。彼らの代表曲である4. Asayakeもこちらがオリジナル。以降も気球がいろんな局面に遭遇しながらも、9. Mighty Mouseでゆっくりと着地するような流れです。

基本的にボーカルがないフュージョンなので、ダメな人はダメなようですが、ボーカルがないので、目を閉じて聴いていると耳から視覚的なイメージが浮かび上がってくるという数少ない作品だと思います。高校の頃は演奏の巧みさなどがカシオペアの魅力だと思っていましたが、大学生になってから、このアルバムに出会って、音楽には技術の上にある何かが存在するんだなって思いました。

そういえば、当時付き合ってた彼女にこれを同じテープに録音してプレゼントしたっけ。ちゃんとラッピングして、カセットのラベルも入れ替えて。うーん、淡い想い出・・・ でも、今考えるとフュージョンとか全く知らない子にあげるにはあまりにもマニアックだったのではないかな?特に話もなかったしな。まぁ、そんなかわいらしい時期もあったということで。(苦笑)

※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20038069

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20041221.html

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