今日は久しぶりにPVレビューです。そういえばすっかり忘れてたなぁ。(苦笑)今回紹介するのは、ホイットニー・ヒューストンの名曲で、Saving All My Love For YouのPVです。これはなかなか見れないけど、なんとこの廉価盤のDVD(1,500円)に収録されています。(びみょーに似てるジャケットのイラストにも注目!)興味がある人は購入してみてもいいのでは?それでは、初期のホイットニーが演じたショートストーリー(PV)の始まりです。

01.(イントロ部分)仲間と談笑するホイットニー(以下、彼女。)が2階からのある女性の視線に気づき、その女性と視線をあわせると少し寂しげな表情に・・・そこから小さな恋の物語が巻き戻される。

02.とある小さなレコーディングスタジオにて。彼女が静かにスタジオの中で、マイクの前に立ち歌い始める。(ボーカルスタート)

03.歌と共に彼女の回想シーン。あるプロデューサーの男性(以下、彼)との和やかな打ち合わせ風景や、スタジオのガラス越しにそっと彼を見つめている様子などが写る。(ある女性歌手がプロデューサーに密かに想いをよせているという設定がわかる。)

04.彼を含むスタッフたちとの楽しいランチの際に、彼は窓越しにカフェの外に一台の車が止まったのを見て、急に席を外す。仲間との談笑の途中にさりげなく、彼に視線を移す彼女。姿は見えないが、車の中の誰かと口論になっている様子を見てしまう。

05.後日のスタジオでの歌入れ作業の時にも、険しい表情で電話で話す彼を見かねて、スタジオからそっと出ていく彼女。

06.別の日の歌入れ時。冗談めかしくサビの部分のSaving All My Love For YouのYouの時に、ガラス越しに彼を指さす彼女。やさしい笑顔で微笑みを返す彼。仕事ながらも楽しかったひととき。

07.また別の日。スタジオの片隅に腰掛けて、うつむき加減で何かを待っている彼女。一方、彼は別の場所でとあるオフィスに入る。仕事に追われているを遠くから見つめていると、妻が彼に気づくも、今はそれどころではないというジェスチャー。首をかしげながらも、外に出て行く。

08.まだ、スタジオに独りで座っていた彼女の元へ、彼を含む男性スタッフが数名入ってきて新しい楽譜を渡される。彼は彼女のために用意した軽食とドリンクを渡す。思わず笑顔がこぼれる彼女に一同も笑顔があふれる。

09.(最後のサビ部分)再び02.の歌入れ時。彼を含むスタッフも真剣な表情で彼女の歌を見守っている。(どうやら、今日がレコーディングの最終日のよう。)

10.レコーディングが無事に終わっての打ち上げパーティー。正装の彼女と彼とスタッフたちが、1階のテーブル席に移動。ご機嫌な様子の彼女を彼がエスコート。各スタッフも着席した時に、ふと2階に白いスーツの女性が現れ、こちらに視線を向ける。振り返る彼女。(ここで再び01.のシーン)同じくそちらを振り返る彼は、彼女に一言かけて急ぐように退席する。曇った表情をすぐに振り払い、スタッフと談笑を始める彼女。(ここで彼女は初めて彼の妻を見たことになる。)

11.(ラストのサビ)再び別の日のスタジオ。既にもう機材もマイクも片付けてあるスタジオから、彼女が歌いながら独りで静かに出口へと歩いていく。(この間に彼と過ごした頃の想い出がフラッシュバックする。)出口付近のスイッチでスタジオのライトを切って、その場を後にする。

12.その頃、彼とその妻はお互いのすれ違いを解消できたようで、静かに抱き合う。同じ夜に彼女は独りで、夜の明かりの中を静かに歩いて行く。小さくリズムを取りながら、まっすぐと歩む後ろ姿にもう悲しみはない様子。(完)

※追記
このSaving All My Love For Youはジャズでもスタンダードとして歌われるほど有名な曲なのですが、邦題が「すべてをあなたに」となっています。これは大きな間違いで、「あなたへの全ての想いを(私の心に)留めておくわ」が正解。でも、上記のPVの物語がそのまま歌詞になっているわけでもありませんが、家庭のある男性を好きになったという部分は同じです。私が高校時代に出会った忘れられない名曲です。1曲についてここまで掘り下げるのもたまにはいいかな?

※Saving All My Love For You PV (YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=ewxmv2tyeRs

※関連過去記事(Whitny Houston)
http://diarynote.jp/d/57127/20050204.html

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