最近になって、やたら10代に聴いていたハードロックを聴いています。特に大学生の頃はこういうものばかり一日中聴いてましたね。バリバリのハードロックで、少々マニアックなので、オススメはしませんが、こういうのが好きな人もいるということで。(笑)ホワイトスネイクから脱退した疾風のギタリスト、ジョン・サイクスが結成したトリオバンド、ブルー・マーダーです。ジャケットのイメージからもわかるように、バンド名の由来は「海賊」です。そして、CDの中はもう暴風雨警報です。(笑)

Blue Murder
01. Riot
02. Sex Child
03. Valley Of The Kings
04. Jelly Roll
05. Blue Murder
06. Out Of Love
07. Billy
08. Ptolemy
09. Black Hearted Woman

前評判として、ジョンがいかに歌唱力があるとはいえ、バンドのメインボーカルが勤まるのか?ということがささやかれましたが、多くの人が開けてビックリの大胆かつ豪快に歌っています。もちろんサウンドがまた豪快で、ボディーブローのような重低音が体内の血液温度を上げてくれます。これはホワイトスネイクにはなかった感覚だといえるでしょう。(その分マニア志向)

聴き所も満載で、荒れ狂うサイクスのギターが中盤の静寂を打ち破る構成が印象的な02. Sex Childや、小刻みなリズムで川を下り、後半で大海原へ抜けていくような展開を見せる、04. Jelly Rollなどは、彼独自のプログレッシヴな感性がよく伝わる名曲。一転して、静かな夜の波に似たバラードの06. Out Of Love。次に疾走感のあふれるナンバーの07. Billyと、さらに加速度を増して突き抜けて行く、09. Black Hearted Womanと、完璧な内容です。

思わず自分の好きなCDは熱くなってしまいます。ただ、作品が古い(89年)のと、重低音を重視した録音なので一般的には受けないかと・・・(音がクリアでなく、曇ったように聴こえます。もちろんワザとなのですが。)ボン・ジョヴィとかに飽きた人や、ちょっと骨太なハードロックに興味のある人には自信を持ってオススメできます。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000551780

※関連過去記事(WHITESNAKE)
http://diarynote.jp/d/57127/20041122.html

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