ハードロックが歳をとったらどうなるの?
2005年10月31日 音楽
一昨日からハードロックを取り上げていますが、ここでちょっとみなさんに考えて見て欲しいんです。若い頃から音楽をやっている人もいつか必ず歳をとります。そこで、演奏でなく特にボ−カリストについて、ジャズとかソウルとかだと音楽もいい意味で歳をとって、若い時には出せない大人の魅力が加味されたものへ変化(円熟?)していく訳です。それではハードロック(ヘビーメタル)はどうなるのか?という疑問が沸いてくるはず。例えば近年に復活したQUEENのボーカルを務めることになった、元FREEのボーカリストポール・ロジャースとか、メタルだとJUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードもバリバリの現役でやってます。どちらも年齢を全く感じさせないで、多くの人を今も魅了し続けています。でも、ここで私が言いたいことは、ある種のパワーを原動力とするハードロックが大人の音楽として円熟するということはあるのか?ということ。そんなことを考えて見た時に、このCDを聴くと不思議とその答えに近づいたような気がします。
元THE BABYSのボーカリスト、ジョン・ウェイトの音楽活動の軌跡をまとめたコレクションアルバムです。彼は90年前後にはBAD ENGLISHというバンド(実質的にはJOURNEYの生まれ変わり)に加わり、後に再びソロ活動という経歴を持っています。時間的には後ろから再生していくと、彼のボーカルがいわゆる先の円熟していく様子がわかると思います。
2回目のバンド経験となる、BAD ENGLISH在籍時のナンバーが一番のヒットとなりました。05.When I See You Smileは、後に日本でリーバイスのCMに使用され、続く06.Price of Loveは全米チャート上位にランクインした珠玉のバラードで、彼の独特の哀愁感を漂わせています。(これは若い者には出来ない。)ところが、このスーパーバンドの寿命が意外にも短く、2ndを出して解散。再びソロ活動となり、バラードの02.In Dreamsが映画で使われ、ますます渋さを増した歌と音楽になっていきます。
結果的には、バラード曲でのみ成功しているようにも見えますが、ソロ活動でもゲストボーカルを含めて、精力的なライブ活動を行っていたので、ロック歌手としての認知度はかなり高く有名です。私も好きなロック歌手を聞かれたら、彼の名前は必ず口にすると思います。今回はハードロックに興味がない人にも薦められますし、そういうジャンルにこだわらない方にも、ぜひオススメしたいです。(バラード曲はこの季節にピッタリです。)
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/151603
※プチ・トリビア
日本のフュージョンバンド、カシオペアのアルバム「SUN SUN」にもゲストボーカルとして招かれて歌ってます。(当時はぜんぜん知らない人だったけどね〜)
Falling Backwards - Complete John Waite,Volume 1
01.How Did I Get by Without You
02.In Dreams
03.Downtown
04.Straight to Your Heart(BAD ENGLISH)
05.When I See You Smile(BAD ENGLISH)
06.Price of Love(BAD ENGLISH)
07.Act of Love
08.If Anybody Had a Heart
09.Encircled
10.Missing You
11.Change
12.Back on My Feet Again (The Babys)
13.Midnight Rendezvous(The Babys)
14.Head First(The Babys)
15.Broken Heart (The Babys)
16.Isn’t It Time (The Babys)
17.If You’ve Got the Time (The Babys)
元THE BABYSのボーカリスト、ジョン・ウェイトの音楽活動の軌跡をまとめたコレクションアルバムです。彼は90年前後にはBAD ENGLISHというバンド(実質的にはJOURNEYの生まれ変わり)に加わり、後に再びソロ活動という経歴を持っています。時間的には後ろから再生していくと、彼のボーカルがいわゆる先の円熟していく様子がわかると思います。
2回目のバンド経験となる、BAD ENGLISH在籍時のナンバーが一番のヒットとなりました。05.When I See You Smileは、後に日本でリーバイスのCMに使用され、続く06.Price of Loveは全米チャート上位にランクインした珠玉のバラードで、彼の独特の哀愁感を漂わせています。(これは若い者には出来ない。)ところが、このスーパーバンドの寿命が意外にも短く、2ndを出して解散。再びソロ活動となり、バラードの02.In Dreamsが映画で使われ、ますます渋さを増した歌と音楽になっていきます。
結果的には、バラード曲でのみ成功しているようにも見えますが、ソロ活動でもゲストボーカルを含めて、精力的なライブ活動を行っていたので、ロック歌手としての認知度はかなり高く有名です。私も好きなロック歌手を聞かれたら、彼の名前は必ず口にすると思います。今回はハードロックに興味がない人にも薦められますし、そういうジャンルにこだわらない方にも、ぜひオススメしたいです。(バラード曲はこの季節にピッタリです。)
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/151603
※プチ・トリビア
日本のフュージョンバンド、カシオペアのアルバム「SUN SUN」にもゲストボーカルとして招かれて歌ってます。(当時はぜんぜん知らない人だったけどね〜)
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