「ハードロック」を超越してしまったハードロック?
2006年4月16日 CDレビュー
今日は私の音楽の旅の中で、忘れることの出来ない名盤をご紹介。アメリカンハードロックの大御所、ヴァン・ヘイレンの88年にリリースされたアルバム、OU812(オー・ユー・エイト・ワン・トゥ)です。この頃の私はハードロックばっかり聴いていたんですが、多くのバンドはカリスマボーカルがいるか、スーパーギタリストがいるか、両方が喧嘩しながらやってるかというのが多かったんです。「ハードロックに協調性なんかあったら、それはハードロックでなはないのだ!」とさえ思っていたくらい。そんな狭い解釈で音楽を聴いていた私に新しい衝撃を与えてくれました。
ハードロック界ではバンドがメインボーカルを迎えるというスタイルが一般的で、ヴァン・ヘイレンもこの時に擁したヴォーカリストはサミー・ヘイガーでした。(彼では2作目となります。)大ヒットのシングル、02.When It’s Loveでは壮大なスケールと美しいコーラスワークで、全ての音楽ファンにアピールした名曲。当時の来日した際にニュースステーションで披露してくれました。ハードロックとしては異色なポップナンバー06.Feels So Good、ややカントリー風味の07.Finish What Ya Startedと立て続けにヒットとなりました。
この予想外にポップな仕上がりを嫌うファンが多かったのは事実ですが、私は昔はフュージョンを聴いていたこともあって、この全員参加型のサウンド構成は逆にハードロックという枠組みを取り払ってくれたわけです。それでも、03.A.F.U. (Naturally Wired)なんかは従来のスタイルが進化した、「これぞヴァン・ヘイレン!」という疾走感あふれるナンバーとなっています。(特に終盤のベース&ギタープレイは神の領域!)
とにかく一度は聴いてみて欲しい名盤です。彼らの音楽を聴く時は、くれぐれもベスト盤で聴かないようにしましょう。特にお徳用2枚組なんか、ボーカリストがバラバラで、コンセプトもバラバラですから。アルバム単位で聴いて、あなたが好きなヴァン・ヘイレンをチョイスするようにしてください。(ちなみに私はヴァン&サミー派です。>もう最高!)
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1100219
※関連過去記事
*VAN HALLEN
http://diarynote.jp/d/57127/20050305.html
*David Lee Roth
http://diarynote.jp/d/57127/20050711.html
OU812 / Van Halen
01.Mine All Mine
02.When It’s Love
03.A.F.U. (Naturally Wired)
04.Cabo Wabo
05.Source of Infection
06.Feels So Good
07.Finish What Ya Started
08.Black and Blue
09.Sucker in a 3 Piece
10.Apolitical Blues
ハードロック界ではバンドがメインボーカルを迎えるというスタイルが一般的で、ヴァン・ヘイレンもこの時に擁したヴォーカリストはサミー・ヘイガーでした。(彼では2作目となります。)大ヒットのシングル、02.When It’s Loveでは壮大なスケールと美しいコーラスワークで、全ての音楽ファンにアピールした名曲。当時の来日した際にニュースステーションで披露してくれました。ハードロックとしては異色なポップナンバー06.Feels So Good、ややカントリー風味の07.Finish What Ya Startedと立て続けにヒットとなりました。
この予想外にポップな仕上がりを嫌うファンが多かったのは事実ですが、私は昔はフュージョンを聴いていたこともあって、この全員参加型のサウンド構成は逆にハードロックという枠組みを取り払ってくれたわけです。それでも、03.A.F.U. (Naturally Wired)なんかは従来のスタイルが進化した、「これぞヴァン・ヘイレン!」という疾走感あふれるナンバーとなっています。(特に終盤のベース&ギタープレイは神の領域!)
とにかく一度は聴いてみて欲しい名盤です。彼らの音楽を聴く時は、くれぐれもベスト盤で聴かないようにしましょう。特にお徳用2枚組なんか、ボーカリストがバラバラで、コンセプトもバラバラですから。アルバム単位で聴いて、あなたが好きなヴァン・ヘイレンをチョイスするようにしてください。(ちなみに私はヴァン&サミー派です。>もう最高!)
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1100219
※関連過去記事
*VAN HALLEN
http://diarynote.jp/d/57127/20050305.html
*David Lee Roth
http://diarynote.jp/d/57127/20050711.html
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