Do As Infinityの突然の解散劇から1年も満たないのに、伴都美子のソロデビューアルバムがリリースされました。その再出発といえるこのアルバムのタイトルがFAREWELL。この時点ですごく嫌な予感がしてました。それに、どう考えても不自然極まりないドゥアズの終焉から、本人に考える暇も与えずにレコーディングしたと思われるこのアルバム。ここにはもうあの伴ちゃんの輝きはありません。(悲)

farewell / 伴都美子
01.farewell
02.morning glory
03.うらら。
04.Essence
05.horoscope
06.complacence
07.鵺の鳴く夜
08.HOLY PLANET
09.Before Sunset
10.Hold Me...
11.A Dream Is a Wish Your Heart Makes(*)

わりと丁寧に聴きましたが、全体に楽曲は悪くないです。むしろあの短期間でこれだけのアルバムを作ってしまうエイベックスの作曲陣はさすが。伴ちゃんのドゥアズでの活動をある程度考慮した楽曲構成になってるのもわかるんですが、ハッキリいって、今回は本人が乗り気じゃないのがバレバレなんです。ドゥアズ時代の伴ちゃんなら、バラード曲にも力強さみたいなのが根底にあったのに、ここにはそれがなく、03.うらら。のようなポップロックにしても、魔法の言葉の時と比べるとぜんぜん違う。同じ歌手とは思えないくらい。10.Hold Me...でのジャズにチャレンジというのはもうコメントしません。(っていうかなんでジャズなん?)

なんかもう伴ちゃんがかわいそう。今まで育んできた素晴らしいロックボーカリストの資質はこれで絶たれたのかと思うと残念でならないです。ドゥアズのロック化に抵抗のあった人は、これは聴きやすいかもしれませんが。ドゥアズのベスト盤乱発といい、このお茶を濁すようなソロアルバムの発表といい、エイベックスの会社としてのやり方はやはり好きになれません。

※伴都美子 Official Web Site
http://www.avexnet.or.jp/van/

※追記:この出来は本人が一番わかっているのではないかな?そして、「farewell」というタイトルは、「2枚目は無いかも?」という意味・・・っていうのは深読みしすぎかな。いいミュージシャンが集まっているのに、上層部がとにかく商業的というのが私のエイベックスの印象です。

↓さらにエイベックスのことを秘密で

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