ベスト盤だけではわからない「マライア」の魅力
2006年6月21日 CDレビュー
もはや、マライア・キャリーという人の歌を聴いたことの無い人はたぶんいないと思います。でも多くの人がお得なベスト盤を聴いてみて終わりという人も多いのではないでしょうか?そんなベスト盤だけでマライアを語ってしまう前に、ぜひこのCDを聴いてみることをオススメします。ジャケ写はイマイチでも(苦笑)中身はピカイチです。個人的にはマライアの「#1’s」までのアルバムは、デビューアルバムから一枚づつ丁寧に聴くのが一番いいと思います。
先に書いたように、多くの人は彼女のNo.1ヒットシングル曲を集めた「#1’s」を持っている人が多いと思うんですが、これは本人自身もライナーノートで触れているように、「ベストアルバムではない」と言っています。つまり、挨拶代わりの一枚という位置づけなのです。彼女はアルバムの作成にあたっては、アルバム全曲を通じて、プロデューサーと綿密な打ち合わせをして、はっきりとしたコンセプトに基づいて、1枚のCDを完成させる人で、このアルバムでも相棒として選んだウォルター・アファナシエフがこれまでと違った新しいアプローチで、前作以上にレベルアップしています。それでは、No.1にならなかった名曲を取り上げてみましょう。
歌のうまさがよくわかるのは、バラード曲でなく、ミドルナンバーだといわれます。ここでは、02.Underneath the Starsと、09.Melt Awayがそれにあたります。02.Underneath the Starsは、ジャーニーのカバー曲の04.Open Armsとともに、後の2枚組ベスト盤に入れているように、彼女自身もお気に入りのナンバー。それでもやはり彼女の魅力は圧倒的な歌唱力でのバラード曲。07.When I Saw Youでは力強く、10.Foreverではやさしく、対比的に歌い上げているところからも、マライアの力量の深さがよくわかります。
あとは、01.Fantasyが「#’1s」に収録のものとは全く違ってこちらの方がいいです。11.Daydreamのリミックスはハウス界の奇才、Def MixのDavid Moralesが手がけていて、アルバムの中では異色ですが、すんごいコラボになっています。
てなわけで、わずか12曲のアルバムのレビューがこんなに長文になってしまうくらいの名盤なのです。この頃のマライアのアルバムはたまにワゴンに埋もれていることがあるので、救出しておきましょう。
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1089346
※追記:私の中での名曲は09.Melt Awayでした。(こういう曲でマライアはたまらん。独り暮らししてた時だったな〜。繰り返しで死ぬほど聴いたな。)
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20041229.html
Daydream / Mariah Carey
01.Fantasy
02.Underneath the Stars
03.One Sweet Day
04.Open Arms
05.Always Be My Baby
06.I Am Free
07.When I Saw You
08.Long Ago
09.Melt Away
10.Forever
11.Daydream Interlude [Fantasy Sweet Dub Mix]
12.Looking In
先に書いたように、多くの人は彼女のNo.1ヒットシングル曲を集めた「#1’s」を持っている人が多いと思うんですが、これは本人自身もライナーノートで触れているように、「ベストアルバムではない」と言っています。つまり、挨拶代わりの一枚という位置づけなのです。彼女はアルバムの作成にあたっては、アルバム全曲を通じて、プロデューサーと綿密な打ち合わせをして、はっきりとしたコンセプトに基づいて、1枚のCDを完成させる人で、このアルバムでも相棒として選んだウォルター・アファナシエフがこれまでと違った新しいアプローチで、前作以上にレベルアップしています。それでは、No.1にならなかった名曲を取り上げてみましょう。
歌のうまさがよくわかるのは、バラード曲でなく、ミドルナンバーだといわれます。ここでは、02.Underneath the Starsと、09.Melt Awayがそれにあたります。02.Underneath the Starsは、ジャーニーのカバー曲の04.Open Armsとともに、後の2枚組ベスト盤に入れているように、彼女自身もお気に入りのナンバー。それでもやはり彼女の魅力は圧倒的な歌唱力でのバラード曲。07.When I Saw Youでは力強く、10.Foreverではやさしく、対比的に歌い上げているところからも、マライアの力量の深さがよくわかります。
あとは、01.Fantasyが「#’1s」に収録のものとは全く違ってこちらの方がいいです。11.Daydreamのリミックスはハウス界の奇才、Def MixのDavid Moralesが手がけていて、アルバムの中では異色ですが、すんごいコラボになっています。
てなわけで、わずか12曲のアルバムのレビューがこんなに長文になってしまうくらいの名盤なのです。この頃のマライアのアルバムはたまにワゴンに埋もれていることがあるので、救出しておきましょう。
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1089346
※追記:私の中での名曲は09.Melt Awayでした。(こういう曲でマライアはたまらん。独り暮らししてた時だったな〜。繰り返しで死ぬほど聴いたな。)
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20041229.html
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