最近、いっきに寒くなってきましたね〜。今年もマックの「月見バーガー」の看板で秋の気配を感じてしまいました。(べつに好きじゃないんですけどね。>月見)さて、今週は聞きやすい音楽という範囲からちょっち外れてみようかなと思って、このアルバムにしました。最近の音楽ブームとしてのいわゆる「グランジ系」と呼ばれるロックの原点になる最大の名盤、ニルヴァーナの2ndアルバムで、Nevermindです。
 

Nevermind / Nirvana
01.Smells Like Teen Spirit
02.In Bloom
03.Come as You Are
04.Breed
05.Lithium
06.Polly
07.Territorial Pissings
08.Drain You
09.Lounge Act
10.Stay Away
11.On a Plain
12.Something in the Way

当時まったく無名だった彼らは、01.Smells Like Teen Spiritのたった一曲で頂点をつかんでしまったことが、後に彼らのバンド生命(及びカート・コバーンの命)を縮めてしまうという結果を誰も予想しなかったでしょう。このアルバムが発売された時はまだ「グランジ」という言葉はなくて、ジャンル的には「ガレージロック」の新しいスタイルという風に言われていました。でも今考えると、ニルヴァーナのロックとしか言いようがない独立した音楽で、それに対する呼び名として「グランジ」という言葉が生まれたと言えるでしょう。

このアルバムで、ぜひ知っておきたいキーワードとして、「hook」(引っ掛ける)という単語を上げておきましょう。これは、メンバーの中心人物であった、カート・コバーンがこの作品について説明した時に多用した言葉です。彼は、「自分たちのサウンドは、ただノイジーにすることよりも、多くの人にフックするように意識している。」という説明は、非常にわかりやすい表現だったと思います。確かにこのアルバムには、聴いた後で心に引っかかるようなサウンドが多くあります。同じフレーズの繰り返しが効果的な04.Breedや、もっと直感的な07.Territorial Pissingsなどです。このあたりがチープに落ちない所が素晴らしい点だと思います。

最後に、ニルヴァーナは次のアルバム、IN UTEROを発表後に、カート・コバーンの自殺という衝撃的な形で幕を閉じます。同メンバーのデイブ・グロールは、Foo Fightersで現在も活躍中です。、IN UTEROはこれとは比べ物にならないほど破滅的な感じになっていますので、コアな人以外にはオススメできませんね。(まぁ、2ndも一般的にはキツイかもしれないけど。)

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1513088

※ニルヴァーナのトリビア
先ほどの「hook」するサウンドは、日本の「少年ナイフ」というロックバンドのサウンドを聴いたのがきっかけだったそうな。「少年ナイフ」は、同じツアーを回った仲みたくいわれてるけど、実際はカートがリスペクトしてたバンドだったんですね。日本ではぜんぜん売れてないけど、USでは長く活躍しています。(ウタダよりも、パフィーよりもね。)

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