このブログでは、わりと早くからチェックしてきた男性アーティストで、和田昌哉のデビューアルバム、New Beginningがようやくリリースされました。シングル3枚を経てのアルバムとなったわけですが、彼はライターとしての活躍も目立っていて、今の日本のR&Bサウンドを支えているような人物でもあります。(CHEMISTRYの成功の影の功労者といえるでしょう。)80’sのR&Bのサウンド職人だった、Jimmy Jam & Terry LewisBabyfaceなどから影響を受けたという彼のサウンドには、同様に多くの人を惹きつける音楽性が染み付いているようです。

New Beginning / 和田昌哉
01.Magnetic
02.Turn The Page
03.Goodbye
04.Hand In Hand
05.Down With U
06.The Way U Make Me Feel(Part 2)
07.Because Of You
08.Back To You
09.No One’s Gonna Love You
10.They Say
11.Get Here
12.Find A Way(Album Mix)
13.Anytime

やさしさとクールさが共生しながら、絶妙のバランス加減で魅了するのが彼の音楽だと思います。美しいイントロだけで惹き込まれる02.Turn The Pageは去年の春にリリースのデビューシングルで、桜の季節に良く聴きました。(そういえばカラオケで失敗した苦い想い出も・・・)さらにただならぬ雰囲気になってきたのが、12.Find A Wayと、04.Hand In Handの2枚のシングル。そのただならぬ理由が、カップリング曲よりもむしろ、洋楽R&Bのカバー曲にあったんです。

彼は3枚のシングル全てに洋楽R&Bのカバー曲を収録しているわけですが、特に、デビューシングルに収録のモニカのカバーで、Before You Walk Out Of My Lifeなんか女性アーティストの曲が、まるで彼の曲のようになってるんです。ボーカル、サウンド、どれも原曲を上回るくらいの質の高さに驚愕しました。そんな彼のオリジナルがようやくアルバムとして発表されたわけで、大変なクオリティーになってます。洋楽と邦楽を比べるのはおかしいですが、これは「洋楽以上にR&Bな邦楽」と言えるのではないでしょうか?

思わず長文になってしまいました。最後に彼の卓越したボーカルセンスがわかる、07.Because Of Youや、10.They Sayあたりも要チェックです。もう和製R&Bとは呼べない、ブームとも無縁の、本物の日本発のR&Bをぜひ体感してみましょう。

※和田昌哉 Official Web Site(Discographyで全曲試聴可:解説付き)
http://www.rhythmzone.net/wadamasaya/

※関連過去記事(デビューシングル)
http://diarynote.jp/d/57127/20050506.html

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