さてさて台風も通り過ぎて、今日で西日本の方から「梅雨明け」となり始めました。あー、また暑い夏がくる〜、きっとくる〜(by貞子)ってわけか。ここ音楽旅人のブログもそろそろ夏の装いにしなくちゃね。最近、いろいろあって聴きやすい音楽紹介というメインコンセプトから外れていたように思うので、とりあえず、本格的な夏シーズンの前にその辺の軌道修正をしようかということで、本日のメニューは古いのにおいしい、極上の白ワインのようなアルバムで、バーシアロンドン・ワルシャワ・ニューヨークをご賞味ください。89年ものでございます。

London Warsaw New York / Basia
01.Cruising for Bruising
02.Best Friends
03.Brave New Hope
04.Baby You’re Mine
05.Ordinary People
06.Reward
07.Until You Come Back to Me (That’ What I’m gonna Do)
08.Copernicus
09.Not an Angel
10.Take Him Back,Rachel

これは確かに古い作品ですが、今聴いてもぜんぜん普通に聴けちゃいます。それと、ジャンルの特定できないバーシアの特製ポップスで、当時のUKサウンドを生地にして、ボッサだったり、ラテンだったりと様々な味付けでどの曲も他にはないオシャレなサウンドに調理しています。こんな贅沢なアルバムは少ないと思います。

有名な曲は02.Best Friendsですが、彼女の良さが引き立ってるのはむしろ他の曲です。ボッサのリズムがやさしい04.Baby You’re Mine。また07.Until You Come Back to Me (That’ What I’m gonna Do)はスティーヴィー・ワンダーの曲ですが、彼女の味付けでこんなにキャッチーなスイング・ポップになってしまうのはまるで魔法のようです。

今回のアルバムタイトルの由来にもなっている彼女自身もお気に入りのアップテンポな08.Copernicusは私も大好きな曲で、地動説を唱えた天文学者の名前(コペルニクス)をつけたのは、地球を駆け抜けるような音楽性をアピールしたいというポーランド出身の彼女ならではの想いもあったそうです。(解説に確かそんなこと書いてあった。)とにかく、アレンジもボーカルも一級品の極上アルバムです。一度ご賞味あれ!

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/955

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050423.html

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