昨日の記事の流れで、今回はそのブンブンサテライツのアルバムの中でも最高傑作と称される、ONを取り上げてみましょう。テクノとロックの融合という感じですが、モダンロックでわりとヘヴィーです。彼らに言わせると、音のかたまり(音塊)をリスナーにストレートにぶつけるという創作スタイルだそうです。なかなか近未来感覚のサウンドだと思いますね。海外ではプログレッシヴ・ロック(メタル)というジャンルはありましたが、そこには属さない所が、特に海外のリスナーには新鮮だったのではないでしょうか?

ON / ブンブンサテライツ(BOOM BOOM SATELLITES)
01.KICK IT OUT
02.BEAT IT
03.GIRL
04.SHOUT OUT LOUD
05.LET ME OUT
06.SO HIGH
07.PILL
08.GENERATER
09.EMPIRE
10.interlude slow
11.NOTHNG AT ALL
12.LOADED

彼らを紹介する前にハッキリいっておかなければならないのは、基本的に彼らの音楽は洋楽(英詩)です。それと、緻密な音創りも最新の機材で作成したものを生地に、そこに演奏をトッピングする感じです。いや、トッピングというと文章表現として軽いかな?でも混ざってるというと「テキトー」なごちゃまぜみたく誤解されるし・・・。それくらい言葉や文章では表現しにくい音楽です。だから、玄人好みといわれるのも納得いきます。

もち私はロック好きのただの素人ですから、そういう目線でレビューします。テクノの特徴でもある「ループ(繰り返し)」が多く、その辺ではテクノ・トランス系の表現でありながら、彼らならではの極厚ドラムンベースにより、ロックサウンドに聴こえるという所がミソ。やっぱり私はループメインの音ものより、歌ものがいいかな?03.GIRLとか、07.PILLあたりのわかりやすいものになりますね。

でも、彼らのアルバムって「流して聴く」のが心地いいような感じになってきてますね。近年は特に。車でトランスかけるような音楽というとまた誤解になりそうですが。(そこまでチープではないです。そこは断言します。)結局、3Dを使うアニメがカッコイイけど「人間味」が薄くなるのと似てるような気がするけど、それも80’sロック世代のオヤジの石頭なのかな?(苦笑)実際、もうCD聴いて本当に演奏してるのかどうかなんて素人ではわからないくらいになってきてるのが今の音楽の現実だからね。進歩や発展の途中で失うものに気づくのは難しいねって、この一文って「ベクシル」のネタバレになるのかな?(苦笑)

※BOOM BOOM SATELLITES Official Web Site
http://www.bbs-net.com/

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1382210

※FUJI ROCK FESTIVAL 2007(ブンブンも日本での知名度高くなったね〜)
http://www.fujirockfestival.com/

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