今日も秋晴れのいいお天気でした。最近は懐かしい昔の名盤をよく聴いていて、「あーこの頃はよかったなぁ〜」とか「悲しい時期だったなぁ〜」とか。なんだかメランコリーな感じです。で、そんな思い出深い1枚として、このフィル・コリンズのソロとしては大成功をした名盤、ノー・ジャケット・リクワイヤドをピックアップです。70年代はジェネシスというバンドで大活躍だった彼のこのソロアルバムでは、バンド時代のキャッチーなサウンドを継承していますが、既に後のミドルナンバーの名曲を生み出すアーティストに大きく変貌する転換期でもあることが覗える内容になっています。

No Jacket Required / Phil Collins
01.Sussudio
02.Only You Know and I Know
03.Long Long Way to Go
04.I Don’t Wanna Know
05.One More Night
06.Don’t Lose My Number
07.Who Said I Would
08.Doesn’t Anybody Stay Together Anymore
09.Inside Out
10.Take Me Home
11.We Said Hello, Goodbye (Don’t Look Back)

85年に発表されたこの作品は翌年の「グラミー賞最優秀アルバム賞」を受賞。過去最高セールスを記録。そりゃもう全米No.1ソングてんこ盛りなので当然でしょう。日本でもめちゃめちゃオンエアされていました。特に「ユア・ビューティフル」(ジェームス・ブラント)どころではなかったのが、ハートウォーミングなバラードの05.One More Nightで、○週連続No.1という名曲です。ジェネシス時代を彷彿させる軽快なポップチューンの06.Don’t Lose My Numberも同じく数週間に渡ってNo.1でした。ただ何故かこの曲だけ彼のベスト盤には収録されてないんですよね。あんだけかかってたのに。10.Take Me Homeはちゃんと収録されていますし、01.Sussudio(ススーディオ)も入ってるのにね。

個人的に好きなのは、その01.Sussudioでしたね。今では珍しくもないですが、こういうエレクトリックなドラムサウンドが当時はナウイかったわけです。(当時風に表現してみました。)また、開放感あふれる04.I Don’t Wanna Knowとか晴れた空の下で聴くと気持ちいいです。あとは、この中ではめちゃ地味な曲ですが、元ポリスのスティングとのデュエットとなっている、03.Long Long Way to Goはそういう意味で貴重なトラックですね。

彼の「Hits」というベスト盤も最高にいいんですが、これはまた別の機会に取り上げる予定です。私なら「Hits」の次にはこのCDを薦めると思います。とりあえず、試聴してみてください。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3425

※プチ・トリビア
フィルがあるレストランでジャケット着用してなかったため、入店を断られたことを根に持って、このタイトル「Jacket Required」(スーツ着用)の前に「No」をつけたそうな。英国紳士(ジェントルマン)はプライド高いんだね。

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