本格的に寒くなってきてますね。部屋が暖かくても、独りでさむい・・・なんて方へ、「心もあたたかくしよう!」というわけで、今日は最高にハートウォーミングなCDを愛と勇気を持って?ご紹介です。UKでは有名でキャリアの長い男女ユニットのEverything but the Girl(以下EBTG)のおいしすぎるベスト盤です。本当は以前から紹介したかったんだけど、ジャケ写も試聴もなかったので、お蔵入りになってたんです。それが、音楽配信までしてるし。廃盤になったのかな〜って思ってたんですが、でかしたぞ!テイチク!(リイシューですけど。)

Home Movies: The Best of Everything but the Girl
01.Each And Every One
02.Another Bridge
03.Fascination
04.Native Land
05.Come On Home
06.Cross My Heart
07.Apron Strings
08.I Don’t Want To Talk About It
09.The Night I Heard Caruso Sing
10.Driving
11.Imagining America
12.Understanding
13.Twin Cities
14.Love Is Strange
15.I Didn’t Know I Was Looking For Love
16.The Only Living Boy In New York

16曲入りは盛りだくさんと思いますけど、60分足らずです。実は彼らの曲(特に初期)は短い曲が多いんですよね。だからアルバム単位だとそこそこ割高感があった中で、このベスト盤はありがたいし、お買い得なわけです。でも本当にお得なのは楽曲の良さをそのままにリテイク(リミックス?)してあるので、一つの作品として楽しむことができます。それでは中身を簡単に説明しましょう。

84年の記念すべきデビュー作の1曲目が、01.Each And Every Oneで、彼らのベスト盤の幕開けに相応しい名曲です。ボッサアレンジのリズムに独特のコーラスワークが既にEBTGの世界になっています。また、シンプルな構成で雰囲気を作り出せるのも彼らの特徴で、03.Fascinationはギター一本にノンコーラスで聴かせます。中期になると柔らかいストリングスを効果的に取り入れるようになり、05.Come On Homeのように幅の広いサウンドになっていきます。後期には、シンセサイザーを取り入れたことで、EBTGのポップスはひとつの完成形を見ます。10.Drivingや、12.Understandingはそれにあたります。13.Twin Citiesはヒットしますが、彼らには珍しくキャッチーなサウンドになりました。

結局、長文になってしまいましたが、中でも名曲なのが、究極のアコースティックといえる、08.I Don’t Want To Talk About It。90年になってからスウィング・アウト・シスターなどが確立したユーロスタイリッシュ・ポップの原型ともいえる、06.Cross My Heartあたりは特筆すべき名曲だと思います。

Track15.16は新録とカバーで、どちらもレアトラックです。とはいえ、これは全曲がレアですけどね。とりあえず、100文は1聴にしかずで、下記のサイトから試聴してみてください。冬には必須のアイテムになると思います。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001025720

※「EBTG紙ジャケセット残り僅か!」(HMV 音楽情報)
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=609150134

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