静かにブルースを語る男
2008年1月2日 CDレビュー
聴きやすい音楽を紹介していくのが、このブログの当初からの目的だったので、今日はこのエリック・クラプトンのベスト盤をご紹介です。ギターの神様と呼ばれる、彼のこのベスト盤は、意外にもギターを主張せずにひたすら耳になじみやすい音楽を一枚に詰め込んであるので、予備知識とか一切なしで聴いてみると、そこには洋楽の持つやさしさと、ポピュラーな部分でのブルース・ギターが楽しめます。おそらく彼の音楽を知らない人に対して、最初に触れてもらうために作成されたようです。もちろん旧知のファンには賛否両論ありましたが、私は広く多くのリスナーに対して時に「あわせる」ということは、自分のジャンルだけに安住せず、それでいて神とまで言われた人の音楽への謙虚な姿勢だと思っています。
まず有名な曲から挙げると、映画「フェノミナン」の主題歌となった、02.Change The Worldです。これは一般的には彼の代表曲となりましたが、彼の作曲ではないことを知る人は案外少ないです。(クラプトンがカバーした作品です。)正しく彼の作品としてのヒット曲は、まず、05.Layla(いとしのレイラ)。ここでは、アンプラグドバージョンのライブ音源で収録されているので、原曲よりも聴きやすくなっています。そして、モノマネする人が必ずこれを歌う(苦笑)、04.Tears In Heavenですが、先に天国へ行った長男に捧げた名曲で、彼はいつも特別な想いで歌っていました。07.Bad Loveは多くのCMで使用されているので、サビだけでも耳にしているはずです。(少し前のスーパードライのCMなど)
前半はアンプラグドを含めて、ポピュラーに徹していましたが、後半からは彼のルーツであるブルースナンバーとなります。ブルースというジャンル自体は古いのですが、ここでは控えめなギターでオシャレなアレンジになっているので、すごく親しみやすいです。それでも、ブルースの良さがわかるバラードの11.Running On Faithはアンプラグドではありますが、神様と呼ばれるブルースギターが堪能できます。他にもありますが、今回のアルバムの趣旨から考えても、ジャンルを意識せずに聴いてみて欲しいと思いますので、この辺で解説もやめておきます。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/973263
The Clapton Chronicles / Eric Clapton
01.Blue Eyes Blue
02.Change The World
03.My Father’s Eyes
04.Tears In Heaven
05.Layla
06.Pretending
07.Bad Love
08.Before You Accuse Me
09.It’s In The Way That You Use It
10.Forever Man
11.Running On Faith
12.She’s Waiting
13.River Of Tears
14.I Get Lost
15.Wonderful Tonight
まず有名な曲から挙げると、映画「フェノミナン」の主題歌となった、02.Change The Worldです。これは一般的には彼の代表曲となりましたが、彼の作曲ではないことを知る人は案外少ないです。(クラプトンがカバーした作品です。)正しく彼の作品としてのヒット曲は、まず、05.Layla(いとしのレイラ)。ここでは、アンプラグドバージョンのライブ音源で収録されているので、原曲よりも聴きやすくなっています。そして、モノマネする人が必ずこれを歌う(苦笑)、04.Tears In Heavenですが、先に天国へ行った長男に捧げた名曲で、彼はいつも特別な想いで歌っていました。07.Bad Loveは多くのCMで使用されているので、サビだけでも耳にしているはずです。(少し前のスーパードライのCMなど)
前半はアンプラグドを含めて、ポピュラーに徹していましたが、後半からは彼のルーツであるブルースナンバーとなります。ブルースというジャンル自体は古いのですが、ここでは控えめなギターでオシャレなアレンジになっているので、すごく親しみやすいです。それでも、ブルースの良さがわかるバラードの11.Running On Faithはアンプラグドではありますが、神様と呼ばれるブルースギターが堪能できます。他にもありますが、今回のアルバムの趣旨から考えても、ジャンルを意識せずに聴いてみて欲しいと思いますので、この辺で解説もやめておきます。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/973263
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