復帰第一弾の記事は、私の大好きな植村花菜の最新アルバムで、愛と太陽を取り上げます。今までの彼女のイメージを変えるほどに攻撃的なアルバムになっていて、最初は少し驚きましたが、メッセージ性の強い歌詞と硬いサウンドが新しい彼女の魅力を生み出しているように思います。先行シングルの02.あなたのその笑顔はいいヒントになるのPVのメイキングでは、初期の楽曲で「ミルクティー」のようなグルーブ感のある音楽を作りたくなったということを本人が語っていたのですが、そのシングルだけでなくアルバム全体がそんな感じで、ザクザクしたアコースティックギターが前面に出ていて、どこかお上品だった雰囲気を全ての曲で脱ぎ捨てています。

愛と太陽 / 植村花菜
01.太陽さえ孤独
02.あなたのその笑顔はいいヒントになる
03.Only You
04.孤独なソルジャー
05.太陽
06.ラストランゲージ
07.最後のkiss
08.タペストリー
09.Welcome back home
10.もっともっと・・・
11.この手のひらで
12.すばらしい日々

例えば04.孤独なソルジャーは、イントロは美しく入るのに後半はかなりロックで、ノイジーなギター音をバックに激しく歌っていたり、06.ラストランゲージでは最初からフォークロック調のグルーブ感溢れるサウンドでさらに激しく感情的に歌っていて、今までのファンなら少し驚くと思います。(何かあったん?花菜ちゃん...みたいなくらい。)

次はゲストの面から。今回は元ゴーバンズの森若香織がメッセージ性の強い歌詞を半分近く提供しています。03.Only Youという曲はサンディ・トム(ぜんぜん知らん。)という海外のアーティストの曲を森若さんが日本語にして、カバーしています。05.太陽は、あの小林建樹が植村花菜のために作詞・作曲したそうで、重みのあるミドルバラードになっています。

今までの雰囲気に近いのは、11.この手のひらでと、12.すばらしい日々で、前者はホ−ンセクションが、後者はバイオリンが入っていて贅沢なサウンドになっています。正直、今回はかなり思い切った変化を恐れないアルバムになっていて、この2曲がなければ違う人のアルバムに聴こえるくらい。3枚目でも常にチャレンジャーな彼女の今後も要チェックです!

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2613180

※植村花菜 Official Web Site
http://www.uemurakana.com/

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20060927.html
http://diarynote.jp/d/57127/20070501.html

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