私のブログは1日の記事にはかなりお気に入りのCDを取り上げるんですが、今回はお気に入りを越えて、かなりはまってます。女の子だけのスリーピース・バンド、チャットモンチー生命力です。彼女たちは見た目ではとてもロックバンドなんかやっているようには見えないんですけど、演奏しだすともの凄いパワーを放出します。このギャプがたまらんのです。でも、そういう見た目的なことだけでなく、音楽自体が凄いんです。今ではすっかり有名なので、知らない人はいないでしょうけど、私なりにこの作品の良さを語りたいと思います。

生命力 / チャットモンチー
01.親知らず
02.Make Up! Make Up!
03.シャングリラ
04.世界が終わる夜に
05.手のなるほうへ
06.とび魚のバタフライ
07.橙
08.素直
09.真夜中遊園地
10.女子たちに明日はない
11.バスロマンス
12.モバイルワールド
13.ミカヅキ

何をおいても、触れなければいけないのが、「音」です。最初から最後までスタジオの中で聴いているくらいの親近感溢れるサウンドです。橋本絵莉子の特徴のある高音ボーカルも魅力ですが、今回は中低音で支える高橋久美子、福岡晃子のリズム隊がカギとなっています。あと、三人の演奏は誰一人出しゃばることをしないので調和が素晴らしく、キーボードなどが入る余地がないくらいです。実際、03.シャングリラではハンドクラップを、05.手のなるほうへではイントロからスキャットを使うなど、スリーピースへのこだわりというより、彼女たち自身がこれ以上の音が不必要であることをよく知っているように思います。

あとは、邦楽ロックの良さを一番おいしい所でドリップしてある所もポイントです。例えばキャッチーな06.とび魚のバタフライ、キュートな11.バスロマンスあたりは、90年代のバンドブームから2000年代に抜け出してきたような雰囲気でも、あの頃にはなかったサウンドです。また、07.橙はそういう時代が礎となった新世代の感性を感じます。

最後にロック大好きの私にツボなのが、09.真夜中遊園地です。これはかなり頑張って弾いていて、演奏に最も「生命力」を感じます。とはいえ、このアルバムには飛ばす曲がないですね。バンド好きにはオススメです。

※チャットモンチー Official Web Site(Discographyにて試聴可)
http://www.chatmonchy.com/

※おまけ:sakusaku 初出演
http://www.youtube.com/watch?v=3dfjrt9jB4A

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索