先日に続いて、もう一つインストゥルメンタルで。日本のフュージョン界(クロスオーバー)を支えてきたバンドとして、やはり忘れてはならない存在なのが、T-SQUARE(THE SQUARE)です。カシオペアが2年前に長い活動に幕を下ろしたのに対して、こちらは2005年に再結成し、現在も活動中です。特にバンドのキーマンであったサックス奏者の伊東たけしのバンドへの復帰は、旧知のファンには嬉しい所です。ちなみに、ほとんどの人が彼のサックスプレイを少し前に耳にしています。というのは、マクドナルドの新コーヒーのCMに本人が出演していたからです。(スタジオでいい感じのサックスを吹くあのダンディーなオジサンです。)そして、彼が在籍していた頃のアルバムで、隠れた名盤でもあるYES NOをご紹介します。

YES NO / THE SQUARE
01.Dans Sa Chambre
02. Go For It
03. Miss You
04. El Mirage
05. Shadow
06. Mr.mellow
07. Kiss
08. Papillon
09. Crisis
10. Catcher In The Rye

こちらも古い作品(1988年発表)ですが、色あせないサウンドです。いわゆる「F1ソング」として大ヒットしたアルバム「TRUTH」の次の作品なのですが、本作の方が彼らの本来のサウンドに近い作風だと思います。このアルバムを飾るのに相応しい、01.Dans Sa Chambreは、春先にピッタリの爽やかでメロウなナンバー。02. Go For Itはピアノとサックスという構成は、彼らの得意とするサウンドです。(これはFM放送のBGMにもよく使われます。)04. El Mirageでは、魔法の縦笛”リリコン”を前面にフューチャーした楽曲。これぞ、ザ・スクエアの真骨頂と言えるサウンドです。

爽やかなサウンドが多い中で、時折見せるアーバンなサウンドも彼らの魅力です。深いベース音にサックスを絡めた、グルーブ感のある03. Miss You。同じく、終始控えめな演奏の06. Mr.mellowは、厚みのある渋い曲になっています。

私のオススメはやはり、07. Kissですね。イントロからオシャレな春のサウンドです。こういうメロウなサウンドを作らせたら天下一品です。メロディーラインの美しさなら、カシオペアを凌ぐかもしれません。(やはりサックスがあるから?)たまには、こういう音楽(ノンボーカル)でドライブに出かけるのもいいかも?

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/49390

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20041221.html
http://diarynote.jp/d/57127/20070815.html

※おまけ(T-SQUARE vs ふかわりょう?)
http://www.youtube.com/watch?v=MOk6xbLeB44

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