インディーズ時代から長い歳月を経て(約4年)リリースされた竹仲絵里の1stアルバムで、ペルソナをご紹介です。ミニアルバムでデビューしてからだいぶ待たされたのを覚えています。でも、その間にコブクロの小渕健太郎や、アンジェラ・アキのデビューアルバムを成功に導いた松岡モトキなどをプロデューサーに迎えることができ、彼女の魅力がぎっしり詰まった今作は、長い間待たされたことも忘れてしまうほどの完成度になっています。(とはいえもう去年のことかぁ・・・)

ペルソナ / 竹仲絵里
01.alice
02.スクランブル
03.サヨナラ サヨナラ
04.泣ける場所(album version)
05.ちょうどいい
06.dislike you
07.ありがとう(album version)
08.話そうよ
09.優しい手 震えた手(album version)
10.雨と虹
11.二人の明日
12.gerbera

先に書いたような彼女の周辺に才能のある人物が集まってきたのが、03.サヨナラ サヨナラ12.gerberaの両A面シングル発表の時期だと思います。どちらも両A面にふさわしい名曲でしたが、映画「ギミー・ヘブン」の主題歌として先行発表だった、12.gerberaの方がヒットしたように記憶しています。この2曲でも十分すぎるのに、カップリング扱いとなった、06.dislike youは松岡モトキのキャッチーで爽やかなアコースティック・サウンドで、だいぶ後でCMで使用されることになりました。

私のお気に入りは、インディーズ時代の楽曲だった04.泣ける場所(album version)で、この頃からこれだけの曲を書ける人だったんだと驚くと同時に、インディーズ時代の音源の方も聴いてみたいと思いました。また、あたたかくてやさしい彼女の声だと、バラードが似合うのは当然ですが、02.スクランブルのようなマイナー調からのアッパーサウンドもすごく良くて、まだまだ今作だけでは知りえない魅力が残っているようで、期待値の高い人だと思いました。

そーいえば、最近は「泣ける音楽」を集めたコンピが話題だそうですが、そういう人にはこのアルバムがオススメですね。基本的にはどれも泣きメロだし、なによりも歌詞が泣けるので。(03.サヨナラ サヨナラは別れの瞬間を決意する女の子の描写が絶妙です。)この季節に強力オススメの一枚です。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001372852

※竹仲絵里 公式サイト
http://www.usmusic.co.jp/takenaka/

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