さて、今日は久しぶりに洋楽でいきます。ここではよく取り上げていることですが、USでは若い女の子(しかもたいていアイドル並みのルックス)のカントリー・ロックというのが、トレンドとなっています。そんな中、数年前にミシェル・ブランチが、友人のジェシカ・ハープと組んだユニットで、レッカーズ(The Wreckers)のアルバムをご紹介します。


ここでは2人の出会いについて、触れておきたいと思います。ジェシカがシンガーソングライターとして活動していた時に、「あなたの声はミシェルに似ている」ということがお互いの友人を通じてミシェルにも伝えられ、直接会うことに。ミシェルは、自身の大ヒットアルバム「ホテルペイパー」の内の1曲、「Desperately」のバックボーカルをジェシカに依頼。以後も同ツアーに同行しバックボーカルを勤める傍ら、2人は一緒に共同で作曲し始め、アーティストとしての交流を深めます。ツアー参加などの経験で多くの刺激を受けたジェシカは、カントリーを本格的にやろうと決心し、単身でナッシュビルへ行こうとしていた矢先に、ミシェルが引き止めて、レッカーズ結成となります。つまり、刺激を受けていたのはミシェルの方も同じだったというわけです。

Stand Still, Look Pretty / The Wreckers
01. Leave The Pieces
02. Way Back Home
03. The Good Kind
04. Tennessee
05. My, Oh My
06. Stand Still, Look Pretty
07. Cigarettes
08. Hard To Love You
09. Lay Me Down
10. One More Girl
11. Rain
12. Only Crazy People

アルバム全体について感じたのは、ミシェルの持つロックの感性が、カントリーとして表現されている部分があるので、一般的なご陽気「カントリーもの」とは異なる作品です。そういう意味では長く聴ける作品だと思います。

シングルとなった代表曲は、01. Leave The Piecesで、カントリーテイストを押し出しながら、2人の抜群のハーモニーで盛り上げます。ちなみに日本盤のみポップロックバージョンがボーナストラックとして収録されています。

人気ドラマ「One Tree Hill」で使用されたキャッチーでポップな03. The Good Kindも折り重なる2人のボーカルが魅力です。同じくキャッチーなのが、07. Cigarettesですが、歌詞はミシェル色が強い感じです。

カントリーならではのやさしさが溢れる、02. Way Back Home、暖かいバラードの04. Tennesseeは名曲です。

ロック色の強いのは、09. Lay Me Down11. Rainあたり。こういう異なるサウンドもあるから退屈しないようになっています。

総評としては、カントリー風味のポップロックとして楽しめる作品だと思います。2人の絶妙なハーモニーも必聴です。晴れた日のドライブや、少し心に疲れた時などにも、ゆったりとした気分にさせてくれます。下記から試聴してみてください。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1209695

※The Wreckers - MySpace
http://www.myspace.com/thewreckers

※Leave The Pieces(PV)
http://youtu.be/pHfSuBglk8E

コメント

nophoto
emi
2009年5月22日8:53

興味深いブログです!これからも拝見させて頂きますね♪

しゅう
2009年5月23日11:52

嬉しいコメントをありがとうございます!最近は更新頻度も少なくなっていますが、こういうコメントを頂くとすごく励みになります。これからもよろしくお願いします。

※追伸
動画ベースでの新ブログの方もよかったら遊びに来てください。
http://ototabi.blog.eonet.jp/music/

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