今週はあまりにも大きな出来事が起きました。「マイケル・ジャクソン死亡」というのは、私のような80年代の世代には少なからずショックな出来事でした。ただ、彼の場合は近年の異常な姿しか知らない人も多いでしょう。そりゃ私だって、近年の彼は好きではありませんでしたが、80年代の彼は本当に輝いていていたし、天才的な音楽の才能の持ち主でした。今日は私の古い記憶の中にある、マイケル・ジャクソンを綴ってみたいと思います。

おそらく、この人がダンスをしながら歌った最初の人だと思います。(歌いながらダンスをするのではない。)そして、PV(MTV)の現在のあり方を決定づけたのは、彼の大ヒット曲「スリラー」でした。つまり、どちらの場合も、音楽について、聴覚だけでなく視覚で魅了するということを初めて実現した人物で、このことは、明らかに音楽史に残る革命だったと思います。

特にダンサーが歌手よりも低い地位だったのが、同等の独立した地位を勝ち得たのは、彼が登場したおかげです。それは、ディスコダンスとブレイクダンス(B-BOY)の違いでも明白です。後者はHIP-HOPという文化にまで昇華したほどです。

今度は80年代の彼のことを。おそらく、彼のアルバムで最高傑作とされるのは、この「BAD」になると思います。私も当時はカセットテープが擦り切れるくらい聴いたもんです。キング・オブ・ポップといわれますが、彼にしか出来ないポップスでした。ちなみに、このアルバムに収録の「SMOOTH CRIMINAL」のPVで見せた、45度に傾くというダンス・パフォーマンス「ゼロ・グラヴィティ」は、「ムーン・ウォーク」に並ぶほどの画期的なダンスでした。(ただ、日本では後にタモリ倶楽部の空耳アワードの方が有名となってしまいましたが。)

このアルバムを引っさげての初来日は大変なものでした。私も一家に一台しかないTVのチャンネルを親から死守しました。あの場にいたという、とんねるずの貴明は後に自分の番組でその時の感動を熱く語っていました。(マイケルが10分くらい止まったままという話。)

書き出したら止まらないので、この辺にします。マイケル・ジャクソンがなぜ偉大なのか?ということに関心のある方は、ネットで調べてみたら、この時期だといろんな功績がわかると思います。(TVでもMTVのくだりは説明してましたね。)特に、白くなってからのマイケルしか知らない人には、もう少し彼のことを知ってあげて欲しいと思います。

※追悼:マイケル・ジャクソン・スペシャル(Yahoo動画)
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00100/v05390/

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