デビュー当時から好きだった、UVERworldのベスト盤が出ています。ただ、私はあんまりベスト盤というのがあまり好きじゃないんです。アルバムにしか収録されていない名曲が多いアーティストの場合は特にそうです。今回はどうしても、彼らの2ndアルバム、BUGRIGHTだけはここで紹介したいと思い、取り上げました。なぜなら、これはかなりの傑作で名盤だからです。名曲揃いのベストな内容のアルバムだと思います。

BUGRIGHT / UVERworld
01.ゼロの答
02. SHAMROCK
03. Home 微熱39℃
04. ~流れ・空虚・THIS WORD~
05. Colors of the Heart
06. Live everyday as if it were the last day
07. シャルマンノウラ
08. 一人じゃないから
09. 君の好きなうた
10. 51%
11. LIFEsize
12. EMPTY96
13. DISCORD
14. 君の好きなうた (Acoustic Version)

デビューアルバムが若さを武器にしたスピードとパワーの直線的な作品だったのに対して、このアルバムは、シャープでソリッド、曲線的な楽曲が含まれています。サウンド面でも、ロック以外のジャンルをうまく消化して、彼らにしかできないサウンドに仕上げています。それでは、ベスト盤に収録されていない名曲を取り上げてみたいと思います。

まずはシングル曲なのにベスト盤にもれた、05. Colors of the Heart。某人気アニメの主題歌でしたが、鋭いナイフのようなシャープさと少しダークな雰囲気さえ切り裂くほどのスピード感が魅力です。同じく、エモーショナルなメロディーにスマートなラップを絡めて駆け抜ける、12. EMPTY96は、全く新しい発想のロックサウンドだと思います。

一方で必聴なのが、中盤に収録のミドルテンポな2曲。07. シャルマンノウラは、ファンク風のアレンジで軽快なリズムに乗せるボーカルには、ラップとの境界線を感じません。それでも、なぜか聴くものにフックする見事な名曲です。続く、08. 一人じゃないからも、アレンジの手法は似ていますが、生ピアノのアナログ音とデジタル処理のラップ・コーラス(同一人物による声のコラージュみたいなもの。)の絶妙なハーモニーは必聴です。

書き出すとキリがないですが、キャッチーな10. 51%、当時の初バラードで、ストリングスを用いた14. 君の好きなうた (Acoustic Version)あたりも、このアルバムでないと聴けません。

全体的なテーマとして、「大人になりきれない若者」という感じの歌詞とそうしたイメージの曲が多いように思います。音楽的には名盤だと自信を持って言えますが、共感できる人が多いかどうかは別かも?明るく元気な方がいい人は1stを聴きましょう。

※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/SRCL06464/

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索