「太陽のソウルディーバ」が待望の1stフルアルバム
2010年1月10日 CDレビュー
今回の年末年始はこのCDを聴きまくりました。本当に素晴らしいアルバムです。もうここに活字でどんなことを書いても届かないくらい。それでもやはり今年最初のレビューにしたいと思い、感じたことをがんばって文章にしたいと思います。沖縄が生んだ天才女性ソウルシンガー、多和田えみの待望の1stフルアルバムで、SINGSです。タイトルに込められた彼女の「歌」に対する強い想いが詰まった作品になっています。
2008年にメジャーデビュー。3枚のミニアルバムとシングルを発表するもフルアルバムがなかなか出ないという状況を経て、リリースされた1stアルバムは、彼女のこれまでの軌跡をたどるベスト盤的な内容も含んでいます。
全体的な印象としては、多和田えみのボーカルを前面に押し出しています。必要に応じて生バンド演奏に再アレンジして収録している曲もあるほどです。(DJ KAWASAKIとのコラボ曲だった、14. INTO YOUなど。)こうした工夫は、アルバム全体の雰囲気にまとまりが出来てよかったと思います。
それでは、彼女の代表曲を時系列で書いていきます。デビュー曲の03. Naturallyですが、先にも書いたようにバンド演奏でのリテイクとなっています。好みの問題ですが、シングルverの方が都会的でオシャレ度は高いと思います。続いて、12. FLOWERSは地球規模の「Love&Peace」を高らかに歌った名曲。楽曲はMONDO GROSSOの大沢伸一が提供。コーラスにはmondy満ちるが参加。
当時は大胆な路線変更かと思われた、02. Baby Come Close To Meは、アダルトで甘くメロウなミドルナンバーのR&B。ローズ・ピアノに合わせて歌う彼女のボーカルに別の姿を見たような1曲でした。08. 時の空は、多彩な音楽センスを持つsaigenjiによる曲。良質なJ-POPSという感じでも、空のように広がる音楽はジャンルさえも超えているように思います。
長くなりますが、注目のトラックを数曲取り上げます。私の好みでいうと、05. Only Need A Little Lightは、スィートソウルにほのかにAORの香りがする心地のよいサウンドが絶品です。やさしくて切ないバラードの09. 月のうたも名曲で、ストリングスと彼女の声の相性も良いことがわかります。
最後にやはり、多和田えみのボーカルに尽きます。彼女はソウルディーバと呼ばれますが、ソウルだけでなく、どんなジャンルでも歌いこなす天性のボーカリストだと思います。少しハスキーにかかる声は、ソウルとの相性が抜群だとは思いますが、ジャンルなどを超えた所で歌を歌える人だと思います。今回のアルバムのタイトル「SINGS」は、計らずともそんな意味に思えてなりません。
ぜひ一度、彼女の歌声に触れてみて欲しいと思います。
※多和田えみ MySpace(アルバムの試聴はこちらで)
http://www.myspace.com/emitawata
※多和田えみ Youtubeチャンネル(30秒SPOTでPVが見れます。)
http://www.youtube.com/emitawata
※多和田えみ Official Web Site
http://www.tawataemi.com/
※関連過去記事
http://57127.diarynote.jp/200907291856537721/
SINGS / 多和田えみ
01. Overture -theme of SINGS-
02. Baby Come Close To Me
03. Naturally (The Soul Infinity Album Version)
04. MUSING
05. Only Need A Little Light
06. 愛音色
07. eternity
08. 時の空 (Album Version)
09. 月のうた
10. 涙ノ音
11. ネガイノソラ
12. FLOWERS
13. Dance To The Music|Joy To The World
14. INTO YOU (The Soul Infinity Album Version)
15. CAN’T REACH (Album Version)
16. ONE LOVE
2008年にメジャーデビュー。3枚のミニアルバムとシングルを発表するもフルアルバムがなかなか出ないという状況を経て、リリースされた1stアルバムは、彼女のこれまでの軌跡をたどるベスト盤的な内容も含んでいます。
全体的な印象としては、多和田えみのボーカルを前面に押し出しています。必要に応じて生バンド演奏に再アレンジして収録している曲もあるほどです。(DJ KAWASAKIとのコラボ曲だった、14. INTO YOUなど。)こうした工夫は、アルバム全体の雰囲気にまとまりが出来てよかったと思います。
それでは、彼女の代表曲を時系列で書いていきます。デビュー曲の03. Naturallyですが、先にも書いたようにバンド演奏でのリテイクとなっています。好みの問題ですが、シングルverの方が都会的でオシャレ度は高いと思います。続いて、12. FLOWERSは地球規模の「Love&Peace」を高らかに歌った名曲。楽曲はMONDO GROSSOの大沢伸一が提供。コーラスにはmondy満ちるが参加。
当時は大胆な路線変更かと思われた、02. Baby Come Close To Meは、アダルトで甘くメロウなミドルナンバーのR&B。ローズ・ピアノに合わせて歌う彼女のボーカルに別の姿を見たような1曲でした。08. 時の空は、多彩な音楽センスを持つsaigenjiによる曲。良質なJ-POPSという感じでも、空のように広がる音楽はジャンルさえも超えているように思います。
長くなりますが、注目のトラックを数曲取り上げます。私の好みでいうと、05. Only Need A Little Lightは、スィートソウルにほのかにAORの香りがする心地のよいサウンドが絶品です。やさしくて切ないバラードの09. 月のうたも名曲で、ストリングスと彼女の声の相性も良いことがわかります。
最後にやはり、多和田えみのボーカルに尽きます。彼女はソウルディーバと呼ばれますが、ソウルだけでなく、どんなジャンルでも歌いこなす天性のボーカリストだと思います。少しハスキーにかかる声は、ソウルとの相性が抜群だとは思いますが、ジャンルなどを超えた所で歌を歌える人だと思います。今回のアルバムのタイトル「SINGS」は、計らずともそんな意味に思えてなりません。
ぜひ一度、彼女の歌声に触れてみて欲しいと思います。
※多和田えみ MySpace(アルバムの試聴はこちらで)
http://www.myspace.com/emitawata
※多和田えみ Youtubeチャンネル(30秒SPOTでPVが見れます。)
http://www.youtube.com/emitawata
※多和田えみ Official Web Site
http://www.tawataemi.com/
※関連過去記事
http://57127.diarynote.jp/200907291856537721/
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