約2年ぶりとなるayuse kozueの2ndアルバムです。自身の音楽をR&B(リズム&ビューティー)と称して、独特のサウンドクリエイトを展開中の彼女。特に若い世代の女性のライフスタイルに近い感性が多くの支持を集めて、もはや音楽も含めたファッション・リーダーといった存在です。今回のアルバムは前作に比べて、彼女の思い描いてきた音楽スタイルがより明確になった意欲作だと思います。また最近よく言われる「D.I.Y」(Do It Yourself:作詞、作曲、パフォーマンス、ビジュアル・ファッションなど全て自分でこなすこと)を実践する日本では数少ないマルチな才能を持つアーティストでもあります。
Simply Good / AYUSE KOZUE
01. close to you~ずっとそばで~
02. ヤミツキ
03. あのねのね
04. トオリアメ
05. バンビのしっぽ
06. Un-controllable~いつでも君だけ~
07. こよいキミに恋をして
08. KISS KISS KISS
09. LUV CRUISIN’
10. ONE
11. How Beautiful
12. Don’t let you down

先にシングル曲から見ていくと、彼女にとって初の本格バラードとなった10. ONEは、印象的なピアノの旋律に導かれてフロウするテンポが心地よいナンバー。この曲は今までの彼女のイメージを変えた1曲でした。ちなみにこのピアノはあの坂本龍一のアレンジによるものです。一転してアッパーなダンスチューンの07. こよいキミに恋をしてはAYUSEテイストのディスコナンバーに仕上がっています。途中のMCはTERIYAKI BOYZで有名となったラッパーWISEです。今回のリードシングル、12. Don’t let you downは、キャッチーでクールなナンバー。当初からのシングル曲で彼女をサポートしてきた天才クリエイター、GIORGIO 13(So Fly)のアレンジです。

アルバム曲での注目曲は、これぞAYUSEワールドという03. あのねのね。女の子らしいキュートなサウンドとボーカルが魅力的です。ミドル・スローの05. バンビのしっぽは少し大人の雰囲気のサウンドにユニークな歌詞ですが、よく聴くと切ない曲に仕上げています。

最後に私のイチオシなトラックは、08. KISS KISS KISSです。ハートウオーミングなサウンドに、ウィスパーボイスが最高にやさしく心に染み渡る心地よい1曲です。

彼女の個性を繋げる手段としての音楽という発想は、このアルバムでかなり形になっていると思います。常に表現者であり続ける彼女の今後の活躍にも注目していきたいです。

※試聴はこちら(mora win)
http://morawin.jp/package/60000013/TFCC86317/

※AYUSE KOZUE MySpace
http://www.myspace.com/ayusekozue

※こよいキミに恋をして(PVフル)
http://www.youtube.com/watch?v=zKLFm_l6fNM

※Don’t let you down(PVフル)
http://www.youtube.com/watch?v=7bQNydSyIts

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