スタイリッシュでエレガントなクラブ系女性シンガー
2010年10月16日 CDレビュー
今日は、久しぶりにCDレビューです。私が今、好きな実力派の女性ボーカリストの1人、mary(マリー)の2ndアルバムで、Difineを取り上げます。はっきりいって自信を持ってオススメできるCDです。彼女は、透明感のある歌声で、パワフルでかつ繊細な表現のボーカルが魅力の女性です。デビュー前にスタジオワークを重ねるうちに、まだ有名ではなかったDJ MAKAIと出会い、彼のアルバムのゲストボーカルにフューチャーされたことがきっかけでデビューします。所属レーベルはクラブ系で活躍するi-dep、cargo、Sotte Bosseなどを輩出している、AZ tribe(RAINBOW ENTERTAINMENT)で、彼女もレーベル期待の女性アーティストとして、今後の活躍が予想される存在です。
今作は、生音を意識したサウンドが特徴で、前作のようなエレクトロな雰囲気は控えめになっています。それでも、彼女の突き抜けるような歌声による躍動感はそのままで、アップテンポな曲も心地よく聴けます。そういう意味では歌声もサウンドも少し大人になったような印象です。
アルバムの幕開けを飾る1. Bloomingから3. Shiny Dayまで、躍動感と疾走感の溢れるアッパーチューンが連続する息もつかせぬ展開。それなのに聴いていて疲れるどころか、逆に心地よいのは、彼女のボーカルセンスによる所が大きいと思います。特に、8. I Can Feel Itは彼女の魅力がよく出ているキラーチューンだと思います。
前作にも洋楽のカバー曲が収録されていましたが、今回はなんと不朽の名曲、オリビア・ニュートン・ジョンの「そよ風の誘惑」(4. Have You Never Been Mellow)を、ラウンジボッサ風味の大胆なアレンジで歌っています。原曲とはさすがにイメージは離れますが、エバーグリーンな雰囲気は似ていて、彼女の違った一面を垣間見るようなカバーソングになっています。
さて、最後に私の選ぶベストトラックは、6. Sleepless Nightです。これは収録曲の中で最もバンド演奏に近いサウンドになっていて、上質なクロスオーバーとして聴けます。中盤でサックスを挿入するあたりなどは、アシッド・ジャズのエッセンスも隠し味となっています。ここでの彼女のボーカルはとても繊細で、今までにないほどの豊かな表現力を発揮しています。こういうスムースな曲も歌えるのは本当に実力のある証拠だと思います。
彼女の出世曲ともいえる、9. Heaven In The Skyは、アコースティックバージョンで収録。スローボッサのアレンジで生音ギターが心地いいです。同じ曲とは思えない、彼女の包み込むようなボーカルに癒されながら幕が降ります。
天気のいい日に持ち出したり、夜のドライブミュージックにも最適だと思います。とにかく歌がうまい。ストレートでピュアな声が魅力です。レンタルにもありますので、ぜひ聴いてみてください。オススメの名盤です。
※Mary Official MySpace(試聴可)
http://www.myspace.com/maryofficial
※Mary 特集記事(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000049999
Define / Mary
1. Blooming
2. Life Is...
3. Shiny Day / Sound Produced by 野崎良太(JAZZTRONIK)
4. Have You Never Been Mellow
5. The Beautiful In Life
6. Sleepless Night
7. Release The Silence
8. I Can Feel It
9. Heaven In The Sky (Acoustic ver.)
今作は、生音を意識したサウンドが特徴で、前作のようなエレクトロな雰囲気は控えめになっています。それでも、彼女の突き抜けるような歌声による躍動感はそのままで、アップテンポな曲も心地よく聴けます。そういう意味では歌声もサウンドも少し大人になったような印象です。
アルバムの幕開けを飾る1. Bloomingから3. Shiny Dayまで、躍動感と疾走感の溢れるアッパーチューンが連続する息もつかせぬ展開。それなのに聴いていて疲れるどころか、逆に心地よいのは、彼女のボーカルセンスによる所が大きいと思います。特に、8. I Can Feel Itは彼女の魅力がよく出ているキラーチューンだと思います。
前作にも洋楽のカバー曲が収録されていましたが、今回はなんと不朽の名曲、オリビア・ニュートン・ジョンの「そよ風の誘惑」(4. Have You Never Been Mellow)を、ラウンジボッサ風味の大胆なアレンジで歌っています。原曲とはさすがにイメージは離れますが、エバーグリーンな雰囲気は似ていて、彼女の違った一面を垣間見るようなカバーソングになっています。
さて、最後に私の選ぶベストトラックは、6. Sleepless Nightです。これは収録曲の中で最もバンド演奏に近いサウンドになっていて、上質なクロスオーバーとして聴けます。中盤でサックスを挿入するあたりなどは、アシッド・ジャズのエッセンスも隠し味となっています。ここでの彼女のボーカルはとても繊細で、今までにないほどの豊かな表現力を発揮しています。こういうスムースな曲も歌えるのは本当に実力のある証拠だと思います。
彼女の出世曲ともいえる、9. Heaven In The Skyは、アコースティックバージョンで収録。スローボッサのアレンジで生音ギターが心地いいです。同じ曲とは思えない、彼女の包み込むようなボーカルに癒されながら幕が降ります。
天気のいい日に持ち出したり、夜のドライブミュージックにも最適だと思います。とにかく歌がうまい。ストレートでピュアな声が魅力です。レンタルにもありますので、ぜひ聴いてみてください。オススメの名盤です。
※Mary Official MySpace(試聴可)
http://www.myspace.com/maryofficial
※Mary 特集記事(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000049999
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