悲しい気分をやさしく拭い去る「ゴーストライター」
2010年11月13日 CDレビュー
すっかり寒くなってしまいました。長過ぎる夏から、いっきに冬に向かうようです。私は秋が好きな季節なんですが、今年は「秋らしさ」をあまり感じる暇もなさそうです。さて、今日は秋冬になると必ずこの人の歌声が聴きたくなります。このブログでは以前から取り上げている女性シンガーソングライター、柴田淳の最新作(とはいえもう1年前になりますが。)ゴーストライターをレビューしたいと思います。
通算で7枚目となるアルバムです。前作がシンプルな構成で「歌声」を前面に出したことにより重量感のある作品となったのに対して、今作は全体的にバランスのとれた聴きやすい作品になっていると思います。
オープニングを飾る、01. 救世主が、これまでの継承路線のダークな曲だったので、深みのあるアルバムになっているかと思えば、02. 透明光速で会いに行くで、作品の雰囲気は一変して、明るくキャッチーなサウンドで、彼女の違った表情をみるようです。同じく09. 君にしかわからない歌など、これまでのダークなイメージの曲とは対照的な爽やかな曲が収録されていることは、今作の特徴といえると思います。
ただ、やはり柴田淳はバラードが素晴らしい。これは不変です。今作でもシングル曲の03. Love Letterは、彼女の歌の素晴らしさが際立つバラード。「死」などという単語が歌詞に出てくるのに何故か安らぎを覚える癒し系の名曲です。雨の日に聴きたい07. 雨も、これぞ柴田淳といえるスローバラードで、継承路線ではあるものの、卓越した表現力の歌声はやさしい雨のように心に染み込んできます。
これだけの素晴らしい歌が歌える彼女ですが、この作品を発表するまでにはかなりの「スランプ状態」であったそうです。最後の曲、10. 幸福な人生は歌詞もふまえて、彼女の心の叫びのようにも聞こえます。
秋冬にはピッタリのアルバムだと思います。また「柴田淳=暗い曲」というイメージを持っている人には、このアルバムをオススメします。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3661227
※関連過去記事(しばりんく)
http://diarynote.jp/d/57127/20090118.html
http://diarynote.jp/d/57127/20070401.html
http://diarynote.jp/d/57127/20070101.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050925.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050503.html
ゴーストライター / 柴田淳
01. 救世主
02. 透明光速で会いに行く
03. Love Letter
04. うちうのほうそく
05. 蝶
06. 雫 ~instrumental~
07. 雨
08. 宿り木
09. 君にしかわからない歌
10. 幸福な人生
通算で7枚目となるアルバムです。前作がシンプルな構成で「歌声」を前面に出したことにより重量感のある作品となったのに対して、今作は全体的にバランスのとれた聴きやすい作品になっていると思います。
オープニングを飾る、01. 救世主が、これまでの継承路線のダークな曲だったので、深みのあるアルバムになっているかと思えば、02. 透明光速で会いに行くで、作品の雰囲気は一変して、明るくキャッチーなサウンドで、彼女の違った表情をみるようです。同じく09. 君にしかわからない歌など、これまでのダークなイメージの曲とは対照的な爽やかな曲が収録されていることは、今作の特徴といえると思います。
ただ、やはり柴田淳はバラードが素晴らしい。これは不変です。今作でもシングル曲の03. Love Letterは、彼女の歌の素晴らしさが際立つバラード。「死」などという単語が歌詞に出てくるのに何故か安らぎを覚える癒し系の名曲です。雨の日に聴きたい07. 雨も、これぞ柴田淳といえるスローバラードで、継承路線ではあるものの、卓越した表現力の歌声はやさしい雨のように心に染み込んできます。
これだけの素晴らしい歌が歌える彼女ですが、この作品を発表するまでにはかなりの「スランプ状態」であったそうです。最後の曲、10. 幸福な人生は歌詞もふまえて、彼女の心の叫びのようにも聞こえます。
秋冬にはピッタリのアルバムだと思います。また「柴田淳=暗い曲」というイメージを持っている人には、このアルバムをオススメします。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3661227
※関連過去記事(しばりんく)
http://diarynote.jp/d/57127/20090118.html
http://diarynote.jp/d/57127/20070401.html
http://diarynote.jp/d/57127/20070101.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050925.html
http://diarynote.jp/d/57127/20050503.html
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