もう7月なんですね。マイケルさんの話題が未だにニュースになっていますが、私の80’sの後半は、HM/HR(ヘビーメタル・ハードロック)に夢中でした。今でも所有のCDを見てると、その頃に買ったCDはそういうヤツばかりです。今日はそんな中でも、これはよく聴いたなぁ~ってヤツをご紹介してみたいと思います。かなりアクの強いボーカルですが、ヘヴィなのにノリのいいサウンドがお気に入りのバンドでした。スローター(Slaughter)の1stアルバムで、Stick It to Yaです。

Stick It to Ya / Slaughter
01. Eye to Eye
02. Burnin’ Bridges
03. Up All Night
04. Spend My Life
05. Thinking of June
06. She Wants More
07. Fly to the Angels
08. Mad About You
09. That’s Not Enough
10. You Are the One
11. Gave Me Your Heart
12. Desperately
13. Loaded Gun
14. Fly to the Angels [Acoustic]
15. Wingin’ It

かなりキツイ目のボーカルですが、ボーカルセンスは抜群です。前半はパワフルな楽曲が続きます。02. Burnin’ Bridgesはイントロからノリノリで、疾走感のあるナンバー。03. Up All Nightは、全員のコーラスが生み出すパワフルなグルーブ感がカッコイイです。04. Spend My Lifeは、キャッチーでポップなナンバーで、ヒット曲です。同じくキャッチーな10. You Are the Oneも優しさのある名曲です。

彼らの活動歴の中での最大のヒットとなったのは、やはりバラード曲で、07. Fly to the Angelsでした。壮大なスケールの美しいバラードソングです。少しブルージーなのも魅力です。この曲はアコースティックバージョンも収録されています。(こちらの方がカッコイイ。)

最後に個人的にお気に入りなナンバーなのは、彼らのロックスタイルがよく出ている、06. She Wants More。このノリとボーカルセンスは彼らならでは。ギターソロでも魅せてくれます。このアルバムには捨て曲がありません。ポピュラーでわかりやすいメロディーラインに、ノリのいいロックサウンドですが、チープに陥らない所が、彼らの人気の秘密だったと思います。あと、好き嫌いの分かれる声ですが、マークのボーカルテクニックは、ロックボーカリストとしてのセンスが卓越していると思います。

夏にノリのいいロックンロールが聴きたい人にオススメです。
開放的な気分になれると思います。

※試聴はこちら
http://www.tower.com/stick-it-ya-slaughter-cd/wapi/106260568
最近TVでよく見かけるようになった、谷村奈南の夏シングルです。結構好きかも・・・(照)基本的にセクシー系って、倖田來未みたいな感じだとしたら、濃いというかフェロモン出しすぎな所があまり好きじゃなかったんです。でも、彼女のセクシーさは健康的で、フェロモン控えめ(カロリー控えめみたいな)でいい感じです。今、俗に言う「草食系」の男ってこういう方が好きだと思うんだな。だいたい、草食っていっても「食(色)欲」がないわけじゃないはず。ただ、ここ数年は女性が自己表現にセクシーを過剰に取り入れすぎたんじゃないのかな?って思います。

every-body / 谷村奈南
1. every-body
2. GIRLS WANNA BE
3. Mind Ya Biz
4. every-body -instrumental-
5. GIRLS WANNA BE -instrumental-
6. Mind Ya Biz -instrumental-

夏にはじけるダンサブルな1. every-bodyは、既に某CMでオンエア中。今回はMonkey Majikが楽曲を提供しているので、ナチュラルで爽やかなサウンドになっています。2. GIRLS WANNA BEも、Coca-Cola 夏のキャンペーンのタイアップです。

彼女はエイベックス所属ですが、他のアーティストとは少し違うポップ・アイコンになりそうな予感。今後の活躍に期待。アルバムが楽しみです。

※谷村奈南 Official Web Site
http://www.tanimuranana.com/

※谷村奈南 / every-body (PV)
http://www.youtube.com/watch?v=ThhgWxRDiyY

※yahoo動画 谷村奈南スペシャル(抜群のプロポーション!)
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00396/v04293/

エヴァの劇場版「破」を見てきました。先週の金曜日にテレビで「序」をやってたでしょ?あれを見てしまったために、映画館まで行ってしまいました。もう思うツボですね。ちょうど10年前くらいかな。友人たちと熱くエヴァを語って、みんなで当時の劇場版を見に行って、その後喫茶店で熱く語って・・・。

今回のリメイク映画版にはまるで興味なかったんですが、テレビで序を見て「懐かしいなぁ・・・」という気持ちと、「映像がだいぶ進化してるなぁ・・・」という印象を持ったので、破は一応映画館でチェックしておくかという気持ちになりました。

で、ネタバレしない程度に感想を少し。まず、だいぶストーリーが違います。序までは大差なかったのに、今回はエライ違いです。新キャラクターの登場もさることながら、あの人気キャラクターが・・・。エヴァファンにインパクトを与えたいという製作サイドの思惑がだいぶ露骨な感じです。

ただ、昔のエヴァよりもストーリー展開がわかりやすくなったということは、良かったのかも。次回作「Q」で完結予定だそうですが、こちらでもわかりやすいことを期待しますね。だいたいあの時、エヴァの最終回はTVではやらずに、当時の劇場版で最終回としたわけですが、あれがあまりにもワケわからんかった。期待されすぎて支離滅裂のまま終わった感じだったのが、今回ではどう帰結するのかは楽しみです。

いまさらエヴァって気もしていたけど、やっぱり見てみると魅力のある作品ですね。ただ、見終わって気持ちのいいものではありません。夜のレイトショーで見ることをオススメしますね。(そこそこにグロイしね。)


元SPEEDのhiroのボーカルでラウンジ系ジャズを届けるプロジェクト型アーティストでCoco d’Orの一昨年の夏にリリースされた2ndアルバムです。前回と同じくジャケ写は、「あどちゃん」こと水森亜土さんのイラストで、とってもキュートです。今回の選曲は前作に比べるとあまりポピュラーでなかったりしますが、夏の雰囲気を楽しむにはその辺は特に気にする必要はないでしょう。ジャズではないという人もいるけど、そんなのは「デジタル」である時点でジャズにはなれないと思うし、そんなことよりもそういう線引きみたいなことをすること自体に、私はあまり関心がありませんので。そういうことばかり気にしてるとせっかくの音楽が楽しめなくなるし、聴く音楽も狭くなる。そしてそれは、いい音楽との出会いを自分で減らすことになるというのが私の考えです。結局、難しく考えずに楽しむことが「音楽」なんじゃないかな?

Coco d’Or 2
01.この素晴しき世界(What a wonderfull world)
02.ララは愛の言葉(lala means I Love You)
03.アイ!・コシータ・リンダ(ay!Cosita linda:merecumbe)
04.バイ・ザ・ウェイ(By the way)
05.タイム・アフター・タイム(Time After Time)
06.トゥー・オブ・アス(Just The Two Of Us)
07.遙かなる影(They longs to be :Close TO You)
08.イージー(Easy)
09.恋のサヴァイヴァル(I Will Survive)
10.やさしく歌って(Killing me Softly With His song)
11.ホーダ(Roda)
12.イズ・イット・ユー(Is It You?)
13.カーニバル(Carnaval)
14.ワン・ラヴ/ピープル・ゲット・レディ(One Love /Pepole Get Ready)

ただねぇ・・・エイベックスに一言物申し上げたいのは、このHPでの全曲解説ページが「Coming soon...!」ってどういうこと?もう1年経ってるんですけど。てなわけで、全曲は無理ですがここで私の出来る範囲で書いてみます。(解説ではないです。っていうかエイベックスやれよな。)とりあえず、原題を各トラックリストに追記しました。これでわかる人はわかるでしょう。今回は私も知らない曲あります。わかりやすいブログを目指してるので、スタンダードに近いものから取り上げますね。

01.この素晴しき世界(What a wonderfull world)はジャズ界の巨匠、ルイ・アームストロングの曲ですが、映画「グッドモーニング・ベトナム」に使用されたのを機に大ヒットしました。6.トゥー・オブ・アス(Just The Two Of Us)はもはやジャズよりもソウルやR&Bで多くカバーされていて、近年だと久保田利伸がキャロン・ウィーラー(元Soul 2 Soul)とデュエットカバーしたのを耳にされた人は多いかも?ジャンルを超えたスタンダードですね。10.やさしく歌って(Killing me Softly With His song)はネスカフェの歌です。(←半分ウソ)これは関連過去記事のリンクを参照してください。05.タイム・アフター・タイム(Time After Time)はみなさんが知ってるシンディーローパーの曲ではなく、フランク・シナトラのアメリカンクラシックですね。個人的に関心があった楽曲は12.イズ・イット・ユー(Is It You?)でリー・リトナー&エリック・タッグのAORの名曲ですが、他に比べると原曲に近い気もしますが、改めていい曲です。(あんまし知られてないけど。)

他にもサンバやラテンのナンバーもありますが、この辺は私もよくわかりません。(涙)ただ、今回のアルバムコンセプトは「夏」なので、とにかく気持ちいいです。ただ、一言(正確には二言目だが。)申したいのは、もうちょっとhirokoちゃんのボーカルを生かすようなアレンジを考えてないのかな?って思うDJが誰とは言わないがいるように思います。そういう人のトラックは音に懲りすぎて楽しめない。今回の作品を作るにあたって結局難しく考えているのは、自由な発想でトラックを練り上げた才能あふれるDJたちなのかもしれませんね。(自由と制約の距離感を見失わないのが真のDJなんじゃないのかな?だからある意味最もアーティストな存在といえるのかもね。)

※Coco d’Or 2 Official Web Site
http://www.avexnet.or.jp/coco/index.html

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1334734

※関連過去記事(やさしく歌って)
http://diarynote.jp/d/57127/20051020.html
以前からこのブログで指摘していることなんですけど、日本盤が発売されていないけど、USやUKではすごい人気のあるアーティストってわりといるんです。そして、それはごくくだらないレコード会社間での取引のあるなしとか、そんなレベルでそういうCDは仮に洋盤で売っていたとしても処分品ワゴンで出会うということになるのです。てなわけで、これ半額の900円でゲットしちゃいました、UKでは注目されているルーシー・シルバスのデビューアルバムです。今回は2004年の作品です。

Breathe In / Lucie Silvas
01.Don’t Look Back
02.The Game Is Won
03.Last Man Standing
04.Forget Me Not
05.Breathe In
06.Nothing Else Matters
07.Without You
08.What You’re Made Of
09.Twisting The Chain
10.No Defence
11.The Longer We’re Apart
12.Like You Love Me
13.Seven Veils (UK bonus track)

このアルバムは新人では異例の10万枚セールスを記録している良盤なんです。なんで日本のレコード会社でスルーなんでしょうね?わけわかりません。ただ、1stで様子見して2ndで契約するというパターンはあります。(ネオカントリーだったアナ・ジョンソンとかがそんな感じ?)でもこの人は既に2ndも出してるので、どうやら単純にご成約がないみたい。(笑)

そういう音楽業界のシガラミみたいなのは置いといて、この人はとにかくメロディーラインが美しいんですよね。ジャンルはポップロックってなってるけど、ピアノがメインで、彼女の弾く旋律とボーカルがとっても美しいです。それと彼女はソングライティングの才能が多くの人に認められていて、10代で人に曲を提供するなど、ちょっと普通の女の子ではない感じ。ヒット曲は08.What You’re Made Ofで押さえ気味のボーカルなんか既にベテランの雰囲気さえあります。

ただ一曲だけ「?」なのは、06.Nothing Else Mattersで、なんかどっかで聴いたよーな?と思いつつ意識してませんでしたが、まさかのメタリカのカバーでした。(ネットで確認しました。)な、なんで?しかもUKの女の子で、この曲調のアルバムで。つーか、何でこの曲を選曲したのかも質問したい。マジに。こんな美しいジャケ写から、この曲に出会うとは思わなかったな。

やっぱりUKものは聴き易いCDが多いし、良質な音楽も多いです。とりあえず試聴してみて、気に入ったら処分品ワゴンから探しましょう。(爆)

※試聴はこちら
http://hmv.com/hmvweb/displayProductDetails.do?ctx=280;-1;-1;-1&sku=228827

※Breathe In (PV):耳に残るキャッチーな名曲
http://www.youtube.com/watch?v=Kag9HTajKu0

※What You’re Made Of(PV):美メロのピアノバラード
http://www.youtube.com/watch?v=IWuyV0aul2c

※Lucie Silvas Myspace
http://www.myspace.com/luciesilvasmusic
今日は最新の音楽を先取りチェックです。レゲエ界で注目されていた、女性アーティスト、miray(ミレイ)のメジャーデビューミニアルバムです。最近は多彩な才能を持つ新人を送り出している、エイベックスからのリリース。彼女は関西のライブハウスで活躍。当時は多才な音楽性を生かして、様々なジャンルの音楽活動をしていましたが、近年はダンスレゲエを主体とした音楽を展開中です。この夏のキラーチューンとなる、Jump Pumpは、7月のCDTVのオープニングテーマとなっています。はっきりいって、ブレイクの期待がある大型新人です。

Jump Pump / miray
1. Jump Pump
2. ジークフリート
3. 楽園へ
4. Let It Be
5. L・L
6. 恋しくて ~echo-united DUB~

ノリノリ、アゲアゲのダンスナンバー、1. Jump Pumpですが、ポップでキャッチーなボーカルで聴きやすくなっています。こうした歌い方などはノリだけではない人物であることがわかります。歌の上手さがよくわかるのは、ビートルズの4. Let It Beをレゲエ調にアレンジカバーした曲です。新人とはいえ、かなり歌い慣れている様子です。

6. 恋しくて ~echo-united DUB~は、ボーカルなしバージョンで収録とのこと。次のアルバムでフルボーカルで収録予定だそう。もうこの時点で、既に1stフルアルバム製作中(というかもうほぼ出来てるんだと思う。)であることがバレバレ。新しい感覚のオシャレゲエになりそうな予感です。

今年のa-naitionにも出演決定で、この夏はミレイから目が離せません。
とりあえず、先行ヒット中のJump PumpのPVをフル動画でどうぞ!

※miray / Jump Pump
http://www.youtube.com/watch?v=2fIKlBkkXnI

※miray Official Web Site(全曲試聴可)
http://miray.cc/

沖縄が生んだ女性ソウルシンガー、多和田えみのデビューミニアルバムです。はっきりいって、彼女の天性のボーカルは、地球規模で、そのスケールの大きさには圧倒されます。このアルバムタイトルにあるように、彼女の可能性は「無限大」です。なのに、未だフルアルバムが出ないのはなぜ?3枚も連続してミニアルバムというのはリスナー泣かせです。3枚目が路線変更みたくなっていますが、この1stと2ndは必聴の傑作です。(ただミニアルバムなんですよね。)

∞infinity∞ / 多和田えみ
1. Naturally
2. Music Box
3. ゆらゆら
4. CAN’T REACH
5. ネガイノソラ

新人としては、圧倒的な存在感をアピールした、1. Naturallyは、レゲエ風のサウンドですが、ソウルフルなボーカルです。こうした野性味の溢れる歌声が彼女の最大の魅力です。2ndに収録の「FLOWERS」でこのボーカルは完成形となり、彼女の代表曲にもなります。(実に名曲。)

3. ゆらゆらは、風味堂のカバーで、インディーズ時代から歌っていたものです。オリジナルのバラード曲、4. CAN’T REACHは、初期型ソウルの雰囲気で、ライブの最後を飾る曲だったそうです。

これほどの実力派なのに名前がさほど知られていないのは、やはりフルアルバムがないのと、独自レーベル所属というのも関係あるかも?今年も既に半分以上過ぎて、しかも3rd以降で路線が変わりつつあるのが気になる所ですが、アルバムがリリースとなると要注意のアーティストです。

※techesko(多和田えみ official Web Site)
http://www.techesko.com/

※多和田えみ YouTube チャンネル(PVが少しづつ試聴できます。)
http://www.youtube.com/user/emitawata

※Naturally(CM)
http://www.youtube.com/watch?v=1vn2raAHdsA

※関連過去記事(風味堂)
http://57127.diarynote.jp/200606242212480000/


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