もう11月ですかぁ〜。ほんで最近、さむい〜。世界中のどこよりも、布団の中が幸せ感じる季節になってきましたね。街に出てみると、なんかカップルが増えている?いやいや、カップルに目がいくってこと?高校生とか寄り添って歩いてるじゃないですか。「おいどんの時代はそげんやつおらんかったでごわす。」となんとなく九州っぽい感じでつぶやいている今日この頃です。まぁ、そんなガキなんかにはわからんアダルトな世界ば教えちゃる〜とささやかな抵抗をひとりでしてみるとです。Mr.ハスキーこと、マイケル・ボルトンの名盤中の名盤で、Soul Providerです。くせのあるハスキーヴォイスが大丈夫なら、洋楽初心者の方にもオススメできる聴きやすさ抜群のCDです。

Soul Provider / Michael Bolton
01. Soul Provider
02. Georgia on My Mind
03. It’s Only My Heart
04. How Am I Supposed to Live Without You
05. How Can We Be Lovers
06. You Wouldn’t Know Love
07. When I’m Back on My Feet Again
08. From Now On (duet with Suzie Benson)
09. Love Cuts Deep
10. Stand Up for Love

カバー曲が2曲で、他はすべてオリジナルです。昨年は映画にもなりました、レイ・チャールズの代表曲で、02. Georgia on My Mind(我が心のジョージア)。実はこの頃にちょうど現在でも人気のあの缶コーヒーブランドが誕生して、そのCMソングに、このトラックが使われました。洋楽に詳しくない人は、彼の歌だと思っている人も多いかもしれません。あと、彼のカバーで大ヒットとなった、04. How Am I Supposed to Live Without Youも実は知る人ぞ知る歌姫ローラ・ブラニガンの曲です。

オリジナル曲もダイアン・ウォーレンはじめとする名作曲家や、ケニーG(サックス・プレイヤー)、スティーブ・ルカサー(from TOTO)などのベテランミュージシャンを迎えての意欲作ばかり。ヒット曲が01. Soul Providerや、07.When I’m Back on My Feet Againあたり。でも一番感動するナンバーは、08. From Now On (duet with Suzie Benson)で、私史上で記憶に残るスーパーデュエットでした。(マジで鳥肌もの。)

ジャケ写にあるように、長髪が彼のトレードマークだったんだけど、最近は普通に素敵なオヤジになってます。(ちょいワルくもない感じで。)

※違いの判る試聴はこちら。
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1086622
94年に日本でも大ブレイクした黒人ボーカルグループ、All-4-One(オール・フォー・オン)のデビューアルバムです。もう10年以上前の作品なのに、古さを感じさせない名盤です。ボーイズ・?・メンなどのブラックコンテンポラリー系グループがお好きな方へオススメです。彼らはアカペラが得意なこともあって、4人のハーモニーはあまりにも美しく、特にバラード曲だと「癒し効果」が発生します。

All-4-One
01.So Much in Love
02.Oh Girl
03.A Better Man
04.I Swear
05.Down to the Last Drop
06.Without You
07.(She’s Got) Skillz
08.Breathless
09.Something About You
10.Bomb
11.Here If You’re ready

もうアカペラのスタンダードナンバーとなっている、ザ・タイムズの名曲、01.So Much in Love(なぎさの誓い)を聴くだけで、ヒーリング効果が出てます。これはウェディングソングとしてもよく使われます。(歌詞は結婚式直前の気持ちを歌っています。)この名曲もこのアルバムでは「ツカミ」で、ここから怒涛のメロウナンバーが続きます。02.Oh Girlでは静かに語りかけるように始まり、サビの部分では力強く「Oh Girl〜」ってくるのがすごくエモーショナルなナンバー。日本のFM局でヘビーローテーションした04.I Swearは、もうイントロから美しいコーラスラインではじまり、多くの人を一瞬で惹き付けたバラードです。2曲ともあのスーパーバラード職人のデビッド・フォスターによるものです。

後半からは一転してダンスナンバーになります。どちらかといえば80年代後半のコンテンポラリーミュージックを継承したサウンドで、09.Something About Youや、11.Here If You’re readyがそれにあたりますね。個人的にはほんのりとニュージャックスィングの香りがする、08.Breathlessが当時ではクールなサウンドだったですね。古いCDですが、レンタルにもあると思います。アダルト過ぎずにオシャレなので、多くの人にオススメできる名盤です。

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1097367
70年代の全米の男の子が「彼女にしたいアイドルNo.1」だったオリビア・ニュートン・ジョンのベスト盤。このアルバムの凄い所は、1,200円という価格でいて、歌詞に対訳、おまけに最新解説までついてるんです。東芝EMIの『プライス・バスター・シリーズ』の一枚。安すぎて音が悪いとか、実は違う人が歌っているとか(←たまにあるよね〜)、そういう疑念は一切なし!なぜなら、私ちゃんと買いましたから!初期の作品メインの選曲なので、たっぷりと良質なカントリーミュージックが堪能できます。

ベスト・オブ・オリビア・ニュートン・ジョン
01.バンクス・オブ・オハイオ
02.イフ・ノット・フォー・ユー
03.愛の告白
04.美しき人生(ホワット・イズ・ライフ)
05.カントリー・ロード
06.青空の天使
07.ラヴ・ソング
08.安らぎの世界へ
09.ミー・アンド・ボビー・マギー
10.ひとりぼっちの夜
11.愛しい貴方
12.そよ風の誘惑
13.プリーズ・ミスター・プリーズ
14.イフ
15.夜明けの天使
16.レット・ミー・ビー・ゼア
17.リトル・モア・ラヴ(愛はマジシャン)
18.涙の想い出

彼女がどれだけキュートな女の子だったかは、有名なミュージカル映画、「グリース」を見ればわかります。またそれは今度の機会に紹介するとして、この贅沢なアルバムの解説をしましょう。全米No.1となった03.愛の告白、そして不朽の名曲12.そよ風の誘惑もちゃんと収録されています。(しかも当時のトラック)さらに、カントリーのスタンダードナンバーともいえる、ジョン・デンバーの05.カントリー・ロードは本家を上回るヒットとなりました。(ジブリのアニメ「耳をすませば」でもお馴染みです。)

彼女のライブなどで、必ずといっていいほど演奏される代表曲もちゃんと押さえてあるのがまた嬉しいところで、01.バンクス・オブ・オハイオは、近年来日した時も披露してくれました。16.レット・ミー・ビー・ゼアも代表曲。やっぱり彼女はカントリーが良く似合います。

とりあえず、名刺代わりにしては贅沢すぎる内容です。もしかしたら期間限定だったかなぁ〜。年末はCDセールが多いから気をつけておきましょう。

※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20177989
このブログでは、わりと早くからチェックしてきた男性アーティストで、和田昌哉のデビューアルバム、New Beginningがようやくリリースされました。シングル3枚を経てのアルバムとなったわけですが、彼はライターとしての活躍も目立っていて、今の日本のR&Bサウンドを支えているような人物でもあります。(CHEMISTRYの成功の影の功労者といえるでしょう。)80’sのR&Bのサウンド職人だった、Jimmy Jam & Terry LewisBabyfaceなどから影響を受けたという彼のサウンドには、同様に多くの人を惹きつける音楽性が染み付いているようです。

New Beginning / 和田昌哉
01.Magnetic
02.Turn The Page
03.Goodbye
04.Hand In Hand
05.Down With U
06.The Way U Make Me Feel(Part 2)
07.Because Of You
08.Back To You
09.No One’s Gonna Love You
10.They Say
11.Get Here
12.Find A Way(Album Mix)
13.Anytime

やさしさとクールさが共生しながら、絶妙のバランス加減で魅了するのが彼の音楽だと思います。美しいイントロだけで惹き込まれる02.Turn The Pageは去年の春にリリースのデビューシングルで、桜の季節に良く聴きました。(そういえばカラオケで失敗した苦い想い出も・・・)さらにただならぬ雰囲気になってきたのが、12.Find A Wayと、04.Hand In Handの2枚のシングル。そのただならぬ理由が、カップリング曲よりもむしろ、洋楽R&Bのカバー曲にあったんです。

彼は3枚のシングル全てに洋楽R&Bのカバー曲を収録しているわけですが、特に、デビューシングルに収録のモニカのカバーで、Before You Walk Out Of My Lifeなんか女性アーティストの曲が、まるで彼の曲のようになってるんです。ボーカル、サウンド、どれも原曲を上回るくらいの質の高さに驚愕しました。そんな彼のオリジナルがようやくアルバムとして発表されたわけで、大変なクオリティーになってます。洋楽と邦楽を比べるのはおかしいですが、これは「洋楽以上にR&Bな邦楽」と言えるのではないでしょうか?

思わず長文になってしまいました。最後に彼の卓越したボーカルセンスがわかる、07.Because Of Youや、10.They Sayあたりも要チェックです。もう和製R&Bとは呼べない、ブームとも無縁の、本物の日本発のR&Bをぜひ体感してみましょう。

※和田昌哉 Official Web Site(Discographyで全曲試聴可:解説付き)
http://www.rhythmzone.net/wadamasaya/

※関連過去記事(デビューシングル)
http://diarynote.jp/d/57127/20050506.html
最近は硬い音楽の文章ばっかり書いてるので、今日はぜんぜん関係ない、しかもくだらない話題を思いつくまま「つらら〜つらら〜」と書いてみようと思います。まずは番号ポータビリティーで携帯各社がCMしてますが、思わずTVの前で釘付けになったのが、宮崎あおいちゃんのヤツ。あおいちゃんは純情きらりでずーっとモンペ姿だったのですが、アフラックのCMとかで見てると本当にカワイイ。基本的に黒髪の似合う女の子が好きなので、このドコモのCMにははまりました。(予想GUYとは比べ物にならん。)

「宮崎あおい-だから私はドコモです」篇
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ad/tvcm/061018_01.html
宮崎さん:「友達とメールをしていて、なんとなくその子が元気がないなと思ったりした時にテレビ電話をしてはげましたりします。」

あのぅ・・・速攻でドコモにしますから、はげましてもらえますか?(;´Д`)(録画でいいんで。)でも実際に、私とのシンクロ率が高かったのはこれ!

「劇団ひとり-だから私はドコモです」篇
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ad/tvcm/061031_01.html
劇団ひとりさん:ドコモにかえました。パケホーダイです。エンタテイメントがいっぱいです。もう一人ぼっち、しホーダイです。」

「一人ぼっち、しホーダイ」 はサイコーだね。うん。

結局、文章書き出すと長くなるんだなぁ〜。自分。
てなわけで、あとは気になることとかを箇条書き!

※リア・ディゾン
http://www.leah-dizon.net/
「グーグル検索エンジンのヒット数が200万件にも上るようになったネットアイドル。」だそうな。ネットアイドル初の成功例となるか?(まぁ、中川翔子が先かもしれんが。)

※菅山(白雪)かおる姫
http://www.jti.co.jp/JTI/volleyball/women/profile/player05.html
スポーツ選手なのに超美白!しかも大活躍でステキ!
好きな芸能人は「哀川翔」 (’・ω・`)

※デルタ・グッドレム
21世紀のマライア、キター\(゜∀゜)(∀゜)(゜ )(  )( ゜)(゜∀)(゜∀゜)/
しばじゅんも絶賛中!
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/deltagoodrem/

※松下奈緒
でも、Mステで一緒にピアノ弾いた女優兼ピアニストという松下奈緒がかなり好みのタイプ。(堂本のしんどいで惚れました。)
http://www.matsushita-nao.net/

やっぱり、黒髪で品のある女性(女の子ではなくて)がいいわぁ〜。木村佳乃のあと、松たか子のドラマもみてるし。そういう系統です。ハイ。ドラゴンボールが集まったら、そういう子とお付き合いできるようにお願いします。(アホ)
最近は悲しいことばかり。連日に若い子たちが自分で命を断っていく。電車に乗ると、明るく笑う高校生たちに遭遇する一方で、どうしてこんなにも苦しまなくてはならない子がいるのだろう・・・まるで、まったく違った世界で起こっている出来事のようにさえ感じる。でも、違う。こうして記事を書いている、この瞬間にも自分の存在を消去したいと考えている子は、想像以上にたくさんいるのだろう。某知事ともあろうものが、「どうせイタズラじゃないの?」みたいなことを言っていたが、そういうことをTVで平気な顔で発言する大人にどれだけ多くの子が絶望しただろうか?もう、彼ら(彼女ら)にはこの世に救いさえないのだろうか?

最近は人命の失われる出来事が多々あるが、特にいじめ幼児虐待によるそれは、あまりにも悲しい。悲しすぎると同時にやり場のない怒りさえ覚える。そんな気持ちで集めてみたトラックリストを今日は紹介したいと思います。解説とか一切ありませんが、だいたいはこのブログで紹介しているアルバムの中から選曲しています。音楽ぐらいしか、よりどころがなくても、それでもこんな音楽があってよかったと思います。

悲しい時に聴く音楽リスト (Selected by 音楽旅人)
01.おまじない / mink
02.泣いてもいいよ / 植村花菜
03.and I love you / Mr.Children
04.ささやかな祈り(Acoustic Ver.) / Every Little Thing
05.未成年 / 柴田淳
06.目覚め / 小林建樹
07.語り継ぐこと / 元ちとせ
08.さみしがり屋の言葉達 / 安藤裕子
09.Save Our Souls / Skoop On Somebody
10.キミのとなりで / BoA
11.パパ / 伊沢麻未
12.朝焼けの歌 / 川村結花 and 堂珍嘉邦(CHEMISTRY)

※追記:亡くなった子供達がせめて、魂の安らぐ場所に辿り着いていることを心から祈ります。そして悩める子たちよ!死後の世界には少なくとも音楽はないぞ!No Music No Life はLifeがあって初めて成り立つ言葉だということを忘れずに!
最近はおとなしい感じの音楽ばっかりだったので、今日はティーンの美人ブロンド姉妹が率いるガールズバンド、リリックスのデビューアルバムで、フォーリング・アップヒルです。少し前なんですけど、やたらとガールズロックが聴きたくなったんですが、「そーいえばバンドとして活動しているアーティストってあまり知らないななぁ〜」と思いながらTSUTAYAで選んでいると、このジャケ写に出会って、全く事前情報なしで借りてみたんです。正直いってぜんぜん期待してなかったのですが、久しぶりにヒットだったので、ご紹介します。

Falling Uphill / Lillix
01.Tomorrow
02.Quicksand
03.It’s About Time
04.Dirty Sunshine
05.Sick
06.INVISIBLE
07.24/7
08.Because
09.Promises
10.Fork In The Road
11.Lost and confused
12.What I Like About You
13.Blind(Bonus Track)

そんなわけで私も詳しいこと知らなかったんですけど、ちょこっと調べたら、カナダの女の子で、ターシャ・レイレイシー・リーのイヴァン姉妹に、友人のルィーズ・バーンが加わって、バンドの母体となったそうです。このアルバムが発売された時のバンドの平均年齢は19歳。ここまで聴くとどう考えても、ただのアイドルえせバンドなのでは?と想像できるのですが、聴けば曲よし、歌よしで、すごく聴きやすいポップロックになっています。

一番ポップなナンバーは、12.What I Like About Youで、これは「あれ?どっかで聴いたような?」と思う人が多いはずで、日本でも人気の洋ドラ「恋するマンハッタン」の主題歌で、映画「フォーチュン・クッキー」でも劇中歌として使われています。これは80’sのロマンティックスのカバー曲なんですが、かなりコマーシャル的な要素でキャッチーなアレンジになっています。でも本当は彼女たちはこういう路線は本意ではなく、微妙にやらされている感がもろに出ているPVとインタビューがカワイイです。(笑)

で、本当の彼女たちが描くサウンドは、01.Tomorrow03.It’s About Timeなど、ハモリがすごくキレイなのが特徴で、この2曲はミドルなので、その辺がよくわかります。他にも意外としっかりした構成で聴かせる曲が多いです。若いからもうちょっと弾けてみてもいいのでは?というのは個人的な感想。

つい先日に彼女たちの2ndアルバムが出ていますが、まだ聴いてません。(試聴機にあったけど)彼女たちは今まで言われている「ガールズバンド」になる気はないようですね。12.What I Like 〜みたいな感じと、ターシャのルックスの良さを多くの人は求めるのかもしれませんが、まだ若いのでこれからが楽しみな女の子たちです。

※LILLIX 日本公式サイト(WARNER JAPAN)←このアルバムの試聴はこちら(Special に動画アリ)
http://www.wmg.jp/lillix/

※LILLIX Official Web Site (US) ←最新情報はこちら
http://www.lillix.com/site/

※追記:トラックリストは日本盤の曲順になっています。13.Blindは日本盤のみ収録です。
邦楽で、ティーンが中心のガールズバンドというと思い出すのが、「あいのり」の主題歌で大ブレイクしたMiの3人。そんな若い世代の彼女たちが、なんと、その時代を知らないくらい昔の名曲を、大胆にカバーするという企画アルバムで、80’s× Miというのが出たので、80’sが青春だったコヤジはほんのり期待して聴いてみたわけなんですが・・・。いい曲半分、残念でした半分で、感想文モードで書いてみたいと思います。

80’s × Mi
01.翼の折れたエンジェル
02.ふられ気分でROCK’N’NROLL
03.CHA-CHA-CHA
04.フレンズ
05.Return to Myself
06.ボヘミアン
07.CITY CONNECTION
08.C-Girl
09.SHOW ME
10.赤道小町・ドキッ
11.HOLD ON ME
12.Give Me Up(Album Version)

カバーアルバムで最も大事なのは選曲だと思います。で、今回の最大のミスは80’sに固執したこと。実は彼女たちは、音楽配信のみで他にもいろんなカバーをやってるんですが、どうやら90’sの作品は省かれているようなんです。んで、そっちの方がいい感じなのがわりとあって、例えばHysteric Blue春-Springとか、GAOサヨナラあたり。でもそれも当然で、邦楽が歌謡曲から完全に脱却し、いわゆる現在のJ-POPSが確立されたのは90年代ですから。

とうわけで、今回の選曲はあくまで80’sなので、歌謡曲を今風にアレンジするというかなり難しい挑戦になっているのですが、冒頭にいったように、少々残念な結果になっているように思います。

まずアレンジが成功してるトラックには色をつけました。中でもよかったのは、レベッカの04.フレンズ。これはあの大黒摩季が原曲に近いカバーで失敗してるように、アレンジを大胆に変えてバラードにしたのは正解。しかし!全編がマイナー調だったからであって、小比類巻かほるの11.HOLD ON MEも同じようにやってしまったのは大失敗。これは大ヒットドラマ「結婚物語」の主題歌で、当時たくさんの人が勇気づけられた曲で、サビで力強く突き抜けるのが必須。(マッタリはダメ)

今回のベストトラックは07.CITY CONNECTIONかな?ボーカルのMaikaちゃんは、こういう風にロックをポップに歌う才能があると思います。アレンジとボーカルが最高にマッチしたトラックですね。(C-Girl、赤道小町も同じ理由でGOOD!)

最後に私は自分のブログであまり悪いことを書かない主義なんですけど、今回の彼女たちをプロデュースした人にはだいぶ疑念を持ちますね。「男女7人〜」で2曲かぶってるとかよりも、(個人的にドラマ好き?)基本的に槙原敬之、平原綾香などのように、自分の歌として消化してから吐き出すという作業を経ないと、カバーする側だけでなく、された側に対しても音楽的な意義がないはず。当時を知るはずのない彼女たちにもっと当時の時代やその中で生まれた曲がヒットした背景とかを教えてあげるべきだと思う。あと、DTM(パソコン音楽)使いすぎ!血の通ってない音を多用するなら、少なくともバンドとは呼べないし、カラオケの延長でしかない。結局、健気に歌っているMaikaちゃんだけが印象に残った1枚でした。

感想文にしては長かったな。(苦笑)
次のアルバムが勝負どころかな?がんばれMi。p(^^)q

※Mi Official Web Site
http://www.mi-girls.com/top.html

※音楽配信サイト「OnGen」(Miの配信ページ)
http://www.ongen.net/search_detail_artist/artist_id/at0000002247/
先日の記事のお題が80’sだったんですが、私がその80’sに大好きだったアイドル、デビー・ギブソンの大ヒットアルバムで、エレクトリック・ユースをご紹介。最近のは正統派(ビバヒル系?)路線がダメで、むしろ「そういうのがウザイのよ!」的な感じで、ロックで自分を主張するというパターンが多いみたいに思います。確かに、自己主張は大事かもしれないけど、音楽までワルっぽい感じにしなくてもいいのでは?だいたい最近のUSの女の子たちって、かなりかわいいのに曲がかわいくないのだ!結局、これが言いたかっただけなんですけど。(ヒラリー・ダフとかリンゼイ・ローハンとか素顔はめちゃかわいいのにねぇ〜)

Electric Youth / Debbie Gibson
01.Who Loves Ya Baby?
02.Lost in Your Eyes
03.Love in Disguise
04.Helplessly in Love
05.Silence Speaks (A Thousand Words)
06.Should’ve Been the One
07.Electric Youth
08.No More Rhyme
09.Over the Wall
10.We Could Be Together
11.Shades of the Past
12.We Could Be Together [Campfire Mix][*]
13.No More Rhyme [Acoustic Mix][*]

ゆーても、アイドルでアーティストじゃないんでしょ?なんて思ったアナタ!彼女はアイドル路線ではありましたが、当時にはいなかったセルフプロデュース(作曲・アレンジ・コンポーズまで全部ね。)という音楽天才少女だったんです。彼女は特に声がかわいいんです。(Miのmaikaちゃんといい勝負。)それにピッタリの音楽を自分でプロデュースするわけですから、全米が虜なったのも当然といえば当然かも?

さて、曲の解説です。もう数週間連続No.1というのが目白押し。日本では02.Lost in Your Eyesのバラードばかりが有名ですが、08.No More RhymeもNo.1ソングです。あとは、これぞ80’sのポップスといえる06.Should’ve Been the Oneや、パーティーソング的な10.We Could Be Togetherなどの青春真っ只中のガールポップでヒットもしました。意外ですが、タイトル曲の07.Electric Youthが意表をつく迷曲だったりします。

ベスト盤だと、他の曲がたくさん省かれるんでしょうけど、それにはもったいない曲がたくさんあります。03.Love in Disguiseはサビが耳に残るキャッチーなポップスだし、イントロがスキャットでめちゃかわいい、11.Shades of the Pastは、何度も変調するなかなか凝った曲で、これを自分で作れる彼女は音楽的に確かな才能があると思える1曲です。

また長くなりましたが、彼女の場合は声も曲も全部かわいいので大好きでしたね〜。80’sの持つ素晴らしい音楽性を取り入れながらの手作りポップスにも他にはない温かみがあったし。ちなみに、08.No More Rhymeは今聴いてもイイ!古いCDがあるレンタル屋さんにあります。ぜひ一度聴いてみてください。(予想外にカワイイぞ!)

※カワイイ試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1097081

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050223.html
80年代の終わり、日本の音楽はこれまでの歌謡曲を卒業し、洋楽が持つ普遍的で魅力的なエッセンスをうまく吸収して、独自に表現をしたポップスが誕生しました。そうした音楽が、まさに90年代に様々なアーティストたちの登場により、いわゆる「J-POPSの黄金期」を迎えることになったわけです。そして、私はそのJ-POPSの扉を開いたのが、この3人だったんじゃないかと思います。日本で知らない人はいないグループ、ドリカムことDreams Come Trueです。今日は彼らの足跡をたどりつつ、SONY在籍時代までのヒット曲を集めたベスト盤を紹介したいと思います。(よって左のジャケ写とは異なります。下記の試聴サイトで本当のジャケ写を確認してください。)

BEST OF DREAMS COME TRUE
01 APPROACH
02 あなたに会いたくて
03 うれしい!たのしい!大好き
04 うれしはずかし朝帰り
05 LAT.43°N
06 さよならをまってる
07 Ring!Ring!Ring!
08 笑顔の行方
09 忘れないで
10 Eyes to me
11 決戦は金曜日
12 晴れたらいいね
13 go for it!
14 す き
15 サンキュ。
16 ROMANCE
17 LOVE LOVE LOVE

若い人たちは知らないかも知れませんが、ドリカムは当初は3人組で、吉田美和が東京へ歌手になるべく、同郷の西川隆宏と共に上京。一方、その頃、ゲーム音楽などのコンポーザーをしていた中村正人と出会い(というか、吉田をスカウトしたSONYが結成させた。)89年に1stアルバム「DREAMS COME TRUE」を発表するも、1曲もヒットはありませんでした。そんな状況が一転したのが、ある音楽番組でワンコーラスだけ歌った、04 うれしはずかし朝帰りが、クチコミなどで想像もしない速さで話題となり、03 うれしい!たのしい!大好きが流れる頃には、彼らの名前を知らない人の方が少ないくらいでした。

ここから、彼らは「夢以上の夢が叶う」ほどのブレイクをします。3rdの「WONDER3」さらに4th「Million kisses」と史上初のセールスを更新していきます。この辺での代表曲が、08 笑顔の行方であったり、10 Eyes to meであったりします。おそらく彼らが最も多忙を極めた時期であっただろうと思います。5th「The Swinging Star」で、彼らの音楽性のレベルがぐっと高くなり、11 決戦は金曜日や、12 晴れたらいいねなどのシングル曲だけでなく、アルバムの1曲に深い感銘を受けるファンも多くなりました。(キロロが歌手になることを決意したのは、この時のアルバムに収録されていた、眼鏡越しの空という曲に感銘を受けたからというエピソードもあります。)

これ以降のドリカムはエンターテイメントだけでなく、よりアーティスティックな創作活動を熱望するようになり、未来予想図のようなシンプルなバラードよりも、14 す き、あるいは不朽の名曲となり、今でもよく耳にする17 LOVE LOVE LOVEなど、アップな曲よりも優先して発表するようになります。この時期に、彼らのメンバー間での問題(西川問題)や、移籍問題など、超売れっ子には必ず発生する諸事情により、少し休養をとりながら活動を行うようになります。(吉田美和のソロ活動なども含む)

さて、これからもまたいろんなことが起きるわけですが、さすがに今日は長文になったし、ちょうど区切りなのでここまでにします。この後のドリカムについても、また今度の機会に取り上げたいと思います。

※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20000988

※1stでは01 APPROACHが好きだったなぁ。思い出の曲です。

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