ZARDの坂井泉水さんの急死からもう10日も経ってしまったわけですが、ようやく事実として受け止められるようになっても、本当になにか自分の心の中に大きな「穴」が空いてしまったように感じています。 もちろん職場でも話題になることがしばしばありましたが、よくわからないのが、泉水さんの急死について、自殺かどうかということばかりが話題の中心となることです。もちろん彼女に全く関心のない人にとってはそういうことに興味があるのかもしれませんが、そんな心ない話題の中で黙々と仕事をするのはツライものがあります。

これは私のごく個人的な意見なのですが、人はいつから誰かの死を悼むことよりも興味本位で死因の詮索や噂をするようになったのでしょうか?それに、彼女はガンという病気と闘っていたし、そのガンとの闘病生活とは筆舌に尽くしがたい苦しみがあるのにもかかわらず、それでも彼女は散歩を欠かさなかったということだそうです。これをもって、いわゆる全く健康な人がビルから飛び降りるのとは全く異なるものだと考えています。ただ確実にいえるのは、死因などはどうでもよくて、作詞家としてもたくさんの勇気を与えてくれた一人の女性の命が失われたという事実。少なくとも私にはそれ以上のことを知りたいとも思わないし、今でも彼女の残した作品を聴いて、生前の彼女を偲ぶことくらいしかできません。ただ、こういった作品が自宅に多くあることを今はせめて幸いに思います。今日はその中から一枚取り上げて、久しぶりに簡単なレビューをしてみたいと思います。

TODAY IS ANOTHER DAY / ZARD
01.マイ・フレンド
02.君がいたから
03.サヨナラは今もこの胸に居ます
04.ラヴ~眠れずに君の横顔ずっと見ていた
05.DAN DAN心魅かれてく
06.眠り
07.心を開いて
08.突然
09.今日も
10.TODAY IS ANOTHER DAY
11.愛が見えない
12.見つめていたいね

ZARDの人気が絶頂期だったころのアルバムの内の一つです。大ヒットとなったのは、人気アニメ「スラムダンク」のエンディングで使用された、01.マイ・フレンド。シングルでミリオンヒットとなりました。また、05.DAN DAN心魅かれてくは、同じレーベル仲間の男性バンドFEILD OF VIEWが、「ドラゴンボールGT」の主題歌として使用された曲ですが、この歌詞は彼女が提供したもので、ここではセルフカバーということなります。また、近年でも同じく一つのステイタスとして選曲されているポカリスエットの96年度のCM曲となった、07.心を開いては、近年同様にとても印象的でしたね。

このアルバムは、今までのアルバムに比べてサウンドが良く出来ているのは、VAN HALLENなどを担当した天才ドラムエンジニアのANDY JOHNSが参加しているから。その聴き所は、06.眠り(今となっては皮肉なタイトルだな・・・)ZARDには珍しいくらいアップテンポな11.愛が見えないはパメラの小澤正澄の作曲で、95年の「SEA BREEZE」のCM曲で一躍大ヒットしましたが、かなりパメラしてます。(苦笑)

もうこのアルバムの収録曲の解説にはキリがありませんが、最後を飾る12.見つめていたいねは、アルバム制作中に彼女の元に届いた一通の悲しいファンレターに応える形で、彼女の希望により、急遽、製作・収録されたものです。詳細は長くなるので割愛します。(ご存知の方はトラバお願いします。)

最後に「TODAY IS ANOTHER DAY」というタイトルは、今日は(昨日と)違う日という意味で、非常にポジティブで彼女らしいタイトルですが、彼女の最期の日もきっとそうであったと私は今でも信じています。

※試聴はこちら
http://www.bgv.jp/contents/detail_music.php?conts_id=2028

ai wo / aika

2007年6月23日 音楽
突然ですが、この人をご存知でしょうか?黒髪が美しい女性ですが、そーいえばさすが姉妹というだけあって微妙に顔立ちが似ているよーな?実はこの人が平原綾香の実のお姉さんで、日米同時デビューを果たした人です。偶然、試聴機であったので流して聴いてみたので、1stインプレッションの感想モードで少し取り上げてみたいと思います。
 

ai wo / aika
01.愛の庭
02.愛を(feat.EJ LABB)
03.オレンジ・ムーン
04.ウィル・タイム・ヒール・マイ・ソロウ
05.ユーア・ゴーン
06.ライク・ウィ・ユース・トゥ
07.イマジン
08.メモリーズ
09.クワイエット
10.スロー・バーン
11.ファウンド・ザ・ラヴ・オブ・ライフ
12.Yakitori
13.タイムズ・ア・ヒーラー
14.ビリーフ

基本的にはジャズなのかな?いや、ジャズっぽい感じといった方がいいような気がします。彼女はアメリカの音楽大学でジャズ科を専攻していたし、実はサックス奏者でもあったりするそうです。聴いた感想は、まず平原綾香の姉なんてことは全く関係ないくらい、むしろ対照的な声です。平原綾香の声はあの独特のクセのあるボーカルですが、この人にはまったくクセのようなものがなくいたってシンプルでストレート。案外イージーリスニングのコーナーにあっても不自然でないくらいの癒し系な声とサウンドでした。アマゾンレビューで指摘している人がいますが、02.愛を(feat.EJ LABB)だけがなぜかR&Bですごい違和感を私も感じました。(2曲目って結構大事なのにね。)あとはカバーソングをメインにそつなく歌っている感じ。個性が薄い気もしますが、今は「個性の強さ」を売りにするアーティストが多いので、逆にありかも・・・とか思ったりもしました。

まぁ、これはデビューアルバムとはいえ実質的には様子見程度の作品なのかな?(倉木麻衣ちゃんもこんなデビューの仕方だったな。>Baby i like)そんなわけで、この人は「大化けの可能性」は十分あるように思います。とりあえず先取りチェックしておきましょう!

※aika Official web Site (一部試聴できます。)
http://www.toshiba-emi.co.jp/st/artists/aika/
本日、ちょうど1ヶ月前にご逝去されたZARDのボーカルの坂井泉水さんを偲ぶ会が、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、4万人を超えるファンらが詰めかけたということです。本当は私も行きたかったです。東京なら必ず行っていたでしょうけど、私もちょうど坂井さんが亡くなられた時期から今日まで多くのツライ出来事があって、そこまでのパワーがなく、当時に購入したCDを外で聴きながら、晴天の青い空に黙祷を捧げました。

産経新聞より抜粋
「どんなに離れてても心はそばにいるわ。」ヒット曲の歌詞そのままに、ファンの心は彼女に寄り添っていた。子宮頸(けい)がんを患って入院中に急逝したZARDの坂井泉水さん(享年40)をしのぶ会が27日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、4万人を超えるファンらが詰めかけた。当初は午後7時までとされていたしのぶ会は、集まったファンの多さに2時間延長された。祭壇には愛用のヘッドホンやマイクなどが置かれ、録音スタジオの雰囲気。譜面台にはヒット曲「負けないで」の直筆歌詞ノートが広げられ、歌詞を潤んだ目で追うファンの姿が見られた。ライブ映像が流される大画面のモニターの前でうずくまって泣く人も。

平日なのに外で黙祷ということで、実は私は今月で仕事を失うこととなってしまいました。

とりあえず働かないと・・・
そう、働くという字「働」は人が動くという意味で、中国から来た漢字ではなく、日本人が作った「日本の字」だということを知る人は少ないと思います。だから心身ともに健康で初めて、「労働」といえるわけです。でも、私は卒業後ずーっと「労動」でしかなかったように思います。

生きている間に何かを残せる人は素晴らしいと思います。そして、坂井さんのそれはあまりにも大きすぎて、それに応えるように多くの人が集まったのでしょうね。本当に生き苦しい今の日本で、こうした多くの他人が言葉を使わずに気持ちを共有することのできるのは「音楽」だけなのではないでしょうか?趣味とか余暇以上の可能性が「音楽」にだけはあると信じていたから、これまでこのブログで記事を書いてきました。

そろそろ本当に休んだ方がいいみたいです。>私
多くのことに疲れました。なんか坂井さんとぜんぜん関係ない話になってしまいました。ごめんなさい。

また機会があればいつか復活したいと思います。
おやすみなさい。
「ありがとう。」私が毎日の中で一番たくさん使う言葉。買い物後のレジの人に「ありがとう」職場のお掃除のオバチャンに「ありがとう」この何気ない一言がすごく大切だと私は思っています。そして今日、インターネットという世界で心からこの言葉を伝えたい人に出会うことができました。ついさっき読んだとこなので、後でもうちょっち追記するかも?取り急ぎジャケ写付けて載せました。そして、本当にありがとう。

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