あけまして、おめでとうございます。新しい年をフツーに迎えました。今年はどんな年になるのか。いいことはぜんぜん期待してませんけど、なんとか現状よりも落ちないようになればありがたいと思っているのですが・・・。さて、今年の一発目はやはり本日発売の倉木麻衣さんのアルバムで、One Lifeです。昨年末にはフツーに店頭に置いてあったので、さらっと試聴しました。というわけで、感想程度ですが書いておこうと思います。

ONE LIFE / 倉木麻衣
01.One Life
02.I Like it Like that
03.one for me
04.Born to be Free
05.白い雪
06.Silent love~open my heart~
07.everything
08.Season of love
09.secret roses
10.Wonderland
11.BE WITH U
12.Over The Rainbow(Bonus Track)

なんと、今までのサウンドから大きく変更して、骨太なR&Bサウンドに回帰しています。しかも、あのgizaっぽい感じでなく、なにか違うサウンドです。ここ数枚のアルバムに比べると、かなり攻撃的だと思いました。今まではかわいい麻衣ちゃんでしたが、ジャケ写のとおり、麻衣さんと呼ばなくてはいけないかもしれません。(ちょっち寂しい気も・・・)シングル曲以外は、かなりノリノリな音楽です。それは最初から重量感の溢れるビート音の01.One Lifeに始まり、今までにないパワフルさを感じさせる、04.Born to be Freeなど、初めて出会う倉木麻衣に驚くくらいです。12.Over The Rainbow(Bonus Track)のカバーでは、歌のうまさもよくわかるので、歌唱力の方もかなりレベルアップしていると思います。

正直、驚きました。特にgizaの音でない所や、彼女の攻撃的なボーカルスタイルなど、新しい要素が盛りだくさんです。とりあえず、ショップには必ず試聴機があると思うので、ぜひ聴いてみてください。

※倉木麻衣 Official Web Site
http://mai-kuraki.com/

※倉木麻衣 スペシャル(Yahoo!動画)「ONE LIFE」 全曲紹介
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00102/v01053/
聴きやすい音楽を紹介していくのが、このブログの当初からの目的だったので、今日はこのエリック・クラプトンのベスト盤をご紹介です。ギターの神様と呼ばれる、彼のこのベスト盤は、意外にもギターを主張せずにひたすら耳になじみやすい音楽を一枚に詰め込んであるので、予備知識とか一切なしで聴いてみると、そこには洋楽の持つやさしさと、ポピュラーな部分でのブルース・ギターが楽しめます。おそらく彼の音楽を知らない人に対して、最初に触れてもらうために作成されたようです。もちろん旧知のファンには賛否両論ありましたが、私は広く多くのリスナーに対して時に「あわせる」ということは、自分のジャンルだけに安住せず、それでいて神とまで言われた人の音楽への謙虚な姿勢だと思っています。

The Clapton Chronicles / Eric Clapton
01.Blue Eyes Blue
02.Change The World
03.My Father’s Eyes
04.Tears In Heaven
05.Layla
06.Pretending
07.Bad Love
08.Before You Accuse Me
09.It’s In The Way That You Use It
10.Forever Man
11.Running On Faith
12.She’s Waiting
13.River Of Tears
14.I Get Lost
15.Wonderful Tonight

まず有名な曲から挙げると、映画「フェノミナン」の主題歌となった、02.Change The Worldです。これは一般的には彼の代表曲となりましたが、彼の作曲ではないことを知る人は案外少ないです。(クラプトンがカバーした作品です。)正しく彼の作品としてのヒット曲は、まず、05.Layla(いとしのレイラ)。ここでは、アンプラグドバージョンのライブ音源で収録されているので、原曲よりも聴きやすくなっています。そして、モノマネする人が必ずこれを歌う(苦笑)、04.Tears In Heavenですが、先に天国へ行った長男に捧げた名曲で、彼はいつも特別な想いで歌っていました。07.Bad Loveは多くのCMで使用されているので、サビだけでも耳にしているはずです。(少し前のスーパードライのCMなど)

前半はアンプラグドを含めて、ポピュラーに徹していましたが、後半からは彼のルーツであるブルースナンバーとなります。ブルースというジャンル自体は古いのですが、ここでは控えめなギターでオシャレなアレンジになっているので、すごく親しみやすいです。それでも、ブルースの良さがわかるバラードの11.Running On Faithはアンプラグドではありますが、神様と呼ばれるブルースギターが堪能できます。他にもありますが、今回のアルバムの趣旨から考えても、ジャンルを意識せずに聴いてみて欲しいと思いますので、この辺で解説もやめておきます。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/973263
ソウルシンガーの中で、最も高度なボーカルスタイルとして、「ファルセット」と呼ばれるものがあります。基本的には超高音を保ちながら少し「裏声」のようなかすれた声を重ねるというもので、これを正確にこなせる人は海外でも数少ない存在といえます。日本でも空前のソウルブームを迎えましたが、ファルセットで歌う人はこの人だけなのではないでしょうか?平井堅SENTIMENTALoversです。日本中で大ヒットとなった05.瞳をとじても既に4年前のことです。

SENTIMENTALovers / 平井堅
01.思いがかさなるその前に…
02.jealousy
03.言わない関係
04.君が僕に憑依した!!
05.瞳をとじて
06.青春デイズ
07.style
08.signal
09.鍵穴
10.nostalgia
11.キミはともだち
12.センチメンタル

今回はヒット曲を踏まえずに、彼の歌のうまさを「ファルセット」というキーワードで見ていきたいと思います。一般的にはファルセットというのはコーラスで追加的に導入することが多いのですが、コーラスとサビとで2重にファルセットなのが、04.君が僕に憑依した!!で、これだけはカラオケで歌ってはいけないほど高度なテクニックを披露しています。同じく、06.青春デイズ07.styleもサビからファルセットになってきます。ここで平井堅という人が凄いのは、メインをやりながらファルセットもするという所。いや、もうどこからどこまでがファルセットかもわかりにくいほど、変幻自在のボーカルはあまり例のないスタイルだと思います。

後は、シングルだけだとわかりにくいことですが、彼のボーカルは昔からセクシーな表現を得意としています。ここでは、09.鍵穴で、昔ヒットした「WHY」を超えるくらいの官能的な歌詞です。これも後半でファルセット攻めなので、女性にはさぞかし大変でしょう。(何が?)私は男性なので、そういう男性目線の曲でセンチメンタルな10.nostalgiaという曲がお気に入りです。ギター一本とボーカルというシンプルさこそが、究極にセンチメンタルだと思いました。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1791571
最近は、「やさしい音楽」や「あたたかい音楽」ばかり選んで聴いています。 どういう音楽がそうなのかというと、やはりちゃんと演奏された音楽ということになると思うんです。そこで、今日は95年にリリースされた古内東子の4枚目のアルバムで、ストレングスを紹介したいと思います。これは彼女が有名になるひとつ前の作品なのですが、なぜかNYのトップ・ミュージシャンが勢揃いして、彼女の音楽をフルサポートしてるんです。デイヴィッド・サンボーンマイケル・ブレッカーという大物サックス奏者に加えて、ベースではウィル・リーが4曲、ジェームス・ジナスも4曲、極めつけにマーカス・ミラーの名前まで・・・。95年という時代に、まだ日本でも無名だった彼女に、どうしてこれほどの人物が集まってきたのかはわかりませんが、おそらく彼女のアルバムの中で最も素晴らしいサウンドであることは間違いないでしょう。
Strength / 古内東子
01.朝
02.ストレングス
03.あえない夜
04.今の二人が好き
05.プロミス
06.できるだけ
07.秘密
08.歩き続けよう(Album version)
09.幸せの形 (Album version)
10.雨の水曜日

プロデューサーはマイケル・コリーナで、彼の人脈で集まってきたとも考えられますが、それだけではとうてい不可能な話で、彼女の才能が認められたからこそ実現したと考える方が自然でしょう。アルバムの幕開けである、01.朝はイントロからいきなりマイケル・ブレッカーのテナーが彼女のシルキー・ボイスを最後までエスコートするという贅沢な一曲。一方、03.あえない夜でのエスコート役は、ピアノのボブ・ジェームス。切ないミドルバラードも美しく感じます。(アウトロのピアノが尋常じゃなくキレイ。)

もうかなりおなかいっぱいの所へ、04.今の二人が好きで絶妙の「泣きギター」を披露するのは、デヴィッド・スピノザ。あくまでボーカルを立てるように、控えめでも存在感のある演奏です。09.幸せの形 (Album version)は、躍動感のあるドラムスと、少しチョッパー気味のベースが交じり合う最強の低音域を、オマー・ハキムとウィル・リーが演出し、彼女のシルキーボイスを際立たせるという究極のトラックです。

全部書いてるとキリがないので、この辺にしますが、結論からいうと、このアルバムはありえないですよ。はっきり言ってミラクルです。10年以上前の作品ですけど、まったく古くないし、メロディーも素晴らしくて、J-POPS史上にまれに見る名盤だと思います。海外のジャズ・フュージョンを聴く人は、すでに上記の名前を見ただけで、「これは聴いてみなくては!」という感じだと思いますが、普段から「演奏」を意識しないまま音楽を聴いている人にぜひ聴いて欲しいと思います。なじみ易い音楽で最高の演奏を体感できる数少ないCDだと思うので。ぜひ!

※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/SRCL03306/
そろそろ寒さも和らいで、日中なんかちょっとポカポカする感じの気候になってきましたね。あたたかいの少し前な季節に聴いているのが、このコブクロの2004年のアルバムで、MUSIC MAN SHIPです。もう今では知らない人いないわけですが、2人が同じ商店街でギターを弾いてなかったら、これも聴けてないわけで。そう考えると、人との運命的な出会いは人生を変えるんだなぁ〜なんて思ったり。まぁ、とにかく今の時期にぴったりだと思うので取り上げてみました。

MUSIC MAN SHIP / コブクロ
01.東京の冬
02.Million Films
03.ボーイズ・オン・ザ・ラン
04.永遠にともに
05.Rising
06.光の誓いが聴こえた日
07.DOOR
08.エピローグ
09.HUMMING LIFE
10.この指とまれ!
11.ここから -Album version-
12.毎朝、ボクの横にいて。-sweet drip mix- (BONUS TRUCK)

タイトルのMUSIC MAN SHIPというのは、スポーツマン・シップのミュージシャン版ということだそうですが、確かにそういう誠実さが全ての曲でうかがえる、やさしいサウンドですね。01.東京の冬は、冬の街並みが目に映るような歌詞ですが、春を前に希望に溢れる爽やかな曲です。02.Million Filmsもアナログチックな気持ちを思い出させてくれる名曲で、ベスト盤にも収録されています。(2枚組でよかった。)今作で一番有名なのは、04.永遠にともにで、まぁ知らない人はいないでしょうし、説明も不要の代表曲であり、名曲です。

さて、ベスト盤では知り得ない部分でいうと、03.ボーイズ・オン・ザ・ランでしょうか。これは昨年末に「再チャレンジの星」(このコピーは作為的な感じで個人的には違和感があるけど。)ということで、紅白に出場した、馬場俊英のカバーです。コブクロの二人が尊敬するアーティストの一人ということだそうです。劇場型の歌詞と「語り」が懐かしい感じです。ベストに漏れたのが残念なのは、08.エピローグで、ストリート時代に書いた曲だそうです。ギターとストリングスのアレンジが効果的で、心に残るバラードです。11.ここから -Album version-も漏れるには惜しい曲で、力強いドラムスとエレキギターで、フォークというよりも壮大なロックバラードになっています。

最後に、「邦楽にしかない良さ」というものがきっとあると思っていた私にとっては、これは一つの答えとなったアルバムでしたね。彼らはこれからも長く活動できるアーティストだと思います。

※コブクロ Official Web Site(意外なほど地味だ。)
http://www.kobukuro.com/

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001335430

※コブクロ・スペシャル(Yahoo動画:「Million Films」オススメ!)
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00107/v00420/
今日はまたすんごい人をご紹介したいと思います。オーストラリアで人気No.1の美しい歌姫、デルタ・グッドレムです。はっきりいって、デビュー当初のマライア・キャリーを彷彿させるような音域の広さを持つ人です。さらに、声もルックスも美しい女性です。(まだ22歳!)既にUKでも活躍中の彼女の1stと2ndの2枚のアルバムからセレクトしたものを日本盤として発表したのがこれで、当時の2006年には来日しています。(テレビにも出てましたね。)実は私はレンタルで見つけてしまったので借りたのですが、これは買ってもいいCDだと思ってます。

Innocent Eyes / Delta Goodrem
01.Born To Try
02.Lost Without You
03.A Little Too Late
04.Last Night On Earth
05.Flawed〜埋まらないパズル
06.Almost Here(Duet With Brian McFadden)
07.Extraordinary Day
08.Innocent Eyes
09.Not Me, Not I
10.Never Fades Away
11.Predictable
12.My Big Mistake
13.Be Strong
14.Out Of The Blue

オーストラリアの人口は日本の1/5程度しかないのは、案外知られていないですが、その中でミリオンセラーとなった事実はおそらく、私たちの想像を超えるものだと思います。先にも書きましたが、この日本盤は2枚のアルバムをもとに再構成されたものなので、若干テイストの違う曲が混在していますが、違和感はなく、彼女の魅力が十分に伝わります。透明感のある声がよくわかる01.Born To Tryや、後半に高音域で2段階くらい上がる04.Last Night On Earth、キャッチーでポップな12.My Big Mistakeなどを聴いていると、どうしてもデビュー当初のマライア・キャリーを思い出してしまいます。つまり何を歌っても「完璧」ってことですね。

他方で、彼女にとってはメッセージ性の強いものになった2ndアルバムからの曲は、対照的に憂いのある感じの曲が多く、そこからのNo.1ソング11.Predictableには笑顔は見えない感じですが、声がきれいなのでどこか神秘的にも聴こえたりします。今回の日本盤のための新曲、05.Flawed〜埋まらないパズルは、スター性をアピールするのには十分な壮大なバラードになっています。ただ日本人の好きそうな洋楽という印象も受けました。(いわゆる少し前のセリーヌ系です。)

オススメ層は、UKボーイズグループのような曲が好きな人。洋楽初心者の人にも聴きやすいCDだと思います。あとは声のきれいな美女がお好きな方も?

※デルタ・グッドレム 公式サイト(日本)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/deltagoodrem/
※Delta Goodrem(UKサイト:最新3rdアルバムがリリース!)
http://www.deltagoodrem.com/
※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/SICP01141/
※Born To Try (PV)
http://www.youtube.com/watch?v=nA-plUPT7wM
今までのアクセス履歴で一番多かったのが、昨年に思いつきでやった、「動画で見るスーパーギタリスト列伝」でした。確かに、こんなプレイをするギタリストとか最近はいないよなぁ・・・。80’sのハードロックって、とにかく競って超テクを披露するという時代で、大人げないといえばそれまでだけど、演奏自体は超人的であることはゆるぎない事実です。そういうバンドを私も友人より先に発掘して自慢したいみたいな、青くさいことばっかりやってたっけ・・・(苦笑)今日は前回よりキテマスよ。悶絶必死のプレイをどうぞ。

■黄金のライトハンド エディー・ヴァン・ヘイレン
アメリカのハードロックを語るのに欠かせないバンド、ヴァン・ヘイレンのキーマンであり、タッピングによる早弾きを確立した偉大なギタリストでもある。動画は89年にサミー・ヘイガーを擁して来日した時のライブ映像で、曲は「AFU -Naturally Wired-」
http://www.youtube.com/watch?v=zTTzAGxz7ns

■音速を超えた光速ギタリスト ポール・ギルバート
主に90年代に活躍した、日本でもお馴染み「Mr.Big」の初代ギタリスト。奏法はヴァン・ヘイレンの影響をうけるが、速いだけでなくエモーショナルな演奏も得意。曲はデビューシングルの「Addicted To That Rush」(世界一のベーシスト、ビリー・シーンとの掛け合い奏法にも注目。)
http://www.youtube.com/watch?v=Ck3MuHqYRLM

■俺を知らないヤツは知らないままでいろ! ダグ・アルドリッチ
有名にはならなかったが、マニアからは強い支持を得ていたバンド、「BAD MOON RISING」のギタリスト。独創的な発想で繰り出される音は変幻自在。無名の天才とも。曲は「BLOOD ON THE STREETS」
http://www.youtube.com/watch?v=msmf4QkYEdU

■シーケンサーは「俺」 アレックス・ライフソン
早弾きよりも高度なテクがここに。エレキギターで和音を完璧に制御するという人間離れしたギタリスト。彼のバンド、ラッシュのメンバーはみな宇宙人だという噂を信じさせてしまう、伝説のライブ映像から「Marathon」(3人で出来る演奏ではない。)
http://www.youtube.com/watch?v=rP58U_R3gK0

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これで第2回の四天王とします。次はあるかな?

※関連過去記事
http://57127.diarynote.jp/200711302205430000/

キャメロン・ディアス出演のソフトバンクのCMで、懐かしすぎる名曲がかかっていたので、今日はスウィング・アウト・シスターの記念すべき1stアルバムをピックアップ。アルバム名は、It’s Better to Travelで、CMの曲は、1曲目の01.Breakoutです。この曲は86年のシングルで、日本でのデビュー曲となります。(20年以上前の曲です。)このキャメロン・ディアスのシリーズは今までのもなかなかよかったですが、今回はエレガントな感じが曲のイメージとピッタリでいい感じだと思います。

It’s Better to Travel / Swing Out Sister
01.Breakout
02.Twilight World [Superb. Superb. Mix]
03.After Hours
04.Blue Mood
05.Surrender
06.Fooled by a Smile
07.Communion
08.It’s Not Enough
09.Theme [From It’s Better to Travel]
10.Breakout [Nad Mix]
11.Surrender [Stuff Gun Mix]
12.Twilight World [Remix]
13.Communion [Instrumental]

このスウィング・アウト・シスターというグループは、当初は3人組でした。このアルバムを発表した後にドラムの男性が脱退してから今日まで、コリーン・ドリュリー(Vo.)とアンディ・コーネル(key.)の男女ペアで活動しています。日本で最も有名な曲は、90年代の「あなたにいてほしい(Now You’re Not Here)」だと思いますが、今回のCMでこのアルバムも聞いてみて欲しいですね。(そういう想いも込めつつ記事を書いてるわけですけど。)

さて、アルバムの曲紹介を。まずは、ゴージャスでエレガントにスウィングする01.Breakoutで、UKポップのパイオニア的な曲となりました。同じくキャッチーな06.Fooled by a Smileも当時から日本でもCMで使用されていました。(TAKARA缶チューハイだったかな?3人出演です。)一方で、アーバンな雰囲気でオシャレなミドルスローの02.Twilight Worldには、イントロに東京駅の構内放送が効果音として使用されています。(03.After Hoursの間奏にもあり。)こういうことを思いつくのはすごいことだと当時思ったもんです。

01.Breakoutと対極的な雰囲気の05.Surrenderも名曲で、コリーンのボーカルもかなりアダルトになっていて、アシッドジャズの典型となったサウンドだと思います。後半はかなり実験的なリミックスを収録しています。(1曲がやたら長かったり。)当時のサウンド技術におけるテクノポップと演奏の加減が逆に新鮮にも聴こえます。温故知新というほど古さを感じさせないので、ぜひ聴いてみて欲しい一枚です。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000565620

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050328.html
寒い・・・。京都の底冷えというヤツは尋常じゃないのだ。骨まで凍みるので、どんなに厚着しても寒い。寒いのは苦手なので早く春になってほしいと思う今日この頃です。さて、今日は今までどうしてレビューをしてなかったのか不思議なCHEMISTRYの3rdアルバムで、One×Oneをピックアップしました。彼らのことを、私はデビュー当初はアーティストとして見れなかったんですよね。これは全くの偏見だったんですが、TV番組の企画で出てきた2人というイメージが強すぎて。そういう勝手な偏見をキレイに取り去ってくれたのが、このアルバムでした。

One×One / CHEMISTRY
01.Intro-lude
02.Us
03.YOUR NAME NEVER GONE
04.my Rivets
05.This age
06.Bound for Identity~dear friend~
07.~Street Sounds of Naples,Italy~
08.meaning of tears
09.Ordinary hero
10.Now or Never(CHEMISTRY meets m-flo)
11.So in Vain
12.赤い雲 白い星
13.Interlude
14.アシタヘカエル
15.いとしい人

このアルバムの製作にあたって、二人はイタリアへ出かけたそうで、とにかく和製R&Bの範囲を出なかった彼らのサウンドにいい変化をもたらしたように思います。それは実質的には1曲目の02.Usのキャッチーなイントロから既にその変化に気がつくはずです。さらに、イタリアの空気を詰め込んだような06.Bound for Identity ~dear friend~や、スペインギターのような音でボッサアレンジという12.赤い雲 白い星は、全く新しい試みですが、ケミストリーらしさは押さえてあるので、アルバムの中でも違和感はありません。

以前の作品の延長線にあるのは、シングルだった03.YOUR NAME NEVER GONEのバラード。ケミストリーのお得意ですがいい曲です。あとは、アップテンポな04.my Rivetsはソリッド感溢れるグルーブで、09.Ordinary heroは、アーバンソウルな感じですが、ストリングスで上品なサウンドにしています。この2曲もやはりこれまでとは似て非なるサウンドだと思います。最後に私の好きなのは、CMでもお馴染みの14.アシタヘカエルですね。でも、このアルバムはかなり聴いてますね。ベスト盤だけの方には、ぜひこのアルバムをオススメしたいです。(15.いとしい人はこのアルバムver.の方がいいですよ。)

※試聴はこちら。
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=DFCL000001201
平井堅やケミストリーから少し遅れて、彗星のように登場したDefSTARの超新生アーティスト、Sowelu(ソエル)。彼女の1stアルバムのGeofuは、ブレイク前に発表されたので、案外聴いていない人も多いと思うんです。さらに、彼女はまだベスト盤を出していないので、下手するとここに収録されている曲をぜんぜん聴いたことがないという人もいるかもしれません。もしそうなら、すごくもったいない話で、路線変更をした3rdよりも先に、この1stをぜひ押さえておきたい所です。ポップで、キュートなサウンドが好きな方は特に必聴の名盤だと思います。

Geofu / Sowelu
01.Shine
02.Fortune
03.Rainbow (Original Mix)
04.Across My Heart
05.I Wanna Know
06.Beautiful Dreamer (Album Version)
07.Part Of Me
08.Cc
09.Can’t Take My Eyes Off Of You
10.Call My Name
11.My Dear
12.Breath 〜想いの容量〜

簡単に当時の頃の話を少し。彼女のデビューシングルはおそらく、06.Beautiful Dreamerということになっていると思うんですが、実際には、日本のR&B界を支えた松尾潔氏の企画アルバム、「smooth」に無名の女性シンガーとして名を連ねた時の04.Across My Heartが実質的なデビュー曲となります。ただ、この時点では私も含めて誰も知らなかったし、他のアーティストと比べても、曲自体も地味だったこともあり有名になるまでには至りませんでした。私が初めて出会ったのが、TVドラマの主題歌だった、03.Rainbow (Original Mix)で、このアルバムを手にするきっかけとなりました。

このアルバムは本当にいい曲満載でかなり聴きました。まずシングルでないのが不思議なくらいの01.Shineは、まばゆいくらいピュアなサウンドで、先の03.Rainbow (Original Mix)と似た、初期ソエルならではのユーロ風味なサウンドです。決定的にユーロスタイルなのは、09.Can’t Take My Eyes Off Of You(邦題:君の瞳に恋してる)のカバーで、80’sの雰囲気を意識しながらのクラブサウンドになっています。(相性もバツグンです。)

後に彼女がR&Bの歌姫となることが想像できるのは、SOULHEAD(YOSHIKA)による楽曲で、02.Fortuneと、05.I Wanna Knowですが、このアルバムにあっても違和感ないばかりか、他のポップ色に深みを与えています。最後に個人的なオススメは、10.Call My Nameで、ピュアピュアのミドルスローがオシャレです。昨年はアルバムが出なかった彼女ですが、今年はリリースがあるでしょうし、その前におさらいしておきましょう。

※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=DFCL000001103
最近はレビューばかりだったので、今日は普通の日記で。もう寒すぎて外に出られないので、今日は家で映画をみました。それにしても、ハリウッドのラブコメなんか見るの何年ぶりだろう?基本的にはあまり関心のないジャンルなんだけど、今回はレンタル屋さんで、「80’sポップス」の世代はハマルと書いてあったので、このラブソングができるまでというのを借りてみたんです。80年代の落ちぶれたポップスター(ヒュー・グラント)と男に騙された元ライター(ドリュー・バリモア)が、偶然の出会いに始まって、すれ違い、最後はハッピーにという、典型的なラブコメでした。100分ほどだったので退屈はしませんでしたが、期待していた音楽的な部分はイマイチでしたね。配役が歌える人ではないし、音楽はあくまでストーリー上では付加的な要素でしかないのでこれでいいんだとは思うんですけど。

それでも、80’sから抜け出してきたような架空のバンド「POP」のPVは良く出来てたな。服装やノリもさることながら、片想い系の曲は必ず病院送りになる所ね。ただ、80’sのダサダサ加減をギャグにしてる一方で、ここでカリスマ歌手とされるコーラ(ブリ○ニーとかリ○ーナもどきという設定)も十分ヘンにしてある所は、「私たちの世代にすれば、どっちもどっちなのでは?」という制作側の冷ややかな目線があるように感じたなぁ・・・。

最後に、ちょっとアンテナにひっかかったのが、そのヘンテコなカリスマ歌手、コーラ役のヘイリー・ベネットという女の子。気になったので少し調べると、19歳の新人でも、流行のオーディション上がりでもないのにNYでの大手雑誌に取り上げられ、歌手デビューの計画もあるそうで。(ここでは特にうまくなかったけど。)現在はドラマ撮影中ということですが、彼女はひょっとするとひょっとするかも?役どころはヘンだったけど、スター性はあったし。公式サイトでチェックしておきましょう。

※Haley Bennett Official Web Site (US)
http://www.officialhaleybennett.com/

※「ラブソングができるまで」 スペシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/musicandlyrics/jpspecial/

※ひとりごと:「ブッダの悦び」って。(苦笑)日本だからシャレになるけど、チベットではどうかと・・・。こういう場合、批難の対象がベネットちゃんになってしまうのでは?
なんだかパソコンの調子がすこぶる悪い。ここ数日でいろいろ試してみた結果、システム部分のファイル欠損という雰囲気です。PCって使えば使うほど不安定になるなぁ〜。ちゃんとメンテナンスしてるのに。あと、WINDOWSの更新でおかしくなることもあるし。OSから再インストールを検討中ですがやる気が出ない。ああ、面白くないなぁ〜。というわけで、しばらく更新できないかもしれません。その復旧作業をやればいいだけのことなんですけど、できない・・・。

さえぐさゆうかちゃん、カワイイ・・・(意味不明)
しばらく、トップの画像としておこう。

http://www.uka-saegusa.com/

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