マニアックすぎて伝わらない名盤を 「Choice?」
2006年5月14日 CDレビュー
さてさて、なんと200枚目のレビューとなる今日はちょっちマニアックなものを選んでみました。でも、ぜんぜん名盤なんです。UKで80年代後半に活躍したThe Blow Monkeys(ブロウ・モンキーズ)のシングルとリミックス(ロングバージョン)を集めたものです。日本では知ってる人少ないんですが、当時アメリカで表現されたブルー・アイド・ソウルというものよりも、もっとUKらしいスタイリッシュな感じになってます。特にシャープな男性ボーカルが印象的なグループでしたね。
まずは、女性ゲストボーカルを迎えてのダンスチューン、01.Waitと02.Choice?がスマッシュヒット。この2曲はここにもロングバージョンが収録されていますが、 他にも様々なリミックスが存在することからわかるように、その筋の人(DJなど)なら知っている名曲です。特に02.Choice?での2人の神業的な掛け合いは鳥肌ものですが、歌詞の内容は当時のサッチャー政権を皮肉ったものだということを知る日本のDJは少ないかも?(彼らの一般的な評価が案外低かったのは音楽に政治色があったからという説があります。)
一般的にいわれるヒット曲は、06.Digging Your Sceneだと思います。今でもたまにラジオでかかりますね。(80’s特集とかなら特に)この曲だけで、彼らを一発屋呼ばわりする人が多いんですが、それは見た目だけの話。彼らの先進的な音楽センスはむしろ、04.Celebrate (The Day After You)などを聴けばわかります。(近年のジャズとのクロスオーバーとかも、大して真新しいことではないように思えるほどセンセーショナルな楽曲でしたね。)
最後に、彼らの音楽は単純にひとくくりに出来ないので、CD選びは難しいところがあります。今回のシングルコレクションは聴きやすいダンスチューンをメインに集めてあるので紹介しましたが、後発の2枚組ベストなどだと、だいぶ印象が変わってくるので要注意です。でも、これたぶん日本では入手困難ではないかと・・・ストアより中古屋さんあたった方が早いかも?(リミックスがセットで聴けることにこのCDの真の価値があるんですけどね。)機会があればぜひ!
※試聴ジャケ写クリックで(アマゾン)
Choices: The Singles Collection / The Blow Monkeys
01.Wait (Robert Howard : Kym Mazellet)
02.Choice? (Blow Monkeys : Sylvia Tella)
03.Slaves No More
04.Celebrate -The Day After You- (Blow Monkeys : Curtis Mayfield)
05.Wicked Ways
06.Digging Your Scene
07.It Doesn’t Have to Be This Way
08.Out With Her
09.This Is Your Life
10.It Pays to Belong
11.Wait [Long]
12.Choice? [Long]
13.Man from Russia
14.Atomic Lullaby
15.Wildflower
16.Forbidden Fruit
まずは、女性ゲストボーカルを迎えてのダンスチューン、01.Waitと02.Choice?がスマッシュヒット。この2曲はここにもロングバージョンが収録されていますが、 他にも様々なリミックスが存在することからわかるように、その筋の人(DJなど)なら知っている名曲です。特に02.Choice?での2人の神業的な掛け合いは鳥肌ものですが、歌詞の内容は当時のサッチャー政権を皮肉ったものだということを知る日本のDJは少ないかも?(彼らの一般的な評価が案外低かったのは音楽に政治色があったからという説があります。)
一般的にいわれるヒット曲は、06.Digging Your Sceneだと思います。今でもたまにラジオでかかりますね。(80’s特集とかなら特に)この曲だけで、彼らを一発屋呼ばわりする人が多いんですが、それは見た目だけの話。彼らの先進的な音楽センスはむしろ、04.Celebrate (The Day After You)などを聴けばわかります。(近年のジャズとのクロスオーバーとかも、大して真新しいことではないように思えるほどセンセーショナルな楽曲でしたね。)
最後に、彼らの音楽は単純にひとくくりに出来ないので、CD選びは難しいところがあります。今回のシングルコレクションは聴きやすいダンスチューンをメインに集めてあるので紹介しましたが、後発の2枚組ベストなどだと、だいぶ印象が変わってくるので要注意です。でも、これたぶん日本では入手困難ではないかと・・・ストアより中古屋さんあたった方が早いかも?(リミックスがセットで聴けることにこのCDの真の価値があるんですけどね。)機会があればぜひ!
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