ポテンシャルの高い新人ソウルシンガーに期待!
2006年8月10日 CDレビュー
まだデビューアルバムが出ない、Sonyの隠し玉アーティスト、伊沢麻未の今年の夏のナンバーは、このOrange sunshine。去年のFly Awayもイマイチヒットしなかったですが、彼女のポテンシャルはかなり高く、今後は1stデビューアルバムで話題になり、2ndでドーン!みたいな感じでブレイク予想しています。息の長い活動が出来れば、SAKURAのようなベテランソウルシンガーになりそうな雰囲気さえありますね。
01.Orange sunshineは、タイアップがないだけで、まさに真夏の陽射しの中で伸びやかに歌っているような風景が目に浮かぶ、爽快なナンバー。02. やまない雨はないは、梅雨を考慮してか、雨に似合うしっとりしたやさしいバラードソングになっています。8/30にドロップ予定のシングル、Battlefield of loveも試聴できるようになっていますので、今すぐ下記公式サイトでチェックしてください。
伊沢麻未 Official Web Site (discographyにて試聴可)
http://www.asamiizawa.com/
※関連過去記事(sakura:デフ・テックとコラボ中)
http://diarynote.jp/d/57127/20060601.html
Orange sunshine / 伊沢麻未
01.Orange sunshine
02. やまない雨はない
03. Orange sunshine(thirsty remix)
04. Orange sunshine(Inst.)
01.Orange sunshineは、タイアップがないだけで、まさに真夏の陽射しの中で伸びやかに歌っているような風景が目に浮かぶ、爽快なナンバー。02. やまない雨はないは、梅雨を考慮してか、雨に似合うしっとりしたやさしいバラードソングになっています。8/30にドロップ予定のシングル、Battlefield of loveも試聴できるようになっていますので、今すぐ下記公式サイトでチェックしてください。
伊沢麻未 Official Web Site (discographyにて試聴可)
http://www.asamiizawa.com/
※関連過去記事(sakura:デフ・テックとコラボ中)
http://diarynote.jp/d/57127/20060601.html
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美しい女性のための音楽は「Jazzy Feelin’」
2006年8月11日 音楽
とある暑い日のこと。試聴コーナーから私に微笑みかけるCDが私の足を止めました。この美しい女性は誰?しかもジャズコーナーに置いてあったので、「こんな女神のような女性のジャズってめちゃ聴きたい!」とすかさずヘッドホンを装着!プレイボタンを押してから数秒間の待ち時間で、「これで綾戸(智恵)姉さんみたいな渋い声やったらどうしよう・・・」という不安が脳裏をよぎったものの、予想に反して軽快なテンポのジャズナンバーがプレイされて、わずか30秒でヘッドホン外しました。(苦笑)だって、これただのオムニバスアルバムだったのねぇ〜
まぁ、1曲目がダイアナ・クラールでもまだ聴いてない曲とかなら気付かなかったかもしれません。さすがに、01.レッツ・フェイス〜はすぐに判ったな。彼女がグラミー取った時のヤツで、家にもありますから。でも、気を取り直してオムニバスとしてチェックしましたけど、選曲は悪くないので簡単にここでご紹介することにしました。詳しくは1曲ごとにコメントのある下記のサイトで試聴しながら確認してもらうとして、私は気になったトラックだけをちょっち補足します。
まず全体としては、全てがジャズというわけではなくて、ジャジーな雰囲気の音楽というコンセプトのようです。というわけで、ボサノヴァであったり、カバー曲であったりと案外バラエティー豊かに選曲してありますから、聴き易い構成だと思います。02. 輝く太陽 / アン・サリーは初期のスティーヴィー・ワンダーの曲(Happier Than the Morning Sun)でわりとマニアックな方かな?ここでは原曲よりもアン・サリーのボーカルを聴いて欲しいと思います。ジャズのベストスタンダードといえる名曲、10. ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥは、最近では元スピードのhiroによるプロジェクト、CoCo d’Orにも収録されています。ちなみに私が最初にこの曲を聴いたのは阿川泰子さんのボーカルでしたね。13. コーリング・ユーはホーリー・コールではなくて、なんと原曲だそうで貴重なトラック。さすが音源豊富なUNIVERSALならでは。14. オーディナリー・デイ / マット・ビアンコはバーシア復帰時の近年のもので、ブラジリアンテイストなジャズは最近のトレンドですね。
ちゅーわけで、新旧入り混じっても「Jazzy Feelin’」という雰囲気は確かだと思います。最後にジャケ写の文字通り「ミューズ(女神)」な女性は、韓国のモデルさんで、ファン・シネさんでした。むやみにオッサンの心をくすぐるのはやめてください。(爆)
※ミューズ Muse (UNIVERSAL CLASSICS)
http://www.universal-music.co.jp/classics/refresh/muse/index.html
※後日曲名を英語表記にする予定です。
Muse -Jazzy Feelin’-
01.レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス / ダイアナ・クラール
02. 輝く太陽 / アン・サリー
03. エヴリタイム・ウィ・セイ・グッバイ / エラ・フィッツジェラルド
04. セレーノ / 小野リサ
05. イパネマの娘 / ゲッツ&ジルベルト
06. ラヴァーズ・コンチェルト / サラ・ヴォーン
07. あなたにいてほしい / スウィング・アウト・シスター
08. 瞳のささやき / ローラ・フィジィ
09. アラウンド・ザ・ワールド / akiko
10. ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ / ヘレン・メリル
11. テル・ミー・オール・アバウト・イット / ナタリー・コール
12. ニューヨークの想い / ダイアン・シューア
13. コーリング・ユー / ジェヴェッタ・スティール
14. オーディナリー・デイ / マット・ビアンコ
15. 縁は異なもの / ダイナ・ワシントン
16. アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー / リンダ・ロンシュタット
17. テネシー・ワルツ / パティ・ペイジ
18. 愛の賛歌 / ブレンダ・リー
まぁ、1曲目がダイアナ・クラールでもまだ聴いてない曲とかなら気付かなかったかもしれません。さすがに、01.レッツ・フェイス〜はすぐに判ったな。彼女がグラミー取った時のヤツで、家にもありますから。でも、気を取り直してオムニバスとしてチェックしましたけど、選曲は悪くないので簡単にここでご紹介することにしました。詳しくは1曲ごとにコメントのある下記のサイトで試聴しながら確認してもらうとして、私は気になったトラックだけをちょっち補足します。
まず全体としては、全てがジャズというわけではなくて、ジャジーな雰囲気の音楽というコンセプトのようです。というわけで、ボサノヴァであったり、カバー曲であったりと案外バラエティー豊かに選曲してありますから、聴き易い構成だと思います。02. 輝く太陽 / アン・サリーは初期のスティーヴィー・ワンダーの曲(Happier Than the Morning Sun)でわりとマニアックな方かな?ここでは原曲よりもアン・サリーのボーカルを聴いて欲しいと思います。ジャズのベストスタンダードといえる名曲、10. ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥは、最近では元スピードのhiroによるプロジェクト、CoCo d’Orにも収録されています。ちなみに私が最初にこの曲を聴いたのは阿川泰子さんのボーカルでしたね。13. コーリング・ユーはホーリー・コールではなくて、なんと原曲だそうで貴重なトラック。さすが音源豊富なUNIVERSALならでは。14. オーディナリー・デイ / マット・ビアンコはバーシア復帰時の近年のもので、ブラジリアンテイストなジャズは最近のトレンドですね。
ちゅーわけで、新旧入り混じっても「Jazzy Feelin’」という雰囲気は確かだと思います。最後にジャケ写の文字通り「ミューズ(女神)」な女性は、韓国のモデルさんで、ファン・シネさんでした。むやみにオッサンの心をくすぐるのはやめてください。(爆)
※ミューズ Muse (UNIVERSAL CLASSICS)
http://www.universal-music.co.jp/classics/refresh/muse/index.html
※後日曲名を英語表記にする予定です。
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イタリアから究極のカフェボッサコンピアルバム!(再販?)
2006年8月14日 CDレビュー
いやぁ〜、毎日暑いですね〜。実は京都って盆地だから、冬はめっちゃ寒くて、夏は異常に暑いんです。しかも、沖縄みたくカラッと暑いのでなくて、ジメッとしてるんです。うーん、つまり東南アジア系な湿度の高い感じ?本当にまいります。そんなわけで、せめてお部屋の中だけでも涼しい感じにしようということで、今日は最高にクールでお洒落なカフェボッサを厳選して1枚のCDにしたコンピレーションアルバムをご紹介。イタリア3大レーベルの1つSCENARIO musicのアーティストから厳選された1枚です。これ、私が店頭で注文して2ヶ月くらい待たされたんだっけ。最近、アマゾンにジャケ写が登場したのでご紹介できるようになりました。(再販されたのかも?)
このコンピ発売の後に有名になったのは、BRAZILIAN WAXですね。単独でアルバムも出しています。ここでは、01.Samba in seで爽やかに、05.Spesso bossaでは情熱的に歌っています。ボーカルレスなので、フュージョンっぽい感じでもピアノの旋律が印象的なBOSSA NOSTRAの03.The crickets sign for Anamariaは必聴です。時々FMのBGMで使われたりもしてますね。でも、一番の聴き所がやはり、SAFE’NOIREのブラジリアン・パーカッションですね。男性のスキャットをフューチャーした06.Cubanos Y Latinosなんかは最先端の感覚ですね。(といってももう5年前!)この変幻自在のパーカションリズムはクセになると思います。
このBOSSA’N’GOシリーズはRIP Curl Recordings から4枚出ていますが、店頭で見つけるのは難しいと思います。でも再販されているなら置いている店もあるのかも?ワールドミュージックのコーナーが充実しているお店がオススメです。(新星堂とか)
※試聴は本家(イタリー)のSCENARIO music web siteで
http://www.scenariomusic.it
(entra → 上部shopをクリックで一番下にジャケ写があるのでクリック!1曲だけ?と見せかけてイロイロ聴けちゃいます。)
※RIP Curl Recordings
http://www.inpartmaint.com/ripcurl/
BOSSA’N’GO -Drivin’ into the velvet bossa lounge
01.Samba in se (BRAZILIAN WAX)
02.Anju da neve (MICHELE CORCELLA QUINTET)
03.The crickets sign for Anamaria (BOSSA NOSTRA)
04.Week end a Rio (SAFE’NOIRE)
05.Spesso bossa (BRAZILIAN WAX)
06.Cubanos Y Latinos (SAFE’NOIRE)
07.Bari/New York/Rio -solo andata- (COCKTAIL MOOD EXPERIENCE)
08.Linda (SAM PAGLIA)
09.Je t’adore (MONTEFIORI COCKTAIL)
10.Brasileiro Da Gema -The sound of the fevelas- (COCKTAIL MOOD EXPERIENCE)
11.La boutique ultramoderne(SINCLAIR featuring COCKTAIL MOOD)
12.Boundaries(GRAND CENTRAL)
13.Le Spie(extended version)(SINCLAIR featuring COCKTAIL MOOD)
14.Le Sofa’(SAFE’NOIRE)*
このコンピ発売の後に有名になったのは、BRAZILIAN WAXですね。単独でアルバムも出しています。ここでは、01.Samba in seで爽やかに、05.Spesso bossaでは情熱的に歌っています。ボーカルレスなので、フュージョンっぽい感じでもピアノの旋律が印象的なBOSSA NOSTRAの03.The crickets sign for Anamariaは必聴です。時々FMのBGMで使われたりもしてますね。でも、一番の聴き所がやはり、SAFE’NOIREのブラジリアン・パーカッションですね。男性のスキャットをフューチャーした06.Cubanos Y Latinosなんかは最先端の感覚ですね。(といってももう5年前!)この変幻自在のパーカションリズムはクセになると思います。
このBOSSA’N’GOシリーズはRIP Curl Recordings から4枚出ていますが、店頭で見つけるのは難しいと思います。でも再販されているなら置いている店もあるのかも?ワールドミュージックのコーナーが充実しているお店がオススメです。(新星堂とか)
※試聴は本家(イタリー)のSCENARIO music web siteで
http://www.scenariomusic.it
(entra → 上部shopをクリックで一番下にジャケ写があるのでクリック!1曲だけ?と見せかけてイロイロ聴けちゃいます。)
※RIP Curl Recordings
http://www.inpartmaint.com/ripcurl/
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「戦争と平和」を語り継ぐ魂のコトノハ
2006年8月15日 CDレビュー
今日は終戦記念日でした。今年は「戦争と平和」を考えさせられるすばらしいアルバムがリリースされましたので、今日取り上げることに決めてました。魂のコトノハを今に語り継ぐ女性アーティスト、元ちとせの復帰作品、ハナダイロです。ジャケ写にあるように、この「ハナダイロ(縹色)」というのは、サファイアブルーにあたるもので、「空、海、地球の青の色」ということで、「平和と調和」を意味するものだそうです。
前回のデビュー後に母親になって、復帰した彼女の歌声は明らかに以前とは違う母性に溢れた歌い方になっています。やはりこれぞ元ちとせというナンバーはバラードで輝きます。03.青のレクイエムは宮崎あおい主演映画「初恋」の主題歌でシングルにもなっていますが、魂の振るえるバラードです。松任谷夫妻がプロデュースした06.春のかたみは日本の音楽の一番いい部分を集約した名曲。ユーミンが自分では歌えない歌詞を彼女に託したのではないかと思われるくらいの深いテーマを持った楽曲になっています。
11.祈りから、初回限定盤のみにボーナストラックとして収録された死んだ女の子までが、戦争をふまえた歌です。あえてミドルスローでじわじわと心に染み込んでくる11.祈りは暖かい子守唄のようになっています。でも個人的に一番キタのは、12.語り継ぐことです。これはデビュー時の元ちとせでは、こうはいかなかったと思います。彼女の歌は間違いなくより心の深い所から、聴くもの全てを包んでしまう歌以上の詩が存在するのです。デビュー時よりパワーダウンしているを感じた人は、彼女が心に触れることよりも、包み込むことを選んだからだと思います。人間愛というのは究極的には「母性」に辿り着くのかな?なんて考えてしまいます。
最後は、初回盤しか入ってない、坂本龍一氏と原爆ドームで演奏した13.死んだ女の子*です。ヒロシマで被爆した7歳の女の子が生き返ったような歌詞と歌声はさすがに圧倒的な存在感です。アレンジ次第ではもっと重苦しくなるのでしょうが、ストレートに歌う彼女を、坂本龍一がストリングスなどのアレンジで上手くフォローしています。
もちろん、バラードだけじゃないし、退屈はしないようになっていますが、結果的には語るように歌うナンバーには圧倒される一方で包まれるという初めての体験をしました。ぜひ一度聴いてみてください。
※元ちとせ Official Web Site
http://www.office-augusta.com/hajime/
※試聴はこちら
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/ES/HajimeChitose/
ハナダイロ / 元ちとせ
01.羊のドリー
02.前兆
03.青のレクイエム
04.詠みびと知らず
05.はなだいろ
06.春のかたみ
07.蛍草の夜
08.恐竜の描き方
09.黎明
10.甘露
11.祈り
12.語り継ぐこと
13.死んだ女の子*
前回のデビュー後に母親になって、復帰した彼女の歌声は明らかに以前とは違う母性に溢れた歌い方になっています。やはりこれぞ元ちとせというナンバーはバラードで輝きます。03.青のレクイエムは宮崎あおい主演映画「初恋」の主題歌でシングルにもなっていますが、魂の振るえるバラードです。松任谷夫妻がプロデュースした06.春のかたみは日本の音楽の一番いい部分を集約した名曲。ユーミンが自分では歌えない歌詞を彼女に託したのではないかと思われるくらいの深いテーマを持った楽曲になっています。
11.祈りから、初回限定盤のみにボーナストラックとして収録された死んだ女の子までが、戦争をふまえた歌です。あえてミドルスローでじわじわと心に染み込んでくる11.祈りは暖かい子守唄のようになっています。でも個人的に一番キタのは、12.語り継ぐことです。これはデビュー時の元ちとせでは、こうはいかなかったと思います。彼女の歌は間違いなくより心の深い所から、聴くもの全てを包んでしまう歌以上の詩が存在するのです。デビュー時よりパワーダウンしているを感じた人は、彼女が心に触れることよりも、包み込むことを選んだからだと思います。人間愛というのは究極的には「母性」に辿り着くのかな?なんて考えてしまいます。
最後は、初回盤しか入ってない、坂本龍一氏と原爆ドームで演奏した13.死んだ女の子*です。ヒロシマで被爆した7歳の女の子が生き返ったような歌詞と歌声はさすがに圧倒的な存在感です。アレンジ次第ではもっと重苦しくなるのでしょうが、ストレートに歌う彼女を、坂本龍一がストリングスなどのアレンジで上手くフォローしています。
もちろん、バラードだけじゃないし、退屈はしないようになっていますが、結果的には語るように歌うナンバーには圧倒される一方で包まれるという初めての体験をしました。ぜひ一度聴いてみてください。
※元ちとせ Official Web Site
http://www.office-augusta.com/hajime/
※試聴はこちら
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/ES/HajimeChitose/
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実はあまり知られていない「京都の大文字」について
2006年8月16日 その他
京都の人たちにとっては、終戦記念日よりも想い出があるのは、今日の京都五山の送り火ではないでしょうか?それは、私が子供の頃からリアルタイムで知っているわけですし、こうして今でも毎年この日に行われている京都の大切な行事の一つであることは変わっていないわけですから。子供の頃、料理の上手なおばちゃんの家に遊びにいって、屋根庭から大文字を眺めた記憶があります。そんで、待ちに待った晩ご飯〜っと思ったら、精進料理でした。(殺生を控えるので肉も魚もないのね。:悲)小学校の私にはイマイチ面白くないイベントという風に最初に記憶されてしまいましたね。
さて、京都の大文字については本当に誤解している人が多くて、まずお祭りみたいに考えてる人、「京都の大文字焼きでしょ?」っていう人は8割がた祇園祭の延長的なイベントと思ってるようです。正確には京都の大文字というのは、京都五山の送り火という行事のうちの1つの山のことでしかないわけです。
ちゅーわけで、まずはこちらを。(京都新聞社)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gozan/index.html
五山で6つの文字が出るんです。大文字って2つあるんですよ。「妙法」なんて知らなかったでしょ?全て昔からあります。京都盆地をこの送り火が包み込み、お盆で戻ってきた死者の魂が再びこの火であの世に送られるわけです。私の例だと、子供の頃に自分が肺の病気で片肺だったのに、一緒に卓球に付き合ってくれた京都のおばあちゃんのことを思い出します。こんな風に京都の人々はこの送り火で亡くなった大切な人をお見送りするわけです。そんなわけで、観光に来られる方はあまり騒がしくしないようにしましょう。街全体は鎮魂の雰囲気で包まれていますから。
やっぱ、京都って素敵な町だと思うな。
本日のBGM:
「青のレクイエム」元ちとせ
「語り継ぐこと」 元ちとせ
さて、京都の大文字については本当に誤解している人が多くて、まずお祭りみたいに考えてる人、「京都の大文字焼きでしょ?」っていう人は8割がた祇園祭の延長的なイベントと思ってるようです。正確には京都の大文字というのは、京都五山の送り火という行事のうちの1つの山のことでしかないわけです。
ちゅーわけで、まずはこちらを。(京都新聞社)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gozan/index.html
五山で6つの文字が出るんです。大文字って2つあるんですよ。「妙法」なんて知らなかったでしょ?全て昔からあります。京都盆地をこの送り火が包み込み、お盆で戻ってきた死者の魂が再びこの火であの世に送られるわけです。私の例だと、子供の頃に自分が肺の病気で片肺だったのに、一緒に卓球に付き合ってくれた京都のおばあちゃんのことを思い出します。こんな風に京都の人々はこの送り火で亡くなった大切な人をお見送りするわけです。そんなわけで、観光に来られる方はあまり騒がしくしないようにしましょう。街全体は鎮魂の雰囲気で包まれていますから。
やっぱ、京都って素敵な町だと思うな。
本日のBGM:
「青のレクイエム」元ちとせ
「語り継ぐこと」 元ちとせ
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昨年のサマソニで観客を魅了した新人バンド
2006年8月19日 CDレビュー
今日は久しぶりにストレートなロックでいってみましょう!昨年のサマソニで新人バンドとは思えないパフォーマンスで観客を虜にしてしまったロックバンド、ROOSTERのデビューアルバムです。OASISとWEEZERとアジカンにリップスライムという黄金のラインナップのちょうど真逆の日程で登場したわけですが、ほとんどの人が彼らのことを知らなかったようで、(私もですけど)いわゆる不意打ちにあったような状態らしく、終わってから話題になったというバンドです。今はちょうど2ndアルバムが日本先行で発売されたばかり。ニューアルバムは店頭の試聴機には置いてあるのをよく見かけますが、私はちょっち様子見してます。とりあえず1stのレビューをしておきます。
実は、彼らがUKのバンドだということを2ndが出てから知りました。てっきりUSだと思ってましたから。というのも、彼らのロックはどう聴いてもアメリカン。全体のサウンドはMAROON5のロックな部分のみを抽出したような感じですが、ボーカルはややソウル気味ですごくカッコイイです。そんな彼らのサウンドを象徴するような01. Joy Rideや、ロックなのにグルーブ感がソウルフルな02. Come Get Someあたりが只者ではない雰囲気です。(どちらもFMでよくかかってましたね。)
また、アメリカのロックが長い間に培ってきた一番オイシイ部分をしっかり継承しているのも彼らの強みで、そういう部分が新人らしからぬ雰囲気をかもし出しているのだと思います。例えば、06. You’re So Right For Meあたりはいまのアメリカが忘れかけているサウンドだと思います。09. On The Roadのギタープレイなんか懐かしさを感じるくらいで、特に80’s〜90’s世代にはたまりません。(これがロックだ!という感じ。)2ndを先に聴かずに、レンタルできますから、これを先に聴いておくことをオススメします。(2ndは試聴したけど、少々マルーン化してました。)
※ROOSTER Official Web Site (BMG JAPAN):Discographyで全曲試聴可
http://www.bmgjapan.com/rooster/
ROOSTER
01. Joy Ride
02. Come Get Some
03. Standing In Line
04. Staring At The Sun
05. To Die For
06. You’re So Right For Me
07. Platinum Blind
08. Deep And Meaningless
09. On The Road
10. She Don’t Make Me Feel
11. Angels Calling
12. Drag The Sunrise Down
実は、彼らがUKのバンドだということを2ndが出てから知りました。てっきりUSだと思ってましたから。というのも、彼らのロックはどう聴いてもアメリカン。全体のサウンドはMAROON5のロックな部分のみを抽出したような感じですが、ボーカルはややソウル気味ですごくカッコイイです。そんな彼らのサウンドを象徴するような01. Joy Rideや、ロックなのにグルーブ感がソウルフルな02. Come Get Someあたりが只者ではない雰囲気です。(どちらもFMでよくかかってましたね。)
また、アメリカのロックが長い間に培ってきた一番オイシイ部分をしっかり継承しているのも彼らの強みで、そういう部分が新人らしからぬ雰囲気をかもし出しているのだと思います。例えば、06. You’re So Right For Meあたりはいまのアメリカが忘れかけているサウンドだと思います。09. On The Roadのギタープレイなんか懐かしさを感じるくらいで、特に80’s〜90’s世代にはたまりません。(これがロックだ!という感じ。)2ndを先に聴かずに、レンタルできますから、これを先に聴いておくことをオススメします。(2ndは試聴したけど、少々マルーン化してました。)
※ROOSTER Official Web Site (BMG JAPAN):Discographyで全曲試聴可
http://www.bmgjapan.com/rooster/
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本人よりも取り巻きが賑やカエラ。(sakusaku風に。)
2006年8月22日 CDレビュー
最近、YouTubeでsakusakuを見るのにはまってます。近畿地方ではぜんぜん放送されてないので、多くの関西人はこの番組をみたことがないわけで、私も名前とその人気ぶりだけは聴いてたんだけど、面白い!30代でないとわからんネタばっかりでかなり笑える。そして、この木村カエラくんの2ndアルバムの終わりにもsakusakuのHPが記載されてあります。ブレイクのキッカケとなった番組には間違いないですね。さて、昨年は軽く流していたんですけど、今回はしっかり聴き込んでますのでちゃんとレビューしてみます。
これ、ものすごくよく出来てるんですよね。どの楽曲も完成度はとても高いと思います。ただ、私はこれは3枚目か4枚目でいいんじゃないかなと思うんですよね。というのは、まだカエラくんのボーカルは半熟で、取り巻きが提供した楽曲に追いついてないものもあるように思うんです。(特に後半)で、先にすごくいいと思う曲を挙げてみます。カエラくんの方向性を明確にしたインパクトのある、01.リルラ リルハ。賛否両論くらいある方がアーティストとしては成功だと思うので、私は賛成です。04.BEAT(Album ver.)は奥田民生によるものですが、いつも他のアーティストに渡す曲はテキトーでもカエラくんは特別のよう。ちゃんと似合う服をあつらえたという感じ。以上のシングル曲はやっぱりコーマーシャル的な臭いを感じますが、カエラくんのキャラがそれを違和感のないようにしてしまえる所は彼女のカリスマ的な才能だと思います。
次に、私自身が本当にいいと思う曲は、まずは、07.Youですね。今回のベストトラックではないでしょうか?シングルだったけど、先の2曲よりは地味だったからかヒットしませんでしたが、これで今後のカエラくんへの期待値が高くなりましたね。もう一曲は03.I love hugで、これはポップなアレンジになってますが、カエラくんはわりと丁寧に歌う人なので、こういうやさしさポップが似合ってると思います。
最後にごめんなさい。ダメだしします。全体的にも言えることなんですけど、まだまだ歌えてないと感じる部分もありますね。例えば、09.Deep Blue Skyのような平坦なリズムのものは、もう少し経験がないと難しいと思います。(Salyuの得意分野)タイトル曲の11.Circleも同じで、決定的なものが足りてない。こういう難しい曲にチャレンジする姿勢は認めるけど、まだ若いんだし、いろんな経験を積んだ後に歌ったらまた変わってくるんだと思います。個人的には半分は前作のような単純なピュアロックを継続しつつ、変化を取り入れるのがよかったのではないかと思っています。(本人よりも取り巻きが熱くなっているような気も・・・)
※木村カエラ Official Web Site (Album にて全曲試聴可)
http://columbia.jp/kaela/
※kaela★Blog
http://kaela.jugem.jp/
※オマケリンク(YouTube)
「東京工業大学のうた」
(カエラくんのデスメタル風シャウト必聴ダーイ!:ラピュタネタ注意!)
http://www.youtube.com/watch?v=jiQFn4eNXxY
Circle / 木村カエラ
01.リルラ リルハ
02.tea cup
03.I love hug
04.BEAT(Album ver.)
05.トゥリル トゥリル リカー
06.Twinkle(NANA ver.)
07.You
08.PIONEER
09.Deep Blue Sky
10.Dancing now
11.Circle
12.はちみつ
13.C-hildren
これ、ものすごくよく出来てるんですよね。どの楽曲も完成度はとても高いと思います。ただ、私はこれは3枚目か4枚目でいいんじゃないかなと思うんですよね。というのは、まだカエラくんのボーカルは半熟で、取り巻きが提供した楽曲に追いついてないものもあるように思うんです。(特に後半)で、先にすごくいいと思う曲を挙げてみます。カエラくんの方向性を明確にしたインパクトのある、01.リルラ リルハ。賛否両論くらいある方がアーティストとしては成功だと思うので、私は賛成です。04.BEAT(Album ver.)は奥田民生によるものですが、いつも他のアーティストに渡す曲はテキトーでもカエラくんは特別のよう。ちゃんと似合う服をあつらえたという感じ。以上のシングル曲はやっぱりコーマーシャル的な臭いを感じますが、カエラくんのキャラがそれを違和感のないようにしてしまえる所は彼女のカリスマ的な才能だと思います。
次に、私自身が本当にいいと思う曲は、まずは、07.Youですね。今回のベストトラックではないでしょうか?シングルだったけど、先の2曲よりは地味だったからかヒットしませんでしたが、これで今後のカエラくんへの期待値が高くなりましたね。もう一曲は03.I love hugで、これはポップなアレンジになってますが、カエラくんはわりと丁寧に歌う人なので、こういうやさしさポップが似合ってると思います。
最後にごめんなさい。ダメだしします。全体的にも言えることなんですけど、まだまだ歌えてないと感じる部分もありますね。例えば、09.Deep Blue Skyのような平坦なリズムのものは、もう少し経験がないと難しいと思います。(Salyuの得意分野)タイトル曲の11.Circleも同じで、決定的なものが足りてない。こういう難しい曲にチャレンジする姿勢は認めるけど、まだ若いんだし、いろんな経験を積んだ後に歌ったらまた変わってくるんだと思います。個人的には半分は前作のような単純なピュアロックを継続しつつ、変化を取り入れるのがよかったのではないかと思っています。(本人よりも取り巻きが熱くなっているような気も・・・)
※木村カエラ Official Web Site (Album にて全曲試聴可)
http://columbia.jp/kaela/
※kaela★Blog
http://kaela.jugem.jp/
※オマケリンク(YouTube)
「東京工業大学のうた」
(カエラくんのデスメタル風シャウト必聴ダーイ!:ラピュタネタ注意!)
http://www.youtube.com/watch?v=jiQFn4eNXxY
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150円以上の感動は保証します。>フォー・ザ・ボーイズ
2006年8月25日 映画
なんか、今年は夏物CDとかぜんぜん紹介できなかったなぁ・・・自分があまり楽しい夏を送ってないというのが、執筆意欲をなくすというか、自己満足が最近虚しいというか・・・。そんな時にちょうど明日から2日間限定でTSUTAYAで旧作DVDレンタル半額というので、また古くても価値のある映画を1つご紹介してみようと思います。「ROSE」でお馴染みのベッド・ミドラーが女優として本当に認められた隠れた名作のフォー・ザ・ボーイズです。これは戦争映画とは違って、エンターテインメントとしての音楽と戦争の意味を考えさせられるわりと中身のある映画だと思います。
まず、使っている音楽がとてもいいです。アメリカのスタンダードが充分に楽しめます。ただ、アマゾンレビューにもあるように、歌詞の部分に字幕がないのが残念なところ。というのは、そのシーンでなぜその曲を歌っているのかということが判らないと、この作品の価値は半減するからです。ちゅーわけで、半額OFFの分をサントラ(CD)と一緒に借りるのがベストですね。これなら映画を楽しめるだけでなく、スタンダードナンバーのいい勉強になります。
それと、やっぱり戦争と音楽について考えさせられる部分は多いですね。「戦争という狂気に対して、音楽は何ができるのか?」みたいな。あと、見どころとしては、ディクシーの息子に注目です。(彼は作品ではサブストーリーみたくなっていて、重要な役目を持っています。)基本的には戦争映画ではないので、重苦しい雰囲気はなく、音楽の好きな人にはたくさんの名曲と、昔のアメリカのエンターテインメントのテイストが現代風アレンジで味わえる数少ない映画だと思います。たぶん誰も借りてないので、騙されたと思ってぜひ、お試しあれ!
※サントラの試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/62307
半世紀に渡って軍隊慰問ショーのトップ・スターとして活躍した男女コンビ、エディー(ジェームズ・カーン)とディクシー(ペッド・ミドラー)の波乱万丈の人生を描いたエンタテインメント人間ドラマ。第二次世界大戦中、歌手のディクシーは、夫が戦地に赴き、幼い息子と二人暮らし。そこに人気スター、エディーのマネージャーの叔父を通じて、軍隊慰問中のエディーと急遽コンビを組むことになる。コンビ同士の衝突を繰り返しながらも、2人のサクセスストーリーは展開する。しかしそれと同時に時代も移り変わり、大戦後の朝鮮戦争での現実、そしてベトナム戦争ではディクシーにとっては生涯忘れられない記憶となってしまう。さらに長い時間が流れ、かつての名コンビは再会できるのか?
まず、使っている音楽がとてもいいです。アメリカのスタンダードが充分に楽しめます。ただ、アマゾンレビューにもあるように、歌詞の部分に字幕がないのが残念なところ。というのは、そのシーンでなぜその曲を歌っているのかということが判らないと、この作品の価値は半減するからです。ちゅーわけで、半額OFFの分をサントラ(CD)と一緒に借りるのがベストですね。これなら映画を楽しめるだけでなく、スタンダードナンバーのいい勉強になります。
それと、やっぱり戦争と音楽について考えさせられる部分は多いですね。「戦争という狂気に対して、音楽は何ができるのか?」みたいな。あと、見どころとしては、ディクシーの息子に注目です。(彼は作品ではサブストーリーみたくなっていて、重要な役目を持っています。)基本的には戦争映画ではないので、重苦しい雰囲気はなく、音楽の好きな人にはたくさんの名曲と、昔のアメリカのエンターテインメントのテイストが現代風アレンジで味わえる数少ない映画だと思います。たぶん誰も借りてないので、騙されたと思ってぜひ、お試しあれ!
※サントラの試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/62307
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「洋楽っていいなぁ〜」って心から思った名盤
2006年8月28日 CDレビュー
やっぱり、この頃のホイットニー・ヒューストンは凄かったなぁ・・・。時に激しく、時にやさしく、といった変幻自在のボーカル、そしてノンジャンルでたくさんの人が口ずさめるメロディーといい、まさにパーフェクト。正直、1stとこの2ndを聴かずしてベスト盤なんてありえないから。2枚組のベスト買うなら、1stと2ndで2枚買えばいい。それくらい強烈な名盤なんです。特に邦楽だけしか聴かない人にぜひ勧めたいですね。
今日は2ndアルバムの方なんですが、これがもうバカ売れしたんですよ。ここで彼女はスーパースターの地位を確立した決定的な名盤です。(ボディーガードなんてまだまだ後の話)それではさっそく解説を。まず、このアルバムは初登場で全米No.1になるという歴史的な偉業を成し遂げた一枚なんです。さらにこの中から実に7曲がNo.1ソングになるという快挙。さっそくチェックしていきましょう。
やはり一曲目の01.I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)(邦題:すてきなSomebody)は80’sの正統派ややディスコテックなポップス。さらに05.So Emotional(邦題:やさしくエモーション:実際は激しいが。)では70年代のソウルの女王、アレサ・フランクリンとのツインボーカルには圧巻。この曲でアレサの後を継ぐのは彼女だと多くの人は認識したはずです。
しかし、彼女の醍醐味はやはり力強く歌い上げるバラード曲。04.Didn’t We Almost Have It All(邦題:恋のアドバイス)と、08.You’re Still My Manの2曲を聴けば、しばらく絶句します。(少なくとも私はした!)
でも、私が本当にこの人はすんごい歌手だと思ったのは、ミドルナンバーです。こんなにやさしく歌を歌う人に出会わなかったし。02.Just the Lonely Talking Againはイントロから30秒以内でやさしい気持ちになれます。そして私が当時一番好きだった09.For the Love of You。まるで、ビーチのさざ波とそよ風の中へいる様な風景が見えてくるようです。(鳥のさえずりなどの効果音がまたうまく使われているんです。)アイズレー・Bのカバーだなんて知らなかったけど、もうどうでもいいレベル。
これを聴いたのは高校生になったばかりぐらいだっけ?当時好きだった女の子もホイットニーが好きで、よく授業中に話して怒られたっけ・・・今のホイットニーはたぶん逆にこんな風にピュアに歌えないんだろーな。寂しいけどしょうがないよね。せめてタイーホされるようなことはして欲しくなかったけど。
とにかく、この1987年発表のUSを代表する名盤を聴いて見てください。(ボディーガードの頃と聴き比べるのはツウです。)
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1109828
※関連過去記事(ボディーガード)
http://diarynote.jp/d/57127/20050107.html
Whitney 2 / Whitney Houston
01.I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)
02.Just the Lonely Talking Again
03.Love Will Save the Day
04.Didn’t We Almost Have It All
05.So Emotional
06.Where You Are
07.Love Is a Contact Sport
08.You’re Still My Man
09.For the Love of You
10.Where Do Broken Hearts Go
11.I Know Him So Well
今日は2ndアルバムの方なんですが、これがもうバカ売れしたんですよ。ここで彼女はスーパースターの地位を確立した決定的な名盤です。(ボディーガードなんてまだまだ後の話)それではさっそく解説を。まず、このアルバムは初登場で全米No.1になるという歴史的な偉業を成し遂げた一枚なんです。さらにこの中から実に7曲がNo.1ソングになるという快挙。さっそくチェックしていきましょう。
やはり一曲目の01.I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)(邦題:すてきなSomebody)は80’sの正統派ややディスコテックなポップス。さらに05.So Emotional(邦題:やさしくエモーション:実際は激しいが。)では70年代のソウルの女王、アレサ・フランクリンとのツインボーカルには圧巻。この曲でアレサの後を継ぐのは彼女だと多くの人は認識したはずです。
しかし、彼女の醍醐味はやはり力強く歌い上げるバラード曲。04.Didn’t We Almost Have It All(邦題:恋のアドバイス)と、08.You’re Still My Manの2曲を聴けば、しばらく絶句します。(少なくとも私はした!)
でも、私が本当にこの人はすんごい歌手だと思ったのは、ミドルナンバーです。こんなにやさしく歌を歌う人に出会わなかったし。02.Just the Lonely Talking Againはイントロから30秒以内でやさしい気持ちになれます。そして私が当時一番好きだった09.For the Love of You。まるで、ビーチのさざ波とそよ風の中へいる様な風景が見えてくるようです。(鳥のさえずりなどの効果音がまたうまく使われているんです。)アイズレー・Bのカバーだなんて知らなかったけど、もうどうでもいいレベル。
これを聴いたのは高校生になったばかりぐらいだっけ?当時好きだった女の子もホイットニーが好きで、よく授業中に話して怒られたっけ・・・今のホイットニーはたぶん逆にこんな風にピュアに歌えないんだろーな。寂しいけどしょうがないよね。せめてタイーホされるようなことはして欲しくなかったけど。
とにかく、この1987年発表のUSを代表する名盤を聴いて見てください。(ボディーガードの頃と聴き比べるのはツウです。)
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1109828
※関連過去記事(ボディーガード)
http://diarynote.jp/d/57127/20050107.html
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一番好きな外国の女性歌手はマイアミ・ガール
2006年8月30日 CDレビュー
初期のホイットニーも凄かったけど、私が一番好きな外国の女性歌手は誰?と聴かれたら、即答でグロリア・エステファンと答えるでしょう。80年後半から90年前半にかけての彼女は、歌、ルックス、リズム感など、どれをとってもパーフェクトでしたね。私は当時、MTVで初めてマイアミ公演での1,2,3 [Remix]のPVを見たとき、音楽のもつ普遍的な「楽しさ」を彼女の生き生きとしたパフォーマンスを見て感動したことをハッキリ記憶しています。歌姫というよりは、もっと親しみの持てるお姉さんといった雰囲気。日本にも80年代に来日しています。
現在、彼女のベスト盤は2枚出ていますが、この全盛期だった1枚目の方がオススメ。ベストというに相応しい内容です。全米No.1ソングが、04.1,2,3 [Remix]と、06.Anything for You。ソロ名義として発表した09.Don’t Wanna Lose Youも数週間連続1位でしたね。(このPVが芸術的なんだわ、これが!)
もちろんNo.1ではなくてもヒット曲があって、彼女がマイアミサウンドマシーンというバンド時代に大ヒットした、01.Congaは、ラテンサウンドを初めてポップにした斬新な音楽で注目されるきっかけとなった曲です。情熱的なサウンドも魅力でしたが、私が特に彼女に惹かれたのは、透き通るボーカルが流れる水のように入り込んでくるバラードソング。03.Can’t Stay Away from Youとか、ソロ時代の07.Here We Areあたりは、パワー重視のアメリカ人にはない感性だと思います。
そうそう。彼女を知るのに重要なポイントとして、彼女は内戦のあったキューバからの西海岸へ移民したクバーナ(キューバ人)なんですね。だから、彼女の母国語はスペイン語になるわけです。そんな想いを込めて、スペイン語バージョンでの録音も多数あり、多くの移民系の人たちから尊敬されているだけでなく、ソロ名義発売後の大事故によって再起不能状態から壮絶なリハビリで奇跡的に復活を遂げたということも多くのアメリカ人からも、音楽活動以外でも尊敬されています。
まぁ、彼女について語りだすと長くなるので、この辺でやめますが、この夏にぜひ紹介したかったアルバム。(苦笑:もう夏終わりかけてるよ。)特別にYoutubeで超お宝映像見つけたので、リンクしておきます。ぜひ試聴してみてください。
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1087604
※事故に会う前の絶頂期のマイアミ公演(動画)
Gloria Estefan Greatest hits
01.Conga
02.Words Get in the Way
03.Can’t Stay Away from You
04.1,2,3 [Remix]
05.Rhythm Is Gonna Get You
06.Anything for You
07.Here We Are
08.Get on Your Feet
09.Don’t Wanna Lose You
10.Coming Out of the Dark
11.Christmas Through Your Eyes [#]
12.I See Your Smile [#]
13.Go Away [#]
14.Always Tomorrow [#]
現在、彼女のベスト盤は2枚出ていますが、この全盛期だった1枚目の方がオススメ。ベストというに相応しい内容です。全米No.1ソングが、04.1,2,3 [Remix]と、06.Anything for You。ソロ名義として発表した09.Don’t Wanna Lose Youも数週間連続1位でしたね。(このPVが芸術的なんだわ、これが!)
もちろんNo.1ではなくてもヒット曲があって、彼女がマイアミサウンドマシーンというバンド時代に大ヒットした、01.Congaは、ラテンサウンドを初めてポップにした斬新な音楽で注目されるきっかけとなった曲です。情熱的なサウンドも魅力でしたが、私が特に彼女に惹かれたのは、透き通るボーカルが流れる水のように入り込んでくるバラードソング。03.Can’t Stay Away from Youとか、ソロ時代の07.Here We Areあたりは、パワー重視のアメリカ人にはない感性だと思います。
そうそう。彼女を知るのに重要なポイントとして、彼女は内戦のあったキューバからの西海岸へ移民したクバーナ(キューバ人)なんですね。だから、彼女の母国語はスペイン語になるわけです。そんな想いを込めて、スペイン語バージョンでの録音も多数あり、多くの移民系の人たちから尊敬されているだけでなく、ソロ名義発売後の大事故によって再起不能状態から壮絶なリハビリで奇跡的に復活を遂げたということも多くのアメリカ人からも、音楽活動以外でも尊敬されています。
まぁ、彼女について語りだすと長くなるので、この辺でやめますが、この夏にぜひ紹介したかったアルバム。(苦笑:もう夏終わりかけてるよ。)特別にYoutubeで超お宝映像見つけたので、リンクしておきます。ぜひ試聴してみてください。
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1087604
※事故に会う前の絶頂期のマイアミ公演(動画)
Special tanks for Youtube User
●1,2,3 [Remix]
http://www.youtube.com/watch?v=kgVPRc5FBtk
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