各レコード会社の「枠」を超えるって?
2004年11月1日 音楽
今月の最初に紹介するのは、このCD!じゃなくて、「本」です。一切、音はありません。え?音楽旅人は今月からブックレビューなの?いやいや、そうではありませんのでご心配なく。それに、実は全部読んだわけではなく、今日少し立ち読みをしただけです。彼の音楽をよく聞いていた世代には、なかなか興味深い内容でした。
ただ、この本の著者は。槇原敬之自身ではありません。松野ひと実という人が著者で、槇原くんへのインタビューをまとめたものになっています。
デビューの頃の話から、彼が影響を受けたアーティストのことや、アルバム作成の過程と、その時々の彼の本音がわりと赤裸々に語られていましたね。肝心の「あの事」については、うまくぼやかしてあって、知らない人にはわからないまま、知ってる人にはなんとなくわかるという絶妙な執筆でしたね。
まぁ、私の思うところでは、彼の歌の歌詞に感動してファンにという方が強いタイプの人は、読んでみるのもいいと思いますが、ただ、まだ彼のアルバムをあまり聴いていない状態でこれを読んでも、イマイチよくわからないと思います。まぁ、少なくとも「世界に一つだけ〜」を聴いて、最新アルバム「EXPLORER」と「Completely Recorded」のベスト盤だけ聴きましたという人には、あまりオススメ出来ませんね。
それは、デビュー当初や、「どんなときも」のヒット以降のアルバムについての話がかなり多いからです。みんなの知っている最新アルバムは彼にとってはもう13枚目のアルバムにあたるわけですが、ここで多く語られている本音は、いわゆる90年代のJ-POPS黄金時代の彼のアルバム(3rd〜5thぐらいでしょうか?)の所で大半のページ数を使ってますから。
そういう意味では、今の若い子はかわいそうだと思います。彼の古いアルバムって何故かどこにも置いて無いでしょ?レンタルでも大手なら無いと思います。それは、まったく大人のくだらない理由によるものに他ならない訳です。(レコード会社の移籍に伴う権利関係という問題です。)
今の2枚組みのベストアルバムでは「レコード会社の枠を超えたベストアルバム」なんて言ってますけど、そんなの作る前に、今までの彼のアルバムを全て再販したらいいのにって思いませんか?そもそも誰の基準でベスト?「枠」を超えるということは「枠」があるのね?みたいに思いませんか?
彼の過去のアルバムが、たくさんの若い世代のリスナーの力で、各レコード会社間の問題など脱ぎ捨てて、全ての過去アルバムの再販を実施するようになれば、それは日本の音楽業界にとってどれほど有意義なことかを、該当の音楽業界関係者の方には、よく認識して欲しいと思います。それに、リスナーには「枠」なんて全く存在しませんから!間違っても古いアルバムが手に入らないことをいいことに、中古屋がやたら儲かったり、オークションなどで値を吊り上げられるようなことがあってはいけないと思います。(そこまでなればさすがに再販するとは思いますが。)
CDが売れないとそんなにダメなのかな?仮にCDが売れなければダメな世の中であっても、売れなかったCDの全てがダメなわけではないことだけは若いリスナーの人にも、決して忘れないで欲しいです。
この本も彼の過去のアルバムを聞いた上で、読まないと本当の「本の価値」が発揮されないと思います。
ちなみに、槇原敬之の本当の公式ページはここだけですから。
http://www.makiharanoriyuki.com/
ただ、この本の著者は。槇原敬之自身ではありません。松野ひと実という人が著者で、槇原くんへのインタビューをまとめたものになっています。
デビューの頃の話から、彼が影響を受けたアーティストのことや、アルバム作成の過程と、その時々の彼の本音がわりと赤裸々に語られていましたね。肝心の「あの事」については、うまくぼやかしてあって、知らない人にはわからないまま、知ってる人にはなんとなくわかるという絶妙な執筆でしたね。
まぁ、私の思うところでは、彼の歌の歌詞に感動してファンにという方が強いタイプの人は、読んでみるのもいいと思いますが、ただ、まだ彼のアルバムをあまり聴いていない状態でこれを読んでも、イマイチよくわからないと思います。まぁ、少なくとも「世界に一つだけ〜」を聴いて、最新アルバム「EXPLORER」と「Completely Recorded」のベスト盤だけ聴きましたという人には、あまりオススメ出来ませんね。
それは、デビュー当初や、「どんなときも」のヒット以降のアルバムについての話がかなり多いからです。みんなの知っている最新アルバムは彼にとってはもう13枚目のアルバムにあたるわけですが、ここで多く語られている本音は、いわゆる90年代のJ-POPS黄金時代の彼のアルバム(3rd〜5thぐらいでしょうか?)の所で大半のページ数を使ってますから。
そういう意味では、今の若い子はかわいそうだと思います。彼の古いアルバムって何故かどこにも置いて無いでしょ?レンタルでも大手なら無いと思います。それは、まったく大人のくだらない理由によるものに他ならない訳です。(レコード会社の移籍に伴う権利関係という問題です。)
今の2枚組みのベストアルバムでは「レコード会社の枠を超えたベストアルバム」なんて言ってますけど、そんなの作る前に、今までの彼のアルバムを全て再販したらいいのにって思いませんか?そもそも誰の基準でベスト?「枠」を超えるということは「枠」があるのね?みたいに思いませんか?
彼の過去のアルバムが、たくさんの若い世代のリスナーの力で、各レコード会社間の問題など脱ぎ捨てて、全ての過去アルバムの再販を実施するようになれば、それは日本の音楽業界にとってどれほど有意義なことかを、該当の音楽業界関係者の方には、よく認識して欲しいと思います。それに、リスナーには「枠」なんて全く存在しませんから!間違っても古いアルバムが手に入らないことをいいことに、中古屋がやたら儲かったり、オークションなどで値を吊り上げられるようなことがあってはいけないと思います。(そこまでなればさすがに再販するとは思いますが。)
CDが売れないとそんなにダメなのかな?仮にCDが売れなければダメな世の中であっても、売れなかったCDの全てがダメなわけではないことだけは若いリスナーの人にも、決して忘れないで欲しいです。
この本も彼の過去のアルバムを聞いた上で、読まないと本当の「本の価値」が発揮されないと思います。
ちなみに、槇原敬之の本当の公式ページはここだけですから。
http://www.makiharanoriyuki.com/
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