やっと入手出来たよ。(泣)ほんとに入手困難になったなー。ビクトリア・トルストイのCDは。トホホ・・・。今回、初めてネットで取り寄せましたよ。(AMAZONです。)どうやら彼女のCDの日本盤は無くなったようですね。おまけに海外で所属のレコード会社がメジャーでないから、そりゃ大変だ。もし日本で売られていたら、またワゴンの中かな。(苦笑)

01.Upside Out
02.Shining On You
03.Summer Calling
04.Love Is Real
05.Equilibrium
06.Wake Up Song
07.No Regrets
08.Waltz For The Lonely Ones
09.Some Day
10.Wonder Why
11.Things That Happen
12.Foreverly

うーん、正直言って、すっかりジャズシンガーになってしまった。楽曲はオリジナルなのかな?なかなかいい感じではあるけれど、標準的な良さ。つまり普通。2ndや3rdのような斬新な部分が無くなって、ごくシンプルなジャズ盤。彼女はデビュー当初から「本当にやりたいのはジャズ」みたいなことを言っているようだけど、ここまでシンプルなジャズになると、別に彼女の歌である必要がないように思える。(辛口ですが。)ジャズっていうのは、本当に奥が深いのだ。ジャズ歌手としての存在感を持てるようになるには、どうしても長い経験が必要だ。うまく歌えること+味わい(人間味)がないと、他の歌手でもいいように聞こえるのがジャズの最も怖い所。

このCDを聴いてのジャズ歌手としての彼女の印象は、ピアノでいうと、バイエルをやらずにピアノ曲を弾いている人のよう。おそらく他の著名なジャズ歌手ほど、スタンダードを歌ってないし、ジャズメンとのセッション数も少ないと思う。そして、そういう経験値の少ないジャズ歌手のオリジナル曲なんてのは、いくら上手くても、チープな内容になってしまいます。

こんなこといいながらも、ジャズは本当に奥の深い世界だから、私なんかレビューするのもおこがましいけれど、本当にジャズやシャンソンに造詣の深い年配の方ならもっと酷評されるかもしれないと思いますね。(ジャズ限定の評価ですが。)

音楽旅人的には、よくジャズを知らない人への入門編みたいな位置づけなら充分価値はあると思います。でも、今回はワゴン相応といった所かな?(彼女の歌が好きなので辛口です。)

※試聴はこちらで。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1896487

※彼女の2ndと3rdは超オススメ!関連過去記事はこちら。
http://diarynote.jp/d/57127/20040929.html

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