今日は久しぶりに映画音楽のご紹介。きっかけは、Soweluのニューアルバムに、ベット・ミドラーのこの主演映画のテーマ曲が収録されているから。Soweluもカバーしてるなら、きっとこの映画は見てるのでは?この映画は70年のカリスマ、ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画です。ただ、この映画はジャニスの自伝映画ではなく、ローズという架空のロック歌手を描くことで、当時の音楽や時代背景、ジャニスのような歌手がどうしてあのような人生であったのかというところにスポットをあてたものです。

さて、ベット・ミドラーという人は類まれな才能を持つシンガーですが、それだけではなく女優としても活躍しています。ホィットニー・ヒューストンが音楽活動の傍らで映画に出演したのとは全く違って、彼女の場合は本当の意味で両立させているところがスゴイところ。おそらく日本の検索エンジンなら、映画関連の方がたくさんヒットするでしょう。

ところが、彼女の歌唱力はミュージカルなどのショウビズの域をはるかに超えている。圧倒的なパワー、ある時は溢れるほどの優しさ、どれをとっても超一流。歌姫という表現すら相応しくない。あえていうなら、オンリー・シンガーという表現がまだ近いと思います。

映画のレビューが出来るほど詳しくありませんが、音楽の観点から少し感想を。音楽とドラッグの関係はアメリカの大きな問題。これは決して過去のことでなく、現在でも存在することです。(ある大物歌手が空港で麻薬を所持していたのが見つかったのも記憶に新しいところ。)それと、感性を100%音楽にぶつけるアーティストは例外なく若くして死に至るということ。多くの人の心を捉える一方で、命を削るように歌い、それでも自分で決して歌うことを止めることができない。彼女にとっての音楽はドラッグ以上のものなのかもしれないと思いました。

ジャニス・ジョプリンという人はどんな人だったのかな?さすがに私も当時は小学生だったので、後に音楽を聴いた程度でよく知りません。また機会があればジャニスのCDの方も紹介したいと思います。(よく知らないので感想程度しか書けませんが。)

※「Rose」のトリビア
主題歌の「Rose」はジブリのアニメ作品「おもいでぽろぽろ」で都はるみが日本語でカバーしている。

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