ロッキー4の音楽と個人的な感想など。
2007年4月22日 映画音楽
いやぁ、ついさっきまで見てました。日曜洋画劇場での懐かしのロッキー4です。もうなんかい見てるかわからんくらい見てますけど、案外若い世代なんかしらなかったりするかもしれないなぁ〜なんて思ったんで、急遽記事にしてみてることにしました。一応、劇中で使用された音楽などを中心に個人的な感想を織り交ぜながら解説していきたいと思います。(ストーリー解説とか映画評論とかではないです。)
まずは、前作から一躍有名になった80’sのロックバンド、サバイバーの2曲ですね。04.Eye of the Tigerはシルベスター・スタローンが「ロッキー3」でテーマ曲に使用したのがきっかけで、この曲は数週間にわたって全米No.1となりました。01.Burning Heartもヒットしましたが、今回では回想シーンで主に使用されていましたね。(今回は4ですから。)で、今回のメインテーマで最後のラストシーンに使用されたのが、02.Heart’s on Fireです。実にアメリカらしいロックナンバーで、こちらも大ヒットしました。
意外とツボなのは、06.Living in America。これは、なんと「ゲロッパ!」でお馴染みのジェームス・ブラウンが劇中で歌っているんですね。シーンとしては、アポロの入場イベントに出演して歌っています。(生前のお姿が見られて今夜はちょっと得した気分。)まぁ、この辺はお遊びって感じの煽り気味の演出とその後の惨事の対比が少々過剰演出のような印象。(まぁ、最後まで過剰といえなくはないが。)
最後に、個人的にベストシーンでありベストソングでもあるのが、ロッキーがドラゴとの試合を勝手に決めて帰った夜に階段で愛妻のエイドリアンと心のすれ違いが起きるシーン。「誰にも信念は変えられない。そして俺はファイターだ。」みたいなセリフ?これはアメリカ的な思想ですが、なかなか心打たれるセリフでしたね。で、この後に一人で車で夜のドライブに出る時にかかる07.No Easy Way Outがまたシンクロ率が高くてカッコイイんですよね。
てなわけで、ロッキーシリーズは映画としては賛否両論ありますが、音楽については「ロッキーのテーマ」を含めてなかなか評価高いです。そんなわけで、ぜひ音楽の方もチェックしてみてください。
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=7030978
Rocky IV Original Soundtrack
01.Burning Heart / Survivor
02.Heart’s on Fire / John Cafferty
03.Double or Nothing / Kenny Loggins/Gladys Knight
04.Eye of the Tiger / Survivor
05.War/Fanfare from Rocky / Vince Dicola
06.Living in America / James Brown
07.No Easy Way Out/ Robert Tepper
08.One Way Street / Go West
09.Sweetest Victory / Touch
10.Training Montage / Vince Dicola
11.Man Against the World [*]
まずは、前作から一躍有名になった80’sのロックバンド、サバイバーの2曲ですね。04.Eye of the Tigerはシルベスター・スタローンが「ロッキー3」でテーマ曲に使用したのがきっかけで、この曲は数週間にわたって全米No.1となりました。01.Burning Heartもヒットしましたが、今回では回想シーンで主に使用されていましたね。(今回は4ですから。)で、今回のメインテーマで最後のラストシーンに使用されたのが、02.Heart’s on Fireです。実にアメリカらしいロックナンバーで、こちらも大ヒットしました。
意外とツボなのは、06.Living in America。これは、なんと「ゲロッパ!」でお馴染みのジェームス・ブラウンが劇中で歌っているんですね。シーンとしては、アポロの入場イベントに出演して歌っています。(生前のお姿が見られて今夜はちょっと得した気分。)まぁ、この辺はお遊びって感じの煽り気味の演出とその後の惨事の対比が少々過剰演出のような印象。(まぁ、最後まで過剰といえなくはないが。)
最後に、個人的にベストシーンでありベストソングでもあるのが、ロッキーがドラゴとの試合を勝手に決めて帰った夜に階段で愛妻のエイドリアンと心のすれ違いが起きるシーン。「誰にも信念は変えられない。そして俺はファイターだ。」みたいなセリフ?これはアメリカ的な思想ですが、なかなか心打たれるセリフでしたね。で、この後に一人で車で夜のドライブに出る時にかかる07.No Easy Way Outがまたシンクロ率が高くてカッコイイんですよね。
てなわけで、ロッキーシリーズは映画としては賛否両論ありますが、音楽については「ロッキーのテーマ」を含めてなかなか評価高いです。そんなわけで、ぜひ音楽の方もチェックしてみてください。
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=7030978
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サントラまで楽しい「正統派」コメディー映画
2006年5月5日 映画音楽
ゴールデンウィーク真っ只中。しかも外はすごい快晴。なのになんか家にいる私。「うーん、遊ぶ友達が少なくなったなぁ〜」と思いつつも、同じような境遇の数少ない方に、今日はひとつ映画でも紹介してみようと思います。サンドラ・ブロック主演のコメディー映画で、デンジャラス・ビューティーです。1と2があるんですが、やはり1をみないと2がわかりくいですから、ぜひ1から見るのをオススメします。文句なしに楽しいし、笑えますよ。
ちょっち個人的な感想を加えると、近年のハリウッドのコメディー映画は下品過ぎたり(下ネタ連発)、ギャグだけで終わってしまう内容の薄い(無い?)ものが多かったんですが、この映画はまさに正統派のコメディーでも全く退屈しない展開で、しかも最後には笑いだけに終わらない部分があって、晴ればれとした気分でエンドロールを迎えることができます。
この映画はアイデアも演出もサンドラ自身のアイデアによるものだったそうで、音楽なども彼女の好きな音楽を踏まえたものが使われたそうです。サントラも映画の成功と併せて大ヒットしました。サントラでは往年の名曲をカバーorリミックスするなどして、こちらでも楽しい要素が満載です。(2では相棒がティナ・ターナーに!)レンタル屋さんで、どちらも一週間借りられるはずですので、ぜひ!(1からね。)
※サントラの試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/755078
※あらすじ
男勝りで色気ゼロのやり手女性FBI捜査官が、犯罪捜査のために美人コンテストに潜入するハメになり、次第に美女に変身していくさまを描いた異色のポリス・コメディ。主演は「スピード」のサンドラ・ブロック。仕事一筋の女性FBI捜査官グレイシー・ハート(S・ブロック)は犯人逮捕の際ミスを犯してしまい上司から内勤を命じられ落ち込んでいた。そんなある日、連続爆弾魔がミス・アメリカ・コンテストに対して爆破予告をしてきた。特捜チームはコンテストに女性捜査官を潜入させるためグレイシーに白羽の矢が立つのだが……。
ちょっち個人的な感想を加えると、近年のハリウッドのコメディー映画は下品過ぎたり(下ネタ連発)、ギャグだけで終わってしまう内容の薄い(無い?)ものが多かったんですが、この映画はまさに正統派のコメディーでも全く退屈しない展開で、しかも最後には笑いだけに終わらない部分があって、晴ればれとした気分でエンドロールを迎えることができます。
この映画はアイデアも演出もサンドラ自身のアイデアによるものだったそうで、音楽なども彼女の好きな音楽を踏まえたものが使われたそうです。サントラも映画の成功と併せて大ヒットしました。サントラでは往年の名曲をカバーorリミックスするなどして、こちらでも楽しい要素が満載です。(2では相棒がティナ・ターナーに!)レンタル屋さんで、どちらも一週間借りられるはずですので、ぜひ!(1からね。)
※サントラの試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/755078
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四月になると必ず見る映像作品。
2005年4月1日 映画音楽
春の桜の季節になると必ず見るのが、この作品。別に松たか子の熱烈なファンという訳ではなく、これほどの優れた映像作品はなかなか無いから。この岩井俊二監督の短編映画は本当に素晴らしいです。映画としてはストーリーは単純ですが、(え?終わり?って感じですが。)それが逆に映像表現を豊かにしていると思います。簡単に言うと、最近、ショートストーリー仕立てのPVがありますよね?(ケツメイシのさくら等)もちろん、音楽がメインで映像が付いているというのがPVですが、これは映像がメインでストーリーが付いているという感じです。だから、この四月物語は約80分の主人公、楡野卯月(松たか子)のPVと言えると思います。
この映像作品の被写体として、まだ初々しさのある松たか子を選んだこともよかったと思います。四月から上京した女子大生という役柄にピッタリはまっていると思います。でもやはり特筆すべきは岩井俊二監督の映像表現。この映像にどこか温もりを感じるのは、敢えて古い手法で撮影しているからだと思います。例えば(デジタル)カメラの技術が進歩すると、焦点(フォーカス)はもちろん、光の量なども最適の状態を機械が判断してくれます。確かにキレイな写真になりますが、すごく昔に取られた写真(モノクロなど)の方が温かい感じがすることないですか?実際にどのようにして撮影されたのかはわかりませんが、監督の狙いは機械の技術でなく、単純に人の技術によって撮影することで、そういった温もりや懐かしさを表現したのではないかと思います。
それ以外にも、場面の切り取り方や映像が生み出す雰囲気とか、全てが計算されているのか、感覚的に生み出された結果なのかわからないものの、本当に素晴らしい作品です。今はDVDも出ていますので、ぜひレンタルしてみてください。映像や音楽に興味のある人にはすごくオススメです。ストーリー重視の人はやめた方がいいかもしれませんが。
最後に、このサウンドトラックでは松たか子本人がピアノ演奏で参加しています。また、この映画の撮影中に作られた松たか子のPV集で「film 空の鏡」というのがあります。AMAZONの受け売りではないですが、今回ばかりは本当にセットで買うのがオススメです。明日はその「film 空の鏡」のレビューをします。
※岩井俊二監督の公式HP「円都通信」
http://yentown.co.jp/
この映像作品の被写体として、まだ初々しさのある松たか子を選んだこともよかったと思います。四月から上京した女子大生という役柄にピッタリはまっていると思います。でもやはり特筆すべきは岩井俊二監督の映像表現。この映像にどこか温もりを感じるのは、敢えて古い手法で撮影しているからだと思います。例えば(デジタル)カメラの技術が進歩すると、焦点(フォーカス)はもちろん、光の量なども最適の状態を機械が判断してくれます。確かにキレイな写真になりますが、すごく昔に取られた写真(モノクロなど)の方が温かい感じがすることないですか?実際にどのようにして撮影されたのかはわかりませんが、監督の狙いは機械の技術でなく、単純に人の技術によって撮影することで、そういった温もりや懐かしさを表現したのではないかと思います。
それ以外にも、場面の切り取り方や映像が生み出す雰囲気とか、全てが計算されているのか、感覚的に生み出された結果なのかわからないものの、本当に素晴らしい作品です。今はDVDも出ていますので、ぜひレンタルしてみてください。映像や音楽に興味のある人にはすごくオススメです。ストーリー重視の人はやめた方がいいかもしれませんが。
最後に、このサウンドトラックでは松たか子本人がピアノ演奏で参加しています。また、この映画の撮影中に作られた松たか子のPV集で「film 空の鏡」というのがあります。AMAZONの受け売りではないですが、今回ばかりは本当にセットで買うのがオススメです。明日はその「film 空の鏡」のレビューをします。
※岩井俊二監督の公式HP「円都通信」
http://yentown.co.jp/
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Bette Midler is The Rose
2005年2月17日 映画音楽
今日は久しぶりに映画音楽のご紹介。きっかけは、Soweluのニューアルバムに、ベット・ミドラーのこの主演映画のテーマ曲が収録されているから。Soweluもカバーしてるなら、きっとこの映画は見てるのでは?この映画は70年のカリスマ、ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画です。ただ、この映画はジャニスの自伝映画ではなく、ローズという架空のロック歌手を描くことで、当時の音楽や時代背景、ジャニスのような歌手がどうしてあのような人生であったのかというところにスポットをあてたものです。
さて、ベット・ミドラーという人は類まれな才能を持つシンガーですが、それだけではなく女優としても活躍しています。ホィットニー・ヒューストンが音楽活動の傍らで映画に出演したのとは全く違って、彼女の場合は本当の意味で両立させているところがスゴイところ。おそらく日本の検索エンジンなら、映画関連の方がたくさんヒットするでしょう。
ところが、彼女の歌唱力はミュージカルなどのショウビズの域をはるかに超えている。圧倒的なパワー、ある時は溢れるほどの優しさ、どれをとっても超一流。歌姫という表現すら相応しくない。あえていうなら、オンリー・シンガーという表現がまだ近いと思います。
映画のレビューが出来るほど詳しくありませんが、音楽の観点から少し感想を。音楽とドラッグの関係はアメリカの大きな問題。これは決して過去のことでなく、現在でも存在することです。(ある大物歌手が空港で麻薬を所持していたのが見つかったのも記憶に新しいところ。)それと、感性を100%音楽にぶつけるアーティストは例外なく若くして死に至るということ。多くの人の心を捉える一方で、命を削るように歌い、それでも自分で決して歌うことを止めることができない。彼女にとっての音楽はドラッグ以上のものなのかもしれないと思いました。
ジャニス・ジョプリンという人はどんな人だったのかな?さすがに私も当時は小学生だったので、後に音楽を聴いた程度でよく知りません。また機会があればジャニスのCDの方も紹介したいと思います。(よく知らないので感想程度しか書けませんが。)
※「Rose」のトリビア
主題歌の「Rose」はジブリのアニメ作品「おもいでぽろぽろ」で都はるみが日本語でカバーしている。
さて、ベット・ミドラーという人は類まれな才能を持つシンガーですが、それだけではなく女優としても活躍しています。ホィットニー・ヒューストンが音楽活動の傍らで映画に出演したのとは全く違って、彼女の場合は本当の意味で両立させているところがスゴイところ。おそらく日本の検索エンジンなら、映画関連の方がたくさんヒットするでしょう。
ところが、彼女の歌唱力はミュージカルなどのショウビズの域をはるかに超えている。圧倒的なパワー、ある時は溢れるほどの優しさ、どれをとっても超一流。歌姫という表現すら相応しくない。あえていうなら、オンリー・シンガーという表現がまだ近いと思います。
映画のレビューが出来るほど詳しくありませんが、音楽の観点から少し感想を。音楽とドラッグの関係はアメリカの大きな問題。これは決して過去のことでなく、現在でも存在することです。(ある大物歌手が空港で麻薬を所持していたのが見つかったのも記憶に新しいところ。)それと、感性を100%音楽にぶつけるアーティストは例外なく若くして死に至るということ。多くの人の心を捉える一方で、命を削るように歌い、それでも自分で決して歌うことを止めることができない。彼女にとっての音楽はドラッグ以上のものなのかもしれないと思いました。
ジャニス・ジョプリンという人はどんな人だったのかな?さすがに私も当時は小学生だったので、後に音楽を聴いた程度でよく知りません。また機会があればジャニスのCDの方も紹介したいと思います。(よく知らないので感想程度しか書けませんが。)
※「Rose」のトリビア
主題歌の「Rose」はジブリのアニメ作品「おもいでぽろぽろ」で都はるみが日本語でカバーしている。
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ボディガード オリジナルサウンドトラック
2005年1月7日 映画音楽
久しぶりの映画のサントラから、これを選びました。ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演のラブストーリー。ちょっとサスペンスの要素もありましたが、とにかく日本でも大ヒットした映画でした。ホイットニー・ヒューストンは歌手としてのキャリアは既に長かったのですが、映画にはこれが初主演でかつヒロイン役という大役も見事に成し遂げ、この映画がきっかけで、洋楽をあまり聴かない人でも、彼女の名前と、メインテーマ曲であったI Will Always Love Youは知らない人がいない程でした。1992年のお話です。それでは、このサントラについて見ていきましょう。
01〜06までがホイットニーによるもの。01.が主題歌であったものの02.も全く引けを取らない名曲バラード。03.はチャカ・カーンのリメイク曲ですが、ほとんどの人はホイットニーの曲だと思っているでしょう。このPV撮影時に彼女はちょうどおなかの大きい状態で、子供を宿した身体で歌うI’m Every Womanは歌詞以上のメッセージを与えました。04.も心に残るバラード。05.は劇中役でのトップ歌手として見せた激しいパフォーマンスが印象的だったダンスチューンナンバー。?はゴスペル風のアレンジで収録されていますが、劇中では傷心の中で、アカペラで静かに歌い始めるホイットニーの歌声が感動的でした。
ここまでやられると、後のアーティストは正直ツライところです。(笑)11.でケニーGのサックスが聴けることぐらいでしょうか?有名でかつ、実力のある歌手もいるのですが、曲が全く見合わないのが残念です。特にLisa StansfieldはUKきっての素晴しい歌手ですが、このトラックではまったくいい所が出せませんでした。
この機会を生かして、ホイットニーは積極的に映画にも出るようになります。彼女は歌手としてデビューする前はスーパーモデルだったので、ショウビジネスにチャレンジというよりは、むしろかつて知った世界でもあったわけです。
私はあまりセールスは気にしないタイプなのですが、参考までに。このサントラの発売当初のセールスが600万枚。主題歌のI Will Always Love Youが14週連続1位。全世界でのトータルセールスは3400万枚ということでした。
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1110178
01.I Will Always Love You - Whitney Houston
02.I Have Nothing - Whitney Houston
03.I’m Every Woman - Whitney Houston
04.Run To You - Whitney Houston
05.Queen Of The Night - Whitney Houston
06.Jesus Loves Me - Whitney Houston
07.Even If My Heart Would Break - Kenny G/Aaron Neville
08.Someday (I’m Coming Back) - Lisa Stansfield
09.It’s Gonna Be A Lovely Day - The S.O.U.L S.Y.S.T.E.M.
10.Peace, Love And Understanding (What’s So Funny ’Bout) - Curtis Stigers
11.Waiting For You - Kenny G
12.Trust In Me - Joe Cocker/Sass Jordan
13.Theme From The Bodyguard
01〜06までがホイットニーによるもの。01.が主題歌であったものの02.も全く引けを取らない名曲バラード。03.はチャカ・カーンのリメイク曲ですが、ほとんどの人はホイットニーの曲だと思っているでしょう。このPV撮影時に彼女はちょうどおなかの大きい状態で、子供を宿した身体で歌うI’m Every Womanは歌詞以上のメッセージを与えました。04.も心に残るバラード。05.は劇中役でのトップ歌手として見せた激しいパフォーマンスが印象的だったダンスチューンナンバー。?はゴスペル風のアレンジで収録されていますが、劇中では傷心の中で、アカペラで静かに歌い始めるホイットニーの歌声が感動的でした。
ここまでやられると、後のアーティストは正直ツライところです。(笑)11.でケニーGのサックスが聴けることぐらいでしょうか?有名でかつ、実力のある歌手もいるのですが、曲が全く見合わないのが残念です。特にLisa StansfieldはUKきっての素晴しい歌手ですが、このトラックではまったくいい所が出せませんでした。
この機会を生かして、ホイットニーは積極的に映画にも出るようになります。彼女は歌手としてデビューする前はスーパーモデルだったので、ショウビジネスにチャレンジというよりは、むしろかつて知った世界でもあったわけです。
私はあまりセールスは気にしないタイプなのですが、参考までに。このサントラの発売当初のセールスが600万枚。主題歌のI Will Always Love Youが14週連続1位。全世界でのトータルセールスは3400万枚ということでした。
※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1110178
青春の「フットルース」は驚異のサウンドトラック
2004年10月10日 映画音楽
今日、ようやく胸のつかえが取れました。じつは、この1984年の映画「フットルース」のオリジナルサウンドトラックはもう伝説で、名曲ぞろい。当時からCDは何回も聞いてました。でも私には「今聞いてもすばらしい!まさに名盤!」って言えない訳があったんです。それは、実はこの映画だけ今まで見てなかったんです!うわぁ〜カミングアウトしてしまった!知ってるフリしてごめんねー(笑)
「フラッシュ・ダンス」は当時に、ちゃんと見たのに、なんでこれを見てないのか自分でもわからないけど、事実なんです。今日、ようやく見ることができました。長年の胸のつかえが取れた。で、まず映画の感想。
まず、主役のケビン・ベーコンが若い!主役が彼だったのも知らなかった。それと、昔はアメリカでも地方だと、こういう音楽が宗教的に「忌まわしいもの」って言われてたのかーって思った。日本では、音楽がこんな風に規制をされたりすることはなかったから、イマイチ、ピンと来ないけど。ストーリーはまぁまぁ普通かな。でも映画の隣町のディスコでのシーンで、地元の友人がケビンに「俺、実は踊れないんだよ。(泣)」って打ち合ける場面、私も初めて京都のマハラジャ(ディスコ)連れていかれた時を思い出したよ。「わかる!その気持ち!」ってね。(笑)
サウンドトラックについては、全て「オリジナル曲」です。この映画のために書かれたもの。当時で9曲の中から6曲がシングルカットとなりヒットするという、映画のサウンドトラックとしては驚異の名盤。ちなみに今の映画も、昔のドラマでも、スクール・ウォーズのテーマ曲になってる、「ヒーロー」は、この映画で使われたBonnie TylerのHolding Out for a Heroが原曲です。「え?洋楽だったの?」っていう人、わりと多いのでは?
このCDは、他にも書きたいことが山のようにあるので、ポイントだけ箇条書きにします。(トリビアっぽくなってしまうな。)
○1.6.のKenny Logginsは最高だ!
○3.Almost Paradiseのデュエットの女性はHEARTのWilson姉妹の姉だ。
○5.Dancing in the SheetsのSHALAMARのメンバーが後のJody Watleyだ。
○8.Girl Gets AroundのVoのSammy Hagarは、後にVAN HALENに加入。
○12.Waiting for a Girl Like Youが後に一番の大ヒットとなり、日本のカラオケにも必ず入っている。
<番外編>
○9.Neverは「あるある探検隊」と同じくらい耳に残る。(笑)
ネバネバネバネバネバネバネバエバー微妙にエバーが入る所がポイント!(笑)
80年代の洋楽の雰囲気を知りたい人にはオススメです。今はDVDも出てますから、まずは映画の方からどうぞ。(私が言うのもなんですが。)
※試聴情報
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1089040
(あら?このサイトの試聴曲は?と?の曲が入れ違ってます!)
「フラッシュ・ダンス」は当時に、ちゃんと見たのに、なんでこれを見てないのか自分でもわからないけど、事実なんです。今日、ようやく見ることができました。長年の胸のつかえが取れた。で、まず映画の感想。
まず、主役のケビン・ベーコンが若い!主役が彼だったのも知らなかった。それと、昔はアメリカでも地方だと、こういう音楽が宗教的に「忌まわしいもの」って言われてたのかーって思った。日本では、音楽がこんな風に規制をされたりすることはなかったから、イマイチ、ピンと来ないけど。ストーリーはまぁまぁ普通かな。でも映画の隣町のディスコでのシーンで、地元の友人がケビンに「俺、実は踊れないんだよ。(泣)」って打ち合ける場面、私も初めて京都のマハラジャ(ディスコ)連れていかれた時を思い出したよ。「わかる!その気持ち!」ってね。(笑)
サウンドトラックについては、全て「オリジナル曲」です。この映画のために書かれたもの。当時で9曲の中から6曲がシングルカットとなりヒットするという、映画のサウンドトラックとしては驚異の名盤。ちなみに今の映画も、昔のドラマでも、スクール・ウォーズのテーマ曲になってる、「ヒーロー」は、この映画で使われたBonnie TylerのHolding Out for a Heroが原曲です。「え?洋楽だったの?」っていう人、わりと多いのでは?
このCDは、他にも書きたいことが山のようにあるので、ポイントだけ箇条書きにします。(トリビアっぽくなってしまうな。)
○1.6.のKenny Logginsは最高だ!
○3.Almost Paradiseのデュエットの女性はHEARTのWilson姉妹の姉だ。
○5.Dancing in the SheetsのSHALAMARのメンバーが後のJody Watleyだ。
○8.Girl Gets AroundのVoのSammy Hagarは、後にVAN HALENに加入。
○12.Waiting for a Girl Like Youが後に一番の大ヒットとなり、日本のカラオケにも必ず入っている。
<番外編>
○9.Neverは「あるある探検隊」と同じくらい耳に残る。(笑)
ネバネバネバネバネバネバネバエバー微妙にエバーが入る所がポイント!(笑)
80年代の洋楽の雰囲気を知りたい人にはオススメです。今はDVDも出てますから、まずは映画の方からどうぞ。(私が言うのもなんですが。)
※試聴情報
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1089040
(あら?このサイトの試聴曲は?と?の曲が入れ違ってます!)
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伝説の男〜(ただし2人)>ブルース・ブラザーズ
2004年10月3日 映画音楽
アニメの次は映画紹介?いやいや、ちゃんと音楽紹介しますよ。この映画は音楽映画(ミュージカル)でかつ、コメディ映画という異色な作品なんですが、最高にオススメです。
まぁ、とりあえず、脇役として出てくる出演者(アーティスト)から見てください。
これだけの有名人が全員、脇役なんです。
で、伝説の男は黒のスーツの怪しげな主役の2人。ブルース・ブラザーズなんです。まず、2人は上記のような有名な音楽アーティストでないどころか、一人は有名コメディアン(太い方)、もう一人は当時駆け出しの役者(ノッポの方)。でも、映画の中で立派にバンドやってます。2人のパフォーマンスは最高。やはりジョン・ベルーシは天才コメディアンというだけあって、歌ってもどこの歌手?と思わせるほど。(残念ながら、彼の生涯は短く、この映画の2年後に他界しています。)彼らの音楽が聞きたい人は、この映画を見るか、サウンドトラックを借りるしかないでしょう。ただ、この映画だけは、見てからサウンドトラックを聞いてほしいです。とにかくストーリーも音楽も最高です。後に作られた「ブルース・ブラザーズ2000」とは全く別物ですので、お間違いのないように。
最後に、ミュージカル映画を作る場合は、普通はオリジナル曲を用意するもんですが、この監督はあえて、昔の曲をリメイクして使っています。「新曲を作らなくても、古くていい曲はたくさんあるんだぜ」って言いたかったそうです。そのかわり使った音楽の著作権関係で苦労したそうな。なかなか粋な監督さんだと私は思います。
※試聴情報
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1097544
まぁ、とりあえず、脇役として出てくる出演者(アーティスト)から見てください。
1.ジェームス・ブラウン(ご存知、「ゲロッパ!」の本家本元)
2.レイ・チャールズ(サザンの「いとしのエリー」をカバーしたことでも有名。缶コーヒーのジョージアが宣伝に「ジョージア・オン・マイ・マインド」を使ったけど、その原曲者です。今年、ご逝去されました。(悲)
3.アレサ・フランクリン(当時のソウルの女王、彼女の後継者がホイットニー・ヒューストンだといわれる。)
4.キャリー・フィッシャー(女優さんだけど、一応紹介しときます。後の「スター・ウォーズ」のレイア姫です。)
これだけの有名人が全員、脇役なんです。
で、伝説の男は黒のスーツの怪しげな主役の2人。ブルース・ブラザーズなんです。まず、2人は上記のような有名な音楽アーティストでないどころか、一人は有名コメディアン(太い方)、もう一人は当時駆け出しの役者(ノッポの方)。でも、映画の中で立派にバンドやってます。2人のパフォーマンスは最高。やはりジョン・ベルーシは天才コメディアンというだけあって、歌ってもどこの歌手?と思わせるほど。(残念ながら、彼の生涯は短く、この映画の2年後に他界しています。)彼らの音楽が聞きたい人は、この映画を見るか、サウンドトラックを借りるしかないでしょう。ただ、この映画だけは、見てからサウンドトラックを聞いてほしいです。とにかくストーリーも音楽も最高です。後に作られた「ブルース・ブラザーズ2000」とは全く別物ですので、お間違いのないように。
最後に、ミュージカル映画を作る場合は、普通はオリジナル曲を用意するもんですが、この監督はあえて、昔の曲をリメイクして使っています。「新曲を作らなくても、古くていい曲はたくさんあるんだぜ」って言いたかったそうです。そのかわり使った音楽の著作権関係で苦労したそうな。なかなか粋な監督さんだと私は思います。
※試聴情報
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1097544
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