公開初日とはいかなかったけど、今日見てきました。あまりネタバレ的なことは書かないようにしつつ、簡単な感想を書いておきます。まず、知っておいた方がいいのは、今回の上映は2部構成だということ。これまでの劇場版「空の境界」の続編としての「未来福音」と、キャラクターデザインを新しくした、「未来福音-extra chorus-」との同時上映ということです。で、上映は「extra chorus」が先です。「さぁ、これから空の境界の世界ドップリはまるぞ!」って思ったら、ちょっと顔の違う式と幹也が出てくるので、「あれ?」ってなりました。そして、30分ぐらいでエンドロールが流れるので、ちょっと焦りました。(苦笑)

でも、それが終わってからの「未来福音」本編が素晴らしい内容で、言うことなしです。ただ、これは空の境界の全ての章をよく見ていないとわからないことが多いでしょうし、この作品を100%楽しめないと思います。今、BSで30分単位で「空の境界」をやっていますが、あれだけでもやはり不十分でしょう。というのは、「忘却録音」でチラッと出た瀬尾静音がメインですから。

各章で異なる時系列で上映されてきた「空の境界」シリーズの全体を補完するような作品が、今回の未来福音だと思います。映像もストーリーもクオリティーの高さはそのまま。恐らく、あの謎だらけの終章で終わるよりも、今作で終わる方がよかったと思いますね。

新しい時間の2010年という設定も「未来視」というテーマを逆手にとって、うまく繋げています。未来福音のラストシーンは、これまでの作品をコンプしている人なら、こみ上げてくるものがあるはずで、とても良かったです。これは殺人考察(後編)のラストシーンとの「太極」であり、これで「両儀」となるってことなのかな?うーん、これ以上書くとネタバレになるので止めます。それにしても、こういう奥の深い演出のアニメって今までになかったよな。

たぶん、これを見る人は全ての章を見ている人がほとんどだと思うけど、そうでない方はせっかくの名作ですから、これまでの章を全て見ていくことをオススメします。

※劇場版 空の境界 未来福音 の記事(まんたんWEB)
http://mantan-web.jp/2013/09/29/20130929dog00m200011000c.html

なんと3か月連続で「空の境界」ネタという異常事態です。それぐらい楽しみにしていたんですよ。それなのに・・・ それなのに・・・

まずね、ほとんど3Dには見えないです。2Dを無理矢理に3D化したのがバレバレです。実際に一番3Dの恩恵があったのは巫条霧絵とその俯瞰シスターズだけ。(苦笑)あとは高層ビルなどの背景くらい?

見る前からある程度はそういう予感はしていたんです。全てのシーンを既に知っているわけだし、あまり動きのないシーンでは3D感は薄いんだろうなぁ・・・・と。ただ、後半の戦闘シーンだけは3D効果を期待していました。ところが・・・だったんですよね・・・。

これってたぶんほとんどの人が「両儀式を3Dで見たい!」と思っているはずですが、終始残念な感じでした。自分だけかと思ったけど、映画出る時に他の人たちも口にしていた。「ぜんぜん3Dじゃなかったね~」って。

で、これは個人的な見解なんだけど、2Dで作ったものを3Dにするとイマイチな感じになるように思う。攻殻機動隊SSSの時も「電脳通信」と戦闘シーン以外はさほど3Dでなかった。

逆にサイボーグ009のオリジナル3D作品009 RE:CYBORGは凄かった。アバターから始まりディズニーなど何度か見た3D映画の中でダントツに3Dだった。正直、これそんなに期待しないで見に行ったんだけど、アニメでここまで3D感ありまくりな作品を見たのは初めてで、その映像技術のレベルの高さには感動した。

で、今回の空の境界「俯瞰風景」は今まで見た中で一番3D感が薄かった。本当に残念。作品としてはいいので、それぞれの名シーンを大画面で再び見られたというだけ。

今回の3D作品は「飛べなかっただけ」なんですかね?塔子さん。(悲)

私の見たシネ・リーブル梅田では、空の境界グッズは全て再入荷していましたよ。手に入れられなかった人はどうぞ。(ツイッターで更新してあげればいいのにね。)fateは一部が売り切れでした。っていうか私ぜんぜんfate見たことないのでよくわかりません。

9..28の新作、未来福音に期待しましょう。
(予告が流れたけどなかなかいい感じでした。)

先日、7月13日に公開予定の「劇場版 空の境界」俯瞰風景3Dの前売り券を買って来ました。大阪のシネ・リーブル梅田という映画館は初めてでしたが、今話題の「うめきた」にあるんですね。というわけで、話題のグランフロント大阪を横に見ながら、歩いて行ってきました。夜だったので中は入れませんでしたけど、かなりオシャレな外観ですね。確かに「大阪」のベタな雰囲気がなく、東京や神戸のようなハイセンスな感じでした。

で、空の境界に戻って、もう前売り発売からかなり日にちが経つのに特典ポスターが貰えました。イラストの絵柄は、公式サイトにアップされているヤツと同じでした。(式が鋭く斬りつけるヤツね。)案外人気ないのか?3Dになるだけだからいいのか?この劇場では人数がたくさんだと立見という状況があるそうなんだが、「3Dの場合は立見だと3Dに見えませんからねー」って店員さんが言ってた。(笑)まぁ。そういう心配は無さそう。

1,200円というのは安いね。まぁ1時間程度だからそんなもんかもしれんけど。俯瞰風景では、橙子さんと式がほとんどだし、式だけの出番も多い。式のためのストーリーといってもいいかも。何回も見ているものを3Dで見るというだけなんだけど、凄く楽しみ。

あのシーンはどうなるのかな?とか追加シーンがあるのか?とか。でも、おそらく秋公開予定の新作「未来福音」の予告が見られるのかな?と・・・

鮮花ファンには退屈かもしれないが、式ファンにはたまらんです。ツンデレでなくヤンデレってやつですよね?坂本真綾ってこんな役も出来るんだって思ったもんです。

レンタル屋さんでも「空の境界」レンタル中が多い!密かに来てますリバイバル。そんなことを知ってか知らずか、劇場版「空の境界」全7章が時系列順にTV放映されるそうです!1クールで13話とするそうです。7月よりTOKYO MX・BS11等で放送予定。

いやぁ、これは必見ですね。空の境界を知らない人にもぜひ。でも時系列というのがいいのか?っていう部分がある。わかりやすいのは間違いないけど、敢えて時期(時間)をずらしていることの利点って、この作品にはあると思うんだよねー。よくわからないから引き込まれるという部分ね。でも、見る人にとってはどちらがいいのかわからないけどね。

とにかく、今年は「空の境界」の年ですね。こうなると来年は・・・?矛盾螺旋の3Dだったら仕事サボって行くかも?それが私の起源だから・・・

※空の境界 公式サイト
http://www.karanokyoukai.com/
今日はレビューお休みで。連休の前半は案外忙しかった。初めて有給を取って、一日早く連休に入った。というのも病院で検査のため。こういう場合、普通なら家族旅行とか帰省とか有効に使うんだろうけど、私の場合はなんとも嬉しくないスタートだった。検査結果は連休明けになるだろうけど、何故か結果を待たずして次は眼科で眼底検査へ行くように言われた。こう矢継ぎ早に検査を命令されると不安になる。そんな気持ちでスタートした連休だった。

あとは、大学時代の友人と飲んだり、家のことをしたり、と平凡に終わってしまった。唯一気晴らしになったのは、今話題のテルマエ・ロマエを見てきたことくらい。ネットカフェで2巻まで読んでいたけど、これは実写化したことでより面白くなっている。映画館もアバター並みに混んでいたし、みんなでゲラゲラ笑っていた。一人で見に行ったけど、みんなで楽しんでいるような不思議な感覚だった。

ルシウス=阿部寛がはまりすぎ。またローマ人のエキストラの中で違和感なくしかも真剣にローマ人やってる図だけでも笑える。そこにあの原作の笑いのツボが加えられるんだから、かなり笑える。真面目にばかばかしいのが最大の魅力だと思った。

上戸彩がよく出てくる後半は原作にない部分なので、笑いがトーンダウンした感はあるが、そういう部分もないと映画の話としては軽すぎる結果になったろうし、個人的にはよかったと思う。

とにかくテルマエファンが物凄く長蛇の列だった。老若男女問わず、日本人なら楽しめる映画だ。明日休みの人は1日で1,000円だろうし、ぜひオススメです。

後半の連休は行きつけのテルマエに行こう・・・

はあー、まだAMAZONレビュー出来ないのかぁ。マジで悲しい。仕方ないからこんな話で。昨日、地上波での映画でたまたまこのフライトプランを見ました。私は昔からジョディー・フォスターの大ファンで、羊たちの〜から全部見てます。(あ、ブレイブワンだけまだだった。)で、この映画を再度見たんですが、やっぱり残念でした。これはストーリーの基本的な部分でおかしい。なんでやねん!ほんなあほな!ばっかりです。彼女ほどの女優さんがなんでこんな映画に出たんだろうと思います。

それでも、ジョディーの演技はやはり凄かった。精神的に追い詰められている感じが痛いほど伝わってくるし。サスペンスものでの心理描写と表現力はピカイチですね。おかしな脚本でも、これだけの演技をやる彼女にプロ根性を感じますね。それにしても、オチがおかしいよ。こんなんじゃ夜も眠れない。(苦笑)

※フライトプラン 公式サイト(日本)
http://www.movies.co.jp/flight-p/
最近はレビューばかりだったので、今日は普通の日記で。もう寒すぎて外に出られないので、今日は家で映画をみました。それにしても、ハリウッドのラブコメなんか見るの何年ぶりだろう?基本的にはあまり関心のないジャンルなんだけど、今回はレンタル屋さんで、「80’sポップス」の世代はハマルと書いてあったので、このラブソングができるまでというのを借りてみたんです。80年代の落ちぶれたポップスター(ヒュー・グラント)と男に騙された元ライター(ドリュー・バリモア)が、偶然の出会いに始まって、すれ違い、最後はハッピーにという、典型的なラブコメでした。100分ほどだったので退屈はしませんでしたが、期待していた音楽的な部分はイマイチでしたね。配役が歌える人ではないし、音楽はあくまでストーリー上では付加的な要素でしかないのでこれでいいんだとは思うんですけど。

それでも、80’sから抜け出してきたような架空のバンド「POP」のPVは良く出来てたな。服装やノリもさることながら、片想い系の曲は必ず病院送りになる所ね。ただ、80’sのダサダサ加減をギャグにしてる一方で、ここでカリスマ歌手とされるコーラ(ブリ○ニーとかリ○ーナもどきという設定)も十分ヘンにしてある所は、「私たちの世代にすれば、どっちもどっちなのでは?」という制作側の冷ややかな目線があるように感じたなぁ・・・。

最後に、ちょっとアンテナにひっかかったのが、そのヘンテコなカリスマ歌手、コーラ役のヘイリー・ベネットという女の子。気になったので少し調べると、19歳の新人でも、流行のオーディション上がりでもないのにNYでの大手雑誌に取り上げられ、歌手デビューの計画もあるそうで。(ここでは特にうまくなかったけど。)現在はドラマ撮影中ということですが、彼女はひょっとするとひょっとするかも?役どころはヘンだったけど、スター性はあったし。公式サイトでチェックしておきましょう。

※Haley Bennett Official Web Site (US)
http://www.officialhaleybennett.com/

※「ラブソングができるまで」 スペシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/musicandlyrics/jpspecial/

※ひとりごと:「ブッダの悦び」って。(苦笑)日本だからシャレになるけど、チベットではどうかと・・・。こういう場合、批難の対象がベネットちゃんになってしまうのでは?
シルバー・サーファーがキター -(゜∀゜)-(∀゜ )-(゜ )-( )-( ゜)-( ゜∀)-(゜∀゜)-!!てなわけで、ついにファンタスティック・フォーの第2作目に登場するということで見てきました!実は私、密かにマーベル関係(アメコミ)が好きで、今年の夏は「HALK」のTシャツ着てました。で、バックプリントには、スパイダーマンやウルヴァリン(X-MEN)、そしてこのシルバー・サーファーも載ってるのだ!それにしてもCGはハリウッド映画がすごいね。超興奮の映像でした。前作よりもぜんぜん凄かったし。ジェシカ・アルバもかわいかったしで、よかったです。

でも、ちょっちシルバー・サーファーがイマイチ何者なのか普通の人はよくわからないと思う。もちろん、ファンタスティックの4人の映画だから仕方ないんだけどね。原作でもそうだったんだけど、これがきっかけでシルバー・サーファーは単独で漫画化されて、マーベルではかなり支持の高いキャラになるのだ。世代によっては、スパイダーマンより好きな人もいるかも?彼が次々と惑星を破壊していく理由があるんだけど、そこんところがあれだけではイマイチよくわからないと思う。

でも、トーチ(炎)vsサーファー(偽サーファー)のシーンは2回とも見ごたえあったなぁ〜。あのトーチ役の若い男の子はいい感じ。今作でハマリ役になった気がする。ちなみにトーチは原作漫画ではスパイダーマンの中でちょい役で出てきて一緒に戦ったりするんですよ。そんなわけで、この4人の中では一番の人気キャラなんで、そんな感じのトーチとそこにサーファー登場でアメコミ史上でも最高にして最悪の出会いとなったわけです。

スパイダーマンもそうだけど、これもやっぱ初回を見てから、この2作目見た方がいいかな。でないとまず4人のことがさっぱりわからんもんね。ちなみにマーベルの中では、このファンタスティック4はかなり古い漫画で、スパイダーマンで既に向こうのオジサンが子供の頃に読んだくらいの時期になるのかな?今作だけが全米で1位になったのは、その世代の人たちがシルバー・サーファーなら見たい!ってことじゃないのかな?言えないけど、ラストシーンがめちゃめちゃカッコイイです。

ハリウッドのCGはハンパねぇ。ベクシルやアップルシードでは追いつけない。それくらいの衝撃映像の連続だった。必見です!(音楽はぜんぜん覚えてないや。:苦笑)

※ファンタスティック・フォー 銀河の危機(サーファー注意!)
http://movies.foxjapan.com/f4_2/
日本でも世界でも凄惨な事件などが起こると、このブログを更新する気力がいつも失せる。だって、「美しい旋律」だとか言ってる自分がバカみたく思えるから。ミャンマーでの事件を聴いて最初に思い出したのは、やはり子供の頃に学校の授業としてみさされた映画「ビルマの竪琴」でした。もちろん中井貴一の方ですが。たぶん小学校高学年ぐらいに文部省推奨ということで見たんだと思うけど、感動とかはなく、「へぇ〜そんなことがあったんだ〜」くらいしかなかった。大人になってからもう一度見た。さすがに相応に理解できた。でもそれもすぐに忘れる。

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せっかくツラツラと書いたのになんか消えました。なんでかな?もうイイヤ。くだらないから消されたような気分だ。(苦笑)
もうスパイダーマンだけは最高!。マーベル系列のコミックでは一番の傑作なんじゃないのかな?(まぁ、全部知ってるわけじゃないけど。)だいたい1話がものすごくよかったし、2話は2話でよかった。映画のスパイダーマンの場合はラストシーンがどちらも素敵なのね〜。1話では「ええ〜そうなん〜」っていうモヤットした感じで、2話でそれがすごくスッキリ!になるわけで。MJの「Go get them,Tiger.」(和訳では「やっつけて」でしたけど。ちょっちニュアンスが弱いような・・・とはいえ他にいい日本語もないよーな?)

多くの女の子はなんかスパイダーマンを誤解してる子が多いみたいだけど、本当にオススメ。見た目で決めちゃダメ!そんでもって音楽もイイ!だってほとんどが極上のロックサウンドなんですもの。2話の「雨がやんだら」のシーンもよかったなー。

そんでもって、今回の第3話なんですけど、予約して最高の席で見たんですが・・・ 正直な感想をいうと、今まであんなにラストシーンがよかったのに、今回はちょっち控えめな感じで終わりました。うーん、なんだろ?本当にこれでスパイダーマン完結ならちょっと残念だったかな?もち悪くはないですよ。1話と2話が良すぎただけなのかもしれない。でもな〜。なんだかなぁ〜。

あとちょっと戦闘シーンが多すぎた感もあるなぁ。でも映像のクオリティーはキテル。ストラップのスパイダーでブラックのヤツがあったら買ってたのになぁ〜。(苦笑)

てなわけで、とにかくこの「スパイダーマン」は超オススメ。X−MENとか他のマーベルものとは桁違いのストーリーです。あと、ちゃんと1話から見ましょう。途中から見てもわけわからんし、それは時間の無駄です。

私もブラックになろうかな?

※スパイダーマン3 公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/spider-man3/
今日は普通の日記で、いつもの音楽レビューはお休みです。実は急に思い立って、前から見たかった現在公開中の映画墨攻を見てきました。久しぶりにいい映画を見たって感じで、すごく感動というより感銘を受けました。私はわりと東洋思想に関心があって、古代中国のいろんな哲学(この単語を出すと難しいインテリに誤解されるので嫌なんですけど。)とかを自分の生き方の参考にしている部分があるんですけど、まぁ、そういう難しいゴタクを抜きにしても十分素晴らしい映画でした。

エンターテインメントの側面からいうと、やはり主役のアンディ・ラウがめちゃめちゃカッコイイんです。彼はわりと「LOVERS」(金城武とチャン・ツィーの話題作)などの脇役など、若さとアクションが売りみたいな感じの作品が多かったのですが、今回はぜんぜん違う!渋い!渋すぎてかっこよすぎ。いい感じで年をとって、重ねた年齢がそのまま役者として素晴らしい魅力ある演技になってます。あと、香港映画でもハリウッドに負けないスケールで見ごたえも十分。(まぁ、もうここ数年で既にハリウッド並みの作品ばかりですが。)ストーリーの展開や微妙なロマンス(ラブシーンまで行かない所がまた逆にぐっとくるわけですが。)なんかもあったりして、本当によかったです。

あと、ちょっちだけ難しいことを書くと、世の中とはいつの時代も理不尽なものであり、その中で自分がどのように生きるかということが大切なんだなぁ〜なんて思いました。「降伏して惨めに生涯を生きるか、戦って生き延びるか。」というセリフなどは、後者の方がはるかに死ぬ確率が高いわけですが、前者を選んで命を取り留めたとしても、それで本当の意味で「生きる」といえるのか?そこに生きることの意味を感じることができるのか?とか本当にいろいろ考えさせられることが多くありました。

まぁ、30後半になってくるといろいろ考えるわけです。若い頃はなんでも出来るとか、無限の可能性を信じるとか、言っていたわけですが、必ずどこかで理不尽な目にあって傷ついたり、自分の不幸の原因を外に求めたりしがちですが、(私は今でもそんな所がありますが。)毎日のように起きる殺人や自殺、理解しにくい犯罪、「格差社会」等々日本の社会がおかしいからとか、思いがちですが、それもそんな世の中で生を受けたことの意味を知り、存分に生きること。最期の時を迎えても悔いのない生き方が出来るかどうかということの方が、損得よりも人間にとってはるかに大事なことなのではないかと思いました。

正直、この映画はそういった思想的な側面に重きをおいたストーリーなので、デートとかには不向きでしょう。(苦笑)館内ではイビキで寝てる人もいましたが、一応満席でした。若い人にはイマイチよくわからんてなこともあるかもしれませんね。(私も10年前だったら寝てる可能性ダーイ!)それでも興味のある人は下記のサイトへどうぞ。

※映画「墨攻」(ぼっこう)公式サイト(予告編の動画がオススメ)
http://www.bokkou.jp/

※追記:音楽は日本のアニメ音楽を多く手がける川井憲次氏だったのもよかったです。外国の映画のエンドロールでこの人の名前を見るとは思いもよりませんでしたが。
なんか、今年は夏物CDとかぜんぜん紹介できなかったなぁ・・・自分があまり楽しい夏を送ってないというのが、執筆意欲をなくすというか、自己満足が最近虚しいというか・・・。そんな時にちょうど明日から2日間限定でTSUTAYAで旧作DVDレンタル半額というので、また古くても価値のある映画を1つご紹介してみようと思います。「ROSE」でお馴染みのベッド・ミドラーが女優として本当に認められた隠れた名作のフォー・ザ・ボーイズです。これは戦争映画とは違って、エンターテインメントとしての音楽と戦争の意味を考えさせられるわりと中身のある映画だと思います。

半世紀に渡って軍隊慰問ショーのトップ・スターとして活躍した男女コンビ、エディー(ジェームズ・カーン)とディクシー(ペッド・ミドラー)の波乱万丈の人生を描いたエンタテインメント人間ドラマ。第二次世界大戦中、歌手のディクシーは、夫が戦地に赴き、幼い息子と二人暮らし。そこに人気スター、エディーのマネージャーの叔父を通じて、軍隊慰問中のエディーと急遽コンビを組むことになる。コンビ同士の衝突を繰り返しながらも、2人のサクセスストーリーは展開する。しかしそれと同時に時代も移り変わり、大戦後の朝鮮戦争での現実、そしてベトナム戦争ではディクシーにとっては生涯忘れられない記憶となってしまう。さらに長い時間が流れ、かつての名コンビは再会できるのか?

まず、使っている音楽がとてもいいです。アメリカのスタンダードが充分に楽しめます。ただ、アマゾンレビューにもあるように、歌詞の部分に字幕がないのが残念なところ。というのは、そのシーンでなぜその曲を歌っているのかということが判らないと、この作品の価値は半減するからです。ちゅーわけで、半額OFFの分をサントラ(CD)と一緒に借りるのがベストですね。これなら映画を楽しめるだけでなく、スタンダードナンバーのいい勉強になります。

それと、やっぱり戦争と音楽について考えさせられる部分は多いですね。「戦争という狂気に対して、音楽は何ができるのか?」みたいな。あと、見どころとしては、ディクシーの息子に注目です。(彼は作品ではサブストーリーみたくなっていて、重要な役目を持っています。)基本的には戦争映画ではないので、重苦しい雰囲気はなく、音楽の好きな人にはたくさんの名曲と、昔のアメリカのエンターテインメントのテイストが現代風アレンジで味わえる数少ない映画だと思います。たぶん誰も借りてないので、騙されたと思ってぜひ、お試しあれ!

※サントラの試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/62307
今日は先日レンタルしたDVDが思いのほかよかったので、珍しく映画の紹介してみます。まず、左の写真のブロンドでショートヘアーのボーイッシュな女性なんですが誰だと思います?これはなんと、パイレーツ・オブ・カリビアンのヒロイン役だった、キーラ・ナイトレイなんです!これが映画では写真以上にカッコイイ!かなりキテマス。今回は主演で、元モデルからバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)になったという実在の人物、ドミノ・ハーヴェイの短い生涯を描いた作品です。(なんと最後に本人が出ていて、公開前に急死したというからマジな話みたい。)

あらすじ(Amazonより抜粋)
有名俳優の娘として生まれ、その美しさからモデル業も経験しながら、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)というアウトローな職業を選んだ実在の女性、ドミノの物語。1000万ドルを盗んだ犯人をつかまえようとするドミノと仲間たちの攻防に、FBI捜査官との尋問が重なり、彼女の過去の人生が明らかになっていく。ドミノ役、キーラ・ナイトレイが、それまでのイメージを一変。銃を撃ち、ヌンチャクを振り回すなど激しいアクションもこなしている。

とにかくキーラの圧倒的な存在感がこの作品のポイントでしょう。徹底的にボーイッシュなスタイルで実に魅力的です。あと、脇もすごく良くって、始まっていきなりルーシー・リュー。でもこれはちょい役で、チームのボスにミッキー・ロークが渋い演技。同じ仲間のエドガー・ラミレスとは最後にすんごいラブシーンをしてます。(これもエロくなくて、カッコイイ!)

で感想ですけど、これは好きと嫌いに分かれるのも1/2の確率かもしれませんね。まず、ストーリーの人物関係が複雑なのに加えて、時間軸も前後するので、少々難解な部分があり、注意して見ておかないとわけわからんようになるかもしれません。もう一つは斬新なアイデアによる特殊映像効果ですね。この監督がCM業界で有名な人らしく、映像がもたらす感覚は非常に刺激的で新鮮さがあります。この効果が「気持ち悪い」と感じる人はダメかもしれませんが、私はぜんぜんOKでした!むしろ大歓迎で充分に楽しめました。終わった後に2倍速で見たような疲れは残りましたけどね。これほどのスピード感のある映画に出会ったのは久しぶりで大満足。(しかも100円レンタル!)

最後にいい映画だとは思うけど、購入して常に部屋に置きたいとは思わないですね。映像効果の多用が、この映画の魅力としては瞬発的で持続しないからです。せっかくのキーラの出演時間が少なく感じたのが残念だったかな?R指定(たぶん暴力シーン)なのでそのつもりでどうぞ。

※ドミノ Official Web Site
http://www.domino-movie.jp/

※しゅうのダメ出し
日本語吹き替えの眞鍋かをりはぜんぜんイケてない。
ルーシー・リューには最後に何か期待してたのに肩すかし。
アメリカの醜い部分がそのまま醜い言葉として出てくるところ(混血人種の説明シーン)はイマイチだった。

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