セカチューに学ぶ昔の音楽生活「ウォークマン編」
2005年4月22日 音楽生活
セカチューの冒頭のシーン。柴崎コウが家電量販店にウォ−クマンを買い求めに行くと、店員はMDタイプの所に連れて行くと、「あのぅ・・カセットのヤツで・・・」これが長い物語の始まりのシーンでしたね。また、中盤では確かに初期型のSonyのウォ−クマンが登場してます。(ラジオの懸賞になってたヤツね。)今日はその当時の音楽ライフのお話をしてみたいと思います。
「音楽は家で聴くもの」という既成概念を初めて壊したのが、Sony。当時、ラジカセでカセットテープを聴くのが主流だったので、カセットサイズのプレイヤーを開発すれば、外に持ち出して聴けるのでは?というアイディアから生まれた、携帯型カセットプレイヤーの商品名が「ウォ−クマン」です。当然、ラジカセを生産していた各社も後発で同機能(それ以上?)携帯型カセットプレイヤーを独自の商品名で販売しますが、それらも全て消費者から「ウォークマン」と呼ばれてしまいます。つまり、既にこの時点で、携帯型の音楽プレイヤーのことを総称して、Sonyの商品名である「ウォークマン」と呼ばれるようになっていたわけです。(MD、CDまで。)
一番最初のSonyウォークマンのCMは、静かな湖面で目を閉じながら、ウォークマンで音楽を味わうように聴いている、サル一匹!(笑)このCMがまた衝撃的で、これほどサルが羨ましいと思ったのは後にも先にも初めてでした。(笑)アキとサクがショーケースで覗いていたように、当時、これはとても高価で、高校生がお年玉集めても買えないくらい。
(お年玉の単価自体が低いというのもあるが。)ヘッドホンが別売りで、今主流の細い線で耳に埋め込むタイプはまだ存在してなかったので、これまた高価。(ちなみに耳穴に埋め込むタイプのヘッドホンもSonyが後に開発。「Nude」という名前で、他社とは比べ物にならない程の高音質。)
とはいえ、技術の進歩とともに価格も安くなり、多くの人が購入することができるようになりました。若い子には想像できないでしょうけど、自分の好きな音楽が街を歩きながら、あるいは電車の中でいつでも聴けるなんて夢のようでした。ただ、今と違う点は、あくまで中身はカセットテープだということ。例えば2曲目の次に5曲目が聴きたくなったらテープを「早送り」する間に待ち時間(無音状態)があったり、さらにやっかいなのは例えばA面の1曲目の次にB面の1曲目が聴きたい場合は全て巻き切らないと聞けません。(A面の逆方向へ回転するのがB面なわけですから。)90分テープだと相当に長い時間かかります。だから、音楽生活の知恵として、カセットをうまく工夫して録音編集することで回避します。
そのためにどうしても必要なアイテムが、ダブルカセット付きラジカセ(サンヨーのお洒落なテレコなど。アキが持ってたヤツね。)です。ウォークマンが流行ったのも、このダブルカセットがあっての話ですから。というわけで、次回は「ラジカセ」についてのお話を予定しています。いつになるかわかりませんが、お楽しみに。
「音楽は家で聴くもの」という既成概念を初めて壊したのが、Sony。当時、ラジカセでカセットテープを聴くのが主流だったので、カセットサイズのプレイヤーを開発すれば、外に持ち出して聴けるのでは?というアイディアから生まれた、携帯型カセットプレイヤーの商品名が「ウォ−クマン」です。当然、ラジカセを生産していた各社も後発で同機能(それ以上?)携帯型カセットプレイヤーを独自の商品名で販売しますが、それらも全て消費者から「ウォークマン」と呼ばれてしまいます。つまり、既にこの時点で、携帯型の音楽プレイヤーのことを総称して、Sonyの商品名である「ウォークマン」と呼ばれるようになっていたわけです。(MD、CDまで。)
一番最初のSonyウォークマンのCMは、静かな湖面で目を閉じながら、ウォークマンで音楽を味わうように聴いている、サル一匹!(笑)このCMがまた衝撃的で、これほどサルが羨ましいと思ったのは後にも先にも初めてでした。(笑)アキとサクがショーケースで覗いていたように、当時、これはとても高価で、高校生がお年玉集めても買えないくらい。
(お年玉の単価自体が低いというのもあるが。)ヘッドホンが別売りで、今主流の細い線で耳に埋め込むタイプはまだ存在してなかったので、これまた高価。(ちなみに耳穴に埋め込むタイプのヘッドホンもSonyが後に開発。「Nude」という名前で、他社とは比べ物にならない程の高音質。)
とはいえ、技術の進歩とともに価格も安くなり、多くの人が購入することができるようになりました。若い子には想像できないでしょうけど、自分の好きな音楽が街を歩きながら、あるいは電車の中でいつでも聴けるなんて夢のようでした。ただ、今と違う点は、あくまで中身はカセットテープだということ。例えば2曲目の次に5曲目が聴きたくなったらテープを「早送り」する間に待ち時間(無音状態)があったり、さらにやっかいなのは例えばA面の1曲目の次にB面の1曲目が聴きたい場合は全て巻き切らないと聞けません。(A面の逆方向へ回転するのがB面なわけですから。)90分テープだと相当に長い時間かかります。だから、音楽生活の知恵として、カセットをうまく工夫して録音編集することで回避します。
そのためにどうしても必要なアイテムが、ダブルカセット付きラジカセ(サンヨーのお洒落なテレコなど。アキが持ってたヤツね。)です。ウォークマンが流行ったのも、このダブルカセットがあっての話ですから。というわけで、次回は「ラジカセ」についてのお話を予定しています。いつになるかわかりませんが、お楽しみに。
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