洋楽や邦楽という垣根に捉われず、自分たちのポップスを常に高いクオリティーを保ちながらも、常に新しいものを探求していく。私にとって、Sing Like Talking(SLT)とはそういうバンドでした。最近では、ボーカルの佐藤竹善によるソロ活動の方が目立ちますが、このアルバムは彼らのサウンドを知るのに欠かせない名盤だといえると思います。


Welcome To Another World / SING LIKE TALKING
01.Seasons of Change
02.Real Life
03.Starting Over 〜ありあまる想いで〜
04.Skylark
05.Forever
06.君の風
07.Rendezvous
08.Spirit of Love (Sanctified Version)
09.Flame (Remix)
10.Speed
11.The Light Is You

アルバム「Togetherness」から彼らのサウンドプロデューサーとして、欠かせない存在となったCat Grayが今回でもメインで参加。洗練されたサウンドチームに、佐藤竹善のボーカルも冴えて、後期のSLTサウンドがここに極まった感じさえします。先行シングル曲が多く含まれるなかで、08.Spirit of Love (Sanctified Version) はJ-POPS史上に名を刻まれる壮大な究極バラード。ここでは躍動感のあるゴスペル風味のアレンジになっています。これと対称的に一枚の静止画像のようなバラードの09.Flame (Remix)あたりはベテランらしい音楽。

一方で、お得意のポップチューンな02.Real Life。ライブでお馴染みの04.Skylarkなどもあります。個人的に大好きなのは、ミドルテンポの07.Rendezvousで、竹善さんのボーカルの巧みさがよくわかります。私はSLTだけはアルバムを全部持っているのですが、各アルバムがそれぞれに違った魅力を持っているからで、単純にトラックを集めたベスト盤だと彼らの魅力の3割程度しかわからないと思います。ここではSLTについては、アルバム単位で紹介していきたいと思います。

※シング・ライク・トーキング 公式サイト
http://www.singliketalking.jp/
※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20124826
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20041223.html
※プチトリビア
08.Spirit of Loveは、武豊と佐野量子の結婚式で生演奏されました。(この模様はTVでも放送されました。トリハダもの。)

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