ようやく雨続きの日も終わって、本格的な夏がやってきたようです。ここでも、そろそろ夏モードの音楽紹介をしていくつもりですので、お楽しみに。とりあえず、今日は93年に発表のオリジナル・ラブの夏物CDでEYESです。これは古すぎるからレンタルにもないかな?ただ聴けばわかりますが、このサウンドはとても10年以上前のものとは思えないですね。田島貴男という天才のセンスに時代が追いついてないという状況でしたね。
EYES / ORIGINAL LOVE
01.LET’S GO!
02.サンシャインロマンス(Album Verion)
03.灼熱 (The body for sunshine)
04.DEEPER
05.妖精愛 (Glow up with me)
06.WALL FLOWER
07.JUDGEMENT
08.砂の花 (Desert Rose)
09.いつか見上げた空に
10.I WISH

彼らのことを知らない人は多いと思いますが、数年前中島美嘉接吻という曲をカバーしてヒットさせたのは記憶に新しいところだと思います。これが、このアルバムの後に発表した彼らの代表曲なのです。よって彼らの名前は知っていても、基本的にロックバンドだということを知る人は少ないかもしれません。

よく、彼らのサウンドは「ロックとジャズの融合」というように言われるのですが、彼らの功績はそんな程度のものではないと思います。それは、オリジナル・ラブこそが、現在のJ-ROCKの土台を築いたパイオニア的な存在だからです。ホコ天などのバンドブームが象徴するように、当時の日本のロックは、ノリは良くても深みがないのが特徴でした。(悪いとはいいませんが、作品として長く聴けない。)田島貴男という人は、そこにジャズのエッセンスを取り入れることで今までの日本のロックを変えた人です。

このアルバム以降ぐらいから、彼らの足跡を追えば気づくのですが、そこで繰り広げられているサウンドに、現在のJ-ROCKの原型を見つけることが出来ると思います。90年に10年先の日本のロックの方向性を見据えていたのは、オリジナル・ラブだけだったと思います。興味のある方は、ベストでなくこのアルバムで10年前の新しい夏を訪れてみてはいかが?

※試聴サイト
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20087511

※ORIGINAL LOVE Offcial Site
http://www.originallove.com/

※追記
田島貴男の完全プロデュースで作られた、アンナ・バナナ「High Dive」というアルバムがあるのですが、これがまた時空を超えてます。(笑)

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