昨日は大阪の某所で開催された先行映画試写会に行ってきました。8/18日に全国公開予定のアニメ映画「ベクシル -2077日本鎖国」です。監督は映画「ピンポン」でお馴染みの曽利文彦氏で、主人公ベクシルを演じるのは(って声だけですが。)黒木メイサ。他音楽も含めて豪華スタッフを揃えての渾身の作品です。結論を先に言うと、前回の「アップルシード」よりははるかによかったです。アップルシードが前評判ばかり先行して、案外肩透かしだったのに対して、今回はその逆でした。個人的には監督のいうところの3Dライブアニメというのが、どうなんかな〜?って前作を見て思ってたのですが、アップルシードでの教訓が全て良い方向に修正されていて、本当にレベルの高い作品にアップグレードされていました。

まぁ、せっかく先に潜入したわけですから、ネタバレしないように感想を書いてみます。出来るだけ客観的に書きますので、劇場で見る時の参考になればと思います。まず、「アニメ」という部分で偏見のある人は、ハリウッドのCGを駆使したアクション映画(マトリックス・スパイダーマンなど。)のような感覚で十分楽しむことが出来ると思います。曽利文彦監督は自分の映像表現にアニメか実写かということにこだわらない人です。ただ、現実問題としてハリウッドクラスのアクションを実現するにはこうした3D(ライブ)アニメーションを駆使することで、互角(あるいはそれ以上?)の表現が可能だということが、今作で明確に証明されたと思います。

前作のアップルシードでの3Dの宿命ともいえる「登場人物」(といっても人ではないが。)に対する違和感の問題が、今作ではかなりクリアされていました。それと、ストーリーも前回よりもわかりやすくて、アイデアも斬新に感じました。音楽に関しては、今回もブンブンサテライツであるように、その使い方などは前作からの手法の変更はないといってもいいでしょう。少なくとも「攻殻機動隊」の菅野よう子さんのように作品全体を考えた音楽構成ということは今後もしない考えのようです。でも、これはアニメである前に映画であるというなら、ハリウッドの手法と同じなので、是非もないと捉えるべきでしょうか?

ちょっとだけ中身に触れますが、男性1人に女性2人という人間関係は、男女のカップルで鑑賞すると映画終了後に案外いい感じになるかも?同じ男を愛する女性同士は共に戦う同志であるけれども、そこに微妙な複雑な乙女心?(乙女心って、どんだけぇ〜)みたいなのが、本筋のストーリーとうまい具合に同時進行で進んでいくので、ラストには、わりとジーンとくるものがあるのではないかと・・・

以上、。【ベクシル-2077年日本鎖国】の先行(潜航?)レポートでした!あとの詳しい情報は下記サイトでチェックしてくださいね。

※ベクシル-2077年日本鎖国 公式サイト
http://www.vexille.jp/

※Yahoo!映画特集 -べクシル 2077 日本鎖国 -(音楽情報はこちらで!)
http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/vexille/

ヒミツに追記あり。(ネタバレ注意)

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