もう夏真っ盛りの天気で、猛暑が続いています。部屋にいると暑い!でも節電もしないと・・・ というわけで、今日はせめて音楽で気分だけでも涼しくなってしまおうということで、ちょっと異色なカバーアルバムをご紹介です。

日本のR&Bのパイオニア的な存在のベテランソウルシンガー、birdが移籍時にさらっと出した懐かしい日本の夏の名曲をピュアソウルアレンジで発表したカバーアルバムで、MY LOVEです。アラフォー世代にはもろにストライクな選曲がツボです。

MY LOVE / bird
01. 青い珊瑚礁(松田聖子)
02. ジェットコースター・ロマンス(kinki kids)
03. ダンシング・シスター (ノーランズ)
04. セロリ(山崎まさよし)
05. Hello, My Friend(松任谷由実)
06. Point Of No Return(CHEMISTRY)
07. 青い車(スピッツ)
08. サマーヌード(真心ブラザーズ)
09. 恋とマシンガン(フリッパーズ・ギター)
10. 夏の終わりのハーモニー(井上陽水&安全地帯)

どうでしょう?この渋すぎる選曲。私にはたまりません。誰もが知っている有名な曲と、知る人ぞ知る名曲とで構成された珠玉の10曲です。これが全部あのbirdの心地よいピュアソウルで聴けるという贅沢なカバーアルバムです。あの頃の懐かしい感覚とリゾートの心地よい感覚が同時に味わえるという2倍も3倍もオイシイCDです。

いきなり聖子ちゃんの01. 青い珊瑚礁には驚きですが、サウンドはクラブビートに乗せた軽快なアレンジで、意外にも歌謡曲に聴こえないです。ドライブサウンドにも使える1曲。助手席の人は間違いなく「これ誰の歌?」ってなります。(他の全曲もそうですが。)

続く02. ジェットコースター・ロマンスも軽快なボッサアレンジによって歌謡曲に聴こえないし、04. セロリにいたってはスムースボッサで心地のよいカフェ系の音楽になっているのが不思議で、このCDの他にない魅力です。

改めて「日本の名曲」だと再確認させてくれるのが、このアルバムのもう一つの魅力です。ユーミンの05. Hello, My Friend、井上陽水&安全地帯の10. 夏の終わりのハーモニーの2曲は、まさに知る人ぞ知る名曲で、それがアコースティックアレンジで癒し系の曲として生まれ変わっています。原曲の良さを失わずに大胆なアレンジで聴かせるこの2曲はベストトラックだと思います。

1曲づつコメントしたいくらいですが、そうもいかないので個人的にオススメな曲を2曲ほど取り上げます。08. サマーヌードは知らない人も多いと思いますが、真心ブラザーズの曲で、原曲とのかけ離れ度は一番高いです。っていうかもはや彼女の曲みたくなってます。こんな風にスタイリッシュな曲になってしまうとはビックリです。ただ改めて、メロディーラインの秀悦さを再認識させられます。近年の人気ドラマ「モテキ」の挿入歌にもなりました。当時の隠れた名曲です。

最後に「数ある夏の名曲からなぜこの曲?嬉しすぎる!」といいたいくらいのスピッツの07.青い車です。スピッツは他にもたくさんの名曲がありますが、この曲はあの「ロビンソン」より前に発表の曲なので、あれほど有名になる前のスピッツの隠れすぎた名曲なんです。ここまで来るとあの90年代が蘇って泣けてきます。やさしいサウンドと彼女のボーカルでさらにやられます。アラフォー世代の涙腺を刺激すること必至ですね。

とにかく、最近はカバーブームですがいいカバーアルバムとそうでもないものとがありますが、これは自信を持ってオススメします。(しかも夏限定のカバーアルバムってあまりないと思います。)レンタルにあればぜひ一度お試しあれ!

※試聴はこちら( mora : 対応プレイヤー必要)
http://mora.jp/package/80311556/00044002947734/

※サマーヌード / bird
http://youtu.be/OXzsxr19J6s

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