公開初日とはいかなかったけど、今日見てきました。あまりネタバレ的なことは書かないようにしつつ、簡単な感想を書いておきます。まず、知っておいた方がいいのは、今回の上映は2部構成だということ。これまでの劇場版「空の境界」の続編としての「未来福音」と、キャラクターデザインを新しくした、「未来福音-extra chorus-」との同時上映ということです。で、上映は「extra chorus」が先です。「さぁ、これから空の境界の世界ドップリはまるぞ!」って思ったら、ちょっと顔の違う式と幹也が出てくるので、「あれ?」ってなりました。そして、30分ぐらいでエンドロールが流れるので、ちょっと焦りました。(苦笑)

でも、それが終わってからの「未来福音」本編が素晴らしい内容で、言うことなしです。ただ、これは空の境界の全ての章をよく見ていないとわからないことが多いでしょうし、この作品を100%楽しめないと思います。今、BSで30分単位で「空の境界」をやっていますが、あれだけでもやはり不十分でしょう。というのは、「忘却録音」でチラッと出た瀬尾静音がメインですから。

各章で異なる時系列で上映されてきた「空の境界」シリーズの全体を補完するような作品が、今回の未来福音だと思います。映像もストーリーもクオリティーの高さはそのまま。恐らく、あの謎だらけの終章で終わるよりも、今作で終わる方がよかったと思いますね。

新しい時間の2010年という設定も「未来視」というテーマを逆手にとって、うまく繋げています。未来福音のラストシーンは、これまでの作品をコンプしている人なら、こみ上げてくるものがあるはずで、とても良かったです。これは殺人考察(後編)のラストシーンとの「太極」であり、これで「両儀」となるってことなのかな?うーん、これ以上書くとネタバレになるので止めます。それにしても、こういう奥の深い演出のアニメって今までになかったよな。

たぶん、これを見る人は全ての章を見ている人がほとんどだと思うけど、そうでない方はせっかくの名作ですから、これまでの章を全て見ていくことをオススメします。

※劇場版 空の境界 未来福音 の記事(まんたんWEB)
http://mantan-web.jp/2013/09/29/20130929dog00m200011000c.html

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