久しぶりにCDレビューをします。このブログでは初登場ですね。今人気急上昇中の3ピースロックバンド、UNISON SQUARE GARDENのサウンドが一つの完成形となった名盤、Populus Populusです。ユニゾン・スクエア・ガーデン(以下ユニゾン)のサウンドの特徴は、軽快でキャッチーなメロディーラインと疾走感のあるスピードロックだと思います。

最近でいう所の「下北系」と呼ばれるロックバンドとして認知されてきますが、彼らが単に下北沢を中心に活動してきたということ以外で、彼らのサウンドを括ることは出来ません。ポップでキャッチーなのに軽薄にならないロックサウンドは彼らのオリジナリティーであり、最大の魅力であると思います。
Populus Populus / UNISON SQUARE GARDEN
01. 3 minutes replay
02. kid,I like quartet
03. プロトラクト・カウントダウン
04. きみのもとへ
05. 僕らのその先
06. スカースデイル
07. ワールドワイド・スーパーガール
08. CAPACITY超える
09. 場違いハミングバード
10. カウンターアイデンティティ
11. 未完成デイジー
12. オリオンをなぞる
13. シュプレヒコール~世界が終わる前に~
キャッチーでポップなのに、凄くスピード感があり、独特の世界観を持った歌詞も含めて、オリジナリティーは高いです。このアルバムは多くのシングル曲を含んでいて、絶対にオススメです。

少しメルヘンチックなメロディーが印象的な06. スカースデイルはどこかハートウォーミングなロック。彼らの名前を有名にした、12. オリオンをなぞるは激しいテンポなのにドラマティックな美メロです。この2曲はユニゾンのロックを語るのに欠かせない代表曲です。

彼らが軽薄なバンドにならないのは、トゲのあるソリッドなスピードロックがあるからです。10. カウンターアイデンティティは最初からフルスロットルで始まり、多様な展開をするサウンドにはまさに彼らのアイデンティティーを感じます。08. CAPACITY超えるは歌詞がユーモアで、サウンド面でも変幻自在のリズムで、彼らのサウンドの幅が広いことがわかります。

既に次のアルバムも出ていますが、ユニゾンを最初に聴くならこのアルバムから聴いてみることを強くオススメします。ヘヴィーな音で海外ロックバンドに追随していくバンドが多い中で、J-POPを起源にした新世代のロックバンドが日本を代表するバンドになって欲しいと思っています。

※試聴はこちら(各数字をクリック:要Quick Time)
https://itunes.apple.com/jp/album/populus-populus/id446040428

※UNISON SQUARE GARDEN Officail Web Site
http://unison-s-g.com/

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