アラフォー世代の洋楽をオシャレなサウンドでカバー
2009年3月12日 CDレビュー
元m-floのボーカル、LISAの80年代の洋楽の名曲をカバーしたアルバム。近年は日本人のアーティストによる洋楽のカバーが流行ってるみたい。このアルバムに収録の曲は年代的にはちょうどリアルタイムだったこともあって、知らない曲はないです。(それに有名な曲ばかりだし。)「古い洋楽に興味はあるけど、何から聴いたらいいかわからない。」っていう人がわりといますけど、こういうカバーものから入るのもひとつの方法かも?というわけで、今日は原曲との兼ね合いを踏まえたレビューにしてみましょう。(全曲は無理なので、気になったヤツだけ。)
まず全体的には、80’s Acoustic cover albumと書いてあるものの、カフェボッサ風のオシャレサウンドになってます。まずは、01.ETERNAL FLAME(邦題:胸いっぱいの愛)はガールズロックバンド、バングルスの最初で最後のバラード。No.1ヒットになった名曲。サウンドはぜんぜん変わってるけど、微妙に歌い方似せてる?このバングルスのボーカルの女の子は、めちゃめちゃかわいかったなぁ。03.CHERISHは、なぜかスイートレゲエみたくなってたので原曲のイメージはほとんどないですが、原曲も「これがマドンナ?」っていうくらい爽やかなナンバーでした。これも数週連続No.1だったと思います。でも、一番原曲とかけ離れてるのが、05.HEAVEN。ダミ声で汗くさい、アメリカンロックのブライアン・アダムス(男性)のバラード。これがオシャレ風味になってるのはもうミラクル。(笑)これに比べればマシだけど、10.every breath you takeも、ポリスというか、スティング(男性)なんですけど、タバコの臭いがしない。(笑)。このあたりはLISAすごすぎです。
フィル・コリンズ、ホイットニー、シンディーローパーのナンバーは他にもたくさんの人がカバーしてる名曲。(フィル・コリンズのはマライアキャリーのヤツがまだ記憶に新しい。)たぶん、この中で最も知名度の低いのは、02.YOU GOT IT ALL / THE JETSだと思います。(曲は有名だけど、グループ名がさっと出る人は少ないのでは?)
とまぁ、こんなところかな。でも、やっぱ洋楽はやはり80’sがいいわ。とまぁ、アラフォーの独り言でした。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1503196
MELODY CIRCUS / LISA
01.ETERNAL FLAME / BANGLES
02.YOU GOT IT ALL / THE JETS
03.CHERISH / MADONNA
04.AGAINST ALL ODDS(Take A Look At Me Now) / Phil Collins
05.HEAVEN / Bryan Adams
06.KISSING A FOOL / George Michael
07.Time After Time / Cyndi Lauper
08.STARFISH AND COFFEE 〜 RASPBERRY BERET / PRINCE
09.SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / Whitney Houston
10.every breath you take / THE POLICE
まず全体的には、80’s Acoustic cover albumと書いてあるものの、カフェボッサ風のオシャレサウンドになってます。まずは、01.ETERNAL FLAME(邦題:胸いっぱいの愛)はガールズロックバンド、バングルスの最初で最後のバラード。No.1ヒットになった名曲。サウンドはぜんぜん変わってるけど、微妙に歌い方似せてる?このバングルスのボーカルの女の子は、めちゃめちゃかわいかったなぁ。03.CHERISHは、なぜかスイートレゲエみたくなってたので原曲のイメージはほとんどないですが、原曲も「これがマドンナ?」っていうくらい爽やかなナンバーでした。これも数週連続No.1だったと思います。でも、一番原曲とかけ離れてるのが、05.HEAVEN。ダミ声で汗くさい、アメリカンロックのブライアン・アダムス(男性)のバラード。これがオシャレ風味になってるのはもうミラクル。(笑)これに比べればマシだけど、10.every breath you takeも、ポリスというか、スティング(男性)なんですけど、タバコの臭いがしない。(笑)。このあたりはLISAすごすぎです。
フィル・コリンズ、ホイットニー、シンディーローパーのナンバーは他にもたくさんの人がカバーしてる名曲。(フィル・コリンズのはマライアキャリーのヤツがまだ記憶に新しい。)たぶん、この中で最も知名度の低いのは、02.YOU GOT IT ALL / THE JETSだと思います。(曲は有名だけど、グループ名がさっと出る人は少ないのでは?)
とまぁ、こんなところかな。でも、やっぱ洋楽はやはり80’sがいいわ。とまぁ、アラフォーの独り言でした。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1503196
キュートでサイケな歌姫の新感覚エレロック
2009年2月21日 CDレビュー
最近は無性に女性ロックが聴きたくて、いろいろと探しているんですが、最近はほとんど、R&Bかテクノ系ばかりで困っています。本当のロックはチャットモンチーくらい?でも、自分が知らないだけなのかもしれません。そんな私が今はまっているのが、OLIVIAの最新ミニアルバムで、Trinka Trinkaです。あのアニメ版のNANAのREIRA(TRAPNEST)から2年近くなるわけですが、やはり抜群の歌唱力ですね。また彼女は声自体にも魅力があると思います。
実は、OLIVIA inspi’ REIRA(TRAPNEST)のミニアルバムと一緒に聴きまくっているんですが、今作の方がアーティスティックで楽曲もNANAのイメージは払拭されて、新しいOLIVIAの魅力が満載です。残念なのは、フルアルバムでないということだけ。(アルバム発表は2004年で止まってる。)
個人的なボヤキはさておき、今作の目玉はやはり、2. Rainです。新生OLIVIAの魅力爆発のソリッドで開放感のあるロックナンバー。歌いだしとギターのリフで惹き付けられ、サビで突き抜ける圧倒的なボーカルは素晴らしいです。
アップテンポなのはこの曲だけです。(だからNANAの方も聴かねばならんわけで・・・)ただ、他の曲がよくないのではなく、むしろかなりキテマス。1. Trinka trinkaのイントロがエレクトロサウンドだったので、少し嫌な予感がしましたが、ロック基調の部分は崩さずに彼女のサイケディリックな魅力を引き出すための手法で、新鮮なトラックだと思います。
「a little pain」をしのぐほどの名バラードなのが、3. Becauseで、こちらの方が彼女の圧倒的な歌唱力がよくわかる壮大なスケールのバラードです。私は2. Rainがダントツですが、全編英詩の4. Collecting sparklesは実験的なサウンド(テクノロック調)で気に入っています。(こういうの洋楽にもないような?)
くどいですが、もう3曲程度アップテンポな曲が欲しい所です。それに別テイク(ライブバージョンと。)を追加してフルアルバムで出して欲しかったのが、今作の率直な感想です。せっかくのOLIVIAがもったいないよ。
※試聴はこちら
http://avexnet.jp/id/olivi/discography/product/CTCR-14597.html
※Rain(PV)はこちらからどうぞ!
http://ototabi.blog.eonet.jp/music/2009/01/post-54dc.html
Trinka Trinka / OLIVIA
1. Trinka trinka
2. Rain
3. Because
4. Collecting sparkles
5. Miss you
6. Your smile
実は、OLIVIA inspi’ REIRA(TRAPNEST)のミニアルバムと一緒に聴きまくっているんですが、今作の方がアーティスティックで楽曲もNANAのイメージは払拭されて、新しいOLIVIAの魅力が満載です。残念なのは、フルアルバムでないということだけ。(アルバム発表は2004年で止まってる。)
個人的なボヤキはさておき、今作の目玉はやはり、2. Rainです。新生OLIVIAの魅力爆発のソリッドで開放感のあるロックナンバー。歌いだしとギターのリフで惹き付けられ、サビで突き抜ける圧倒的なボーカルは素晴らしいです。
アップテンポなのはこの曲だけです。(だからNANAの方も聴かねばならんわけで・・・)ただ、他の曲がよくないのではなく、むしろかなりキテマス。1. Trinka trinkaのイントロがエレクトロサウンドだったので、少し嫌な予感がしましたが、ロック基調の部分は崩さずに彼女のサイケディリックな魅力を引き出すための手法で、新鮮なトラックだと思います。
「a little pain」をしのぐほどの名バラードなのが、3. Becauseで、こちらの方が彼女の圧倒的な歌唱力がよくわかる壮大なスケールのバラードです。私は2. Rainがダントツですが、全編英詩の4. Collecting sparklesは実験的なサウンド(テクノロック調)で気に入っています。(こういうの洋楽にもないような?)
くどいですが、もう3曲程度アップテンポな曲が欲しい所です。それに別テイク(ライブバージョンと。)を追加してフルアルバムで出して欲しかったのが、今作の率直な感想です。せっかくのOLIVIAがもったいないよ。
※試聴はこちら
http://avexnet.jp/id/olivi/discography/product/CTCR-14597.html
※Rain(PV)はこちらからどうぞ!
http://ototabi.blog.eonet.jp/music/2009/01/post-54dc.html
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フツウの女の子の気持ちが重なるハーモニー
2009年2月11日 CDレビュー
なんと、今年のバレンタインは週末にバッチリはまっているんですね。しかも土曜日で。(私には関係ないけど・・・)あと、「逆チョコ」なるものがあるそうな。ホワイトデーの「お返し」という前提を外すということなんでしょうね。あと、自分で自分に買う女の子も多いそうで、なんでもありな感じですが、女の子が主役の日には変わりないようです。
さて、今日はフツウの女の子の気持ちを歌ったやさしいポップスをご紹介。女性ポップ・デュオのRYTHEMの最新アルバムで、23です。前作から2年ぶりの作品となりました。だいぶポップな曲が増えて、バラエティーに富んだ内容になりましたが、2人の優しい歌声とハーモニーと耳になじむメロディーラインは健在です。
今作は今までよりもだいぶポップ路線になりました。大ヒットとなったのは、キマグレンとのコラボで話題となった、2. Love Callで、女の子の気持ちをRYTHEMの2人が歌い、男の子の気持ちをキマグレンが歌うという最近よくあるアンサーソングに近い感じの曲。4. 首すじラインは映画の主題歌となった切ない系のバラードで、彼女たちのハーモニーの美しさがよくわかります。
ポップ路線という意味で、オープニングを飾る1. 東京メトロガールは今までないアーバンなポップサウンドにアレンジされています。またミドルスローも心地よいナンバーが多く、7. SMILEあたりは、キャッチーで昼下がりが似合うナンバーです。
最後に私のオススメは、バレンタインも近いので、10. Bitter & Sweetを挙げておきます。片想いの冬ソングで、ミドルスローなナンバー。サビの部分のハモリの美しさは鳥肌ものです。チョコを選ぶ時のBGMにどうぞ。
※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=AICL000001964
http://morawin.jp/package/80312130/AICL01964/
※オマケ(sakusaku)
http://www.youtube.com/watch?v=Rsjad-48jNE
さて、今日はフツウの女の子の気持ちを歌ったやさしいポップスをご紹介。女性ポップ・デュオのRYTHEMの最新アルバムで、23です。前作から2年ぶりの作品となりました。だいぶポップな曲が増えて、バラエティーに富んだ内容になりましたが、2人の優しい歌声とハーモニーと耳になじむメロディーラインは健在です。
23 / RYTHEM
1. 東京メトロガール
2. Love Call
3. 猫背-original-
4. 首すじライン
5. 夏メロ
6. アイシカタ
7. SMILE
8. Joyful
9. Like a Friend
10. Bitter & Sweet
11. あかりのありか
12. ~interlude~
13. Banana moon
14. Love Call (DAISHI DANCE REMIX)
今作は今までよりもだいぶポップ路線になりました。大ヒットとなったのは、キマグレンとのコラボで話題となった、2. Love Callで、女の子の気持ちをRYTHEMの2人が歌い、男の子の気持ちをキマグレンが歌うという最近よくあるアンサーソングに近い感じの曲。4. 首すじラインは映画の主題歌となった切ない系のバラードで、彼女たちのハーモニーの美しさがよくわかります。
ポップ路線という意味で、オープニングを飾る1. 東京メトロガールは今までないアーバンなポップサウンドにアレンジされています。またミドルスローも心地よいナンバーが多く、7. SMILEあたりは、キャッチーで昼下がりが似合うナンバーです。
最後に私のオススメは、バレンタインも近いので、10. Bitter & Sweetを挙げておきます。片想いの冬ソングで、ミドルスローなナンバー。サビの部分のハモリの美しさは鳥肌ものです。チョコを選ぶ時のBGMにどうぞ。
※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=AICL000001964
http://morawin.jp/package/80312130/AICL01964/
※オマケ(sakusaku)
http://www.youtube.com/watch?v=Rsjad-48jNE
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音楽のジャンルを飛び越えた「musication」
2009年2月8日 CDレビュー
今日はヒップホップユニットのHOME MADE 家族の2ndアルバムで、musicationをピックアップ。このアルバムは彼らの名前を有名にした代表作であり、名盤です。2人のMCのレベルの高さにも驚きですが、ヒップホップという枠にとらわれない楽曲作りで、斬新なアイデアに溢れた作品です。特に、歌とラップの線引きがなく、自然とリズムに混ざっていくあたりは、それまでにはなかった音楽だと思います。強いメッセージと若さを凝縮した14曲は、元気をくれる音楽ばかりです。
大ヒットとなったシングルは、7. サルビアのつぼみでした。メッセージ性の強い歌詞と力強いMCで、強いインパクトのある楽曲です。少年ハートはアッパーチューンの音楽で、ラップとMCの絶妙な融合が完成されたサウンドで実現しています。疾走感のあるこの曲は、人気アニメのオープニングソングとしても使用されました。
続いて、4. Lean On Meや、5. JOYRIDEのようなスピード感溢れるナンバーは彼らの魅力です。ここまでは、ヒップホップ色よりもポップよりでしたが、後半から高速ラップの乱れ打ちになります。
ユニークなMCが楽しい、9. Shall we 乱舞 !? 。少しソウル風味な10. 愛しのマイクチェック1、2 では、かなりレベルの高いラップが聴けます。それまでのシングル曲では決して知ることのなかった2人のMCの実力がわかります。
総合的には、かなりキャッチーで聴きやすいサウンドだと思います。ヒップホップというジャンルとしての先入観を持たずに聴いてみるのがいいと思います。個々の楽曲には、ソウルやファンクといった部分のおいしいところを抽出してアレンジしているので、とてもバラエティーに富んだ内容で、オススメです。
※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=KSCL000000941
※HOME MADE 家族 Official Web Site
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/home-made/
musication / HOME MADE 家族
1. Journey in 2 H.M.K.U.
2. music & communication
3.少年ハート
4. Lean On Me
5. JOYRIDE
6. Take It Easy
7. サルビアのつぼみ
8. FUNKY 20 × 8
9. Shall we 乱舞 !?
10. 愛しのマイクチェック1、2
11. いつもいつでも
12. R.A.I.N.B.O.W.
13. You’ll be alright with 槇原敬之
14. happy days ~幸せな日々~
大ヒットとなったシングルは、7. サルビアのつぼみでした。メッセージ性の強い歌詞と力強いMCで、強いインパクトのある楽曲です。少年ハートはアッパーチューンの音楽で、ラップとMCの絶妙な融合が完成されたサウンドで実現しています。疾走感のあるこの曲は、人気アニメのオープニングソングとしても使用されました。
続いて、4. Lean On Meや、5. JOYRIDEのようなスピード感溢れるナンバーは彼らの魅力です。ここまでは、ヒップホップ色よりもポップよりでしたが、後半から高速ラップの乱れ打ちになります。
ユニークなMCが楽しい、9. Shall we 乱舞 !? 。少しソウル風味な10. 愛しのマイクチェック1、2 では、かなりレベルの高いラップが聴けます。それまでのシングル曲では決して知ることのなかった2人のMCの実力がわかります。
総合的には、かなりキャッチーで聴きやすいサウンドだと思います。ヒップホップというジャンルとしての先入観を持たずに聴いてみるのがいいと思います。個々の楽曲には、ソウルやファンクといった部分のおいしいところを抽出してアレンジしているので、とてもバラエティーに富んだ内容で、オススメです。
※試聴はこちら
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=KSCL000000941
※HOME MADE 家族 Official Web Site
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/home-made/
真冬のロックンバラード&ブルース
2009年2月1日 CDレビュー80年後半から90年前半に活躍したケバケバのロックバンド、poisonのブルースバラッドを基調にセレクトされたベスト盤で、Best of Ballads & Bluesをピックアップです。三度のメシよりロックが好きというくらいのロック馬鹿たちのマジなラブソングは結構いい曲が多く、こうして改めて聴くと、軽薄なイメージばかりが付きまとった彼らの音楽性は案外しっかりしていたことがわかります。ブルージーなロックバラッドを一枚に集めたCDというのは案外少ないので、あなたのコレクションとは異色な一枚となると思います。
Best of Ballads & Blues / POISON
01. Every Rose Has Its Thorn
02. Something to Believe In
03. Life Goes On
04. I Won’t Forget You
05. Good Love
06. Lay Your Body Down
07. Until You Suffer Some (Fire and Ice)
08. Be the One
09. Life Loves a Therapy
10. Only Time Will Tell
11. Poor Boy Blues
12. Theatre of the Soul
13. Bastard Son of a Thousand Blues
14. Last Song
15. Something to Believe In [Acoustic Version Featuring New Lyrics]
16. Stand [Acoustic Version]
まず、01. Every Rose Has Its Thornは、軽薄なロックバンドという印象を払拭した名曲バラード。ブルースに傾倒して行くのもここからが始まりです。美しいピアノのイントロが印象的な02. Something to Believe Inも彼らの代表曲となります。こちらはギターのみの15. Something to Believe In [Acoustic Version Featuring New Lyrics]も収録されており、新録です。
ポイズンらしさのあるロックなミドルも魅力で、04. I Won’t Forget Youや、14. Last Songあたりは心地よいです。後者は鳴きのギターソロにも注目です。
全編スローだと退屈です。その辺りはちゃんと心得てあって、アップテンポの軽快なロックナンバーも収録されています。とにかくノリのいい、05. Good Love。まだ演奏も上手くなかった頃のナンバーですが、このあらびきな感じがポイズンの音楽の原点です。アッパーブルースの13. Bastard Son of a Thousand Bluesは後期の楽曲で、ハーモニカとピアノとコーラスの掛け合いが楽しい曲です。
一応ブルースがテーマなので、後期のポイズンのベストといえる内容だと思います。ただロック馬鹿になりたい人は、どぎついジャケ写が目印の「Open Up and Say...Ahh!」をオススメします。(買うのに勇気いるかも?>苦笑)
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1962001
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生まれたままの姿で伝える音楽
2009年1月25日 CDレビュー
今日は私の大好きなアーティストの1人で、soweluの最新アルバム、Nakedのレビューをしたいと思います。前作はR&Bよりもポップスよりでしたが、今作はR&Bを基調としています。全体的に感じるのは、ソエルはいい意味で大人になった(なってしまった?)と思います。それは、バラードだけでなく、アップテンポなナンバーでも、深みと余裕のある歌い方で、もはやベテランシンガーという感じです。
リリースの間隔が空いたため、シングル曲が6曲を占めます。また、カバー曲が2曲で、06. 誰より好きなのにが古内東子の90年代の名曲。本人出演のCMで注目されたのが、04. SEPTEMBERで、アース・ウィンド・アンド・ファイアーのディスコソングの名曲です。前者は原曲に忠実なアレンジで、後者はかなりポップなアレンジです。
せっかくなので、シングル曲以外の曲を取り上げると、03. I’ll be with youは、キュートな彼女らしさが溢れるキャッチーなサウンド。ライトな歌い方が心地よいナンバーです。一方アーバンな雰囲気の07. All My Lifeは全編英詩でソウルフルに歌っています。10. Still lovin’ youはグータン・ヌーボーのエンディングで使われた曲で、女性のやさしさが伝わるミドルスローナンバーです。その他の曲も含めて、タイアップはシングルを含めて9曲にも及びます。
最後に知られざる名曲として、12. サヨナラという曲を挙げておきます。切ない系のミドルバラードですが、かなり感情を乗せたボーカルを見せています。このトラックが一番「Naked」な感じがしましたね。オススメです。
現在、新しいシングルが発売中ですが、えらいイメチェンしてますね。今後の活躍に期待しましょう。
※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/DFCL01460/
※Sowelu official Web Site
http://www.sowelu.info/
Naked / Sowelu
01. 光
02. Wish
03. I’ll be with you
04. SEPTEMBER
05. 幸せのちから
06. 誰より好きなのに
07. All My Life
08. Lie
09. 初雪
10. Still lovin’ you
11. I Wonder
12. サヨナラ
13. 大切な人
14. 24karats -type S- [Bonus Track]
リリースの間隔が空いたため、シングル曲が6曲を占めます。また、カバー曲が2曲で、06. 誰より好きなのにが古内東子の90年代の名曲。本人出演のCMで注目されたのが、04. SEPTEMBERで、アース・ウィンド・アンド・ファイアーのディスコソングの名曲です。前者は原曲に忠実なアレンジで、後者はかなりポップなアレンジです。
せっかくなので、シングル曲以外の曲を取り上げると、03. I’ll be with youは、キュートな彼女らしさが溢れるキャッチーなサウンド。ライトな歌い方が心地よいナンバーです。一方アーバンな雰囲気の07. All My Lifeは全編英詩でソウルフルに歌っています。10. Still lovin’ youはグータン・ヌーボーのエンディングで使われた曲で、女性のやさしさが伝わるミドルスローナンバーです。その他の曲も含めて、タイアップはシングルを含めて9曲にも及びます。
最後に知られざる名曲として、12. サヨナラという曲を挙げておきます。切ない系のミドルバラードですが、かなり感情を乗せたボーカルを見せています。このトラックが一番「Naked」な感じがしましたね。オススメです。
現在、新しいシングルが発売中ですが、えらいイメチェンしてますね。今後の活躍に期待しましょう。
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http://morawin.jp/package/80312130/DFCL01460/
※Sowelu official Web Site
http://www.sowelu.info/
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寒空の下で心が温まる「裏ベスト」
2009年1月18日 CDレビュー
最近は本当に寒い日が続いています。どんなに暖かい格好をして歩いても、肌を突き刺すような寒さは防げません。そんな時に、ヘッドホンから耳に入る音楽は暖かいものを選ぶと、やさしい気持ちになって、寒さを忘れられると思います。今日はそんな気持ちになれるCDをご紹介します。柴田淳の初期の作品から、カップリング曲を中心に集めたいわゆる「裏ベスト」で、しば裏です。
彼女の真の魅力がよくわかるのは、むしろこちらの裏ベストの方だと言っても過言ではないと思います。ここには柴田淳の初期の音楽が凝縮されています。アルバムに収録されなかったカップリングもあり、かなり充実した内容です。中でも特にオススメのトラックを取り上げてみます。
イントロなしの第一声で心をつかまれる、2. 夢は、シンプルでもドラマチックな展開。彼女にしてはキャッチーな曲でも、さすがの歌唱力です。3. 忘れものは、アコースティックなミドルスローバラードで、これぞ「しばじゅん」といえる名曲。歌詞の主人公が「僕」なのも彼女の特徴の一つです。
切ない系のバラードも彼女の魅力で、10. 幸せなうたは、控えめな伴奏に透き通る歌声が印象的で、美しく切ない名曲です。最後に、私のお気に入りは、ミドルスローなら7. 変身。歌唱力だけで圧倒される5. 缶ビールは、歌詞の内容も含めて名曲だと思います。
有名な曲は1曲もありませんが(苦笑)音楽と歌の本来の素晴らしさがぎっしり詰まった名曲揃いです。レンタルにもあるので、一度聴いてみてください。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2505673
しば裏 / 柴田淳
1. 空の色
2. 夢
3. 忘れもの
4. おかえりなさい。
5. 缶ビール
6. 終電
7. 変身
8. 美しい人
9. 光
10. 幸せなうた
11. 帰り道
12. いちばん星
13. ぼくの味方
14. ピンクの雲
彼女の真の魅力がよくわかるのは、むしろこちらの裏ベストの方だと言っても過言ではないと思います。ここには柴田淳の初期の音楽が凝縮されています。アルバムに収録されなかったカップリングもあり、かなり充実した内容です。中でも特にオススメのトラックを取り上げてみます。
イントロなしの第一声で心をつかまれる、2. 夢は、シンプルでもドラマチックな展開。彼女にしてはキャッチーな曲でも、さすがの歌唱力です。3. 忘れものは、アコースティックなミドルスローバラードで、これぞ「しばじゅん」といえる名曲。歌詞の主人公が「僕」なのも彼女の特徴の一つです。
切ない系のバラードも彼女の魅力で、10. 幸せなうたは、控えめな伴奏に透き通る歌声が印象的で、美しく切ない名曲です。最後に、私のお気に入りは、ミドルスローなら7. 変身。歌唱力だけで圧倒される5. 缶ビールは、歌詞の内容も含めて名曲だと思います。
有名な曲は1曲もありませんが(苦笑)音楽と歌の本来の素晴らしさがぎっしり詰まった名曲揃いです。レンタルにもあるので、一度聴いてみてください。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2505673
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輝いた時間(とき)を10年分詰め込んだベスト盤
2009年1月11日 CDレビュー
さて、このブログでも以前のようにCDレビューをしていきたいと思います。UKで一躍有名になったナタリー・インブルーリアのデビューから今までの成長の軌跡をまとめたベスト盤をご紹介です。レビューの前に彼女のことについて簡単に書いておきます。先にUKで活躍していることを書きましたが、彼女はオーストラリア出身のアイドルで、母国で絶大な人気を誇る長寿ドラマ「ネイバーズ」で注目され、音楽活動のためUKへ渡りました。(この流れはカイリー・ミノーグと全く同じパターン。)ところが、彼女の場合はUKですぐに成功できませんでした。先のドラマでも脇役だったため、ほとんど無名だったことと、彼女自身があくまでアーティストとしての音楽活動にこだわったため、デビューに至るまでに時間と苦労を要しました。
デビュー後はいきなりヒットに恵まれ、シングル曲「トーン」が大ヒット。以後も記録的なセールスを重ね、今回のベスト盤までにリリースされたのはデビューアルバムを含めてわずか3枚ですが、全世界のセールスは1000万枚を超えています。今回のベストはそういう3枚に新曲を追加してリリースれたものです。洋盤ではDVD付のものも発売されていますので、マストアイテムといえるでしょう。
さて、ベスト盤の中身について。オープニングを飾るのが新曲のシングルで、1. Gloriousです。タイトルどおりの開放感溢れるポップスです。ショートにしたナタリーも魅力でした。彼女の名前を知らしめたのが、3. Tornで、彼女の代表曲です。一方、6. Shiverはミドルテンポの繰り返しが心地よく、成長がうかがえる近年のヒット曲。
私のオススメは全部と言いたいですが、あえて選ぶなら、4. Wrong Impression。曲だけでなくPVが素敵で、歌詞の内容からしても男ならイチコロです。(ズルイくらいキュート。)もう一曲変わり所で、7. Wishing I Was There。ラップみたいな歌いまわしでも、すごくキャッチー。サビは複数人のコーラスでパワフルなナンバーです。
輸入盤だとかなりお得感があると思います。一枚持っていて損はありません。オススメです。
※試聴はこちら
http://www.bmgjapan.com/_artist/item.php?id=1860&item=8146
※Natalie Imbruglia official site(UK)
http://www.natalie-imbruglia.co.uk/
※Natalie Imbruglia official channel(公式動画)
http://jp.youtube.com/user/natalieimbrugliatv
※Wrong Impression pv
http://jp.youtube.com/watch?v=dd3WfJptaFQ
Glorious: The Singles 97-07 / Natalie Imbruglia
1. Glorious
2. Counting Down the Days
3. Torn
4. Wrong Impression
5. Smoke
6. Shiver
7. Wishing I Was There
8. That Day
9. Big Mistake
10. Beauty on the Fire
11. Be with You
12. Amelia
13. Against the Wall
14. Stuck on the Moon
15. That Girl
デビュー後はいきなりヒットに恵まれ、シングル曲「トーン」が大ヒット。以後も記録的なセールスを重ね、今回のベスト盤までにリリースされたのはデビューアルバムを含めてわずか3枚ですが、全世界のセールスは1000万枚を超えています。今回のベストはそういう3枚に新曲を追加してリリースれたものです。洋盤ではDVD付のものも発売されていますので、マストアイテムといえるでしょう。
さて、ベスト盤の中身について。オープニングを飾るのが新曲のシングルで、1. Gloriousです。タイトルどおりの開放感溢れるポップスです。ショートにしたナタリーも魅力でした。彼女の名前を知らしめたのが、3. Tornで、彼女の代表曲です。一方、6. Shiverはミドルテンポの繰り返しが心地よく、成長がうかがえる近年のヒット曲。
私のオススメは全部と言いたいですが、あえて選ぶなら、4. Wrong Impression。曲だけでなくPVが素敵で、歌詞の内容からしても男ならイチコロです。(ズルイくらいキュート。)もう一曲変わり所で、7. Wishing I Was There。ラップみたいな歌いまわしでも、すごくキャッチー。サビは複数人のコーラスでパワフルなナンバーです。
輸入盤だとかなりお得感があると思います。一枚持っていて損はありません。オススメです。
※試聴はこちら
http://www.bmgjapan.com/_artist/item.php?id=1860&item=8146
※Natalie Imbruglia official site(UK)
http://www.natalie-imbruglia.co.uk/
※Natalie Imbruglia official channel(公式動画)
http://jp.youtube.com/user/natalieimbrugliatv
※Wrong Impression pv
http://jp.youtube.com/watch?v=dd3WfJptaFQ
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Face Up / Lisa Stansfield
2008年12月30日 CDレビュー
UKトップの女性シンガー、リサ・スタンスフィールドの2001年のアルバムで、Face Upです。これワゴンセールの中から発見しました。新品を500円で購入。しかも本場のUK盤。ワゴンって素敵。(笑)彼女はUKでは誰もが認めるトップシンガーです。アップテンポならソリッドに、スローナンバーならビターにと変幻自在のボーカルを聴かせてくれます。
Lisa StansfieldはデビューアルバムのAffectionがそれは素晴らしく、卓越したボーカルセンスにはイギリスだけでなく、アメリカでも多くの人が魅了されました。それも1990年のお話。Affectionは少しハウスミュージックの雰囲気もあったのですが、今回のアルバムはすっかりアダルトでオシャレ度の非常に高いUKソウルのサウンド。あの時のリサのボーカルセンスも健在で、素晴らしい内容です。
全体的にUK特有のアダルトで洗練されたサウンドで構成され、オシャレなアーバンサウンドでいっぱいです。まずは、先行シングルだったスリリングな02. Let’s Just Call It Loveがオススメ。06. I’m Coming To Get Youは、彼女のお得意なキャッチーなリズムで伸びやかに歌っています。
09. Boyfriendもキャッチーでポップな仕上がりですが、サウンドが異色で新しい試み。少しヒッポホップっぽく聴こえたりもします。ピアノとストリングスをバックに壮大かつ繊細に歌い上げる11. Didn’t Iはリサの新しい顔を見るような今までにないバラード曲。ただのソウル・シンガーではない、ボーカリストとしての器量の深さを再認識させるナンバー。
全曲、ハズレなしの名盤でした。日本での彼女の知名度がスイング・アウト・シスターより低いことを本国の人が知れば驚くだろうな。もっとも、日本でS.O.Sと言えば、Skoop On Somebodyと答えるだろうし、仮にスイング・アウト・シスターと答えても、最初は3人だったことを知る人も少ないだろうな。(そんなことも含めてドリカムに似てたりする。)また、S.O.Sも紹介します。
※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20027601
※Let’s Just Call It Love(最強のアッパーチューン)
http://jp.youtube.com/watch?v=mtrteqJpAo4
※All Woman(至高のミドルスロー)
http://jp.youtube.com/watch?v=cEgMP4AWIWE
Face Up / Lisa Stansfield
01. I’ve Got Something Better
02. Let’s Just Call It Love
03. You Can Do That
04. How Could You
05. Candy
06. I’m Coming To Get You
07. 8-3-1
08. Wish On Me
09. Boyfriend
10. Don’t Leave Me Now I’m In Love
11. Didn’t I
12. Face Up
13. When The Last Sun Goes Down
Lisa StansfieldはデビューアルバムのAffectionがそれは素晴らしく、卓越したボーカルセンスにはイギリスだけでなく、アメリカでも多くの人が魅了されました。それも1990年のお話。Affectionは少しハウスミュージックの雰囲気もあったのですが、今回のアルバムはすっかりアダルトでオシャレ度の非常に高いUKソウルのサウンド。あの時のリサのボーカルセンスも健在で、素晴らしい内容です。
全体的にUK特有のアダルトで洗練されたサウンドで構成され、オシャレなアーバンサウンドでいっぱいです。まずは、先行シングルだったスリリングな02. Let’s Just Call It Loveがオススメ。06. I’m Coming To Get Youは、彼女のお得意なキャッチーなリズムで伸びやかに歌っています。
09. Boyfriendもキャッチーでポップな仕上がりですが、サウンドが異色で新しい試み。少しヒッポホップっぽく聴こえたりもします。ピアノとストリングスをバックに壮大かつ繊細に歌い上げる11. Didn’t Iはリサの新しい顔を見るような今までにないバラード曲。ただのソウル・シンガーではない、ボーカリストとしての器量の深さを再認識させるナンバー。
全曲、ハズレなしの名盤でした。日本での彼女の知名度がスイング・アウト・シスターより低いことを本国の人が知れば驚くだろうな。もっとも、日本でS.O.Sと言えば、Skoop On Somebodyと答えるだろうし、仮にスイング・アウト・シスターと答えても、最初は3人だったことを知る人も少ないだろうな。(そんなことも含めてドリカムに似てたりする。)また、S.O.Sも紹介します。
※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20027601
※Let’s Just Call It Love(最強のアッパーチューン)
http://jp.youtube.com/watch?v=mtrteqJpAo4
※All Woman(至高のミドルスロー)
http://jp.youtube.com/watch?v=cEgMP4AWIWE
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100年分のスタンダードをジャズで歌う「マイケル」
2008年12月5日 CDレビュー
寒気がやってきて、冬が本格的になってきましたね。この前は自販機で「ココア」を買いました。心まで暖かくなるようでしたが、そんな感覚に近い「あったか〜い音楽」の詰まったCDをご紹介します。99年に発表された、ジョージ・マイケルのカバーソング集で、ソングス・フロム・ザ・ラスト・センチュリーです。記事のタイトルで、ほとんどの人はあっちの「マイケル」を想像したでしょうけど、UKでマイケルといえば、ほとんどの人は彼の名を答えるでしょう。アルバム名にあるとおり、世紀末の幕を閉じるのにも相応しいすばらしいカバーソング集となりました。
今回の選曲については、本気で100年の中から選んだような感じになっていて、古くは1910〜30年くらいの初期の頃にヒットした曲まであって、そういうのはたくさんの人に歌われたことで、誰がオリジナルかよくわからないくらいになっています。これに誰の曲かを付記するのにあたって、ちょっち調べた結果原則として、ヒットした時点での歌手名を載せていますが、正確ではない部分もあると思いますので、ご容赦ください。
さて、中身の方ですが、わかりやすい所からいくと、02. Roxanneは、スティングがポリス在籍時の名曲で、ブルージーでクラシカルなジャズになっていて、ものすごくカッコイイです。また、ジャズではスタンダード中のスタンダードである05. First Time Ever I Saw Your Faceは、近年ではセリーヌ・ディオン、ジャズの新星ダイアナ・クラールなどが記憶に強いですが、男性の声のやさしさが女性のそれに劣らないことがわかるはずです。U2の90年代の大ヒットとなった、06. Miss Sarajevoも生ギターをメインにしたアンプラグドなアレンジで原曲の良さそのままに、抑え気味の彼らしいボーカルが堪能できます。
で、よく知らないけどいい曲なのが、01. Brother, Can You Spare a Dime?で、1曲目から悶絶必死のボーカルで歌い上げています。USでは超スタンダードだそうですが、だいぶ古い曲のようです。軽いスウィングジャズで粋な08. Secret Loveは、バラード中心だった展開を和ませてくれます。10. Where or Whenもぜんぜん知らないけど、超スタンダードのようですが、60年代の曲だそうで。ここでも当時にタイムスリップしたかと思うほどクラシカルになっています。
とにかく、歌という点でいえばあちらのマイケルとは段違いだと思いますね。個性の強い人でしたが、こういうの聴かされると謙虚に思えるからコワイ・・・天才のやることはよくわからないもんですね。(苦笑)
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/254789
※George Michael - Roxanne
http://www.youtube.com/watch?v=hSyOCx6ZXfM
Songs from the Last Century / George Michael
01. Brother, Can You Spare a Dime? / Bing Crosby
02. Roxanne / The Police
03. You’ve Changed / Bill Carey and Carl Fischer
04. My Baby Just Cares for Me / Nina Simone
05. First Time Ever I Saw Your Face / Roberta Flack
06. Miss Sarajevo / U2
07. I Remember You / (from the movie "The Fleet’s In")
08. Secret Love / Doris Day
09. Wild Is the Wind / David Bowie
10. Where or When / The Lettermen
11.Its Alright With Me / Cole Porter(*)
今回の選曲については、本気で100年の中から選んだような感じになっていて、古くは1910〜30年くらいの初期の頃にヒットした曲まであって、そういうのはたくさんの人に歌われたことで、誰がオリジナルかよくわからないくらいになっています。これに誰の曲かを付記するのにあたって、ちょっち調べた結果原則として、ヒットした時点での歌手名を載せていますが、正確ではない部分もあると思いますので、ご容赦ください。
さて、中身の方ですが、わかりやすい所からいくと、02. Roxanneは、スティングがポリス在籍時の名曲で、ブルージーでクラシカルなジャズになっていて、ものすごくカッコイイです。また、ジャズではスタンダード中のスタンダードである05. First Time Ever I Saw Your Faceは、近年ではセリーヌ・ディオン、ジャズの新星ダイアナ・クラールなどが記憶に強いですが、男性の声のやさしさが女性のそれに劣らないことがわかるはずです。U2の90年代の大ヒットとなった、06. Miss Sarajevoも生ギターをメインにしたアンプラグドなアレンジで原曲の良さそのままに、抑え気味の彼らしいボーカルが堪能できます。
で、よく知らないけどいい曲なのが、01. Brother, Can You Spare a Dime?で、1曲目から悶絶必死のボーカルで歌い上げています。USでは超スタンダードだそうですが、だいぶ古い曲のようです。軽いスウィングジャズで粋な08. Secret Loveは、バラード中心だった展開を和ませてくれます。10. Where or Whenもぜんぜん知らないけど、超スタンダードのようですが、60年代の曲だそうで。ここでも当時にタイムスリップしたかと思うほどクラシカルになっています。
とにかく、歌という点でいえばあちらのマイケルとは段違いだと思いますね。個性の強い人でしたが、こういうの聴かされると謙虚に思えるからコワイ・・・天才のやることはよくわからないもんですね。(苦笑)
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/254789
※George Michael - Roxanne
http://www.youtube.com/watch?v=hSyOCx6ZXfM
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月明かりの夜に、やさしいスタンダード・ジャズ
2008年11月18日 CDレビュー
90年代に登場したジャズ界の歌姫、ダイアナ・クラールのアルバムで、When I Look in Your Eyesです。昨年はベストアルバムも出たりしましたが、彼女が最初に成功したのが、このアルバムです。多様化した音楽が溢れる中で、ジャズ・ボーカリストとしてグラミー賞を受賞したという事実は、ジャズの持つ普遍的な魅力を多くの人に思い出させる結果となりました。年間でも星の数ほどリリースされるジャズ盤の中でなぜ彼女だけが、ポピュラーに成り得たのか?多くの人たちはどこに惹かれたのかを、このアルバムは最もよく伝えてくれると思います。ジャンル全体の中でみても名盤です。(99年作品)
私もジャズに詳しいわけではないので、専門的なことでなく、ポピュラーな部分でわかりやすくご紹介したいと思います。まず、ジャズの名門レーベルで、今では最高のステイタスでもあるVerve Recordsから出ているので、演奏もボーカルも本物であるといえます。ただ、そういう玄人志向から閉鎖的になりつつあったジャズを敷居を下げないで、なおかつたくさんの人の心を捉えたのは、収録曲が懐かしいスタンダードがメインだったことと、彼女の飾らないボーカルが絶妙にマッチしたからだと思います。よって、ここにはどこかで聴いたナンバーがたくさんあります。
01. Let’s Face the Music and Danceはナット・キング・コールでお馴染みの名曲。また、全ての人のスタンダードといえる、03. Let’s Fall in Loveも有名な名曲。07. I Can’t Give You Anything But Loveも有名で、ダイアナ自身がピアノと歌で軽快さをシンプルに表現し、より小粋なナンバーになりました。もう一つアップテンポなのが、11. Best Thing for Youで、こちらはスウィングが心地よいリズムです。
最後にこれは書いていいのかどうなのか・・・でも書いちゃうんですが、track12の次にスタンダードのP.S. I Love Youがシークレットとして収録されているのです。これは、クレジットには一切書いてありません。しかし、オマケ的でもなんでもなく、他と同様に高度な演奏で下手するとベストトラックかもしれません。というわけで、有名な曲だけを取り上げましたが、全曲が心地よいサウンドで、しかもシンプルなアレンジがオヤスミ前の音楽に最適な安らぎを与えてくれます。彼女は3年前にクリスマス・アルバムを発売していますし、そちらの方でジャジーなクリスマスを演出するのもいいかもしれませんね。今作と一緒にオススメしておきます。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/879163
※ダイアナ・クラール(MySpace)超オススメ!
http://www.myspace.com/dianakrall
When I Look in Your Eyes / Diana Krall
01. Let’s Face the Music and Dance
02. Devil May Care
03. Let’s Fall in Love
04. When I Look in Your Eyes
05. Popsicle Toes
06. I’ve Got You Under My Skin
07. I Can’t Give You Anything But Love
08. I’ll String Along With You
09. East of the Sun (And West of the Moon)
10. Pick Yourself Up
11. The Best Thing for You
12. Do It Again
(secret track : P.S. I Love You)
13. Why Should I Care [*]
私もジャズに詳しいわけではないので、専門的なことでなく、ポピュラーな部分でわかりやすくご紹介したいと思います。まず、ジャズの名門レーベルで、今では最高のステイタスでもあるVerve Recordsから出ているので、演奏もボーカルも本物であるといえます。ただ、そういう玄人志向から閉鎖的になりつつあったジャズを敷居を下げないで、なおかつたくさんの人の心を捉えたのは、収録曲が懐かしいスタンダードがメインだったことと、彼女の飾らないボーカルが絶妙にマッチしたからだと思います。よって、ここにはどこかで聴いたナンバーがたくさんあります。
01. Let’s Face the Music and Danceはナット・キング・コールでお馴染みの名曲。また、全ての人のスタンダードといえる、03. Let’s Fall in Loveも有名な名曲。07. I Can’t Give You Anything But Loveも有名で、ダイアナ自身がピアノと歌で軽快さをシンプルに表現し、より小粋なナンバーになりました。もう一つアップテンポなのが、11. Best Thing for Youで、こちらはスウィングが心地よいリズムです。
最後にこれは書いていいのかどうなのか・・・でも書いちゃうんですが、track12の次にスタンダードのP.S. I Love Youがシークレットとして収録されているのです。これは、クレジットには一切書いてありません。しかし、オマケ的でもなんでもなく、他と同様に高度な演奏で下手するとベストトラックかもしれません。というわけで、有名な曲だけを取り上げましたが、全曲が心地よいサウンドで、しかもシンプルなアレンジがオヤスミ前の音楽に最適な安らぎを与えてくれます。彼女は3年前にクリスマス・アルバムを発売していますし、そちらの方でジャジーなクリスマスを演出するのもいいかもしれませんね。今作と一緒にオススメしておきます。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/879163
※ダイアナ・クラール(MySpace)超オススメ!
http://www.myspace.com/dianakrall
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宇宙の果てまで突き抜ける「ファンキー・ミュージック」
2008年11月4日 CDレビュー
今日は今まで無かったのが不思議なくらい、ようやくベスト盤を出したジャミロクワイのたくさんのアルバムの中から、このTraveling Without Movingをご紹介したいと思います。というのは、これを聴かずしてベスト盤というのは考えられないくらいの名盤だからです。そして、レンタル半額が始まりましたね。こういう機会にぜひこういう失敗しないアルバムを選んで聴いてみて欲しいと思うんです。なんか押し付けがましいのは、それだけ自信をもってオススメできるということです。洋楽聴く人はとりあえず聴いておきましょう。「洋楽初心者」からそろそろ卒業したい人にもピッタリかな?
ファンクといってもUKサウンドが基本です。ただ、この感覚だけは他の誰にもマネのできないもので、あまりににもクールなサウンドです。当時(96年作品)では、01. Virtual InsanityがFMはもちろん、CMでも起用されたので聴いたことある方も多いはずです。続けてこれでもかというほどにファンキーな02. Cosmic Girlあたりは、これぞジャミロクワイといえる疾走感溢れるサウンドをたたみかけます。
でもスピード感だけが売りじゃない。クールなミドルスローの04. Everydayでアダルトな一面も見せます。私のイチオシは、予想できないサウンド展開にホーンセクションでアレンジという11. You Are My Loveなどは、当時ではもう想定外なサウンドでぶっ飛びでしたね。(マジ)
決してベスト盤が悪いのではないですが、1992から2006年という間隔の長さを考えると、まだジャミロクワイのCDを聴いたことの無い人にとっては、このアルバムを聴くだけで、あの時の衝撃を共有できると思うんですよね。それと、洋楽中級者といったのは、インスト(ボーカルなし)があって、それが作品全体の雰囲気を整えているのですが、ウザイと思う人もいると思います。そういうのは遠慮なく飛ばしてもらっても、満足できる名盤だと思います。レンタルでぜひ!(これが置いてないレンタル屋はない! と思う・・・)
※試聴はこちら(シークレットも書いてあるなぁ・・・そう実は14曲収録なのね。)
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=ESCA000006627
Travelling Without Moving / jamiroquai
01. Virtual Insanity
02. Cosmic Girl
03. Use the Force
04. Everyday
05. Alright
06. High Times
07. Drifting Along
08. Didjerama(inst)
09. Didjital Vibrations(inst)
10. Travelling Without Moving
11. You Are My Love
12. Spend a Lifetime
ファンクといってもUKサウンドが基本です。ただ、この感覚だけは他の誰にもマネのできないもので、あまりににもクールなサウンドです。当時(96年作品)では、01. Virtual InsanityがFMはもちろん、CMでも起用されたので聴いたことある方も多いはずです。続けてこれでもかというほどにファンキーな02. Cosmic Girlあたりは、これぞジャミロクワイといえる疾走感溢れるサウンドをたたみかけます。
でもスピード感だけが売りじゃない。クールなミドルスローの04. Everydayでアダルトな一面も見せます。私のイチオシは、予想できないサウンド展開にホーンセクションでアレンジという11. You Are My Loveなどは、当時ではもう想定外なサウンドでぶっ飛びでしたね。(マジ)
決してベスト盤が悪いのではないですが、1992から2006年という間隔の長さを考えると、まだジャミロクワイのCDを聴いたことの無い人にとっては、このアルバムを聴くだけで、あの時の衝撃を共有できると思うんですよね。それと、洋楽中級者といったのは、インスト(ボーカルなし)があって、それが作品全体の雰囲気を整えているのですが、ウザイと思う人もいると思います。そういうのは遠慮なく飛ばしてもらっても、満足できる名盤だと思います。レンタルでぜひ!(これが置いてないレンタル屋はない! と思う・・・)
※試聴はこちら(シークレットも書いてあるなぁ・・・そう実は14曲収録なのね。)
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=ESCA000006627
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「COVER GIRL」 つじあやの
2008年9月14日 CDレビュー
どうやら、ダイアリーノートのリニューアルのおかげで、以前のようにAMAZONでのレビューが復活したようです。ブログ引越しも検討していたのですが、とりあえず、過去のつぶれた記事を再編集してUPしていこうと思っています。今日はつじあやののCOVER GIRLです。実はタイムリーなことに、もうすぐ「COVER GIRL2」が発売されますので、復習もかねて再度ご紹介します。
これ、最近よく聞いています。つじあやのさんは、私と同じ京都の出身のシンガーソングライターです。今回のCDは2枚組で全編カバーアルバムです。
1枚目は「tokyo side」としてスタジオレコーディング。
2枚目は「kyoto side」としてライブレコーディングです。
で、どちらもいいんですが、特にオススメがライブの方。ライブといっても、ただ、単純にフィールドレコーディングでのウクレレ弾き語りです。しかも「ここで気が向いたのでちょっと歌ってみました。」みたいなノリ。普通のラジカセにとったような感覚になっています。「ああ、彼女は昔から地元の京都のいろんな場所で好きな歌を気が向いたときに、こんな風に歌ってたのかな。」ってことが想像できます。
そして、全部聴いて、つじあやのというアーティストは本当に音楽をこよなく愛している人なんだなってことがわかります。とにかく究極に自然な音楽表現だと思います。それがものすごく心地いいんです。日本の数々の名曲を味わいながら、彼女だけが持つ心地よさを味わってみてはいかが?(癒されます。)
※試聴はこちら
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/-/Discography/A012809/VICL-61378.html
※近日発売の「COVER GIRL2」のスペシャルHPを紹介しておきます。
http://www.jvcmusic.co.jp/ayano/
※おまけ「シャ・ラ・ラ」(つじあやの&奥田民生)
http://jp.youtube.com/watch?v=lPidmNiwLCU
ディスク:1
1. 黄金の月 (スガシカオ)
2. パレード (山下達郎)
3. シャ・ラ・ラ (サザンオールスターズ) (w/奥田民生)
4. Never Can Say Goodbye (Jackson 5)
5. 年下の男の子 (キャンディーズ)
6. ラブレター (The Blue Hearts)
7. 星に願いを (When You Wish Upon A Star) (Full Version) (Bonus Track)
ディスク:2
1. チェリー (スピッツ)
2. 結婚しようよ (吉田拓郎)
3. プカプカ (西岡恭蔵)
4. なんとなくなんとなく (ザ・スパイダース)
5. Swallowtall Butterfly ~あいのうた~ (Yen Town Band)
6. 別れても好きな人 (ロス・インディオス&シルビア)
7. お世話になりました (井上順)
これ、最近よく聞いています。つじあやのさんは、私と同じ京都の出身のシンガーソングライターです。今回のCDは2枚組で全編カバーアルバムです。
1枚目は「tokyo side」としてスタジオレコーディング。
2枚目は「kyoto side」としてライブレコーディングです。
で、どちらもいいんですが、特にオススメがライブの方。ライブといっても、ただ、単純にフィールドレコーディングでのウクレレ弾き語りです。しかも「ここで気が向いたのでちょっと歌ってみました。」みたいなノリ。普通のラジカセにとったような感覚になっています。「ああ、彼女は昔から地元の京都のいろんな場所で好きな歌を気が向いたときに、こんな風に歌ってたのかな。」ってことが想像できます。
そして、全部聴いて、つじあやのというアーティストは本当に音楽をこよなく愛している人なんだなってことがわかります。とにかく究極に自然な音楽表現だと思います。それがものすごく心地いいんです。日本の数々の名曲を味わいながら、彼女だけが持つ心地よさを味わってみてはいかが?(癒されます。)
※試聴はこちら
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/-/Discography/A012809/VICL-61378.html
※近日発売の「COVER GIRL2」のスペシャルHPを紹介しておきます。
http://www.jvcmusic.co.jp/ayano/
※おまけ「シャ・ラ・ラ」(つじあやの&奥田民生)
http://jp.youtube.com/watch?v=lPidmNiwLCU
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新感覚のデジタル・ロック 「ニルギリス」
2008年3月24日 CDレビュー
今日は久しぶりにロックで。といってもただのロックではなく、全くこれまでに無かった新感覚なサウンドを展開するNIRGILISのメジャーデビューアルバムで、BOYです。彼らのサウンドは、テクノとロックのクロスオーバーと言えますが、マッシュアップなどの新しい手法を含めて、デジタル世代が生んだどこにも無かった音楽を聴かせてくれます。私もかなりのお気に入りで、自信も持ってオススメします。
まず、マッシュアップというのは、2つ以上の曲を混合させて、一つの音楽とする手法のことです。音源の一部を仕様するという点で、ヒップホップにおけるサンプリングと似ていますが、マッシュアップの特徴としては、1.音源の引用ではなく、「混合」が目的。2.全く違うジャンルの融合。(新しいクロスオーバー)3.音源にデジタル加工を加える。(回転数の変更など。)が挙げられます。ただし、明確な線引きがあるわけではなく、上記も現時点での目安程度です。
さて、アルバムの中身ですが、日本初のマッシュアップ楽曲とされる、10.コモンガールは、渡辺美里の「My Revolution」から。続くシングル04.sakuraは、堀澤麻衣子が歌う名曲「アメイジング・グレイス」をフューチャーし、人気アニメ主題歌に抜擢されたことで、スマッシュヒットとなりました。
中でもオススメなのは、オープニングを飾る01.虹。駆け抜けるような爽快感のあるナンバー。シングルの07.24サーチライトと併せて、ニルギリスだけのロックです。実験的なサウンドの02.crashはかなりカッコイイです。全て岩田アッチュの個性的なボーカルによる所が大きいと思います。最先端の音楽をぜひ一度お試しあれ。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1334547
※NIRGILIS Official web Site
http://www.nirgilis.com/
BOY / NIRGILIS
01.虹
02.crash
03.Thank you for the special day!!
04.sakura
05.hard working
06.東京破片
07.24サーチライト
08.Today
09.Bed
10.コモンガール
11.ペパーミントミュージック
まず、マッシュアップというのは、2つ以上の曲を混合させて、一つの音楽とする手法のことです。音源の一部を仕様するという点で、ヒップホップにおけるサンプリングと似ていますが、マッシュアップの特徴としては、1.音源の引用ではなく、「混合」が目的。2.全く違うジャンルの融合。(新しいクロスオーバー)3.音源にデジタル加工を加える。(回転数の変更など。)が挙げられます。ただし、明確な線引きがあるわけではなく、上記も現時点での目安程度です。
さて、アルバムの中身ですが、日本初のマッシュアップ楽曲とされる、10.コモンガールは、渡辺美里の「My Revolution」から。続くシングル04.sakuraは、堀澤麻衣子が歌う名曲「アメイジング・グレイス」をフューチャーし、人気アニメ主題歌に抜擢されたことで、スマッシュヒットとなりました。
中でもオススメなのは、オープニングを飾る01.虹。駆け抜けるような爽快感のあるナンバー。シングルの07.24サーチライトと併せて、ニルギリスだけのロックです。実験的なサウンドの02.crashはかなりカッコイイです。全て岩田アッチュの個性的なボーカルによる所が大きいと思います。最先端の音楽をぜひ一度お試しあれ。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1334547
※NIRGILIS Official web Site
http://www.nirgilis.com/
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春風を誘う魔法の音色
2008年3月18日 CDレビュー
先日に続いて、もう一つインストゥルメンタルで。日本のフュージョン界(クロスオーバー)を支えてきたバンドとして、やはり忘れてはならない存在なのが、T-SQUARE(THE SQUARE)です。カシオペアが2年前に長い活動に幕を下ろしたのに対して、こちらは2005年に再結成し、現在も活動中です。特にバンドのキーマンであったサックス奏者の伊東たけしのバンドへの復帰は、旧知のファンには嬉しい所です。ちなみに、ほとんどの人が彼のサックスプレイを少し前に耳にしています。というのは、マクドナルドの新コーヒーのCMに本人が出演していたからです。(スタジオでいい感じのサックスを吹くあのダンディーなオジサンです。)そして、彼が在籍していた頃のアルバムで、隠れた名盤でもあるYES NOをご紹介します。
こちらも古い作品(1988年発表)ですが、色あせないサウンドです。いわゆる「F1ソング」として大ヒットしたアルバム「TRUTH」の次の作品なのですが、本作の方が彼らの本来のサウンドに近い作風だと思います。このアルバムを飾るのに相応しい、01.Dans Sa Chambreは、春先にピッタリの爽やかでメロウなナンバー。02. Go For Itはピアノとサックスという構成は、彼らの得意とするサウンドです。(これはFM放送のBGMにもよく使われます。)04. El Mirageでは、魔法の縦笛”リリコン”を前面にフューチャーした楽曲。これぞ、ザ・スクエアの真骨頂と言えるサウンドです。
爽やかなサウンドが多い中で、時折見せるアーバンなサウンドも彼らの魅力です。深いベース音にサックスを絡めた、グルーブ感のある03. Miss You。同じく、終始控えめな演奏の06. Mr.mellowは、厚みのある渋い曲になっています。
私のオススメはやはり、07. Kissですね。イントロからオシャレな春のサウンドです。こういうメロウなサウンドを作らせたら天下一品です。メロディーラインの美しさなら、カシオペアを凌ぐかもしれません。(やはりサックスがあるから?)たまには、こういう音楽(ノンボーカル)でドライブに出かけるのもいいかも?
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/49390
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20041221.html
http://diarynote.jp/d/57127/20070815.html
※おまけ(T-SQUARE vs ふかわりょう?)
http://www.youtube.com/watch?v=MOk6xbLeB44
YES NO / THE SQUARE
01.Dans Sa Chambre
02. Go For It
03. Miss You
04. El Mirage
05. Shadow
06. Mr.mellow
07. Kiss
08. Papillon
09. Crisis
10. Catcher In The Rye
こちらも古い作品(1988年発表)ですが、色あせないサウンドです。いわゆる「F1ソング」として大ヒットしたアルバム「TRUTH」の次の作品なのですが、本作の方が彼らの本来のサウンドに近い作風だと思います。このアルバムを飾るのに相応しい、01.Dans Sa Chambreは、春先にピッタリの爽やかでメロウなナンバー。02. Go For Itはピアノとサックスという構成は、彼らの得意とするサウンドです。(これはFM放送のBGMにもよく使われます。)04. El Mirageでは、魔法の縦笛”リリコン”を前面にフューチャーした楽曲。これぞ、ザ・スクエアの真骨頂と言えるサウンドです。
爽やかなサウンドが多い中で、時折見せるアーバンなサウンドも彼らの魅力です。深いベース音にサックスを絡めた、グルーブ感のある03. Miss You。同じく、終始控えめな演奏の06. Mr.mellowは、厚みのある渋い曲になっています。
私のオススメはやはり、07. Kissですね。イントロからオシャレな春のサウンドです。こういうメロウなサウンドを作らせたら天下一品です。メロディーラインの美しさなら、カシオペアを凌ぐかもしれません。(やはりサックスがあるから?)たまには、こういう音楽(ノンボーカル)でドライブに出かけるのもいいかも?
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/49390
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20041221.html
http://diarynote.jp/d/57127/20070815.html
※おまけ(T-SQUARE vs ふかわりょう?)
http://www.youtube.com/watch?v=MOk6xbLeB44
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日本フュージョンの完成形 「MINT JAMS」
2008年3月16日 CDレビュー
たまにはボーカルなしのインストゥルメンタルもいいのではと思い、個人的に想いいれのある、懐かしい名盤をご紹介。日本のフュージョン界を確立したバンド、カシオペアのMINT JAMSです。既に20年以上前の作品です。この作品はライブ音源から、ファンの中で人気の高かった曲を選曲してまとめたものですが、客席音を究極まで押さえてあるので、ライブ感覚はなく、新アレンジでのリテイクのように聴こえます。これは当時には存在しなかった、「ベストアルバム」という位置づけで発表されたものです。(実は海外進出のためでもあった。)
私の考えでは、この作品以前のアルバムを聴くと現在のサウンドと比べてかなり古い感じがしてしまうのですが、これ以降の作品なら、大きなギャップを感じないで聴けると思います。そういう意味で過去の名曲が、今でも聴きやすい形で残ったという意味で大変意義のある1枚となったといえます。特に、01.TAKE MEは元々美しいメロディーだったので、キーボードの活用により、滑らかなサウンドになっています。02.ASAYAKEは最も有名な曲ですが、ほとんどの人は、こちらの音源で最初に知ることになっていると思います。(私もそうです。)
もう一つ重要なポイントとして、ドラムスの交代があります。今では世界的に有名となった神保彰が加入したことで、アレンジを大幅に変更した、05.DOMINO LINEは、このバージョンでライブの代表曲となります。また、この当時のメンバーでカシオペアは黄金時代を築くことになります。最後に、変則リズムなどテクニックばかり取りあげらる中で、彼ら本来の楽曲の良さが出ている、07.SWEARをオススメしておきます。気候のいい今頃に心地の良い爽やかな曲です。
※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20012043
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050908.html
※おまけ「カシオペア10周年記念ライブより」
http://www.youtube.com/watch?v=hmyZ8PpRdmg
MINT JAMS / CAISOPEA
01.TAKE ME
02.ASAYAKE
03.MIDNIGHT RENDEZVOUS
04.TIME LIMIT
05.DOMINO LINE
06.TEARS OF THE STAR
07.SWEAR
私の考えでは、この作品以前のアルバムを聴くと現在のサウンドと比べてかなり古い感じがしてしまうのですが、これ以降の作品なら、大きなギャップを感じないで聴けると思います。そういう意味で過去の名曲が、今でも聴きやすい形で残ったという意味で大変意義のある1枚となったといえます。特に、01.TAKE MEは元々美しいメロディーだったので、キーボードの活用により、滑らかなサウンドになっています。02.ASAYAKEは最も有名な曲ですが、ほとんどの人は、こちらの音源で最初に知ることになっていると思います。(私もそうです。)
もう一つ重要なポイントとして、ドラムスの交代があります。今では世界的に有名となった神保彰が加入したことで、アレンジを大幅に変更した、05.DOMINO LINEは、このバージョンでライブの代表曲となります。また、この当時のメンバーでカシオペアは黄金時代を築くことになります。最後に、変則リズムなどテクニックばかり取りあげらる中で、彼ら本来の楽曲の良さが出ている、07.SWEARをオススメしておきます。気候のいい今頃に心地の良い爽やかな曲です。
※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20012043
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050908.html
※おまけ「カシオペア10周年記念ライブより」
http://www.youtube.com/watch?v=hmyZ8PpRdmg
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手作りサウンドの「生命力」
2008年3月1日 CDレビュー
私のブログは1日の記事にはかなりお気に入りのCDを取り上げるんですが、今回はお気に入りを越えて、かなりはまってます。女の子だけのスリーピース・バンド、チャットモンチーの生命力です。彼女たちは見た目ではとてもロックバンドなんかやっているようには見えないんですけど、演奏しだすともの凄いパワーを放出します。このギャプがたまらんのです。でも、そういう見た目的なことだけでなく、音楽自体が凄いんです。今ではすっかり有名なので、知らない人はいないでしょうけど、私なりにこの作品の良さを語りたいと思います。
何をおいても、触れなければいけないのが、「音」です。最初から最後までスタジオの中で聴いているくらいの親近感溢れるサウンドです。橋本絵莉子の特徴のある高音ボーカルも魅力ですが、今回は中低音で支える高橋久美子、福岡晃子のリズム隊がカギとなっています。あと、三人の演奏は誰一人出しゃばることをしないので調和が素晴らしく、キーボードなどが入る余地がないくらいです。実際、03.シャングリラではハンドクラップを、05.手のなるほうへではイントロからスキャットを使うなど、スリーピースへのこだわりというより、彼女たち自身がこれ以上の音が不必要であることをよく知っているように思います。
あとは、邦楽ロックの良さを一番おいしい所でドリップしてある所もポイントです。例えばキャッチーな06.とび魚のバタフライ、キュートな11.バスロマンスあたりは、90年代のバンドブームから2000年代に抜け出してきたような雰囲気でも、あの頃にはなかったサウンドです。また、07.橙はそういう時代が礎となった新世代の感性を感じます。
最後にロック大好きの私にツボなのが、09.真夜中遊園地です。これはかなり頑張って弾いていて、演奏に最も「生命力」を感じます。とはいえ、このアルバムには飛ばす曲がないですね。バンド好きにはオススメです。
※チャットモンチー Official Web Site(Discographyにて試聴可)
http://www.chatmonchy.com/
※おまけ:sakusaku 初出演
http://www.youtube.com/watch?v=3dfjrt9jB4A
生命力 / チャットモンチー
01.親知らず
02.Make Up! Make Up!
03.シャングリラ
04.世界が終わる夜に
05.手のなるほうへ
06.とび魚のバタフライ
07.橙
08.素直
09.真夜中遊園地
10.女子たちに明日はない
11.バスロマンス
12.モバイルワールド
13.ミカヅキ
何をおいても、触れなければいけないのが、「音」です。最初から最後までスタジオの中で聴いているくらいの親近感溢れるサウンドです。橋本絵莉子の特徴のある高音ボーカルも魅力ですが、今回は中低音で支える高橋久美子、福岡晃子のリズム隊がカギとなっています。あと、三人の演奏は誰一人出しゃばることをしないので調和が素晴らしく、キーボードなどが入る余地がないくらいです。実際、03.シャングリラではハンドクラップを、05.手のなるほうへではイントロからスキャットを使うなど、スリーピースへのこだわりというより、彼女たち自身がこれ以上の音が不必要であることをよく知っているように思います。
あとは、邦楽ロックの良さを一番おいしい所でドリップしてある所もポイントです。例えばキャッチーな06.とび魚のバタフライ、キュートな11.バスロマンスあたりは、90年代のバンドブームから2000年代に抜け出してきたような雰囲気でも、あの頃にはなかったサウンドです。また、07.橙はそういう時代が礎となった新世代の感性を感じます。
最後にロック大好きの私にツボなのが、09.真夜中遊園地です。これはかなり頑張って弾いていて、演奏に最も「生命力」を感じます。とはいえ、このアルバムには飛ばす曲がないですね。バンド好きにはオススメです。
※チャットモンチー Official Web Site(Discographyにて試聴可)
http://www.chatmonchy.com/
※おまけ:sakusaku 初出演
http://www.youtube.com/watch?v=3dfjrt9jB4A
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UKロックのルネサンス 「静寂の世界」
2008年2月29日 CDレビュー
もう2月も終わりですか。早いですねぇ・・・。さて、まだまだ寒い季節が続いていますが、今日はこういう時期にぴったりの音楽を選んでみました。ただ、「聴きやすい」という点からすると少し外れる気もします。UKロック界に衝撃を与えた名盤で、ColdplayのA Rush of Blood to the Head(邦題:静寂の世界)です。このアルバムのリリース後に来日したため(フジ・ロックフェスに出演)日本でも有名となりました。
彼らの音楽は、これまでのUKロックと明らかに異なるサウンドで、特にこの作品ではノリのいい音楽は皆無です。ロックという部分での期待は大きく裏切られるわけですが、それを補ってあまりあるサウンドがここにはあります。彼らの代表曲といってもいい、02.In My Placeは、イントロ部分だけで引き込まれる印象的なギターと気だるいボーカルが独自の世界を紡ぎ上げます。05.Clocksでは、彼らの特徴でもあるピアノ音が効果的に用いられていて、形式はロックでもクラシックを聴いている時のような感覚になります。
彼らの音楽は、なかなか文章で説明するのは難しいのですが、シンプルな構成でありながら、エモーショナルなメロディーと独特の雰囲気を持つボーカルから照らして、やはり「With or Without You」のU2に似ていると思います。それよりもゆる〜い感じで最後まで行ってます。だから、好き嫌いがハッキリ分かれると思うんですが、洋楽を全般的に長く聴いている人にとっては、これは名盤だと言えると思います。「これはロックじゃない」などジャンルにこだわっている人にはキツイと思いますね。オススメとは言えませんけど、とりあえず紹介はしておきます。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/666586
A Rush of Blood to the Head / Coldplay
01.Politik
02.In My Place
03.God Put A Smile Upon Your Face
04.The Scientist
05.Clocks
06.Daylight
07.Green Eyes
08.Warning Sign
09.A Whisper
10.A Rush of Blood To The Head
11.Amsterdam
彼らの音楽は、これまでのUKロックと明らかに異なるサウンドで、特にこの作品ではノリのいい音楽は皆無です。ロックという部分での期待は大きく裏切られるわけですが、それを補ってあまりあるサウンドがここにはあります。彼らの代表曲といってもいい、02.In My Placeは、イントロ部分だけで引き込まれる印象的なギターと気だるいボーカルが独自の世界を紡ぎ上げます。05.Clocksでは、彼らの特徴でもあるピアノ音が効果的に用いられていて、形式はロックでもクラシックを聴いている時のような感覚になります。
彼らの音楽は、なかなか文章で説明するのは難しいのですが、シンプルな構成でありながら、エモーショナルなメロディーと独特の雰囲気を持つボーカルから照らして、やはり「With or Without You」のU2に似ていると思います。それよりもゆる〜い感じで最後まで行ってます。だから、好き嫌いがハッキリ分かれると思うんですが、洋楽を全般的に長く聴いている人にとっては、これは名盤だと言えると思います。「これはロックじゃない」などジャンルにこだわっている人にはキツイと思いますね。オススメとは言えませんけど、とりあえず紹介はしておきます。
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/666586
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明日のためのロックン・ロール
2008年2月22日 CDレビュー
まただいぶご無沙汰してしまいました。ここ数日は春のような天気でしたね。こういう時はやっぱり元気の出るロック・サウンドがピッタリ!というわけで、上木彩矢の最新アルバムで、明日のために -Forever More-を取り上げます。前作に比べると、かなりポップでキャッチーなロックサウンドになっていて、ノリがよくて聴きやすいアルバムになっています。アメリカンな雰囲気を多く取り入れて、新しい魅力をアピールしています。
今回はかなりアメリカンスタイルのロックサウンドになっていて、先行シングルだった、02.明日のために(ALver.)では晴天満開の元気なロックを、04.Tearsでは、ハンドクラップから始まりピアノとギターメインのシンプルな構成で古き良きロックンロールを生き生きと歌っています。このあたりは90年代のbeingお得意のサウンドで、私には懐かしい感じもしますね。
一方、前作の「ピエロ」のようなイメージで、アーバンでヘヴィなロックなのは、07.眠っていた気持ち 眠っていたココロ(ALver.)と11.ミセカケのI Love you(ALver.)の両シングル曲。彼女のボーカルはこういうシャープなサウンドの方が映えます。07.眠っていた〜の方はかなりヘヴィーなギターを入れていて、かなりカッコイイです。上木彩矢の魅力が爆発のキラーチューンだと思います。
後半はバラードがメインで、パワーバラードの10.youthful diaryや、壮大な13.星の降る夜にはなどが聴き所です。総じて感じたのは、彼女のボーカルはとても直線的なので、楽曲はシャープでスリリングなものの方が似合います。USロックなアプローチも悪くなかったですけど、まだどこかお行儀のよい感じが拭えないように感じましたね。リチャード・マークスのようなUSロックだともっとハマルと思うのですが・・・今後の彼女にも期待です。
※試聴はこちら
http://www.bgv.jp/contents/detail_music.php?conts_id=8363
※上木彩矢 Official Web Site
http://www.kamikiaya.jp/
明日のために -Forever More- / 上木彩矢
01.世界中の誰もが
02.明日のために(ALver.)
03.YOU & ME
04.Tears
05.ココロが..もう少し
06.夢の中にまで
07.眠っていた気持ち 眠っていたココロ(ALver.)
08.もう帰らない
09.Forever More
10.youthful diary
11.ミセカケのI Love you(ALver.)
12.叶わないなら~winter lovers~
13.星の降る夜には
14.A Constellation -2007-(Bonus Track)
今回はかなりアメリカンスタイルのロックサウンドになっていて、先行シングルだった、02.明日のために(ALver.)では晴天満開の元気なロックを、04.Tearsでは、ハンドクラップから始まりピアノとギターメインのシンプルな構成で古き良きロックンロールを生き生きと歌っています。このあたりは90年代のbeingお得意のサウンドで、私には懐かしい感じもしますね。
一方、前作の「ピエロ」のようなイメージで、アーバンでヘヴィなロックなのは、07.眠っていた気持ち 眠っていたココロ(ALver.)と11.ミセカケのI Love you(ALver.)の両シングル曲。彼女のボーカルはこういうシャープなサウンドの方が映えます。07.眠っていた〜の方はかなりヘヴィーなギターを入れていて、かなりカッコイイです。上木彩矢の魅力が爆発のキラーチューンだと思います。
後半はバラードがメインで、パワーバラードの10.youthful diaryや、壮大な13.星の降る夜にはなどが聴き所です。総じて感じたのは、彼女のボーカルはとても直線的なので、楽曲はシャープでスリリングなものの方が似合います。USロックなアプローチも悪くなかったですけど、まだどこかお行儀のよい感じが拭えないように感じましたね。リチャード・マークスのようなUSロックだともっとハマルと思うのですが・・・今後の彼女にも期待です。
※試聴はこちら
http://www.bgv.jp/contents/detail_music.php?conts_id=8363
※上木彩矢 Official Web Site
http://www.kamikiaya.jp/
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変化を恐れない彼女は「太陽」になった。
2008年2月11日 CDレビュー
復帰第一弾の記事は、私の大好きな植村花菜の最新アルバムで、愛と太陽を取り上げます。今までの彼女のイメージを変えるほどに攻撃的なアルバムになっていて、最初は少し驚きましたが、メッセージ性の強い歌詞と硬いサウンドが新しい彼女の魅力を生み出しているように思います。先行シングルの02.あなたのその笑顔はいいヒントになるのPVのメイキングでは、初期の楽曲で「ミルクティー」のようなグルーブ感のある音楽を作りたくなったということを本人が語っていたのですが、そのシングルだけでなくアルバム全体がそんな感じで、ザクザクしたアコースティックギターが前面に出ていて、どこかお上品だった雰囲気を全ての曲で脱ぎ捨てています。
例えば04.孤独なソルジャーは、イントロは美しく入るのに後半はかなりロックで、ノイジーなギター音をバックに激しく歌っていたり、06.ラストランゲージでは最初からフォークロック調のグルーブ感溢れるサウンドでさらに激しく感情的に歌っていて、今までのファンなら少し驚くと思います。(何かあったん?花菜ちゃん...みたいなくらい。)
次はゲストの面から。今回は元ゴーバンズの森若香織がメッセージ性の強い歌詞を半分近く提供しています。03.Only Youという曲はサンディ・トム(ぜんぜん知らん。)という海外のアーティストの曲を森若さんが日本語にして、カバーしています。05.太陽は、あの小林建樹が植村花菜のために作詞・作曲したそうで、重みのあるミドルバラードになっています。
今までの雰囲気に近いのは、11.この手のひらでと、12.すばらしい日々で、前者はホ−ンセクションが、後者はバイオリンが入っていて贅沢なサウンドになっています。正直、今回はかなり思い切った変化を恐れないアルバムになっていて、この2曲がなければ違う人のアルバムに聴こえるくらい。3枚目でも常にチャレンジャーな彼女の今後も要チェックです!
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2613180
※植村花菜 Official Web Site
http://www.uemurakana.com/
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20060927.html
http://diarynote.jp/d/57127/20070501.html
愛と太陽 / 植村花菜
01.太陽さえ孤独
02.あなたのその笑顔はいいヒントになる
03.Only You
04.孤独なソルジャー
05.太陽
06.ラストランゲージ
07.最後のkiss
08.タペストリー
09.Welcome back home
10.もっともっと・・・
11.この手のひらで
12.すばらしい日々
例えば04.孤独なソルジャーは、イントロは美しく入るのに後半はかなりロックで、ノイジーなギター音をバックに激しく歌っていたり、06.ラストランゲージでは最初からフォークロック調のグルーブ感溢れるサウンドでさらに激しく感情的に歌っていて、今までのファンなら少し驚くと思います。(何かあったん?花菜ちゃん...みたいなくらい。)
次はゲストの面から。今回は元ゴーバンズの森若香織がメッセージ性の強い歌詞を半分近く提供しています。03.Only Youという曲はサンディ・トム(ぜんぜん知らん。)という海外のアーティストの曲を森若さんが日本語にして、カバーしています。05.太陽は、あの小林建樹が植村花菜のために作詞・作曲したそうで、重みのあるミドルバラードになっています。
今までの雰囲気に近いのは、11.この手のひらでと、12.すばらしい日々で、前者はホ−ンセクションが、後者はバイオリンが入っていて贅沢なサウンドになっています。正直、今回はかなり思い切った変化を恐れないアルバムになっていて、この2曲がなければ違う人のアルバムに聴こえるくらい。3枚目でも常にチャレンジャーな彼女の今後も要チェックです!
※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2613180
※植村花菜 Official Web Site
http://www.uemurakana.com/
※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20060927.html
http://diarynote.jp/d/57127/20070501.html
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