本日のタイトルにはオヤジギャグ混入で。(毒)GIZA STUDIOの女の子でもっともかわいいルックスの彼女、北原愛子さまのニューシングルは夏ものです。ちょぴり大人っぽくなった?PVも魅力的です。タイトルはSAMBA NIGHTです。愛子さまは基本的にはラテン・サンバのポップチューンなんですが、今回はかなりアツイ。今夏の暑さくらいの熱気が伝わるような、今までの彼女とはちょっと違った一面が見られます。

SAMBA NIGHT / 北原愛子
01.SAMBA NIGHT
02.MY★WAY
03.ありがとう

それにしても彼女の知名度は不思議なほどに低い。確かに音楽的には限りなく歌謡曲路線ですが、ラテン系のJ-POPSって今までになかったし、サンバも狙いはいいと思うんです。ただ肝心の楽曲がイマイチな気もする。(なぜ歌謡曲風味?)初期のグロリア・エステファンみたいなポップミュージックだったら絶対ヒットするのに。ただGIZAも最近は歌唱力重視になってきてる感じもするので、愛子ちゃんも三枝夕夏ちゃんに追いつけ、追い越せでがんばって欲しいですね。(ラテン系の洋楽カバーとかやってみるといいと思うんだけどな。)

ちょっち気になったのは、03.ありがとうなんですけど、本人のライナーノーツに「歌詞は、失った人に対する想いを描いてみました。私のイメージでは天国に逝ってしまった人に対する気持ち。」とあります。やっぱり坂井泉水さんのことと関係あるのかなと・・・もちろん曲自体は亡くなる前に完成してたと思うんだけど、一部書き直したりしたのかなって。以前にも書いたけど、私は積極的に使うように心がけている言葉の一つです。でも、親しい人や家族とかにはぜんぜん使ってないなぁ〜ってことに気がつきました。愛子ちゃん、ありがとう。

※北原愛子 Official Web Site(トップページのピンクの部分をクリック!>動画あり)
http://www.aiko-k.net/

※試聴はこちら
http://www.bgv.jp/contents/detail_music.php?conts_id=8140
元SPEEDのhiroのボーカルでラウンジ系ジャズを届けるプロジェクト型アーティストでCoco d’Orの昨年の夏にリリースされた2ndアルバムです。前回と同じくジャケ写は、「あどちゃん」こと水森亜土さんのイラストで、とってもキュートです。今回の選曲は前作に比べるとあまりポピュラーでなかったりしますが、夏の雰囲気を楽しむにはその辺は特に気にする必要はないでしょう。ジャズではないという人もいるけど、そんなのは「デジタル」である時点でジャズにはなれないと思うし、そんなことよりもそういう線引きみたいなことをすること自体に、私はあまり関心がありませんので。そういうことばかり気にしてるとせっかくの音楽が楽しめなくなるし、聴く音楽も狭くなる。そしてそれは、いい音楽との出会いを自分で減らすことになるというのが私の考えです。結局、難しく考えずに楽しむことが「音楽」なんじゃないかな?

Coco d’Or 2
01.この素晴しき世界(What a wonderfull world)
02.ララは愛の言葉(lala means I Love You)
03.アイ!・コシータ・リンダ(ay!Cosita linda:merecumbe)
04.バイ・ザ・ウェイ(By the way)
05.タイム・アフター・タイム(Time After Time)
06.トゥー・オブ・アス(Just The Two Of Us)
07.遙かなる影(They longs to be :Close TO You)
08.イージー(Easy)
09.恋のサヴァイヴァル(I Will Survive)
10.やさしく歌って(Killing me Softly With His song)
11.ホーダ(Roda)
12.イズ・イット・ユー(Is It You?)
13.カーニバル(Carnaval)
14.ワン・ラヴ/ピープル・ゲット・レディ(One Love /Pepole Get Ready)

ただねぇ・・・エイベックスに一言物申し上げたいのは、このHPでの全曲解説ページが「Coming soon...!」ってどういうこと?もう1年経ってるんですけど。てなわけで、全曲は無理ですがここで私の出来る範囲で書いてみます。(解説ではないです。っていうかエイベックスやれよな。)とりあえず、原題を各トラックリストに追記しました。これでわかる人はわかるでしょう。今回は私も知らない曲あります。わかりやすいブログを目指してるので、スタンダードに近いものから取り上げますね。

01.この素晴しき世界(What a wonderfull world)はジャズ界の巨匠、ルイ・アームストロングの曲ですが、映画「グッドモーニング・ベトナム」に使用されたのを機に大ヒットしました。06.トゥー・オブ・アス(Just The Two Of Us)はもはやジャズよりもソウルやR&Bで多くカバーされていて、近年だと久保田利伸がキャロン・ウィーラー(元Soul 2 Soul)とデュエットカバーしたのを耳にされた人は多いかも?ジャンルを超えたスタンダードですね。10.やさしく歌って(Killing me Softly With His song)はネスカフェの歌です。(←半分ウソ)これは関連過去記事のリンクを参照してください。05.タイム・アフター・タイム(Time After Time)はみなさんが知ってるシンディーローパーの曲ではなく、フランク・シナトラのアメリカンクラシックですね。個人的に関心があった楽曲は12.イズ・イット・ユー(Is It You?)でリー・リトナー&エリック・タッグのAORの名曲ですが、他に比べると原曲に近い気もしますが、改めていい曲です。(あんまし知られてないけど。)

他にもサンバやラテンのナンバーもありますが、この辺は私もよくわかりません。(涙)ただ、今回のアルバムコンセプトは「夏」なので、とにかく気持ちいいです。ただ、一言(正確には二言目だが。)申したいのは、もうちょっとhirokoちゃんのボーカルを生かすようなアレンジを考えてないのかな?って思うDJが誰とは言わないがいるように思います。そういう人のトラックは音に懲りすぎて楽しめない。今回の作品を作るにあたって結局難しく考えているのは、自由な発想でトラックを練り上げた才能あふれるDJたちなのかもしれませんね。(自由と制約の距離感を見失わないのが真のDJなんじゃないのかな?だからある意味最もアーティストな存在といえるのかもね。)

※Coco d’Or 2 Official Web Site
http://www.avexnet.or.jp/coco/index.html

※関連過去記事(やさしく歌って)
http://diarynote.jp/d/57127/20051020.html
最近、古い話題ばかりだったので、今日は注目の新人アーティストを紹介します。女性デュオのLes.R(レ・アール)です。kiroroか?花*花か?いえいえ、実は彼女たちは実の姉妹なんです。インディーズでの活動を経て、Sonyからメジャーデビュー。9/7に待望のデビューアルバムが発売されたばかりです。サウンドはkiroroなどよりもぜんぜんポップで、透明感のある明るいサウンドが多いです。内容もバラエティーに富んでなかなかの作品になってます。(ジャケット写真がなかったので、マキシシングルのものを使ってますがレビューはアルバムです。)

NATURAL / Les.R
01.赤い糸
02.さくらのころ
03.恋しくて・・・。(Acoustic Ver.)
04.恋の魔法
05.Everyday
06.大地
07.恋しくて・・・。
08.聞こえない片想い
09.卒業
10.このまま

赤のトラックがシングル曲ですが、ん?どこかで聴いたかも?というのは、おそらく、全国ネットのドラマの主題歌となった01.赤い糸か、最近ラジオでもよくかかってた夏ソングの04.恋の魔法あたりではないかと思います。一方で、やさしいバラードや切ないバラードなど、バラエティーに富んだ作品になっています。

彼女たちの一番の魅力は、姉妹だけあって2人とも声がキレイで、その2人がハモルわけですから、ものすごく気持ちいいんです。似てるけど微妙に違う。でも何故か2人で1つの声になるっていう感じといえばいいかな?つまりハモリであってハモリでないような歌です。このアルバムはトレンドに関係なく聴けるアルバムだと思います。CDショップで試聴してみてください。

※Les.R Official Web Site
http://www.lesr.jp/

※試聴はこちら
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/ES/lesr/

※関連過去記事(VOICE)
http://diarynote.jp/d/57127/20050109.html
今日は爽やかなインストゥルメンタルをご紹介。作品はめちゃめちゃ古いですけど、これも夏CDです。F1のテーマソング「TRUTH」でお馴染みのTHE SQUARE(T-SQUARE)の83年の作品。そして、私が生まれて初めて聴いた「CD」でもあります。つまり、このころはまだLPレコードが主流で、CDという摩訶不思議なものが出始めた時期の作品なんです。中学生だった私はお金持ちの友達の家に遊びに行ったときに、これを聴かせて貰った思い出深いCDです。もちろん、現在の円盤はりマスタリングしているので、さらにいい音になってるでしょうけど。

うち水にRainbow / THE SQUARE
01.ハロー・グッバイ
02.君はハリケーン
03.サバナ・ホテル
04.スティングレイ
05.ハンクとクリフ
06.黄昏で見えない
07.From 03 To 06(レシーバーズ)
08.カピオラニの通り雨
09.バーバリアン
10.ハロー・グッドバイ(リプライズ)

私はT-SQUAREになってからあたりから離脱したクチなんですが、彼らが今作のようにまだTHE SQUAREという名前でリゾートミュージックをやっていた頃は、それこそカセットテープが擦り切れるくらいの大の「フュージョンファン」だったわけです。みんなアイドル歌手の歌に夢中だったのを横目にしながら、ノンボーカルで演奏の技を楽しむという、音楽だけに関してはマセガキでしたね。

まぁ、そんな話はさておき、スクエアといえばこの曲なしに語れないのは、02.君はハリケーンですね。伊東たけしの魔法の楽器、リリコン(シンセサイザー)とサックスの切り替えは圧巻の演奏です。これは当時はFMの各曲が交通情報とかのBGMに使用していたりもしました。これぞリゾート音楽といえるのは、03.サバナ・ホテル。リリコンではなく、伊東たけしの滑らかなサックスプレイと安藤ひろまさの軽快なギタープレイとの掛け合いが絶妙なナンバーです。ピアノの美しい旋律から始まりサックスへと移行する05.ハンクとクリフも海岸線を車でゆっくりと流すような雰囲気のオシャレなナンバー。

私が当時一番好きだったのは07.From 03 To 06(レシーバーズ)。これは何回も聴いたなぁ〜。こういう曲はスクエアにしかないのでは?少し甘くて切ないサックスのメロディーから、ピアノへの移行でこれも名曲ですね。そして、唯一のスローナンバーの08.カピオラニの通り雨とこの流れは本当に美しいですね。でも「カピオラニ」の意味は知らなかったけどね。(>ホノルルにあるカピオラニ公園のことを知ったのはずーっと後のことでした。中学生が知るわけないわな。)

ザ・スクエアとカシオペアは日本のフュージョン界を語るのには欠かせないパイオニアでしたね。両者の古い作品を聴いても違和感ないのは凄いことですよ。ホント。余談ですが、CDプレーヤーをその子に見せてもらった時に「針はどこにあるん?」って尋ねたのを今もハッキリ覚えています。(笑)

※試聴はこちら
http://morawin.jp/package/80312130/CSCL01218/

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20060220.html

※どうでもいいトリビア
KBS京都で今もやってる「中央競馬ダイジェスト」のBGMは昔からずっと06.黄昏で見えないだ。(爆)別の地域でも放送してるんだろうか?
熱い。この一言に尽きる毎日の猛暑ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょう?先日、買い物に行ったら、女の子たちの水着フェアみたいなのやってて、1F全部若い女の子だらけでした。(アバンティーFISMY京都にて。)女の子が多いことには驚きませんでしたが、水着の種類の多さには驚きました。まぁ、女心がわからない日本代表のメンバーとしては、「どれでもよくね?」(←あえて若者口調にしてみる。)でも現実はそーでないみたい。いや、こんなオヤジでも服を選んだりするのはわかるんよ。女性のファッションへの関心もいいと思うんだけどさ、あんだけ1フロアーいっぱいにビキニあって「私はこれに決める!っていうポイント」って何?って思うのね〜。これは女の子でも説明できる人っているのかな?なんか今日は前置き長くなりましたけど、そんな疑問も含めつつ?そろそろ夏モノCDを取り上げていきますよ。今日は風味堂の夏シングル、刺激的なタイトルとうらやましいPVが印象的なカラダとカラダです。

カラダとカラダ / 風味堂
01.カラダとカラダ
02 浜辺の風景

風味堂というバンドの名前を知る人が多くなってきたようで、大変うれしい限りです。このブログでも以前に彼らの1stをレビューしてます。今回のシングルは、これぞ風味堂の真骨頂といえる「ラテンロック」です。これを聴くと若い男女はメラメラくるのではないですかね?まぁ、夏はメラメラしたらいいんじゃない?みたいな感じの開放的なサウンドになってますね。彼らの名前を「愛してる」のバラードから知った人って多いと思うんですけど、彼らのサウンドってそういう開放感というか、理屈の抜きの楽しさみたいなのが最大の魅力だと思うんですよね。

そういう意味ではこのシングル曲はそういう部分が十分に発揮されています。既に2ndも発売され、レンタルもできますけど、この機会に1stから聴いてみて欲しいですね。もちろん1stにもシングルにこそなってないもののメラメラしたサマーチューンもあるし、軽快なサンバロックもあるしで、とにかく風味堂は夏には欠かせないバンドになると思います。オススメ!

※風味堂 Official Web Site
http://www.fumido.jp/

※このCDの試聴はこちらから
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/-/Discographylist/A019138.html

※ちなみに私が遭遇した水着フェアはここのみたい。(人気なんだろーか?)
http://www.san-ai.com/rakuen/

※Yahoo動画:「風味堂 スペシャル」(全曲試聴)
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00091/v01684/

※関連過去記事(風味堂)
http://diarynote.jp/d/57127/20060624.html
自分の最近の記事を見ると女の子ばっかりなので、今日はイケメンで。(死語を敢えて使う30代)そう、たぶん30代の女の子で洋楽が好きな人は彼らを知らないという人はいないと言っても過言ではないでしょう。UKボーイズグループの基礎を成した伝説のグループ、テイク・ザットの2ndアルバムです。93年に発売されたこのCDで、全英の女の子は黄色い悲鳴にも似た声で、彼らを取り囲みます。その状況は日本でいうなら「光GENJI」並み。(例えふるっ!)今でいうと、スマップとかKAT-TUNとかですか?でも、それはあくまで女性の熱狂度を例えただけです。音楽的な部分も含めるなら全盛期の「DA PUMP」だとそこそこ近いかもしれませんかねぇ・・・(この例えも古いか。)

Everything Changes / Take That
01.Everything Changes
02.Pray
03.Wasting My Time
04.Relight My Fire
05.Love Ain’t Here Anymore
06.If This Is Love
07.Whatever You Do to Me
08.Meaning of Love
09.Why Can’t I Wake up With You?
10.You Are the One
11.Another Crack in My Heart
12.Broken Your Heart
13.Babe

彼らはいわゆるUKボーイズグループの神祖といえる存在です。つまり、単に最初に成功したグループというだけではないのです。彼ら以降にたくさんのグループが出て、今も活躍していますが、この時のテイク・ザットを超えるグループはまだ出ていないとハッキリ断言できます。歌・音楽・ダンス・ルックス(というより男性としての魅力)どれをとっても完璧でした。

そして、ヒット曲も満載です。01.Everything Changes02.Pray04.Relight My Fireはダンス系の大ヒット曲。この3曲だけでも全英の女性は失神ものでした。(←これ決してウソではないんです。)そして、最高のコーラスワークで決めるバラードの05.Love Ain’t Here Anymoreでもうメロメロ状態でしょうね。すべてポピュラーな音楽でも軽薄にならない所が彼らのすごさです。

そんな彼らがまた再結成して現在活動中とのこと。まぁ、そこはどんな感じなのかわかりませんが。(苦笑)ただ、復活記念にベスト盤が出てるのですが、本当のベストはシャケ写が黒いイラストのヤツをオススメします。(レンタルできます。)量より質です。なんで今それを紹介しないのかというと、取って置きたいだけなんですけど。(苦笑)とりあえず、90年代の彼らはここにあるジャケ写くらい輝いていました。洋楽初心者の方にもぜひオススメです。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2544796

※本当のベスト盤はこちら(超オススメ!)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/776250
昨日の記事の流れで、今回はそのブンブンサテライツのアルバムの中でも最高傑作と称される、ONを取り上げてみましょう。テクノとロックの融合という感じですが、モダンロックでわりとヘヴィーです。彼らに言わせると、音のかたまり(音塊)をリスナーにストレートにぶつけるという創作スタイルだそうです。なかなか近未来感覚のサウンドだと思いますね。海外ではプログレッシヴ・ロック(メタル)というジャンルはありましたが、そこには属さない所が、特に海外のリスナーには新鮮だったのではないでしょうか?

ON / ブンブンサテライツ(BOOM BOOM SATELLITES)
01.KICK IT OUT
02.BEAT IT
03.GIRL
04.SHOUT OUT LOUD
05.LET ME OUT
06.SO HIGH
07.PILL
08.GENERATER
09.EMPIRE
10.interlude slow
11.NOTHNG AT ALL
12.LOADED

彼らを紹介する前にハッキリいっておかなければならないのは、基本的に彼らの音楽は洋楽(英詩)です。それと、緻密な音創りも最新の機材で作成したものを生地に、そこに演奏をトッピングする感じです。いや、トッピングというと文章表現として軽いかな?でも混ざってるというと「テキトー」なごちゃまぜみたく誤解されるし・・・。それくらい言葉や文章では表現しにくい音楽です。だから、玄人好みといわれるのも納得いきます。

もち私はロック好きのただの素人ですから、そういう目線でレビューします。テクノの特徴でもある「ループ(繰り返し)」が多く、その辺ではテクノ・トランス系の表現でありながら、彼らならではの極厚ドラムンベースにより、ロックサウンドに聴こえるという所がミソ。やっぱり私はループメインの音ものより、歌ものがいいかな?03.GIRLとか、07.PILLあたりのわかりやすいものになりますね。

でも、彼らのアルバムって「流して聴く」のが心地いいような感じになってきてますね。近年は特に。車でトランスかけるような音楽というとまた誤解になりそうですが。(そこまでチープではないです。そこは断言します。)結局、3Dを使うアニメがカッコイイけど「人間味」が薄くなるのと似てるような気がするけど、それも80’sロック世代のオヤジの石頭なのかな?(苦笑)実際、もうCD聴いて本当に演奏してるのかどうかなんて素人ではわからないくらいになってきてるのが今の音楽の現実だからね。進歩や発展の途中で失うものに気づくのは難しいねって、この一文って「ベクシル」のネタバレになるのかな?(苦笑)

※BOOM BOOM SATELLITES Official Web Site
http://www.bbs-net.com/

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1382210

※FUJI ROCK FESTIVAL 2007(ブンブンも日本での知名度高くなったね〜)
http://www.fujirockfestival.com/
さてさて台風も通り過ぎて、今日で西日本の方から「梅雨明け」となり始めました。あー、また暑い夏がくる〜、きっとくる〜(by貞子)ってわけか。ここ音楽旅人のブログもそろそろ夏の装いにしなくちゃね。最近、いろいろあって聴きやすい音楽紹介というメインコンセプトから外れていたように思うので、とりあえず、本格的な夏シーズンの前にその辺の軌道修正をしようかということで、本日のメニューは古いのにおいしい、極上の白ワインのようなアルバムで、バーシアロンドン・ワルシャワ・ニューヨークをご賞味ください。89年ものでございます。

London Warsaw New York / Basia
01.Cruising for Bruising
02.Best Friends
03.Brave New Hope
04.Baby You’re Mine
05.Ordinary People
06.Reward
07.Until You Come Back to Me (That’ What I’m gonna Do)
08.Copernicus
09.Not an Angel
10.Take Him Back,Rachel

これは確かに古い作品ですが、今聴いてもぜんぜん普通に聴けちゃいます。それと、ジャンルの特定できないバーシアの特製ポップスで、当時のUKサウンドを生地にして、ボッサだったり、ラテンだったりと様々な味付けでどの曲も他にはないオシャレなサウンドに調理しています。こんな贅沢なアルバムは少ないと思います。

有名な曲は02.Best Friendsですが、彼女の良さが引き立ってるのはむしろ他の曲です。ボッサのリズムがやさしい04.Baby You’re Mine。また07.Until You Come Back to Me (That’ What I’m gonna Do)はスティーヴィー・ワンダーの曲ですが、彼女の味付けでこんなにキャッチーなスイング・ポップになってしまうのはまるで魔法のようです。

今回のアルバムタイトルの由来にもなっている彼女自身もお気に入りのアップテンポな08.Copernicusは私も大好きな曲で、地動説を唱えた天文学者の名前(コペルニクス)をつけたのは、地球を駆け抜けるような音楽性をアピールしたいというポーランド出身の彼女ならではの想いもあったそうです。(解説に確かそんなこと書いてあった。)とにかく、アレンジもボーカルも一級品の極上アルバムです。一度ご賞味あれ!

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/955

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20050423.html
この人のイメチェンぶりも驚いたなぁ〜。こちらもMai Hoshimura改め星村麻衣の最新シングルです。とはいえ5月末のリリースだったから、もうだいぶ経つけど。でも、彼女の場合は厳密にいうと、昔ながらの彼女に戻ったといえなくもないんです。というのは、星村麻衣といえば元気ピアノというくらい、個性的なピアノ演奏が彼女のデビュー当初からの持ち味でした。ただ、曲調は新しい感じがします。私はどうしても前のアルバムの雰囲気にとらわれていて、この変貌ぶりについていけましぇーん!

01. 瞬間、ストロボ。
02. あなた≧あたし
03. 桜日和(ピアノ弾き語り)
04. 瞬間、ストロボ。(Instrumental)

「恋するハニカミ!」エンディングテーマだそうで。見たことなくはないが、数えるほどしかないし、興味もなし。音楽だけ聴いてみると、昔立ったままピアノを楽しそうに弾いていた彼女を少し思い出したけど、当時とはまた違うし。アーティストとして変化するのは好ましいけど、ここ数年でめまぐるしく変わりすぎて、見てる方は戸惑い気味なのは私だけなのかな?

前に発表したアルバム「Joyful」は今でも時々聴いてるし、個性は薄れたものの、R&Bにうんざり気味だった私には上質でオシャレなポップスだったんだけどなぁ。でも再び「星村麻衣」に戻って次のアルバムはどうなるんでしょう?そういう予測不可能な感じをにおわせる、このシングル。今後の彼女もやっぱり目が離せません。

※Mai Hoshimura 改め 星村麻衣 Official Web Site
http://www.hoshimuramai.net/

※追記:上記サイトで、Special→セルフライナーノートでアルバム「Joyful」が全曲試聴できます。これ絶対オススメです。
はぁ〜。台風も過ぎてお天気モードだというのに、私の心はどしゃ降りです。最近は失うものが多い気がする。「物」ならまだ取り返しがつくけど、そうじゃないものはコタエル。そこへ来てさらにこの女性の改名。「ほんまかいな?」の連続です。イメチェンするのも、音楽の方向性とか変えるのも勝手ですが、以前の名前を捨てることになんか意味あるの?本人はこだわりはないっていってるけど・・・ これがもう昔の雰囲気が全くない現在進行形のMizです。(そしてMiz改めMizrockだそうで。)

Good bye, yesterday
1. Good bye, yesterday
2. Beautiful Day
3. I
4. スモール・タウン
5. 愛されたくて
6. Big Sky

ちゅーわけで、アーティストMizrockとしての再デビューみたいな感じでのミニアルバムとなってます。ようやく試聴できるようになったのですが、正直いって違和感あります。過去と決別して前向きにみたいな感じみたいになってますが、あなたの過去は決別してはいけないくらい素晴らしかったのになぁ・・・ 1stも2ndも傑作なのに。これだけの変化を受け入れた彼女の勇気はかうけど、まだアルバム2枚だけで「決別」せんでもええのでは?

これは私にはかなり悲しい出来事。これで成功するならそれでいいですけど。本人の意思よりもレコード会社の意思が強いようにも見える。「あなたのサヨナラ宣言」大募集とか。(苦笑)ドゥアズ伴ちゃんに続く天性の女性ロックボーカリストだと信じてたけど、今のソロ伴ちゃんみたくなっちゃって、数少ない実力派女性ロックボーカリストが失われたのは確かかも?

新しいことをすると新たに得るものもあるが、失うものもあるってことだな。そしてそれを量りにかけることはできない。明日は誰にもわからんからね。まぁ、新しい船出をしても帰ってくる港が同じであることを祈ってます。(ToT)/~

※Miz改めMizrock Official Web Site
http://www.mizrock.com/

※悲しみの追記
北欧で活躍していた頃の北欧サイトには「水」と漢字で書いてあった。彼女の名前の由来だったのじゃないのかな?北海道出身だし、澄んだ天然水のような声だったのにな。「NEW DAY」もこうなると皮肉なタイトルに思えるよ。(ToT)
今日は完全に個人的趣味による選曲ですので、ヘビーメタルと聴いただけで「ムリ」な方はスルーの方向で。(苦笑)ただ、モダンヘビネス系がアリな方は、今作に関してはその辺の流行に合わせたのかどうかわかりませんが、新鮮な音楽として趣向の範囲が広まるかも知れません。だいぶ前に一度紹介しています。私が昔から好きなバンドのDream Theaterです。今、ちょうど最新作のSystematic Chaos(システマティック・ケイオス)がすんごい気になってますが、2005年のこのOCTAVARIUMを聴いています。最初の始まり方が、「嵐の前の静けさ」のような感じでとても気に入っています。

OCTAVARIUM / Dream Theater
01.Root Of All Evil
02.Answer Lies Within
03.These Walls
04.I Walk Beside You
05.Panic Attack
06.Never Enough
07.Sacrificed Sons
08.Octavarium

どの音楽販売サイトでもカテゴリーでは「プログレシッヴ or ヘビーメタル」となってるんですが、昔から彼らの音楽はどのジャンルにも属してないと思います。ただ基本的にはダークサイドな音楽ですね。そこに緻密に計算された演奏によって表現される様式美みたいな部分が彼らの最大の魅力だと思っています。日本で俗にいう「ヘビメタ」とは完全に一線を画したサウンドだということだけは確かです。

もう超個人的趣味なので、勝手なこと書きます。アルバムの立ち上がりとしてのオープニングを飾る01.Root Of All Evilは、久しぶりにめちゃめちゃカッコイイ!静寂の1分間を過ぎて、その闇を引き裂くかのようなヘビーなギターと少し控えめなドラム。こういう楽曲の展開や構成のうまさは他にマネのできない部分。また静寂に帰って、ピアノのイントロだけで静かに歌う02.Answer Lies Withinなどは、あの伝説の名盤(2nd)を彷彿させます。そして、今回も出ました、人間業ではない超テクの05.Panic Attack。ほんまに弾いてるんかいな?っていつも思うんですけど、ライブでもほんまに弾いてるんですって。ヘビメタだと歌詞とかルックスがクレイジーな感じのものもありますが、彼らの場合だと、こんな演奏を簡単にやってのけるのがクレイジーかもしれません。アリエナジー全開の1曲。

そして最後の曲、08.Octavariumは20分近くあります。「はぁ?1曲で?」はい、そのとおり。それこそアリエナジーと思うかもしれませんが、これは彼らのアルバムには珍しくなく、全部聴いてる人には、こっちの方はぜんぜんアリエールなのです。私は正直にいうとこの辺はツライです。「流し」で聴いてますが、ちゃんと聴いたことはないかも?音楽大学で音楽理論を学んだ人だけあって難しいです。(音楽で難しいのは私はツライかな?)

とりあえず、どこにもないヘビーサウンドに関心を持った方は試聴してみてください。(特にオススメもしないけどね。)

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1076534

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20060721.html
そろそろロックが聴きたくなってきたのですが、気候は梅雨の真っ只中なので、ヴァン・ヘイレンのような派手なものでなく、わりと地味だけど歴史的な名盤に勝手に認定している、Mr. Bigのデビューアルバムをピックアップしました。80年代のハードロック界では、次々と素晴らしいバンドがデビューした中、世界一のベーシストと称されるビリー・シーンが中心となって、超テクギタリストのポール・ギルバート、そしてボーカルにエリック・マーティンの抜擢という話題性の一番高いバンドの記念すべきデビュー作。とあって、どんな超絶なプレイのバンドになるのかと思うと、1曲目を除いて驚くほど地味な仕上がりでした。

MR.BIG
01.Addicted to That Rush
02.Wind Me Up
03.Merciless
04.Had Enough
05.Blame It on My Youth
06.Take a Walk
07.Big Love
08.How Can You Do What You Do
09.Anything for You
10.Rock & Roll
11.Over 30 Days in the Hole

89年の作品なのに70年代のロックテイストを残した作風にあえて仕上げています。このMR.BIGというバンド名には由来があって、バンドの方向性として、メンバー全員がリスペクトしている70年代に活躍したロックバンド「FREE」の残した1曲のタイトルから命名されたそうです。しかし彼は2ndの「To Be With You」のバラードから人気爆発し、その後はご存知の方も多いかと思います。メロディーライン、ボーカル、演奏技術とどれも完璧なバンドの唯一やや荒削り気味なのが、このデビューアルバムというわけです。

ポールとビリーがイントロで超テクを披露するPVが印象的だった01.Addicted to That Rushは、彼らのアルバム全部の中でもかなりのスピードナンバーです。(だいたいあのポールのギターにベースで併走するビリーのテクって人間ワザではないよ。)曲の構成、ギタープレイと悶絶必至の1曲です。

でも、さりげなく「うまい」のが、03.Merciless。演奏は抑え目ですが、エリックのボーカルがまたまた只者ではないのです。ロックだけどファンキーにも聞かせるのは彼ならでは。それと忘れてはならないのが、切ないバラード曲の09.Anything for You。エリック・マーティンのロックバラードには切なさの中に温もりがある所が他のロックバンドにはない良さだと思います。どちらも、彼が元はハードロックのボーカリストでなかったことが逆にいい結果になっていると思います。11.Over 30 Days in the Holeはライブ音源で誰かのカバーだったと思います。前曲捨てなしの名盤です。エリックのボーカルだけでなく、テクを控えるという「テク」の演奏も味わって欲しいですね。

※試聴はこちら(HMV download)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2000561038
うーん、今年も七夕はイマイチなお天気でしたね。やっぱ基本的には梅雨ですから。でも、よくよく考えると織姫さんと彦星くんは天上界の人ですから、2人を隔てているのは「天の川」だけなんですよね。(お天気は私たちから見えないだけのことでは?)あと、私はこの36歳にして初めて知ったんですけど、この日本の七夕の行事(7/7)というのは、れっきとした「節句」なんですって。つまり、ひなまつり(3/3)とか、こいのぼり(5/5)の行事と同列なのね。日本には1年に5節句あるそうです。(ぜんぜん知らんかった!)こういう伝承とか好きな方です。昔クラスの女の子にいろんな「星」の話を夜にした時に「へぇ〜意外とロマンチストなんやね〜」っていわれたのを思い出したので、今日はロマンチストモードでSkoop On Somebodyが出した最初のベスト盤をご紹介です。(笑)

Singles 2002~1997 / Skoop On Somebody
01.ぼくが地球を救う~Sounds Of Spirit~
02.Tears of JOY
03.a tommorw song
04.sha la la
05.潮騒
06.Still
07.eternal snow
08.線香花火
09.ama-oto
10.Amanogawa
11.Over & Over
12.Everlastiong Love
13.壊したい
14.Mood 4 Luv
15.Nice’sn Slow
16.バラ色
17.No Make de On The Bed

ロマンティックな音楽ってこういうまさにこういう音楽だと思いますね。TAKEの甘いボーカルで多くの女性はイチコロなのでは?(うらやましい・・・)そして、ここに収録されている曲は彼らが改名する前(元SKOOP)に出した名曲も数多くあり、その辺の曲はこれで聴くしかないので、そういう意味では貴重でもあります。それでは音楽旅人的にチェックしていきましょう。

タイトルで2002〜1997とあるように、2002年から遡る順番で収録されています。だから後半へ行くほど古い曲なのですが、たぶんリテイクorリミックスされているのかな?わかんないけど、全サウンドに遜色はないです。01.ぼくが地球を救う~Sounds Of Spirit~がオープニングを飾ると思いきや1コーラスのみで軽く終了して、02.Tears of JOYから彼らのムードに。04.sha la laはニベアのCMソングで使われたことで、彼らの名前を多くの人が知ることになりました。

私のお気に入りは中盤のトラックで、08.線香花火は夏になると必ず携帯して出かけます。それからやっぱり、10.Amanogawaですね。これはシング・ライク・トーキングでお馴染みの佐藤竹善がカバーすることで大きく世に出た隠れた名曲でした。そして、この曲がSKOOPとしての最後のシングルとなりました。14.Mood 4 Luvとか、15.Nice’sn Slowなどは、まだ日本でR&Bがブームでなかった頃の作品なのに、今聴いても違和感がないのは凄いと思います。(私もこの頃は彼らのこと知らんかったなぁ。)

とにかく、08.線香花火10.Amanogawaは昔のS.O.Sを知るのに欠かせない名曲だと思います。最近の彼らはまた新しい音楽性を求めているようですが、このアルバムで彼らの軌跡を辿るにはうってつけのベスト盤です。1家に1枚のオススメCDですね。

※Skoop On Somebody Official Web Site(Discographyで試聴できます。)
http://www.skoop.jp/

※関連過去記事(去年の七夕はコレでした。)
http://diarynote.jp/d/57127/20060707.html
どうして待てど暮らせどAMAZONにジャケ写が載らないのか、今日店頭で実物を手にしてわかりました。(そんないろんな角度から見て楽しみたくないけど。っていうかそういう小細工みたいなことするのやめて欲しい・・・)仕方ないので代替ジャケ写で中ノ森BANDの2ndアルバムをピックアップ。わりと今は再びガールズ・ロックバンドが注目されていますが、本当に「純粋にロックしてるなぁ〜」と感じるのは、やっぱり彼女たちだけかな?シングルだけがポップなのはコマーシャル的な部分が多いと思います。でも、そういうポップな中にも中ノ森文子のVo.にはちゃんとしたロックボーカルの土台がしっかりしているので、軽薄な感じにならないのが、このバンドの最大の魅力だと思います。

Do the Rock / 中ノ森BAND
01.聖なる夜の詩
02.Cannonball
03.ポラリスピケトラ
04.Hey You!!
05.君の中のム・ゲ・ン・ダ・イ
06.New Year Party
07.Fly High
08.remember me...(Acoustic Version)
09.Say Good Bye
10.Tomorrow
11.One☆Two☆Diving
12.キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)
13.罠
14.花物語
15.i Need Love
16.バス停小町

やっぱりね、ロックは生演奏をそのまま録音する感じの方が、それだけでも「ああ、ロックだ!」って思ってしまうのは、デジタル化されたすぎた代償なのかも?1stでもそうだったけど、中ノ森BANDだけは明らかにそういう点を意識して録音しているようですね。「血の通った音」はVo.の才能を100%引き出すことに成功しています。ここでは、04.Hey You!!が一番ノリノリです。お馴染みの07.Fly Highも爽快感溢れるナンバーですが、私はむしろ10.Tomorrowの方が躍動感があって好きですね。でも、躍動感なら15.i Need Loveもかなりいいです。この曲を他の人が歌うとチープになるんだろうけど、中ノ森文子のボーカルテクニックがそうさせない所はさすがです。いや、テクニックではないですね。きっと彼女は心から「ロック」が好きで、そういうスピリットみたいなものが自然に出ているんでしょう。(もちろん、そういうことを含めて「ロックボーカル」というのですが。)

今作品で追加された要素として、「ハードロック」へのチャレンジが挙げられると思います。もちろんサウンド面での話ですが。オープニングを飾る1曲目の01.聖なる夜の詩がシリアスなナンバーで面食らいましたが、こういうサウンドは今までになかったし、これは洋楽の80年代ハードロックのバラードの手法に近いですね。シンセの使い方といい、コーラスワークといい、まさに私にはあの頃を彷彿とさせるものがありました。02.Cannonballだって、1小節目のバスドラ、ノイジーなギター、シングル曲ではサビしか聴けないコーラスもぜんぜん雰囲気違ってます。

最後にまとめですが、今回の2ndではリスナーがハードかキャッチーか、どちらを選ぶかということのいい意味での「探り」であるように思います。ただ今の日本の音楽トレンドからいえば、これほど血の通ったサウンドをスタジオ録音で求める人は少ないのが現状なのかな?よくわかんないけど。

それにしても、こういう感じの音をLPレコードやカセットテープで聴いていた頃をふと思い出しました。(笑)確実に成長中の彼女たちをこれからも応援したいと思います。(書けなかったけどバラードもいいよ。)

※中ノ森BAND Official Web Site(discography で全曲試聴可)
http://www.teichiku.co.jp/artist/nakanomori/
ZARDの坂井泉水さんの急死からもう10日も経ってしまったわけですが、ようやく事実として受け止められるようになっても、本当になにか自分の心の中に大きな「穴」が空いてしまったように感じています。 もちろん職場でも話題になることがしばしばありましたが、よくわからないのが、泉水さんの急死について、自殺かどうかということばかりが話題の中心となることです。もちろん彼女に全く関心のない人にとってはそういうことに興味があるのかもしれませんが、そんな心ない話題の中で黙々と仕事をするのはツライものがあります。

これは私のごく個人的な意見なのですが、人はいつから誰かの死を悼むことよりも興味本位で死因の詮索や噂をするようになったのでしょうか?それに、彼女はガンという病気と闘っていたし、そのガンとの闘病生活とは筆舌に尽くしがたい苦しみがあるのにもかかわらず、それでも彼女は散歩を欠かさなかったということだそうです。これをもって、いわゆる全く健康な人がビルから飛び降りるのとは全く異なるものだと考えています。ただ確実にいえるのは、死因などはどうでもよくて、作詞家としてもたくさんの勇気を与えてくれた一人の女性の命が失われたという事実。少なくとも私にはそれ以上のことを知りたいとも思わないし、今でも彼女の残した作品を聴いて、生前の彼女を偲ぶことくらいしかできません。ただ、こういった作品が自宅に多くあることを今はせめて幸いに思います。今日はその中から一枚取り上げて、久しぶりに簡単なレビューをしてみたいと思います。

TODAY IS ANOTHER DAY / ZARD
01.マイ・フレンド
02.君がいたから
03.サヨナラは今もこの胸に居ます
04.ラヴ~眠れずに君の横顔ずっと見ていた
05.DAN DAN心魅かれてく
06.眠り
07.心を開いて
08.突然
09.今日も
10.TODAY IS ANOTHER DAY
11.愛が見えない
12.見つめていたいね

ZARDの人気が絶頂期だったころのアルバムの内の一つです。大ヒットとなったのは、人気アニメ「スラムダンク」のエンディングで使用された、01.マイ・フレンド。シングルでミリオンヒットとなりました。また、05.DAN DAN心魅かれてくは、同じレーベル仲間の男性バンドFEILD OF VIEWが、「ドラゴンボールGT」の主題歌として使用された曲ですが、この歌詞は彼女が提供したもので、ここではセルフカバーということなります。また、近年でも同じく一つのステイタスとして選曲されているポカリスエットの96年度のCM曲となった、07.心を開いては、近年同様にとても印象的でしたね。

このアルバムは、今までのアルバムに比べてサウンドが良く出来ているのは、VAN HALLENなどを担当した天才ドラムエンジニアのANDY JOHNSが参加しているから。その聴き所は、06.眠り(今となっては皮肉なタイトルだな・・・)ZARDには珍しいくらいアップテンポな11.愛が見えないはパメラの小澤正澄の作曲で、95年の「SEA BREEZE」のCM曲で一躍大ヒットしましたが、かなりパメラしてます。(苦笑)

もうこのアルバムの収録曲の解説にはキリがありませんが、最後を飾る12.見つめていたいねは、アルバム制作中に彼女の元に届いた一通の悲しいファンレターに応える形で、彼女の希望により、急遽、製作・収録されたものです。詳細は長くなるので割愛します。(ご存知の方はトラバお願いします。)

最後に「TODAY IS ANOTHER DAY」というタイトルは、今日は(昨日と)違う日という意味で、非常にポジティブで彼女らしいタイトルですが、彼女の最期の日もきっとそうであったと私は今でも信じています。

※試聴はこちら
http://www.bgv.jp/contents/detail_music.php?conts_id=2028
それにしても、芸能人ってなんでこんなカワイイ人ばかりなんだろうか?だから芸能人なんだね。もう普通の人じゃないのね。このSoweluちゃんのジャケ写みてそう思います。こんな子、近所でも職場でも見たことねーぞ!

ところで私のどーでもいい近況ですが、なんか仕事に疲れているのかな?そもそも仕事とは食べていくためだけの手段でしかないのだろうか?それでは、動物がエサを求めるのとあまり大差ないような気がするんだけど。いや、厳しい大自然の中を生き抜いている動物たちの方がよっぽどエライと思う。と、ちょっと前にナショナル・ジオグラフィックの番組みて思った。(これ英語だから勉強になるわ。)

まぁ、そんなくだらない話は置いといて、私よりもSoweluちゃんの近況を。なんと、古内東子の名曲をカバーしてシングルで出すんですね。「誰より好きなのに」です。どんな仕上がりなのか楽しみですが、90年にリアルタイムで知っている私としては、違和感があるのは仕方ないでしょうね。まぁ、でもソエルちゃんの歌唱力だから名曲復活ということで、若い子たちが聴くのかな?

幸せのちから / Sowelu
01. 幸せのちから
02. I Wonder
03. Piano Man

この01. 幸せのちからもキテルね〜。こういうバラード歌わせたら今最強なのでは?美メロで美声で美人と文句の付けようもない珠玉のバラードになってます。この次になぜ古内カバー?という気もするけど、もう少し待ってみましょう。とりあえず、下記のサイトで彼女の最新情報をチェックしてみてください。

※Sowelu Official Web Site
http://www.sowelu.info/
世間はゴールデンウィークに有給とかからませて、旅行したり、帰省したりという人が多いと思いますが、私は昨日の祝日も含めてガッツリ労働してます。(悲)昨日はすんごい春らしい気候で、お昼は外の芝生で、この植村花菜の2ndアルバム、しあわせの箱を開くカギを聴きながら(携帯でね。)一人で青い空を見ながらごはんしてました。それにしてもなんでこのリリース時期が冬だったんだ?って思うほど春らしい音楽が詰まってます。(彼女の誕生日にリリースされたんだったっけ。)この時期に強力にオススメしたいCDです。

しあわせの箱を開くカギ / 植村花菜
01.紙ヒコーキ
02.物語
03.私でよければ
04.やさしさに包まれたなら
05.ホントの気持ち
06.プカプカ
07.想い
08.冷たい雨
09.しあわせのカギ
10.光と影
11.花

前作より、やわらかいサウンドになっているように思います。01.紙ヒコーキは流行の北欧系ストリングスを使って、本当にどこまでも飛んでいけそうな爽やかで、伸びやかに歌っています。微妙にTV出演を果たした、04.やさしさに包まれたならはご存知ユーミンのカバーです。「人の曲でTVでなくても、1stで十分いいオリジナル曲を持ってるのになぁ〜」なんて思ったもんです。でもかわいかったけど。(照)

1stでは「ミルクティー」あたりに近い雰囲気の10.光と影は現在では最新シングルになってますね。まぎれなく彼女のサウンドですが、少し歌い方が変わったような気がしますね。(気のせい程度かもしれませんが。)そんでもってやっぱり今回も最後の11.花の後に「花菜のシークレットトラック」が収録されているわけなんですが、今回はスタジオライブ録音なのかな?「ヘイホー」というカントリー曲のおまけですが、なんか微笑ましい演奏風景が目に浮かぶような感じで、心から音楽を楽しんでいる彼女を知ることが出来ます。ちなみに今回の彼女の最後のメッセージは関西弁でした。(笑)

正直私は1stの方がクオリティーが高い気がしますが、これを踏まえての3rdはかなり期待できると思いますね。彼女は確かに何か違う感じがする。音楽が本当に「音」であるような印象です。さっそくそんな彼女の歌声を試聴してみてください。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1213102/

※植村花菜 Official Web Site
http://www.uemurakana.com/

※関連過去記事
http://diarynote.jp/d/57127/20060927.html
今日はアメリカで成功したロックバンドマッチボックス21のボーカル、ロブ・トーマスのソロアルバムをピックアップ!まぁ、このジャケ写を見てもらったらわかるんですけど、めちゃめちゃカッコイイんです。でも重要なのは、この人のソングライティングは天才的と賞され、バンド時代のグラミー賞を含む、数々の賞に輝くほど、エモーショナルで美しく、少し憂いのある感じが非常に高い評価を得ています。私もこのソロ・アルバム発表時の「○○アワード」(多すぎて忘れた。)でのステージングを見たのですが、もうね、若い女の子たちの黄色い声で、スポットライトが当たると長髪までいかないけど、ちょっと長い髪でマジでかっこよかったです。(ええなぁ〜。ワーキャー言われてみたい。)

Something to Be / Rob Thomas
01.This Is How A Heart Breaks
02.Lonely No More
03.Ever the Same
04.I Am An Illusion
05.When the Heartache Ends
06.Something to Be
07.All That I Am
08.Problem Girl
09.Fallin’To Pieces
10.My My My
11.Streetcorner Symphony
12.Now Comest the Night
13.Fallen(*)日本盤のみボーナストラック

まぁ、確かにワーキャー言われて大変ですが、彼はアイドルではありません。若い頃から全米を一人旅したりと結構いろんな経験を積んで、それを天性のソングライティングに独自の歌詞を乗せています。特に今回の場合はソロによる活動なので、バンドではやれなかった多くの試みと彼の世界観を強く押し出した作品になっていますね。あとバンドよりも激しくないので、ハードなロックサウンドが苦手な人にもオススメできますね。

オープニングに相応しい攻めの01.This Is How A Heart Breaksで幕開けでも、02.Lonely No Moreなんか打ち込みを使ってちょっとラテンなリズムにセクシーボイスですごくカッコイイです。(ちなみに上記でワーキャー言われていた曲ね。)

私の注目曲は、07.All That I Am。この中の曲では一番地味だと思うんですが、東洋の弦楽器(胡弓か二胡なのかな?)を使って今までにない新しい世界観を創造しようとしていますね。あと、やっぱ曲作りがうまいなぁと改めて思わせる、08.Problem Girl。これは個人的にはベストトラックかな。(やっぱこういうロックが好き。)

これからどうなるのか楽しみな人。歌もソングライティングも只者ではない感じ。早速チェックしておきましょう!

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=6790341

※Rob Thomas / ロブ・トーマス スペシャルサイト(ワーナーJP)
http://wmg.jp/rob/
もうだいぶ前から多くの人に紹介したかったアルバム、ゴメス・ザ・ヒットマンrippleです。これはレンタルにはかなりの確率で置いてないので、私は買いました。でもこれは買うに値する作品でしたね。私にとっては。彼らの歌を知ったのはアニメ「お伽草子(東京編)」でのOPだった、明日は今日と同じ未来を聴いたのがきっかけで、このアルバムを買いかけたんですけど、試聴してみるとここに収録されているものはアレンジの違うものだったので、先にシングルを買って、やっぱりアルバムも欲しくなって、昨年に購入したんです。正直、これほど好きになるとは思いませんでした。音楽的には少しクセがあるかもしれませんが、彼らの世界観に触れるとすごく共感できる部分が多くあると思います。

ripple / GOMES THE HITMAN
01.東京午前三時
02.ドライブ
03.手と手、影と影
04.星に輪ゴムを
05.RGB
06.bluebird
07.サテライト
08.夜の科学
09.明日は今日と同じ未来

アニメ(お伽草子)を見ない人でも、たぶん一度くらいは彼らの音楽を耳にしているはずです。というのは、03.手と手、影と影はジャックスカードのCMで使用されていて、しかも数パターンで長い期間流れていました。(いつからかオヤジと会話していない。>一緒にツーリングみたいなヤツね。)それと、やっぱり09.明日は今日と同じ未来なんですけど、先にも書いたようにアニメ版とはかなり違うアレンジで別の曲みたいになっていることは購入時に気をつけましょう。(Album Ver.とかの記述がないので、聴いてビックリということも。)

さて、作品の話をもう少し詳しく。バンドのキーマンである、山田稔明の歌詞の世界はとっても文学的で、歌詞だけを読んでも一冊の短編詩集のよう。その世界観をここで言葉で解説できるほどチープなものではないので、ここではあえて避けますが、彼がこの作品について語っているように、このアルバムの表題「Ripple」は静かな水面に一滴落ちた時の微細な波紋ということをテーマにしているそうで、そういうイメージが歌詞だけでなく音楽でも表現されているということは言えるかも知れません。

とにかく、百聞は一見にしかず。ん?なんかおかしいな。(逆?)でもそんな感じでオススメしたい一枚。レンタルにあれば即借りてみて欲しいですけど、某大手はVapとか弱小レーベルは入れないからなぁ〜(苦笑)

※GOMES THE HITMAN 公式HP
http://www.gomesthehitman.com/

※全曲試聴はこちら(ripple)
http://www.vap.co.jp/gth/ripple/index.html

※関連過去記事(お伽草子)
http://diarynote.jp/d/57127/20050411.html
日本ではぜんぜん知られてないのに、USでは人気のアーティストというのが案外たくさんいるんです。それは、単にレコード会社の問題で、日本盤としてリリースされることのないような場合にそういう状況がよく起こるわけですね。そういうのを手に入れるには、輸入盤が充実したストアへ行くか、ネットで購入するかしかないわけです。そんなわけで、USではリアン・ライムスとかと同じような感じで、今流行りのニューカントリー・ポップを歌うティーンエイジャーの中で、めちゃめちゃキュートなルックスも大人気のジェシカ・アンドリューズがまだ17才の頃に発表した良盤をご紹介します。

Who I Am / Jessica Andrews
01.Now I Know
02.Everytime
03.I Don’t Like Anyone
04.Karma
05.Helplessly, Hopelessly
06.Who I Am
07.These Wings
08.Never Had It So Good
09.Make Me Love You
10.Wishing Well
11.Good Friend To Me
12.Show Me Heaven

このアルバムを聴く限りでは「いわゆる今流行のアメリカン・アイドルなんでしょ?」っていってしまうのは少々乱暴だと私は思います。それにアイドルっていってもUSの場合は昔から十分なレベルの歌唱力がなければ相手にされませんし。全体的には、ネオカンというよりも、もう普通に聴きやすいポップスで、少し都会を離れたナチュラルな雰囲気のサウンドに仕上がっています。ティーンらしい初々しさのあるボーカルにはピッタリだと思いますし、彼女自身も伸び伸びと歌っています。晴れた青空が似合う曲がいっぱい詰まっています。

聴きどころとしては、タイトル曲の06.Who I Amで、これは日本でも放映されている、「F.B.Eye」というアメリカのドラマでの主題歌にもなっているので、聴いたことのある人もいるかもしれません。(「F.B.Eye」って実話をモデルにしたドラマだそうです。下記サイト参照。)USではドラマ自体に人気があるようです。少々アイドルっぽい感じでも、03.I Don’t Like Anyoneとかはまってしまいますね。やっぱかわいい感じはいいですね。(笑)爽やかさNo.1のトラックなのが、07.These Wings。確かに「Fly Away」しそうなくらいの澄み切ったサウンドとボーカルがとても心地いいです。

現在の彼女は自分でアイドル卒業とかいってるみたいで、実際にもカントリーの聖地であるナッシュビルで経験を積んだりと、アーティストとして本格的な活動をしている様子。まぁ、リスナーの立場からすると、アイドルでもアーティストでも、肩書きはなんでもよくて、「いい音楽」が聴きたいわけです。ただ、音楽のエンターテインメントな部分ももっと評価されてもいいと思うんですよね。実際このアルバムを聴いて、いいなぁ〜って思う人はきっと多いと思うし、彼女に魅力を感じる人も多いと思うんですよね。

だから、無理せず自然体で音楽活動をやっていって欲しいですね。妙な偏見などに縛られずに、若さを武器にいろんなことを経験して欲しいなんてオジサン的には思ってしまうわけです。(苦笑)そんな意味でもアマゾンでの解説者の文章よりも、リスナーレビューの方が純粋な感想なんだと思いますね。私もだいたい同感ですし。

ネオカンでなくて、本当のカントリーとかも紹介したいなぁって思っていますけど、いつになるやら・・・ジャズくらい歴史あるからそんなに語れないですけど。とりあえず当初のこのブログの主旨どおり、「聴きやすい音楽をわかりやすく」でやっていきたいと思いますので、今年度もよろしくお願いします。(もうちょっと更新増やそうね。>自分。)

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/865624

※Jessica Andrews Official Web Site (US)
http://www.jessicaandrews.com/index.html

※F.B.Eye 〜相棒犬リーと女性捜査官スーの事件簿〜
http://www.sonypictures.jp/tv/shows/f.b.eye/

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