最近はおとなしい感じの音楽ばっかりだったので、今日はティーンの美人ブロンド姉妹が率いるガールズバンド、リリックスのデビューアルバムで、フォーリング・アップヒルです。少し前なんですけど、やたらとガールズロックが聴きたくなったんですが、「そーいえばバンドとして活動しているアーティストってあまり知らないななぁ〜」と思いながらTSUTAYAで選んでいると、このジャケ写に出会って、全く事前情報なしで借りてみたんです。正直いってぜんぜん期待してなかったのですが、久しぶりにヒットだったので、ご紹介します。

Falling Uphill / Lillix
01.Tomorrow
02.Quicksand
03.It’s About Time
04.Dirty Sunshine
05.Sick
06.INVISIBLE
07.24/7
08.Because
09.Promises
10.Fork In The Road
11.Lost and confused
12.What I Like About You
13.Blind(Bonus Track)

そんなわけで私も詳しいこと知らなかったんですけど、ちょこっと調べたら、カナダの女の子で、ターシャ・レイレイシー・リーのイヴァン姉妹に、友人のルィーズ・バーンが加わって、バンドの母体となったそうです。このアルバムが発売された時のバンドの平均年齢は19歳。ここまで聴くとどう考えても、ただのアイドルえせバンドなのでは?と想像できるのですが、聴けば曲よし、歌よしで、すごく聴きやすいポップロックになっています。

一番ポップなナンバーは、12.What I Like About Youで、これは「あれ?どっかで聴いたような?」と思う人が多いはずで、日本でも人気の洋ドラ「恋するマンハッタン」の主題歌で、映画「フォーチュン・クッキー」でも劇中歌として使われています。これは80’sのロマンティックスのカバー曲なんですが、かなりコマーシャル的な要素でキャッチーなアレンジになっています。でも本当は彼女たちはこういう路線は本意ではなく、微妙にやらされている感がもろに出ているPVとインタビューがカワイイです。(笑)

で、本当の彼女たちが描くサウンドは、01.Tomorrow03.It’s About Timeなど、ハモリがすごくキレイなのが特徴で、この2曲はミドルなので、その辺がよくわかります。他にも意外としっかりした構成で聴かせる曲が多いです。若いからもうちょっと弾けてみてもいいのでは?というのは個人的な感想。

つい先日に彼女たちの2ndアルバムが出ていますが、まだ聴いてません。(試聴機にあったけど)彼女たちは今まで言われている「ガールズバンド」になる気はないようですね。12.What I Like 〜みたいな感じと、ターシャのルックスの良さを多くの人は求めるのかもしれませんが、まだ若いのでこれからが楽しみな女の子たちです。

※LILLIX 日本公式サイト(WARNER JAPAN)←このアルバムの試聴はこちら(Special に動画アリ)
http://www.wmg.jp/lillix/

※LILLIX Official Web Site (US) ←最新情報はこちら
http://www.lillix.com/site/

※追記:トラックリストは日本盤の曲順になっています。13.Blindは日本盤のみ収録です。
このブログでは、わりと早くからチェックしてきた男性アーティストで、和田昌哉のデビューアルバム、New Beginningがようやくリリースされました。シングル3枚を経てのアルバムとなったわけですが、彼はライターとしての活躍も目立っていて、今の日本のR&Bサウンドを支えているような人物でもあります。(CHEMISTRYの成功の影の功労者といえるでしょう。)80’sのR&Bのサウンド職人だった、Jimmy Jam & Terry LewisBabyfaceなどから影響を受けたという彼のサウンドには、同様に多くの人を惹きつける音楽性が染み付いているようです。

New Beginning / 和田昌哉
01.Magnetic
02.Turn The Page
03.Goodbye
04.Hand In Hand
05.Down With U
06.The Way U Make Me Feel(Part 2)
07.Because Of You
08.Back To You
09.No One’s Gonna Love You
10.They Say
11.Get Here
12.Find A Way(Album Mix)
13.Anytime

やさしさとクールさが共生しながら、絶妙のバランス加減で魅了するのが彼の音楽だと思います。美しいイントロだけで惹き込まれる02.Turn The Pageは去年の春にリリースのデビューシングルで、桜の季節に良く聴きました。(そういえばカラオケで失敗した苦い想い出も・・・)さらにただならぬ雰囲気になってきたのが、12.Find A Wayと、04.Hand In Handの2枚のシングル。そのただならぬ理由が、カップリング曲よりもむしろ、洋楽R&Bのカバー曲にあったんです。

彼は3枚のシングル全てに洋楽R&Bのカバー曲を収録しているわけですが、特に、デビューシングルに収録のモニカのカバーで、Before You Walk Out Of My Lifeなんか女性アーティストの曲が、まるで彼の曲のようになってるんです。ボーカル、サウンド、どれも原曲を上回るくらいの質の高さに驚愕しました。そんな彼のオリジナルがようやくアルバムとして発表されたわけで、大変なクオリティーになってます。洋楽と邦楽を比べるのはおかしいですが、これは「洋楽以上にR&Bな邦楽」と言えるのではないでしょうか?

思わず長文になってしまいました。最後に彼の卓越したボーカルセンスがわかる、07.Because Of Youや、10.They Sayあたりも要チェックです。もう和製R&Bとは呼べない、ブームとも無縁の、本物の日本発のR&Bをぜひ体感してみましょう。

※和田昌哉 Official Web Site(Discographyで全曲試聴可:解説付き)
http://www.rhythmzone.net/wadamasaya/

※関連過去記事(デビューシングル)
http://diarynote.jp/d/57127/20050506.html
70年代の全米の男の子が「彼女にしたいアイドルNo.1」だったオリビア・ニュートン・ジョンのベスト盤。このアルバムの凄い所は、1,200円という価格でいて、歌詞に対訳、おまけに最新解説までついてるんです。東芝EMIの『プライス・バスター・シリーズ』の一枚。安すぎて音が悪いとか、実は違う人が歌っているとか(←たまにあるよね〜)、そういう疑念は一切なし!なぜなら、私ちゃんと買いましたから!初期の作品メインの選曲なので、たっぷりと良質なカントリーミュージックが堪能できます。

ベスト・オブ・オリビア・ニュートン・ジョン
01.バンクス・オブ・オハイオ
02.イフ・ノット・フォー・ユー
03.愛の告白
04.美しき人生(ホワット・イズ・ライフ)
05.カントリー・ロード
06.青空の天使
07.ラヴ・ソング
08.安らぎの世界へ
09.ミー・アンド・ボビー・マギー
10.ひとりぼっちの夜
11.愛しい貴方
12.そよ風の誘惑
13.プリーズ・ミスター・プリーズ
14.イフ
15.夜明けの天使
16.レット・ミー・ビー・ゼア
17.リトル・モア・ラヴ(愛はマジシャン)
18.涙の想い出

彼女がどれだけキュートな女の子だったかは、有名なミュージカル映画、「グリース」を見ればわかります。またそれは今度の機会に紹介するとして、この贅沢なアルバムの解説をしましょう。全米No.1となった03.愛の告白、そして不朽の名曲12.そよ風の誘惑もちゃんと収録されています。(しかも当時のトラック)さらに、カントリーのスタンダードナンバーともいえる、ジョン・デンバーの05.カントリー・ロードは本家を上回るヒットとなりました。(ジブリのアニメ「耳をすませば」でもお馴染みです。)

彼女のライブなどで、必ずといっていいほど演奏される代表曲もちゃんと押さえてあるのがまた嬉しいところで、01.バンクス・オブ・オハイオは、近年来日した時も披露してくれました。16.レット・ミー・ビー・ゼアも代表曲。やっぱり彼女はカントリーが良く似合います。

とりあえず、名刺代わりにしては贅沢すぎる内容です。もしかしたら期間限定だったかなぁ〜。年末はCDセールが多いから気をつけておきましょう。

※試聴はこちら
http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20177989
94年に日本でも大ブレイクした黒人ボーカルグループ、All-4-One(オール・フォー・オン)のデビューアルバムです。もう10年以上前の作品なのに、古さを感じさせない名盤です。ボーイズ・?・メンなどのブラックコンテンポラリー系グループがお好きな方へオススメです。彼らはアカペラが得意なこともあって、4人のハーモニーはあまりにも美しく、特にバラード曲だと「癒し効果」が発生します。

All-4-One
01.So Much in Love
02.Oh Girl
03.A Better Man
04.I Swear
05.Down to the Last Drop
06.Without You
07.(She’s Got) Skillz
08.Breathless
09.Something About You
10.Bomb
11.Here If You’re ready

もうアカペラのスタンダードナンバーとなっている、ザ・タイムズの名曲、01.So Much in Love(なぎさの誓い)を聴くだけで、ヒーリング効果が出てます。これはウェディングソングとしてもよく使われます。(歌詞は結婚式直前の気持ちを歌っています。)この名曲もこのアルバムでは「ツカミ」で、ここから怒涛のメロウナンバーが続きます。02.Oh Girlでは静かに語りかけるように始まり、サビの部分では力強く「Oh Girl〜」ってくるのがすごくエモーショナルなナンバー。日本のFM局でヘビーローテーションした04.I Swearは、もうイントロから美しいコーラスラインではじまり、多くの人を一瞬で惹き付けたバラードです。2曲ともあのスーパーバラード職人のデビッド・フォスターによるものです。

後半からは一転してダンスナンバーになります。どちらかといえば80年代後半のコンテンポラリーミュージックを継承したサウンドで、09.Something About Youや、11.Here If You’re readyがそれにあたりますね。個人的にはほんのりとニュージャックスィングの香りがする、08.Breathlessが当時ではクールなサウンドだったですね。古いCDですが、レンタルにもあると思います。アダルト過ぎずにオシャレなので、多くの人にオススメできる名盤です。

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1097367
もう11月ですかぁ〜。ほんで最近、さむい〜。世界中のどこよりも、布団の中が幸せ感じる季節になってきましたね。街に出てみると、なんかカップルが増えている?いやいや、カップルに目がいくってこと?高校生とか寄り添って歩いてるじゃないですか。「おいどんの時代はそげんやつおらんかったでごわす。」となんとなく九州っぽい感じでつぶやいている今日この頃です。まぁ、そんなガキなんかにはわからんアダルトな世界ば教えちゃる〜とささやかな抵抗をひとりでしてみるとです。Mr.ハスキーこと、マイケル・ボルトンの名盤中の名盤で、Soul Providerです。くせのあるハスキーヴォイスが大丈夫なら、洋楽初心者の方にもオススメできる聴きやすさ抜群のCDです。

Soul Provider / Michael Bolton
01. Soul Provider
02. Georgia on My Mind
03. It’s Only My Heart
04. How Am I Supposed to Live Without You
05. How Can We Be Lovers
06. You Wouldn’t Know Love
07. When I’m Back on My Feet Again
08. From Now On (duet with Suzie Benson)
09. Love Cuts Deep
10. Stand Up for Love

カバー曲が2曲で、他はすべてオリジナルです。昨年は映画にもなりました、レイ・チャールズの代表曲で、02. Georgia on My Mind(我が心のジョージア)。実はこの頃にちょうど現在でも人気のあの缶コーヒーブランドが誕生して、そのCMソングに、このトラックが使われました。洋楽に詳しくない人は、彼の歌だと思っている人も多いかもしれません。あと、彼のカバーで大ヒットとなった、04. How Am I Supposed to Live Without Youも実は知る人ぞ知る歌姫ローラ・ブラニガンの曲です。

オリジナル曲もダイアン・ウォーレンはじめとする名作曲家や、ケニーG(サックス・プレイヤー)、スティーブ・ルカサー(from TOTO)などのベテランミュージシャンを迎えての意欲作ばかり。ヒット曲が01. Soul Providerや、07.When I’m Back on My Feet Againあたり。でも一番感動するナンバーは、08. From Now On (duet with Suzie Benson)で、私史上で記憶に残るスーパーデュエットでした。(マジで鳥肌もの。)

ジャケ写にあるように、長髪が彼のトレードマークだったんだけど、最近は普通に素敵なオヤジになってます。(ちょいワルくもない感じで。)

※違いの判る試聴はこちら。
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1086622
今日は70年代のソウルミュージックの名曲をカバーしたオシャレでかつゴージャスなVanessa WilliamsEverlasting Loveをチョイス。さすがに70年代といわれても、私は小学生でしたから原曲だと知らない曲ばかりですが、こうやって聴いてみると知っている曲もわりとあるのは、やはりこのあたりの名曲はスタンダードナンバーになっているわけなんですね。この作品はヴァネッサからのバレンタインというコンセプトもあったそうで、そりゃもうセレブ&ゴージャスな雰囲気の曲ばかりです。人肌恋しいこの季節!大切な人と過ごす時にぜひ。

Everlasting Love / Vanessa Williams
01.Tuning
02.Never Can Say Goodbye
03.Midnight Blue
04.Show and Tell
05.Let’s Love
06.First Time Ever I Saw Your Face
07.Everlasting Love
08.With You I’m Born Again (with George Benson)
09.Send One Your Love
10.You Are Everything
11.One Less Bell to Answer
12.I’ll Be Good To You (with James D-Train Williams)
13.Harvest for the World
14.Today and Everyday (Wedding Song)*

聴いたことある!って可能性の高いものに色づけしてみました。02.Never Can Say Goodbyeがジャクソン5の歌だってことを知ったのは20代過ぎてからだったと思います。06.First Time Ever I Saw Your Faceはロバータ・フラックですが、これはネスカフェの歌(やさしく歌って)を探していた時に一緒に出会ったので、10代で聴きましたね。スティーヴィー・ワンダーの名曲、09.Send One Your Loveもベスト盤に入ってますから、この辺も早いうちに聴いてましたね。

たぶん一番有名なのは、スタイリスティックスの10.You Are Everythingでしょう。私は10代の頃にダイアナ・ロス&マービン・ゲイの方を先に聴いて、しばらくの間はこれが原曲だと信じてました。でも、この曲が男女デュエットの定番となったのは、あの2人によるところが大きいと思います。クインシー・ジョーンズの12.I’ll Be Good To Youは、80年代にもリバイバルヒットし、日本のCMでも使われたりしたので、ご存知の人も多いと思います。

なんか曲ばかりの解説になってしまいましたけど、もはやベテランといえるヴァネッサの歌いっぷりと、選ばれた美女の艶やかなボーカルで蘇る名曲たち。これほど贅沢なアルバムはなかなかありませんよ。相手が音楽好きならギフトにもいいかもしれませんね。とにかくオススメ!

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1768688
今日は90年初頭に現れた天才歌姫、shanice(シャニース)のデビューアルバムです。当時の彼女はまだティーンでしたが、その歌唱力は抜群で、ベテラン歌手に全く引けを取らない歌いっぷりに驚いたのを覚えています。ダンスナンバーでは、短いながらも軽やかなラップを披露したり、バラード曲では一転して、ホィットニー・ヒューストン並みに歌い上げるという文句のつけようのない歌手です。今日はそんな彼女が衝撃デビューを飾った1stアルバム、Inner Childを取り上げます。軽快なサウンドは洋楽初心者の方でも覚えやすく、馴染みやすいものになっていますので、オススメです。

Inner Child / shanice
01.Keep Your Inner Child Alive (interlude)
02.I Love Your Smile
03.Forever In Your Love
04.I’m Cryin’
05.I Hate To Be Lonely
06.Stop Cheatin’ On Me
07.Silent Prayer
08.Peace In The World
09.Lovin’ You - (bonus track)
10.You Ain’t All That
11.Shanice And Mookie Meet Homey (interlude)
12.You Didn’t Think I’d Come Back This Hard
13.You Were The One
14.I Love Your Smile - (Hakeem’s mix)
15.Goodnight (interlude)

まず有名なナンバーは、02. I Love Your Smile です。最近、車のCMでイントロ部分だけ使われていたので、聴いたことのある方もおられるかもしれません。もちろん彼女の大ヒット曲で、日本でもヘビーローテ−ションでした。あと、09. Lovin’ You - (bonus track) は、有名なミニー・リパートンの名曲をカバーしたもの。この曲は多くのアーティストによってカバーされているのですが、彼女によるカバーが最も美しいと思います。私のオススメはミドルスローの05. I Hate To Be Lonelyで、とってもお洒落なナンバー。07. Silent Prayerは元ニューエディションのベテランボーカリスト、ジョニー・ギルとのデュエットでスィートなバラード。グルーブ感の溢れる08.Peace In The Worldなど。数えだしたらキリがないですね。サウンド面から見ても名曲ぞろいです。

残念ながら、今は店頭には置いてない可能性が高いと思いますが、古い洋楽CDを置いているレンタル屋さんに置いてある確率は高いと思います。ジャケットの写真で探してみてください。(試聴はジャケ写クリックで。)
最近やたらと昔のこととか思い出します。高校生だった時のこととか、大学生だった時のこととか。んで、その時に聴いてた音楽がいつもそばにいてくれたことも思い出すわけです。今日は大学生の時にめちゃめちゃ聴いたZARDのアルバムでforever youを久しぶりに引っ張りだしてみました。たぶんこの時期あたりがピークだったんじゃないかな?この頃は一緒にカラオケにいった女の子に歌ってもらってたっけ・・・って、もう10年以上前なの?ハァ〜

Forever you / ZARD
01.今すぐ会いに来て
02.ハイヒールを脱ぎ捨てて
03.Forever you
04.もう逃げたりしないわ 想い出から
05.あなたを感じていたい
06.気楽に行こう
07.I’m in love
08.こんなにそばに居るのに
09.Just Believe in love
10.瞳そらさないで

最近、またリバイバル狙いで2枚組のベスト盤が出ましたが、ベスト盤出しすぎ!でも今回はDVD付いてるから、お金に余裕のある人が買うんだろうなぁ。でもいつも思うんだけど、アルバムにしか入ってない曲でいい曲がわりと多いのに。ここでも、カラオケで人気だった02.ハイヒールを脱ぎ捨ててとか、06.気楽に行こうなんかも、すごく人気があったのにシングルでないという理由だけで、先の2枚組にも入ってないしね。

これは3月にリリースされたんですけど、かなり秋物CDだと思います。05.あなたを感じていたいとかはハートウォーミングなナンバーだし、DEENのシングルだった坂井泉水作詞の10.瞳そらさないでは、夏のポカリで使われたDEENのアレンジと一変して、アコースティックに仕上げていて、こっちの方がいいくらい。とにかく透明感のあるボーカルとサウンドがぴったり合ってるのは、このアルバムではないかなと思います。10年前でも古さは感じないですし、若い子にも聴いてみて欲しいと思います。

※試聴はこちら
http://www.bgv.jp/contents/detail_music.php?conts_id=2027

※追記:私のオススメベスト盤
「ZARD BLEND -SUN & STONE-」と「ZARD BLEND II -LEAF & SNOW-」
秋でもSUN & STONEの方は特にオススメ!初めてのレンタルなら絶対これで。
朝夕が寒く感じるくらいになってきましたね。最近はハード路線ばっかりだったので、今日はオシャレな音楽を選んでみました。アダルトなコンテンポラリーミュージックを楽しめる、レジーナ・ベルのベストアルバムです。彼女は日本では知名度は低いですが、オシャレで甘い音楽の代名詞となっている、いわゆるクワイエット・ストームと呼ばれる音楽として、とても有名な存在の女性歌手です。とはいえ、このアルバムの最後に収録されているA Whole New Worldは、ディズニー映画「アラジン」のテーマ曲で、ピーボ・ブライソンとデュエットしているのが彼女ですから、多くの方は、彼女の歌声は一度は耳にされているはずです。

The Best of REGINA BELLE
01. Didn’t I (Blow Your Mind This Time)
02. Baby Come to Me
03. Quiet Time (featuring Barry White)
04. So Many Tears
05. What Goes Around
06. How Could You Do It to Me
07. Love T.K.O.
08. Show Me the Way
09. Someday We’ll All Be Free/Save the Children
10. All I Want Is Forever (featuring James "J.T." Taylor)
11. This Is Love
12. If I Could
13. Make It Like It Was
14. A Whole New World (Aladdin’s Theme) - (with Peabo Bryson)

スローなテンポに美しい声が流れる、02. Baby Come to Meがヒット曲。また、これぞクワイエットストームといえるアダルトなミドルの03. Quiet Timeなどであっという間にオシャレ空間に包まれます。でも圧倒的にエモーショナルなバラードの12. If I Couldが一番の聴き所ではないでしょうか?これはたしかジャズのカバーだったと思いますが、さすがに彼女にふさわしい名曲となってます。秋の夜長にしっとりとした時間をどうぞ。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/537423
旧世代のHR/HM(ハードロック/ヘヴィーメタル)の良さを継承しながら、その中道あたりを抜群のメロディーセンスで駆け抜け、多くのモダンヘヴィネス・バンドよりも支持を得ることに成功したニッケルバックのニューアルバム、All the Right Reasonsをご紹介です。壮大なスケールと溢れる疾走感と、どのサウンドも今までと大きく変わったというわけではないのですが、このアルバムで彼らのサウンドは完成されたような印象を受けますね。誰もが認めることの出来るビッグバンドの貫禄のようなものさえ感じます。

All the Right Reasons / Nickelback
01.Follow You Home
02.Fight For All The Wrong Reasons
03.Photograph
04.Animals
05.Savin’ Me
06.Far Away
07.Next Contestant
08.Side Of A Bullet
09.If Everyone Cared
10.Someone That You’re With
11.Rockstar
12. We Will Rock You (bonus track)
13. Someday (live, bonus track)

バリバリのヘヴィーギターで始まる02.Fight For All The Wrong Reasonsは大陸にまで響き渡るような壮大なスケール。一方、ジャケ写のように直線の道を車で猛スピードで駆け抜けるような04.Animalsは彼らのお得意の疾走感溢れるナンバー。また、どこか懐かしさを覚えるミドルナンバーの03.Photographはメロディーの美しさが素晴らしいです。でも個人的には切ない系のミドルで05.Savin’ Meの方が好きです。(「自分、不器用ですから・・・by高倉健」みたいな。)

あと、このライナーノートを読んで初めて知ったんですけど、08.Side Of A Bulletでは、彼らの親友で故人となったパンテラのギタリストの生前のギタートラックをサンプリング(っていうのはおかしいけど、ギターソロの部分のトラックを挿入したわけで。)して、追悼の曲としています。最初知らなくて聴いたので、「あれ?ニッケルバックついにヘビメタ?しかも取って付けたような感じで変だなぁ〜」なんて思ってしまいました。スンマセン・・・。一緒にプレイできていたらよかったのにね。

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1478077

※追記:日本盤のみボーナストラックとして、クイーンのカバーで12. We Will Rock You(2分以内でシャレ程度。)と13. Someday(アコースティックで渋い!)が収録されています。
秋も深くなってきて、夜になるのも早くなってきた感じがします。少し肌寒い時もあって、少しづつ冬の足音が聞こえてきつつあるような気がします。このブログのアクセス履歴を見てみると、「秋に聴きたい音楽」などを検索して偶然このブログに辿り着いた方がわりとおられるようなので、どんどん紹介していこうと思います。アコースティックでとにかくメロディーが美しいBlessid Union of Soulsの名盤で、Homeです。そーいえば、これは偶然入ったレコード屋さんの試聴器に入っていたのを聴いて、その場で買ったんです。そのレコード屋さんは店員さんのこだわりで試聴器にCDを入れていたのでマイナーなヤツが入ってて、私も全く予備知識もなく聴いて、直感で即購入しました。最近はランキングどおりのヤツしか試聴できない店が多いので寂しい感じがしますが・・・

Home / Blessid Union of Souls
01.I Believe
02.Let Me Be the One
03.All Along
04.Oh Virginia
05.Nora
06.Would You Be There
07.Home
08.End of the World
09.Heaven
10.Forever for Tonight
11.Lucky to Be Here
12.I Believe (hidden track)

まず、何をおいても一番有名な曲があります。当時はもちろんですが、今でも秋冬になるとFMでオンエアされることが多い、01.I Believe。イントロで美しい旋律のピアノが流れ、少ししわがれたボーカルが入った瞬間に彼らの世界に取り込まれてしまいます。続いて、アコースティックギターのイントロから02.Let Me Be the Oneでは教会などで使われるハーモニウムのような音が効果的に挿入されています。そう彼らはクリスチャンで、サウンドのルーツは教会音楽から影響を多分に受けています。だから美しい旋律とロックのやさしい部分をうまく調和させているのが特徴です。

教会音楽とウエスタンロックが融合した、04.Oh Virginiaや、ポップスと融合した07.Home、など斬新なアイデアの曲もあり、退屈しない内容になっています。でも、やっぱり美しくも切ないバラード曲で05.Noraあたりが彼らの醍醐味ではないでしょうか?最後にシークレットトラックとして、1曲目のI Believeが、オーケストラバージョンで収録されていますが、これが実に素晴らしいので聴き逃さないように。(タイトルは11曲までしか書いていません。)

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1108191
近年の洋楽は空前のロックブームだと思うんですが、最近のロックバンドを聴いてみると既に音がいいんですよね。つまり音楽にかかわるあらゆる部分で飛躍的な技術の進歩があって、そこでだいだいのカッコイイ音というのが標準化されつつあるよーな気がするんです。でもね、ことロックに関して言えば、「本当にそれがカッコイイのか?」と思う時があるんですよね。例えば古着屋さんで高いジーンズを買って、それをさらに自分流にアレンジしました!っていうのではなく、いやぁ〜普通に履いてて普通にボロボロになったんだよねぇ〜みたいな。ダサイし汚いし最近誰も履いてないけど、なんか捨てられねぇ〜っていう感じ。で、私にとってこの1981年発表のForeignerの名盤、4(four)がまさにそういう存在なんです。

4 / Foreigner
01.Night Life
02.Juke Box Hero
03.Break It Up
04.Waiting For A Girl Like You
05.Luanne
06.Urgent
07.I’m Gonna Win
08.Woman In Black
09.Girl On The Moon
10.Don’t Let Go
11.Juke Box Hero ("Nearly Unplugged" Version)
12.Waiting For A Girl Like You ("Nearly Unplugged" Version)

これはカセットテープという形でまさに擦り切れるくらいに聴いたヤツです。さすがにリアルタイムではないですけど。おもいっきりアメリカンロックで、まだブリティッシュを知らなかったウブな頃だったな。(苦笑)当時のメディアはLPレコードだったわけですから、曲順が大事なんですけど、01.Night Lifeでもうロック魂が点火し、02.Juke Box Heroでメラメラしてしまいます。(That one guitar〜Just one guitar〜のくだりが泣ける。)そして、全米No.1に輝いたスーパーバラードの04.Waiting For A Girl Like Youでは彼らがメロディーメイクでも優れていることが証明されました。(映画フットルースの挿入歌としても使用されました。)

まぁ、でも今の若い子にしたら正直ダサイと思うんだろうなぁ。それはもう仕方ないことだけど、エロカッコイイとかキモカワイイとかあるので、ダサカッコイイということでオススメしてみました。全曲好きだけど、08.Woman In Blackとか最後の10.Don’t Let Goとか思い入れあります。レンタルにもベストとこれだけはあると思いますので、一度お試しあれ。

※ダサカッコイイ試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=3029853

※関連過去記事(フットルース)
http://diarynote.jp/d/57127/20041010.html
今日は特にいい天気でしたね。秋真っ盛りって雰囲気。今、秋物CDを紹介しないでいつするの?ということで、今日はアコーステッィクで心地よいサウンドをセレクトしました。日本でシンガーソングライター、ロンドンでは美大生という異色のアーティストRie fuの2ndアルバムで、ROSE ALBUMです。彼女は幼少の頃をアメリカのメリーランド州(ワシントンから少し離れた所でわりと田舎)で過ごしていることもあって、70年代のアメリカンポップを意識したサウンドが好みのようです。影響を受けたアーティストはキャロル・キングやカーペンターズだそうで。(まだ若いのに渋い所いくのね。)

ROSE ALBUM / Rie fu
01.そのままで
02.5 minutes
03.Funny Dream
04.I Wanna Go To A Place...
05.Realize
06.Tiny Tiny Melody
07.Conversation
08.They Always Talk About
09.Kiss U Goodbye
10.Vintage Denim
11.ROSE
12.Long Long Way(Album Version)
13.ねがいごと

Rie fuって邦楽でも洋楽でもないような音楽ですね。でも感覚的には洋楽っぽいですね。ここでの彼女は物凄く心地の良い音づくりをしていますよ。肌の温もりが伝わるくらいのアコースティックな音は70年代、それでも何故か古い感じはなくて、むしろ今までになかった新しい感覚すら覚えるのは不思議です。さて詳しくチェックしていきましょう。

いきなり秋空の下に繰り出したくなるような、爽快感溢れる01.そのままでは、英語と日本語を巧みに切り替えて歌うのですが不自然さがないのが彼女の凄い所。イントロからストリングスを使ったほぼ英詩の04.I Wanna Go To A Place...は壮麗で美しい名曲。(ガンダムSEEDにはもったいないくらい?)逆に全編日本語詩の13.ねがいごとを聴くと、また違った彼女が見えますね。(上品なaikoみたい?aikoに失礼か?)

個人的に要チェックだと思うのは、ロンドンレコーディングの06.Tiny Tiny Melody。新しいポップスタイルになりえる新旧の音楽のいいとこ取りをしているのがいいと思います。もうひとつはロックアレンジに挑戦した08.They Always Talk About09.Kiss U Goodbyeは、シェリル・クロウを彷彿させる、繊細な彼女にしては大胆な歌いっぷりでお気に入りです。基本的に私はロック大好きですから、こういうバンドサウンドの方が嬉しいですね。

全編に渡って、バラエティーに富んだ意欲作だと思います。それと彼女はライブの方がいいような気がします。これが全部生音で聴けるんだろうから。アンプラグドだとすごくいいと思いますね。今後が楽しみなアーティストの一人です。

※Rie fu Official Web Site
http://www.riefu.com/

※試聴はこちら
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/PB/Riefu/QQCL-13/
台風もこっちからは遠ざかって、少し寒いくらいの気候でしたね。秋ってなんとなくメランコリックな感じになって、ついつい昔のCDとかを聴くようになります。てなわけで、今日聴いていたのは、このDo As Infinityのアルバムで、DEEP FORESTです。まぁ、5年前だからそんなに昔ではないんだけど、やっぱりもうドゥアズが存在しないという現状が「懐かしい」という感覚を増しているんだろうなぁ〜と思います。それにしてもこのジャケ写の伴ちゃんの美しいこと。(ああ、伴ちゃんは今頃どうしてるのかな?ソロ活動も思うほどうまくいってないような・・・。はぁ〜)

DEEP FOREST / Do As Infinity
01.深い森
02.遠くまで(Album Ver.)
03.タダイマ
04.Get yourself
05.翼の計画
06.構造改革
07.恋妃
08.Week!
09.Hang out
10.冒険者たち
11.遠雷

ドゥアズが本格的にブレイクしたのは、このアルバムからでしたね。私もリアルタイムでチェックしだしたのもここから。わりと秋冬っぽい雰囲気の曲が多いんじゃないかな?いわゆるドゥアズバラードの原型ともいえる01.深い森は今でもいい曲だと思います。PVが印象的だった02.遠くまで(Album Ver.)とか、後々までファンの間で人気だった、08.Week!など、ポップなロックサウンドがすごく爽やかです。03.タダイマなんかはもろに秋冬の歌詞とハートフルな伴ちゃんのロックボーカルにシフトする途中の微妙なボーカルが聴けるのは、このアルバムの特典でもあると思いますね。疾走感あふれるロックナンバーの10.冒険者たちはCMでかかりまくった曲です。

そうそう。個人的に思い入れのあるのが、その当時のラビナスのCMなんですよね。伴ちゃん本人出演なんですが、ハンパなくカッコイイんです。この時はただのモデルさんだと思ってたし。ちゅーわけで、おまけでその時の動画見つけましたので下にリンクしておきます。それにしても、ドゥアズ復活してくれないかな〜。これほどのバンドはそうは出ないよ。(悲)

※試聴はこちら
http://music.mu-mo.net/album/?id=528

※ラビナスCM(シグナル)
http://www.youtube.com/watch?v=eErMJxxbeCw
今日もバリバリのR&Bでいきますよ。最近はUKモノばっかりだったので、今回はバリバリのアメリカンで。これ結構な名盤なんですよね。最強の個性の持ち主、アナスタシアの2ndアルバムで、フリーク・オブ・ネイチャーです。このグルーブ感はなかなかないですね。タイトルどおり、自分は変わり者だとハッキリ言い切る彼女の「だったらなにさ?」みたいな堂々とした(開き直りともいうかも?)歌いっぷりがカッコイイんです。サウンドもクオリティー高いので知らない人はぜひレンタルでもいいのでオススメしたいです。(2001年の作品)

Freak Of Nature / Anastacia
01. Freak Of Nature
02. Paid My Dues
03. Overdue Goodbye
04. You’ll Never Be Alone
05. One Day In Your Life
06. How Come The World Won’t Stop
07. Why’d You Lie To Me
08. Don’tcha Wanna
09. Secrets
10. Don’t Stop (Doin It)
11. I Dreamed You
12. Overdue Goodbye (reprise)
13.Boom

もうしょっぱなからノリノリの01. Freak Of Natureで多くの人を惹きつける強烈なボーカルは圧倒的な存在感です。アコースティックなサウンドを取り入れた03. Overdue Goodbyeはこの容姿からは想像できないくらい爽やかなナンバーですが、メインボーカルはあくまで直球勝負なのが彼女らしいですね。あと、存在感という意味で圧倒的なのは、04. You’ll Never Be Aloneの究極バラードです。後半の歌い上げはかなりキテルので聴いておきましょう。

他にも名曲が粒ぞろいで、スキップする曲はないですね。個人的にはダンス系でない方が逆に印象深かったりします。キャッチーなミドルの09. Secretsとか、最後を飾るバラードの11. I Dreamed Youあたりは激しい感情を抑えながらのボーカルはすごい表現力があって、今でも聴き惚れます。とにかく名盤間違いなし!自信を持ってオススメです。

※試聴サイト
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=3681750

※追記:日本盤のみボーナストラックとして、13.Boomが入っています。これは日韓ワールドカップのテーマ曲でしたが、あまり知られてないです。(苦笑)
今日は久しぶりに洋楽で。UKのデスチャといわれた女性R&Bユニットのミスティークが解散したことを受けて昨年にリリースされた最初で最後のベスト盤です。彼女たちのR&Bは、デスチャと異なる点としては、UKガラージといわれるサウンドスタイルにあります。ジャンルの話は難しいし、私もイマイチよくわからない部分もあるんですが、通常のR&Bを変則的なリズムにアレンジしたもの程度の解釈でいいんじゃないでしょうか?(具体的には2ステップ以上でラガ未満という表現でどうかな?)今回のリミックスDJたちもUKガラージを代表する面々になっています。ちょっと変わったリズム感がお口(お耳?)に合うかどうかですね。

Greatest Hits / MIS-TEEQ
01.Scandalous (Stargate Radio Mix)
02.My Song
03.All I Want (Sunship Radio Edit)
04.All In One Day
05.Can’t Get It Back (Ignorants Radio)
06.How Does It Feel
07.Best Friends
08.Why? (UK Garage MC Radio Edit)
09.Just For You
10.Style
11.B With Me (Mushtag Radio Edit)
12.Home Tonight (Feat. Joe)
13.Roll On (Blacksmith Rob)
14.One Night Stand (Stargate Radio Edit)
15.Shoo Shoo Baby (Bonus Track)
16.Scandalous (Jazzwad Remix)
17.One Night Stand (Sunship Radio Edit)

ヒット曲もたくさんありますが、やはりUKチャートからがメインですね。聴きやすいナンバーだと、01.Scandalous (Stargate Radio Mix)や、03.All I Want (Sunship Radio Edit)などのアップテンポなものや、スムースなミドルナンバーの12.Home Tonight (Feat. Joe)はUKならではのオシャレな雰囲気になってます。

これぞUKガラージというのは、やはり、08.Why? (UK Garage MC Radio Edit)で、ここでは究極のガラージ・リミックスになっています。(これがデスチャにない部分。)11.B With Me (Mushtag Radio Edit)あたりも2ステップのようで微妙に違う独特のノリが楽しめます。

全体として、UKが発信する最新のR&Bがいっぱい詰まっているので、デスチャ大好きな人はこっちも聴いてみてはいかがでしょうか?

※試聴はこちら
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A016286/VICP-63022.html

※プチトリビア
15.Shoo Shoo Baby (Bonus Track)はいわゆる「ブギウギ」を広めたアンドリュー・シスターズのカバーです。彼女たちは第二次世界大戦時に慰問コンサートを精力的に行っていました。そんなわけで下記に関連過去記事のリンクしておきます。

※関連過去記事(For The Boys)
http://diarynote.jp/d/57127/20060825.html
突然ですが、みなさん!今年の春先にジブリの「魔女の宅急便」の主題歌で、ユーミンの名曲、やさしさに包まれたならをカバーして、ちょこっとテレビに出ていたりなんかした女の子のことを覚えていますか?わりと地味な格好で、ギター一本片手に歌っていた女の子のことです。彼女の名前は植村花菜。昨年からシングルが出るたびに紹介してきた、このブログでも応援しているアーティストの一人です。今日はこの年初にリリースされていたデビューアルバムを満を持して取り上げます!アコースティックなサウンドなので、この秋にもオススメできる作品です。それでは詳しくレビューを。

いつも笑っていられるように / 植村花菜
01.ミルクテイー
02.そばにあるもの
03.コールが5回鳴る前に
04.キセキ(album version)
05.melody(album version)
06.泣いてもいいよ
07.会いたい
08.恋の魔法
09.大切な人
10.歌いたいから歌うだけ
11.いつも笑っていられるように
12.腹ペコブギウギ(花菜のシークレットトラック)

とりあえず、ユーミンのカバーを聴いた人はいったんリセットしてから聴いてほしいんです。彼女は既にたくさんのシングル曲をリリースしていますし、むしろオリジナルの楽曲の方がいいからです。シングルでわりとオンエアされたのは、彼女らしいやさしさが溢れる美しいナンバーの09.大切な人。軽快なテンポで、明るい雰囲気と少し切ない表情を交互に見せる、04.キセキ(album version)などが、彼女の本来の姿をよく表す代表曲だと言えると思います。また、ギターのイントロで不思議と引き込まれる01.ミルクティーも、まっすぐに心に伝わってくるボーカルは印象に残ります。

私は、彼女にはほかの人にないボーカルセンスがあると感じるのが、07.会いたいとか、アルバムのタイトル曲にもなっている、11.いつも笑っていられるようになどのバラード曲です。これは全体の印象でもあるんですが、彼女のボーカルは基本的にピュアでストレートに心に流れてくるんですが、単純に直線的なボーカルでなくて、同じ音程の中に、0.1秒単位くらいでの絶妙な「ゆらぎ」があるんですね。このロウソクの炎程度のゆらぎがあるから、心に留まってしまうんだと思うんです。これは、おそらく彼女のテクではなくて、天性の資質だと思います。

そんなわけで、まだ1stアルバムですし、これからが期待できるアーティストの一人だと信じています。ちなみにルックスも好みで・・・(ノ´∀`*)>カワイイ!

※試聴はこちら
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1438125

※植村花菜 Official Web Site
http://www.uemurakana.com/index.page

12.腹ペコブギウギの最後に、「みんな最後まで聴いてくれてどうもありがとう〜」という花菜ちゃんのさりげないコメントを初めて聴いたときすごく嬉しかった。ipod野郎は最悪知らないかもしれないね。やっぱアルバム聴くときは、曲順変えないで頭から最後までっていう主義をこれからも続けようと思いました!(アンチ・ランダム再生主義!)
今、外出時に必ず携帯しているのがこのSoweluの3rdアルバムで、24-twenty four-です。このリリース時期は夏でしたけど、今ぐらいの気候にピッタリの爽やかなポップスが詰まっててオススメ!彼女自身も語っていたけど、今回はソエル=R&Bみたいな固定イメージを自ら取り払った、意欲作になっています。日本のミュージックシーンがそろそろ和製R&Bに満腹しつつある感じの中で、そのシーンの中心的存在だった彼女が先行して、こうした新しいサウンドに挑戦することは、むしろ勇気がいったことでしょうけど、ちゃんと新しい魅力をアピールすることに成功していますね。本当に実力のある人はブームだけで終わらないといういい例だと思います。

24-twenty four- / Sowelu
01.Dear friend
02.Crazy for you
03.守るべきもの
04.Tomorrow
05.smile again
06.DANCE
07.Flyer
08.cry
09.Let’s go far away
10.君の気配
11.with out you
12.Pride
13.to YOU

今回のアルバムを象徴するような軽快なポップチューンの01.Dear friendは、少しアメリカンな雰囲気で開放感あふれるナンバー。女性同士の友情というテーマの歌詞も多くの人に共感を与えました。前回のR&Bコラボアルバム「Heads or Tails?」にも収録の09.Let’s go far awayもポップに再アレンジしています。たぶんコラボの方が「夏」で、こっちが「秋」いう感じで伝わると思います。また、ストリングスなどの生音にあわせて、ピュアに歌い上げるバラードの13.to YOUはこのアルバムを締めくくるにふさわしい名曲です。この3曲はシングル曲でした。

で、私のお気に入りのトラックは、ケルト音楽をあしらった05.smile again。北欧のアイリッシュなポップスは、透明感のある彼女の声と相性がピッタリでいいと思います。07.Flyerも緑の草原のイメージで、爽やかでやさしいミドルナンバーが心地いいですね。08.cryのイントロなんかUKポップデュオのEverything But The Girlを彷彿させるアコースティックで温もりのあるやさしいミドルで、まさに秋にピッタリだと思います。

とにかく捨て曲一切なしのアルバムですね。しいて言えば、もう1曲くらいアップテンポなものが中盤にあってもよかったかも?(1stのRainbowみたいな軽快なヤツね。)でも、彼女の歌のうまさが堪能できることは間違いないですし。まだ聴いてない人は、プレイヤーで携帯して、秋晴れの空の下で聴きましょう!

※Sowelu Official Web Site
http://www.sowelu.info/

※関連過去記事(Everything But The Girl)
http://diarynote.jp/d/57127/20040920.html
なんか肌寒い日があるようになってきましたね。もう秋なんですねぇ〜。ここ数日はかなりヘビーなヤツを連載したので、ここらで秋にぴったりの極上なロックバラードをオススメ!アメリカのスーパーロックバンド、Mr.BIGのバラードソングだけを集めたDeep Cutsというベスト盤です。ボーカルのエリック・マーティンの歌のうまさが、いつもよりもよくわかる1枚になってます。画像ではUK盤になってますが、日本盤にはボーナストラックがあります。(ここでは日本盤のトラックリストにしておきます。)

Deep Cuts / The Very Best of Mr.Big
01.Where Are They Now
02.I’ll Leave It up to You
03.Had Enough(*)
04.Promise Her the Moon(*)
05.Just Take My Heart(*)
06.Superfantastic
07.You Don’t Have to Be Strong
08.Anything for You
09.Wild World
10.Ain’t Seen Love Like That
11.Dancin’ Right into the Flame
12.Chain
13.Goin’ Where the Wind Blows
14.If That’s What It Takes
15.To Be With You
16.My New Religion(Live Version)*

このアルバムが発表される前に、バンドの看板ギタリストのポール・ギルバートが途中で脱退したこともあって、新曲の2曲(Track01.02)はもちろん、5曲目までが実はリッチー・コーエンとのリテイクになってます。そんなわけで、この5曲についてはオリジナルよりもさらにやさしいアレンジになっているので、実に聴きやすいです。それでは詳しく見ていきます。

先の新録での05.Just Take My Heart(*)は彼らのヒット曲で、ここではオリジナルよりも肌触りの柔らかい音にしてあります。FMでもよくかかるんですけど、こっちの方がかかることがあまりないですね。(バージョン違いがあるのに気づいてない可能性ダーイ!)09.Wild Worldは最近なんかのCMで聴いた記憶があるんですが、思い出せません。(汗)でも、やっぱり一番有名なのは、15.To Be With Youですね。これは敢えてオリジナルで収録です。エクストリームの「More Than Words」と並ぶアコースティック・バラードの超有名な曲。

個人的には、02.I’ll Leave It up to Youの円熟したエリックのボーカルが素晴らしいのと、1stに収録の切なさ全開の08.Anything for Youは、当時から繰り返し聴いていた想い出ぶかい曲です。日本盤のシークレットトラックともいえる、16.My New Religion(Live Version)*まで1曲たりとも飛ばす曲ないですね。これほど贅沢なCDはないといっても過言ではないでしょう。今年の秋空の下で聴いてみてはいかが?

※試聴はこちら(全曲試聴可)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/874544
それにしても、今のロックのジャンル名というのはとっても複雑で、わかりにくいですよね。昨日のグランジ系とか、ラウド系、オルタナ系、ミクスチャー系などなど。ただでさえよくわからんのに、さらにポスト・グランジ系なんていわれたらもうお手上げ。「ポスト小泉」みたいな意味なんですかね?(苦笑)まぁ、そんな名称はどうでもよくて、今日はついに解散してしまったCREEDのベスト盤です。アメリカと日本との知名度にあまりにも差がありすぎるバンドの一つですね。アルバム3枚で3000万枚というセールスはニルヴァーナを凌ぐ数字です。

Greatest Hits / CREED
01. Torn
02. My Own Prison
03. What’s This Life For
04. One
05. Are You Ready
06. Higher
07. With Arms Wide Open
08. What If
09. One Last Breath
10. Don’t Stop Dancing
11. Bullets
12. My Sacrifice
13. Weathered

クリードのロックはわりと地味なんですよね。でも聴いているとじわじわ効いてくるんです。ボクシングでいうボディーブローのような感じですね。そんな魅力は、やはりボーカルのスコット・スタップの渋い声が基本にあると思います。01. Tornの2コーラス目の「とぅおぉおおお〜ん」ってとこが特に渋すぎ。個人的には05. Are You Readyのギターがカッコ良すぎ。

後半からはさらにメロディアスになって、スマッシュヒットとなった、07. With Arms Wide Openなんか、優しさ溢れるスローナンバーで、意外な一面も。09. One Last Breathなんか、爽やかな雰囲気さえあります。いろんなクリードがちゃんと一枚で味わえるので、このベスト盤はオススメですね。グランジ、オルタナ好きな方でまだ聴いてない方にぜひ。

※試聴はこちら
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=6790267

※ひとりごと:なんか他のいろんなバンドとトラブル続きだったそうで。スコット・スタップは昨年にソロアルバムを出しているようですが、まだ聴いてません。いいバンドはいつも短命。

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